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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず初めに、高校はこれから統廃合の計画もあろうかと思うんですが、これに伴って遠距離で通学時間がかかる。
 遠距離になる場合の通学費について補助制度を設けている県もあるんですが、本県としては今後どう考えていくのか。

 それから、三ない運動がありますので、恐らく公立学校は全校、運転免許の取得について基本的には駄目だと校則で決まっていると思うんですが、距離が遠くなっていくことによる緩和も県として考えておられるのか。その2点について伺いたいと思います。

○花ア学校づくり推進室長
 現行の静岡県立高等学校第3次長期計画におきましては、中山間地の小規模な学校を残す方針がございます。7番委員から質問がございました遠距離通学の助成ですけれども、通学定期券の価格が月1万5000円を超えるもののうち生活保護世帯に対しては通学費を助成している現状がございます。
 また、三ない運動といいますか運転免許の取得に関してでございますが、現在中山間地とか通学困難な地域に居住している生徒につきましては、生徒指導内規の中で原動機付自転車での通学を許可している学校もございます。
 第3次長期計画では、中山間地の小規模校はまだ再編しない状況になっていますが今後どうなるか分かりませんので、そういった状況に置かれた場合は学校等と連絡を取りながら原動機付自転車を認める校則をつくることは考えられると思います。

○蓮池委員
 生活保護世帯については助成で支援するということですが、それ以外についても遠距離になった場合高額になるケースがあるので、ぜひ今後の検討課題としていただきたいと思います。

 それから、運転免許については校則をいろいろと見てみると保護者の申請によって校長が許可をすれば2学期が終わった後に取っていいところが結構多いようですが、高校を卒業して就職すれば運転免許は必要になってくる。3学期というとかなり運転免許も取りにくいので、例えば夏休みの期間に取れる体制もぜひ検討頂ければと思うんですが、そこら辺は何かありますか。

○花ア学校づくり推進室長
 ただいまの質問は、多分健康体育課の関連になると思います。
 就職が決まった者について、11月ぐらいから自動車の運転免許の取得を許可している学校もあるのは実情でございます。

○蓮池委員
 後で健康体育課と話しますが、三ない運動を交通安全教育の観点からなくしている県も当然あるわけで、ぜひ前向きに御検討頂ければと思います。

 続きまして、特別支援教育について伺います。
 小中の特別支援学級の担任に就く先生の基準が決まっていますでしょうか。
 特別支援学校については資格が必要なんですが、特別支援学級については特に資格等は求められないと思います。その点について基準が決まっているかどうか伺いたいと思います。

 それから、特別支援学級から特別支援学校へ来る児童生徒の受入れ後の学習内容について、特別支援学校の小中から上がってくる子と、特別支援学級から特別支援学校の高等部へ来る2つのパターンがあるわけですが、高等部に入ったときの授業内容について伺いたいと思います。

 それから、一般質問で我が会派の牧野議員から、静岡市内の特別支援学校の設置に係る当事者との連携について、視覚障害団体からの声がきちっと聞かれていないんじゃないかと最後に要望しましたが、その実態について伺いたいと思います。

○谷義務教育課人事監
 小中学校における特別支援学級の担任の基準は設けておりませんが、各市町におきまして特別支援教育にたけた人、いろいろな経験を積んできたいわゆるベテランの人たちをなるべく特別支援学級の担任に就けるように配慮しております。
 我々としましても、特別支援学級を担任できる人材を育成していくことはやはり必要だと思いますので、人事異動におきましても特別支援学校との相互交流を行いながら特別支援教育の充実を図っていきたいと進めております。

○伊賀特別支援教育課長
 最初に、小中学校の特別支援学級から進学してきた生徒の高等部での学習内容についてです。
 高等学校内に設置している分校は、ほぼ100%に近い生徒が特別支援学級から進学してきますので、共通した学習内容で職業教育に力を入れております。
 本校につきましては、本校の中学部から進学してくる生徒と特別支援学級から進学してくる生徒が混在しておりますが、全体で一緒にやっていく授業もありますし、生徒の障害の程度に幅もありますので、特別支援学級中学部という分け方はしておりませんけれどもある程度グループを細かく分けて、生徒たちの実態に適する学習内容を組んでいる学校が多いと思います。

