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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 分割質問方式で伺います。
 まず、産業廃棄物の処理についての説明には、危機管理くらし環境委員会説明資料22ページにPCB廃棄物代執行、それから23ページには伊豆市における廃棄物などの土砂流出事案があります。
 まず22ページの高濃度PCB廃棄物の代執行に至る経緯の中で、当該事業者は今どんな状況なんでしょうか。代執行したお金そのものは回収がなかなか難しいのかなと想定しますが、会社そのものの状況はどうなんでしょうか。
 それから、廃棄物の処理とか産業廃棄物については現地でいろんなトラブルがあるかと思うんですが、警察との連携はどんなタイミングで、どういう連携を取られているのか教えていただきたいと思います。

○村松廃棄物リサイクル課長
 まず最初に、PCBの関係で代執行を予定しているんですけれども、事業者さんは廃業しています。その工場自体も廃屋のようになっていて、今操業していません。
 その中で、PCBが残ってしまっていて、代表者御本人さんも入院等されていますので、なかなか処理ができないが、危険なものをそのまま置いておけないため、県が代執行を予定しております。
 事業費の回収ですけれども、そういった状況ですので、まだ詳しくはどのような資産を持っているか調査しておりませんけれども、あれば当然国税徴収法の例によって回収することが決まっておりますので、粛々とやっていくと考えております。
 それから、警察との連携ですけれども、廃棄物リサイクル課には県警から3人の職員を派遣していただいていますので、少しでも危険が伴うところであれば必ず一緒に行ってもらっています。
 それから、東部健康福祉センターにもOBさんが2人いらっしゃいます。その辺で職員と警察の連携は取っていて、警察の職員も当然県警または所轄ともやりとりしていますので、事案が生じたときにはその所轄の警察署とうちの職員が情報を共有しながら事案を進めていく体制を取っています。

○蓮池委員
 伊豆山の問題についても、一応廃棄物が捨てられ行政側からの指導に対しても相当威圧的なことがあったとニュース報道で行われております。やはりまだまだ県内における廃棄物処理の問題については課題がたくさんあり、表へ出てきている部分はこういう形で出てきていると思うんですが、今後こういう代執行に至るようなものは県内でどのぐらい今抱えておるのでしょうか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 不適正な保管でありますとか不法投棄に近い事案は幾つかありますけれども、その中で代執行は生活環境保全上の支障がある場合に、最小限の廃棄物を撤去したり支障がなくなる措置を取ることになっておりますので、何か捨てられているから全て回収するということではありません。
 ということを考えて、今のところそのような緊急的な事案と考えているのは1件、2件くらいはありますけれども、全体としてはその程度と考えております。

○蓮池委員
 引き続き適切な対応をお願いしたいと思います。
 続きまして、校庭の芝生化は基本的には教育委員会の所管のような気もしますが、これは今後くらし・環境部の政策としてどういう位置づけをしているんでしょうか。
 説明資料には、この取組を今後のモデルケースとして県民の芝生に対する理解を深めるとともに園庭・校庭の芝生化を一層促進していくと書いてあります。促進はくらし・環境部でしていくのか、教育委員会でやるのか。予算自体もどっちがどう持っていくのか、その点についてはどうでしょうか。

○片田環境ふれあい課長
 園庭・校庭の芝生化についてお答えいたします。
 芝生の緑化につきましては、平成24年度に芝生文化創造プロジェクトといたしまして、県民に芝生の魅力や管理技術を伝える講座の開催ですとか県内各地の幼稚園・保育園、それから県立高校の校庭の芝生化を支援する計画を定めて進めております。
 芝生化につきましては、県土づくりに芝生を取り入れることでスポーツの振興、良好な景観の形成、自然教育の学びの場の創設といったいろんな目的、効果が期待できると考えておりますので、くらし・環境部で進めております。
 予算措置につきましては、総合計画の中でも芝生化の目標を定めておりまして、目標が令和3年度で25か所、それに対して現在のところ令和2年度末で23か所で進めております。今後も25か所を目指して、くらし・環境部で取組を進めてまいります。

○蓮池委員
 恐らく20年ぐらい前、大分バブルがはじけた後に芝生農家が厳しい状況の中で、この議会の中でも芝生を普及していくのに学校等の校庭で芝生化を進めろという議論がありました。
 それから大分たってからこういう状況になっているんですが、今目標25か所なんですけれども、今後小中学校も含めた学校の芝生化をくらし・環境部で全県に進めていく方向なんでしょうか。その点だけ確認してください。

