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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/11/2011
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 お願いします。50ページの老人クラブ活動等事業ということですけれども、まずこの市町村事業としての単位老人クラブの補助、これは人に対する条件等があるんでしょうか。それをまず教えてください。

 それから、市町村事業と県事業の中で若手高齢者組織化・活動支援事業というのがあるんですが、これは一体どういう事業なのか、内容を教えてください。

 それから、次のページに老人の日記念事業ということで763万4464円、そして説明の中で、長寿を祝うはいいんですけども、県民の敬愛精神の高揚と高齢者の福祉の増進を図ったとありますが、このプレゼントをした以外に何か事業があるんでしょうか。その辺を教えてください。

 2つ目は、先ほど14番委員のほうから質問がありましたが、110ページの医学修学研修資金についてです。
 まず、この資金を貸与するに際しての条件ですけれども、例えば就業義務の中で僻地医療に従事するとかということを条件にしている県もあるように聞いておりますが、本県の場合はどうなんでしょうか。
 それから、例えば就業を拒否した場合にはどうなるんでしょうか。金額が大きいのでちょっとその辺を確認させてください。
 それから、貸与期間の1.5倍の就業義務ということですが、これの理由を教えてください。

 それから、もう1つ、企画広報部のところでも質問いたしましたので、同じことを質問しますが、業務棚卸表の17ページ、「自分の住んでいるまちが子どもを生み、育てやすいところ」と感じている人の割合が56.9%、平成23年度の県政世論調査の結果ということですけれども、私も娘が3人おりまして子育ては終わりましたけれども、児童手当も子ども手当もありませんでした。こども医療費助成もありませんでした。でも、育て上げましたけれども、これだけ行政としていろんな形で子育て支援をしているわけですけれども、この数字を一体どう見るのかということを質問させていただきます。以上3点お願いします。

○大石長寿政策課長
 50ページの単位老人クラブに対する助成の使途については、今ちょっと調べますので後ほど答えさせていただきます。

 もう1点、老人の日記念事業につきましては、今年度100歳になった方に国から銀杯と祝い状がまいります。それとともに県で県知事の寿詞と記念品を配付しております。今年度は3地区に分けて物を決定しまして、ふじのくに祝い盆と蒔絵の文箱と竹千筋細工の小物入れを出しております。そのほかお1人ですけど100歳の方のところへ知事が訪問するとともに、県庁の本館及び各健康福祉センター等で老人の日と老人週間の周知を図っております。
 それから、各市町においては老人の日の祝い品の配付や記念事業を実施しております。老人クラブについては、すぐお答えしますので少しお待ちください。

○壁下地域医療課長
 医学修学研修資金についてお答えいたします。
 医学修学研修資金の免除になる条件ということでございますけども、免除の条件につきましては、卒後2年目の専門研修に当たるところから貸与を受けた期間の1.5倍、県が指定する県内の44の公的役割を担っている病院に勤務していただければ免除されるということになっております。
 いろんな事情があって、県内にそういった条件で就業ができないとなった場合については、貸与を受けた金額に10%の利子をつけて一括で返還していただくという厳しい制度になっております。分割ではなく一括で返還していただく。ですから、6年間丸々貸与を受けますと1440万円になりますので、それをその後就業できない場合には、その時点までの10%の利息を計算して一括返済をしていただくことになっております。これはもともと返済していただくのが目的の制度ではないものですから、そのようになっております。
 3点目の1.5倍の期間就業ということで、設けた理由ですが、他県の制度等も参考にしたわけですけども、一番参考にいたしましたのは自治医科大学がございます。静岡県からも毎年2人あるいは3人が入学いたしますが、自治医科大学については都道府県の負担金でもって運営して、本人たちは費用を払わなくて済むわけですけども、やはり自治医科大学の制度が、卒後9年間、各地元の都道府県の僻地等に勤務して免除になるという規定がございまして、それが6年の1.5倍の9年という形であったものですから、それを参考にして決めたという状況です。
 なお、例としてございました僻地については、僻地に少しでも医師が働いてもらえるようにということで、1.5倍ではなく借りた期間と同期間の1年借りたら1年というような形で期間が短縮されるような優遇措置は講じております。以上です。