 続きまして、静岡市内の特別支援学校の設置に伴うことについてです。
 設置を決定するに当たり、事前に視覚障害の当事者団体あるいは学校関係者に御説明させていただいて御意見等も伺ってまいりました。ただそれは併置が決定する以前の話でありますので、広く全ての関係者まで説明できておりませんでした。決定が報道された後に当事者団体あるいは関係の学校にはそれぞれ改めて説明する機会を設けましたが、これから具体的にいろいろ併置の中身の話をしていく際には進捗状況等の説明や御意見を伺う機会をつくりながら進めていきたいと思います。

○蓮池委員
 私は、特別支援学級は非常に重要だと思っています。かなりの生徒たちは、社会に出ていくときに努力をすれば一般就労に行ける可能性を持った子供たちですから、特別支援学級にいるときから――当然知的、情緒があり障害の幅もかなり広いですが――本当はここにもっともっと力を入れてもらいたいんですよ。
 教員の経験があるから特別支援教育が上手にできるかというとそこは疑問なんですね。むしろ発達障害も含めた対応能力が高くないと、上手に社会に適合していける成長はなかなか望めないんではないかなと考えています。ぜひ県教委としては特別支援学級の対応、教員の皆さんの質も含めて今後の検討課題としていただきたいと強く申し上げたいと思います。
 それから静岡市内の併置の件について、私も沼津の視覚特別支援学校のある一教室を以前お願いして一部開放していただいたケースがあり、障害のある方の教育としてそのときは物すごく厳しかったんですよ。つまり視覚障害の学校にそれ以外の生徒が来るなんてとんでもないっていうことだったんですが、いろんな調整の中で1年間ぐらい1つの教室を貸していただけております。
 視覚障害のある生徒たちを守りたいという思いがどうしても先に出るので、そこはぜひ丁寧にきちっと意見も頂きながら今後併置に向けてお願いしたいと思います。

 最後に、8番委員、6番委員から夜間中学の話が出ましたので、ここも触れておきたいと思います。
 義務教育なので恐らく授業料とか教科書代は無料であろうと思うんですが、それ以外の教材費についてはどうなのか。
 それから先ほど、入学できる人がどんな人なのかと出ました。入学の基準について、日本人はほとんどの国民が中学卒業資格を恐らく持っていると思いますが、実際に学校に行けていないと。もう1回学びたい人たちはなかなか手を挙げられない状況もあるので、その人たちも対象といったことも含めて県民の皆さんにどうお知らせしていくのか、県教育委員会としての考えはありますでしょうか。
 あとは、恐らく既に開設された夜間中学では遠足とか修学旅行とか、場合によっては給食等を提供しているところもあります。あとは何時から何時までという中身についてこれからいろいろと検討されていくかと思います。そして中学を卒業したらどんなところへ行っているのか。
 これから始まるので、他県の既に開設しているところの例も聞きながら、夜間中学はどういうものかを県民の皆さんにどうお知らせしていくか伺いたいと思います。

○宮ア参事兼義務教育課長
 7番委員御指摘のとおり、授業料、教科書代は国から支給されますので無償でございます。
 一方これ以外のもの、例えば学年会経費ですとか、当然ながら補助教材費、修学旅行等一般的なものは個人負担となります。この辺りも含めて周知する必要があるので今回7か国語でアンケート調査をしたんですけれども、事前段階として7か国語でインターネットで動画などを配信して夜間中学について説明しております。
 今後も入学者を募集する際ですとか地域住民の説明会等もございますので、幅広く県民だより等も活用しながらまず夜間中学とは何ぞやから改めて紹介させていただいて、細かく機会があるたびに広く周知していきたいと考えております。
 入学基準につきましても、海外で卒業していたとしても実質的に義務教育段階が終わっていないのであれば、面談等になると思いますけれどもそこも含めて幅広く入学は可能で、方針はまだ固まっておりませんので、有識者会議等を含めて協議して検討してまいります。
 進路につきましては、まだ今の段階で確認できておりません。ただ他県も外国人の方が多いですから、基本的には日本語の勉強を中心として学び直しをして就職したいという願望が大変強いことは本県で分かっておりますので、基本的には就職に向けて努力されていることになります。
 またもう1点は、定時制高校等に進学したいと。夜間中学を卒業していても日本語の問題で定時制高校にも入れないということで、定時制高校へ進学したい方が多いと考えられています。

○蓮池委員
 夜間中学が開設されたらニュースになると思うんですが、何となく外国の皆さんのためにつくるみたいなイメージがあります。
 先ほども議論がありましたけれども、既に開設したところでは10代後半から80歳の方も学んでおられるケースもあるので、いろんな事情があってもう一度学び直しをしたい日本の皆さんも入れることのアナウンスも含めてよろしくお願いしたいと思います。以上です。

○増田委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○増田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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