○片田環境ふれあい課長
 学校の芝生化の全県への展開についてです。
 天然芝でございますので、植栽してその後の管理でなかなか手間がかかる部分も今のところはございます。そうした管理体制が整ったところについては、積極的に進めていただくことで取り組んでおりますが、なかなかそういう体制が整わないところも中にはございます。
 そういった意向を聞きながら、全県全ての園庭・校庭に進めるというよりはそれぞれの希望が整ったところ、管理体制が整ったところについて優先的に進めております。

○蓮池委員
 結局よく分からない。
 次に行きます。
 富士川流域における化学物質の調査、今回予算が計上されておりますけれども、水質調査を山梨県と連携してやるということなのでそれはそれで了としますけれども、この流域でいろんな工場や事業所があると思うんですが、こういう事業所に対しての調査は既に行っているんでしょうか。

○杉本生活環境課長
 富士川流域等で、事業所から排出されているものについてでありますけれども、水質汚濁防止法に基づく規制がかかっている物質につきましては基準に適合しているか、実際に現地の立会い等も行いまして適宜調査を行っているところであります。
 また一方、今回新聞報道で取り上げられておりますポリアクリルアミドにつきましては、現時点でそういった規制がかかっていませんので、これまでの中で把握はしておりません。
 あわせまして、今回報道の中で出ておりますポリアクリルアミドが分解されて細かくなったアクリルアミドにつきましては、PRTR法という法律がございまして、こちらの中で一定規模以上の排出を行っている事業所については県に届出の必要がございますので、その中で把握しています。

○蓮池委員
 ということは、届出も含めてどこの事業所でどういうものが排出されているかについては、全て把握されているということでいいですか。

○杉本生活環境課長
 今まず最初に答弁させていただいたものは、今回いろんな化学物質を幅広く調査することを考えておりますけれども、その中で特にアクリルアミドですとか、その他化学物質に記載されている項目につきましては、説明資料25ページの欄外に米印で書いてあるとおりPRTR法に基づき届出がされているので把握していることになります。
 ですので、繰り返しになりますけれども、もともとの発端でありましたポリアクリルアミドにつきましてはその状況等については県で把握しておりませんので、今回の調査の中で水や泥の中にそういったものがあるかどうかの実態について、まずは調査していくことを考えております。

○蓮池委員
 自然界、例えば山の中とかにもともとこういう物質があるのかどうかと、あと水質調査をして結局どのぐらいの量があるか、どこから出ているのかという因果関係までこの調査で分かるんでしょうか。

○杉本生活環境課長
 ただいま御質問がありましたポリアクリルアミドに関して、それがどこから排出されているものかという因果関係につきましては、正直なところ現時点でその因果関係まで特定することは一般的に考えてかなり難しいと考えております。
 その中で、実際にまずは県内の富士川の中にそういったものがあるかなしやを特定する、確認するとともに、あわせましてそのものが実際その環境ですとか人の健康ですとか、生活環境に影響を与えるおそれがあるのかどうかにつきましても、専門家の方の御意見も伺いながら、もし出ればということになりますけれども、具体的な対応等については検討していきたいと考えております。

○蓮池委員
 サクラエビやシラス等の海への影響が言われているが、そことの関係も今回この調査で明らかにしていく方向でしょうか。

○杉本生活環境課長
 サクラエビとの因果関係等につきましては、もともと令和元年度に山梨県と合同で、そのときは富士川の濁りの状況について調査を行ってまいりました。その際には、濁りとサクラエビの不漁等についての因果関係までの解明はなかなか難しいということでしたけれども、その後引き続き経済産業部で富士川河口における濁りの状況なども継続調査していると伺っております。
 そういった中で、今回新聞報道等を踏まえまして、化学物質の状況について調査することを考えております。
 そういった調査結果を合わせまして、サクラエビを含めました水生生物や生態系への影響についてどういったことが検討できるのかにつきましても、その調査結果を踏まえまして、今後具体的に関係部局と検討していきたいと考えております。

○四本委員長
 ここで、しばらく休憩いたします。
 再開は11時40分です。
( 休 憩 )

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