○望月子育て支援課長
 子供を生み育てやすい環境整備ということで今の56.9%ですが、目標としているのは80%で、もちろんこれはアンケート結果ですから厳密に積み上げたパーセンテージではないんですが、一般的に8割方がそういう思いになってくれれば、達成度というか認知度というか、その思いは満たされているのかなということの中で、56.9%という数字に関しましては、まだまだ満足いく形にはなっていないという認識を持っております。
 今後も、市町それからいろいろな団体と協力しながら環境整備を充実させていく必要があるという認識を持っております。以上です。

○大石長寿政策課長
 老人クラブの単位老人クラブに対する助成の使途の内容についてお答えいたします。
 これは、高齢者の社会参加とか生きがいづくりの各種活動に対して助成を行っております。具体的には友愛活動や奉仕活動、交通安全などの活動とか各種のレクリエーション活動、サークル活動などに助成をしております。それと特に県事業のほうは、県の老人クラブ連合会に助成しておりまして、中でも例えば若手高齢者組織化・活動支援事業補助については、老人クラブの会員数がだいぶ減少してきておりますので、若手委員会を組織して新たな会員の加入促進のための施策などを検討している状況であります。以上です。

○前林委員
 もう1つ、若手高齢者組織化・活動支援事業とは何ですかということをお答えいただきたいと思います。

 今の御答弁に対して幾つかお話をさせてもらいますけども、まず今の単位老人クラブの補助については、これは私のイメージですが間違っていたらごめんなさい。昔のいわゆる老人会の活動というのは、公民館に集まって飲んで食ってというのが非常に多かったです。最近はそれ以上に歌を歌ったり、輪投げをやったりといういろんな活動をやってくださって非常にありがたいと思っておりますけれども、やはり補助を出す以上は健康増進とか生きがいとか、そういうところにつながるような使い方をしてほしいという私の思いで、あえて質問させていただきました。

 それから、51ページのこの老人の日記念事業ですけれども、私ごとで恐縮ですが、ことしうちの母も80歳になりまして市のほうから5,000円もらいました。確かにいただくことはありがたいんですけども、数を考えますとお金をくれるというか物をくれるということよりも、私はむしろこのaの友愛訪問活動ですね、こういうところにこそお金をかけて、もっともっと高齢者の方々が暮らしやすい環境にするほうが、そういうお金が生きるのではないかというのが私の思いであります。それで、この100歳到達者に対して贈り物をされたということですけれども、果たして本当にそれでいいのかということも含めて、今後考えてほしいなというのが私の思いです。

 それから、医学修学研修資金ですが、確かに医者がいないというところで出てきたことなんですが、例えば最大限で1440万円の資金提供を受けて9年間県内に勤務すればチャラだと。ちょっと甘いんじゃないかな、優遇し過ぎているんじゃないかというのが私の思いです。確かに自治医科大学で9年間という縛りがあるということは承知していますけども、別に自治医科大学にこだわることはないわけで、これも9年間じゃなくてもう少し長く頑張ってくれないかなという思いが私にはあります。何とかしろというのじゃなくて、何で医者ばかりこんなに優遇されるんだという思いが若干ございます。ぜひもっといい医者を育ててくれれば、長く県内の病院で勤めてくれるかなという気持ちもしますので、本当は医者になるだけの勉強ではなくて、心を鍛えてほしいなという気持ちもありますが、ちょっと期待はできないかもしれません。

 それから、最後は部長に御答弁をお願いしたいと思っています。先ほどのこの「自分の住んでいるまちが子どもを生み、育てやすいところ」と感じている人の割合は56.9%なんですけども、やはり川勝県政の柱なんですね、「生んでよし 育ててよし」は。私はこの56.9%という数字は、県のこういう施策が柱として効果が本当に上がっているのかどうか、そういう意味ではすれ違いがあるのかなという気持ちがすごくしているわけで、何とかこの数字を上げていってほしいんですけども、今の部長の思いをちょっとお聞かせ願いたいということです。

