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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:櫻町 宏毅 議員
質疑・質問日:02/24/2010
会派名:平成21


○櫻町委員
 まず、緊急雇用対策会議の資料の中で今回の審議に関係することで質問させていただきますけども、緊急雇用対策事業実施状況ということで表が出ております。これを見ますと、県と市町とで求人数につきましては、県が3,242名、これは今後求人広告ふえますけども。それから、市町が2,149人ということになっております。市町も一生懸命努力をされているということで先ほど松下局長からもございましたけれども、実際の実績として、県と市とでかけたお金とそれにより雇用できた人数に差があるわけですね。
 あわせまして、この資料の中に各市町の採用人数というのが出てきておりますが、37市町でかなり差があります。例えば浜松は物すごい努力をしておりまして、10月31日時点で687名です。ところが同じ政令市の静岡市は117名といったように市町の間で差が出てきております。
 そこで、確認したいのがその市町の実績に対して県がどのような評価をされているのか。さらに、新たに第2弾の雇用創出事業が出てきているわけですけども、市町が採用する人数をふやすためにどのような対応を県としてされるのか、この2点についてお伺いいたします。

 2点目は、今回、先議として出された緊急雇用対策70億円のことについてですが、金額の配分割合とか雇用人数が出ましたけれども、私は違う観点から質問します。
 先行して行っております150億円規模の雇用創出事業のうち25億円が民間アイデア公募によるものですね。今回の70億円のうち、どのくらいを民間アイデアとして公募をお考えになっているのか、この点について伺います。

 それから、3点目が減額補正予算の関係でお伺いをしたいと思いますが、この議案説明書を見ていきまして、予算規模とそれから補正額が大きいものを拾っていったんですけども、56ページに緊急経済対策民間活力推進事業費25億のうち13億が使われないという記載がございます。これは、先ほど年度をまたぐということですから、規模とすればきちんとした取り組みをしているという説明をいただいきましたので、これについては了とします。
 同じ視点で見ていきますと、66ページ中小企業振興資金特別会計繰出金1億3000万円が現計になっておりますけども、補正額が2億3000万円の減額ということですね。中小企業は非常に資金繰りが苦しくて、こういうとこについてはその執行率を高めて補正額が極めてゼロに近いというところが理想的ではないかと思いますが、このようになった理由についてお伺いをいたします。

 もう一点、67ページの観光施設環境整備事業費について額は小さいのですが、現計が245万円、補正が1175万円の減ということですね。同じような観点から、なぜこのような状況になったのかお伺いいたします。以上です。

○松下就業支援局長
 私から雇用関係について何点かお答え申し上げます。
 まず、県と市町での雇用創出状況についてでございますが、特に市町のほうで雇用創出人数の差が出てきているという委員の御指摘はそのとおりでございます。特に人口が少ない市町におきましては実績が低いという結果が出てきております。
 そうした実績が低いという状況を踏まえまして、我々としてもできる限り使っていただきたいという働きかけをしております。例えば、そういう場としまして、市長が集まっております市長会とか、または町長会、そうした場におきまして、先般は副知事からもこの雇用創出事業を使ってほしいという働きかけをさせていただいております。そうしたことを引き続き、またそれ以上のことも含めまして、県はもとよりでございますが、市町におきます雇用創出事業の推進についての働きかけを強めていきたいと考えております。

 2点目でございます。今回の積み増しをする事業の70億円の内、どれぐらいを民間公募していくかということでございますが、これにつきましては、県の50億円のうちの27億円程度を既に各部局で実施を考えておりますので、その残り約23億円程度ございます。その部分について、民間公募等を活用して事業を実施してまいりたいとそのように考えているところでございます。以上です。

○横山商工金融室長
 議案説明書の66ページ中段の中小企業振興資金特別会計繰出金の関係について御説明させていただきます。この繰出金は、中小企業高度化事業を取り扱う貸付原資として一般会計から中小企業振興資金特別会計へ繰り出すものでございます。対象の貸付事業は工業団地の整備でしたけれども、主に2つの工業団地等で計画変更等がございまして、その分が減額になったということでございます。以上です。

