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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○中澤(通)委員
 何点か質問させていただきます。分割質問方式でお願いいたします。
 まず、先ほど8番委員からも出ましたけれども放置違反金です。これ未収でそれぞれ滞納処分ということで金額的にかなりの額がまだ残ってますけれども、通常の滞納整理はこういうやり方でやっているけどもっと違うやり方でというアイデアが出てこないのか。金額の推移を見ても余り新しく捉えていない感じがするんですが、その点についてお聞かせください。

○出雲交通企画課長
 滞納処分を減らすための工夫ですけれども、まず使用者に請求することができない場合は、例えば使用者が不明ですとか、あるいは外国人で出国しているとか、支払い能力がなくて財産を確認できない場合がございます。これらを減らすために使用者の追跡調査の強化、電話による納付催告、あるいは納付確約書による時効の中断措置を行っているところでございます。

○中澤(通)委員
 それはわかるんですけど、例えば外国に行ってしまっても相手の身元と居住先がわかっていれば督促行為はできるでしょうけれども、帰ってしまってどこにいるのかわからないとなるともう追っかけることはできないですよね。そうすると時効の中断の行為をやってもそれは未収ということで金額的には残っています。可能性のあるところはやっていただくんだけれども、徒労に付すようなところはもう処理するしかないのかなと思うんですが、その見解はどうなんでしょう。

○出雲交通企画課長
 時効をなるべく迎えないように、先ほど御説明したようなことについて力を入れていくということでございます。
 また、車検拒否制度もございまして、納期内に納めない者に対して車検を拒否できる制度もございますので、そちらも活用をしていくところでございます。

○中澤(通)委員
 それじゃあ、その車検拒否制度で現実に対応していると解釈してよろしいですね。

○出雲交通企画課長
 国土交通省の静岡運輸支局に確認したわけですけれども、平成27年度に178件の車検拒否を行っているところでございます。

○中澤(通)委員
 車検拒否をしたら、それによって相手が納付をしてきたということで解釈していいですか。

○出雲交通企画課長
 数字的には把握しておりませんけれども、中には車検拒否をされたがために放置違反金を改めて納入した者もおります。

○中澤(通)委員
 ここに、平成27年度の滞納処分件数が51件と書いてあるんですよね。車検拒否は百七十何件ですか。それが昨年の実数だとすると実際にはそれほど効果がないと。相手は車に乗れなくてもお金は返さないという解釈しかできないんですけど、それはどうなんですか。それをすれば必ずお金が入ってくるならまだいいんだけど、それだけしてもまだ相手が滞納している実態ですよね。新しい方法が何かないのかなと思っています。

 もう1つあわせて聞きますけれども、現実にどれくらいの人が長い滞納期間にあるんですか。

○櫻井交通部長
 収入未済につきましては、5年で時効になりますので最も長くて5年になってまいります。

○中澤(通)委員
 だから時効の中断措置をやるんでしょう。そんなことはないと思うんだけど、5年で自動的に不納欠損処分にしちゃうんですか。相手の所在さえわかっていれば、どういう基準で不納欠損処分にするのかっていう基準があるはずですよ。ですから納めないで5年たっても自動的に不納欠損処分にはならないはずなんですが、櫻井交通部長さんの答えだとちょっと疑問が残ってしまいます。

○出雲交通企画課長
 長期滞納者に対して、納付確約書を作成してもらって時効の中断措置をとるわけですけれども、平成27年度にこの納付確約書の確約がとれたのが16件になります。

○中澤(通)委員
 いずれにしても、5年たったら簡単に不納欠損処分にすることは現実にはないと思うんです。自動的に欠損金にしちゃうことはあり得ないはずですから、時効の中断をしてとれるところはとっていく作業をしていると思うんです。そうしないと払う意思がないとしていれば全て時効になって入ってくるものが入ってこないことになりますから、それはきちっとやっていただかないと。審査意見書にも書いてありますからそれはやっぱりやっていただくことが原則で、それだけはもう一度改めて御承知おきいただきたい。むしろ確認をしていきたいと思います。

 あわせて伺いますけども、もう1つここに交番修理代の問題がありますよね。やはりこれも相手がなかなか払わないということでずっときているんですか。この問題をあわせてお聞かせください。

○山城総務部参事官
 9番委員御指摘の件については、平成25年に浜松東署の交番で相手方が故意に事故車両を交番出入り口に衝突させたものと理解しておりまして、これにつきましては雑収入の未収未済の200万円余の中の1件として計上しております。

○中澤(通)委員
 それは、措置できたということで解決したんですね。それは未収ですか。

○山城総務部参事官
 先ほど申しましたが、平成25年度は未収でございます。そのほかにも捜査車両への衝突、被疑車両への衝突や留置施設への損壊等もございます。

○中澤(通)委員
 未収金は、たまってしまえばなかなかとれない部分が出てきますので時間的な経過をしないで回収に努めていただきたいと思ってます。その点だけ指摘をしておきます。

 あわせて、平成27年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書51ページの歳入のところでパーキングチケット発給手数料がありますよね。場所によってはむしろパーキングチケット制度をやめてしまうところも出てきつつあるんですが、この費用対効果はどう計算しているんですか。当然パーキングチケットを巡視して回収する人たちもいるんですけども、その費用対効果は計算したことありますか。