○梶長寿政策局長
 老人クラブの関係についてお答えさせていただきたいと思います。
 御存じのとおり、老人クラブというのは60歳以上ということで組織されておりますが、先ほど御質問のありました若手ということでやっておりますのが60代の会員の方をふやすということで、今、県の老人クラブ連合会のほうで60歳代の方を対象とした若手委員会というのを組織しておりまして、それを年に2回開催する、あるいは交流会を年3回開催するというような活動をしております。そういうものに対して県の老人クラブ連合会のほうへ補助させていただいているというのが御質問のありました若手育成の内容でございます。
 老人クラブというのは60歳以上ということになっておりますが、皆さんの意識というのがこういう高齢化の中で、60歳過ぎたから必ずしも老人だとは思っていないという状況がありまして、老人クラブという名称もおかしいし、そういうイメージも変えていかなきゃいけないということで、老人クラブ連合会のほうが積極的に取り組んでいるというのが現状でございます。
 委員のほうからお話のありました飲み食いするお金に使っているじゃないかという部分も、そういう形では組織自体が成り立っていかないという認識は単位老人クラブの皆さんも十分承知していただいております。そういう中でお子さんとの触れ合いですとか、地域の文化を伝承するためのいろんな活動ですとか、そういうところでお金を使っていただいていると認識しております。そういう使い方が今後どんどん進んで地域のきずなが深まるようにということで、老人クラブ等に対応させていただきたいと考えております。

○池谷健康福祉部長
 子育てに関して、県民の思いと県のやっているところですれ違いがないだろうか。そういう中で、県政世論調査で自分のところが子供たちのためにいい環境になっているかという質問に対して、56.9%についてどう考えるかということなんですが、県政世論調査について前々から思っているんですが、問いが1つだけで、さらに突っ込んだ質問としてどこがとか、なぜとかいうところがないものですから、なかなかつかみにくいんですけど、我々が今やっている考え方としては、まずは子育てに経済的な負担が非常にかかるというところと、子育ての負担感、お母さん方の負担感と孤独感が非常に強いというところを我々はとらえまして、この2年間、医療費の助成とか民間の子育て支援のグループをたくさんつくって、近回りで応援できる人たちを一生懸命つくっています。
 さらに、保育所待機児童の解消を図るために、一生懸命保育所を市町と一緒につくっていくということで、この2年間、医療の分野とか乳幼児医療費助成とか、民間の応援団をつくっていくというところで、我々としては健康福祉部でできる範囲を一生懸命やってきたつもりではいるんですが、その根っこに若い人たちがしっかり働くことができて、将来を描けるということが難しい状況になっているということで、我々がなかなかそこに手を出せなくて、じくじたる思いをしているというのは確かです。
 ただ、県全体で今回この2年間で3万人の雇用を創造するという計画を立てたわけです。例えば介護分野も特別養護老人ホームを1つつくるとある程度の雇用の増になり、保育所をつくっても雇用の増になります。そこを我々は一生懸命やって、若い人たちが入れるように雇用をつくる。各部局も一生懸命やってくれるということになりますので、そこで目標どおり3万人、我々としてはできれば若い人が3万人入ってくれるとありがたいと思うんですけども、そうなりますと若い人たちも将来設計ができると思います。我々としては子供を生み育てやすい周辺環境をちゃんと整備をしていますので、そこにしっかりした生活基盤ができれば好転をしていくんじゃないかと思っておりますので、我々のできる範囲内でこれからも一生懸命やっていきたいと思っております。以上です。

○前林委員
 部長の御答弁ありがとうございました。私はやっぱり子育て支援策は正しいと思っておりますので、そういう意味で県民の意識とのすれ違いが出ないように、実感としてよかったと、静岡県で生活してよかったと実感できるような環境づくりをぜひまた進めていってください。

 それから、あと老人クラブの件ですけども、私も再来年はくくりの中では高齢者に入っちゃうということで、一番大事なことは老人クラブに魅力があれば、皆さん参加されるということです。魅力がないから参加されないわけですので、そういう意味では、ぜひ魅力づくりに御努力をいただくことをお願いしたい。魅力があれば私もきっと入ると思いますのでよろしくお願いします。

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