○池谷観光政策室長
 67ページの観光施設環境整備事業についてでございますけれども、これは県有の観光施設につきまして、緊急雇用創出事業を活用して、行楽地のパトロールや清掃を行うということで実施したものでございます。
 東部とか西部の雇用情勢の厳しいところについては事業実施できましたけれども、主として観光施設を持っております伊豆地域等につきまして、入札辞退等が相次ぎ何回か入札を繰り返したんですけれども、実現が困難になったということが減額の理由でございます。

○櫻町委員
 ありがとうございました。
 雇用の件でもう一点確認というか、再質問させていただきます。市町に働きかけをされるという御説明もわかりますし、県の姿勢もわかるんですね。ところが、実績が上がってきてないというのは、やはりその首長たちの心構えとか意気込みなのか、あるいは知恵がないのか、メニューがないのかなど、いろいろ問題はあると思うんですよ。私は、メニューがないっていうところも知恵がないっていうところも大きな要因になっていると思います。
 そこで、例えば県が民間アイデアを使って、いろんな雇用創出のメニューを作って、実績を挙げていると思うんですね。そうした県やほかの市町、例えば浜松市がやっているような例を静岡で同じように展開できないのか、あるいは私どもの富士でできないのか、そういった取り組みをされているかどうか、その点をお伺いしたいというふうに思います。

 それから、2点目、公募の関係ですけども、23億円が公募の対象になるのではないかということでございますが、私もいろんな方々に伺うと、いろんなアイデアを出してどんどん応募したいという方がいらっしゃるわけですね。
 ところが、9月のこの委員会では、なかなか応募がなくて、2回目、3回目の募集も打たなきゃいけないような状況だという説明をされたと思うんです。じゃあ、この今回の23億円も出す側にしてみれば毎回毎回、応募をしているよとなるわけですけども、そこは知恵がなくなって出すにも出せない状況になり得ると思うんです。そういう状況の中で、23億円を民間のアイデアを借りて、どれだけ雇用を拡大できるかっていう点を考えると、やはり募集の範囲を拡大するかとか、採択の基準を少し緩めてあげるとか、そういうことをしない限り、この公募の実績は上がっていかないと思うんですね。この点について御所見を伺いたいと思います。以上です。

○松下就業支援局長
 まず、1点目の市町におけます雇用創出の関係でございますが、委員から御指摘ありましたとおりで、我々も市町で行っている好事例といいますか、よい事例があって、ほかの市町にも使えそうなものがありましたら、そうした事例につきましては、情報提供もさせていただいております。
 また、国から好事例集などもきておりますので、本県だけではなくて、他の県、他の市町の取り組みについても情報提供されておりますので、そうしたよい取り組みにつきましては、雇用創出が進んでいない市町に情報提供等をしながら働きかけを行っておりますし、また引き続きやってまいりたい、そういうふうに考えております。

 それと、2点目の民間公募の話でございます。先ほど23億円程度というふうに話をさせていただき、その中でこれまで第1期、第2期、第3期という形で民間公募やってきております。第1期、第2期につきましては、比較的提案数が70件、60件程度ということでありましたけれども、第3期につきましては、民間提案の数が100件を超えてございます。
 制度改正ということもございましたけれども、かなり民間公募の数が出てきておりますので、今後、来年度も実施をするに当たりまして、どのような形で件数が出るかという確たるものは申し上げられませんけれども、これまで第1期、第2期よりは第3期の流れを踏まえますと、かなりの数が出てくるものと思っております。そうした動きを見て、例えば数が少ないということであれば、我々としても働きかけをやっていきたいと思いますし、そうした取り組みを強化していきたいと考えております。

○櫻町委員
 ありがとうございました。
 ぜひ、市町の取り組みの足並みが高いレベルで同水準になれるように期待したいと思います。私は特に首長の意識だと思うんですね。やはり、その必要性を県としてとうとうと訴えるということは、ぜひこれからも力を入れていただきたいと思います。
 私も民間出身なんですが、行政側の知恵だけじゃなくて、やはり民間の知恵って物すごい豊富ですし、バリエーションに富んでいると思いますので、ここは強化されるということですから、ぜひ来年以降も強化をいただけるよう御努力をお願いしたいと思います。以上です。

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