○小川交通規制課長
 パーキングチケットの収入につきましては、料金の収納でありましてこの額であります。パーキングチケットの発給等は静岡市と沼津市の2カ所で行っているわけですが、料金の回収も含めて維持管理の経費と機器の保守点検費用等が必要な経費となっております。詳しい額は今手元に資料がありませんのでお答えできませんが、歳入と歳出を比較しますと昨年度は若干歳入が多くなっているところであります。

○中澤(通)委員
 委員長、若干ということで細かな収入、支出がないので出していただくようにお願いします。

○宮城委員長
 また後で、資料をお願いします。

○中澤(通)委員
 それで、若干という収入差ですよね。具体的な金額がわからないからあれなんですけども、一時はかなり収益があったから広がっていったのかもしれませんが、極端に言うと場所によってはもう赤字だからやめていって、最近は縮小傾向にあるというのは、最終的には赤字ならもうやらないということまで考えているんですか。

○小川交通規制課長
 単に赤字だから直ちに廃止するものではなくて、その地域の商店街等の駐車実態等を踏まえ地域住民や商店街、商店主等の意見も聞きながら廃止するか存続するか判断していきたいと考えております。

○中澤(通)委員
 次に移りますけども、交通事故死者が153人という平成27年度実績があります。
 平成29年の目標が120人以下ということですが、これまで何年かの推移を見ますと上がったり下がったりで抜本的にずっと下がって目標に近づいている感じがしないんです。当然これについての希望的観測はあるでしょうが、十分対応できますよと言えますかどうか。もしこうすればこうなるという知恵があればこの際言っていただければと思います。

○出雲交通企画課長
 過去10年の交通事故死者数の推移を見てみますと、右肩下がりの状況がございます。ですからもちろん達成したいとは思っているんですけれども、これが達成できるかどうかについてはお約束できません。
 ただ、減らす方策としてはやはり高齢者の対策が非常に重要になってくると思います。特に高齢運転者と高齢歩行者について、お年寄りの数が今後ますますふえていくにつれてお年寄りが免許証を持っている――つまり車を運転するお年寄りもふえてまいりますし、あるいは健康なお年寄りがふえて外に出る機会も多くなっていくでしょうから、他世代の方々も含めまして高齢者をいかに交通死亡事故から守っていくかが大きな鍵になろうかと思います。

○中澤(通)委員
 それぞれの対策をとって、目標値に近づけていく、そういうことをこれからも御努力いただけるようにお願いをいたしたいと思ってます。

 説明書40ページに、特に白バイの関係だと思うんですが交通活動中の受傷事故防止対策をやられています。平成27年度に出動して、もらい事故とかいろんな事故がありますけども、現実に件数はどれぐらいあって負傷者は何人だったんですか。

○出雲交通企画課長
 昨年、白バイ隊員が受傷する事故はありませんでした。説明書に記載したとおり警察署あるいは交通機動隊の白バイ隊員に対する受傷事故防止のための教養はこれからもしっかりとやっていきたいと思っております。

○中澤(通)委員
 事故がないのは賢明なことですから、それはよろしくお願いいたします。

 あわせて、通常の交通警察はわかりますけれども刑事畑にしても警察官が緊急出動で事故になったとか、いわゆる公務災害的な事故件数は余り表に出てきませんが、現実にはないと考えていいんですか。

○森本警務課長
 警察職員の公務災害ということでお答えをいたしたいと思います。
 平成27年度の公務災害の認定件数は166件であります。受傷時の従事職務別について見ますと、術科訓練中が75件、捜査中が15件、警ら中が12件、交通取り締まり事故の処理中が11件、動物保護の際の咬傷――かまれた案件が6件になっております。

○中澤(通)委員
 殉職者はなかったですよね。例えば半年とか長期の方は何人かいらっしゃったんですか。

○森本警務課長
 昨年度、殉職事案はございません。長期ということで1カ月を超える受傷が77件ございました。

○中澤(通)委員
 それぞれ、危険な場面に行かなければならない仕事でもありますので日ごろから訓練を十分にしていただいて、またできるだけの機材で防備をしていただいて公務災害がないようにお願いしたいと思っています。

 最後に、もう1つお聞かせください。
 通訳のことで、最近通訳を採用しておりますよね。ただ通訳採用は外国人、異文化の人たちにいろんな事案があるからいいんですけども、これから国のほうで観光客を2000万人から4000万人にしたいと。まさに多文化です。それに対して交番という名称も国際的に広まっています。交番で何かしら聞きかれても全ての交番が言語堪能ということにはなりませんが、訓練というか考え方としてどういうことを望まれていくのか、その点だけ聞かせていただければと思います。

○淺野地域課長
 御指摘のとおり、外国人の居住者は多くなっております。例えば地域部門でありますと通訳を介した巡回連絡などを実施しております。具体的には外国人居住者に巡回連絡を行うにおいては通訳と一緒に行きまして、詳細に要望を聞く等の活動をしております。また交番に来訪する外国人等に対しましては支援ボードを使ってボードを指しながら地理案内、要件等を確認する施策も行っております。

○中澤(通)委員
 機器類は日進月歩で、もう最近ですと日本語の簡単な会話なら12カ国語も変換できて発声すると。どんどん安くなるでしょうからこういうのを各交番に配置すれば、かなりの部分がクリアすると思うんですよね。
 これも機材になるでしょうが、あの県に行ったら対応がいい感じだと評判が出ればお客さんがリピートするでしょうから、観光立県を望む県として警察も一部門を担っていることで対応をしていただきたいなと思っています。
 それはまた、先々予算のときに出るでしょうけれどもそんなことも対応できればと思っています。以上です。

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