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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:10/02/2018
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 それでは、分割質問方式により質問させていただきます。
 まずは、委員会説明資料の7ページになりますが、東静岡駅南口県有地の文化力の拠点の形成に向けた取り組みということで説明が書かれております。私も不勉強なところもございまして、たしかこの東静岡駅の県有地の開発につきましては、もともと平成27年3月にふじのくに文化力を生かした地域づくり基本構想というのがありまして、それが提出されたわけですけれども、その中では大変盛りだくさんな機能をここに移していくというか、つくり上げていくというようなことがあります。現在ここの整備につきましては、県立中央図書館を東静岡に全館移転することを中心に事業の取り組みが説明されていますけれども、その辺の大きく膨らんだのが今こうなっているところを、整理の意味を込めて少し説明をいただければと思います。

○高須文化力の拠点推進室長
 5番委員にお答えいたします。
 文化力の拠点のこれまでの検討の経緯の御説明でございます。
 先ほど、5番委員からも御説明がありましたとおり平成27年3月に基本構想を取りまとめ、このときには序章、第1章から第3章の構成になりまして、第1章のところで三保松原まで含めた広いエリアでのこの地域をどうしていくかというようなことが書かれております。
 第2章におきましては、この駅の南北を含めた地域、そして第3章の中で文化力の拠点の今計画を考えております県有地について記載されております。
 その中で、第3章について具体化しようというものが平成28年に策定されました基本計画でございます。現在はこの基本計画に基づきまして、施設整備計画を策定しようと考えております。
 御承知のとおり、昨年6月に県立中央図書館のひび割れが確認されまして、継続使用に大きな問題があることが判明したことから、県立中央図書館の一部移転をそもそも基本計画では想定しておりましたけれども、まずはこれを全館移転するという方針転換をされたこと、あわせましてその際に基本計画では導入機能を一度に整備することを想定しておりましたけれども、これも中央図書館を中心としました施設を先行整備いたしまして、なおかつその他の機能につきましては段階的に拠点の形成を進める形に方針転換をしたところでございます。
 現在、委員会資料の7ページにも記載してありますとおり、新しい知的空間というような発想を新たに盛り込みまして検討しているところでございます。

○野崎委員
 説明ありがとうございます。
 いずれにしても、この基本構想が先ほど答弁でもありましたように、東静岡から日本平を越えて三保地区までの学術、文化、芸術、スポーツの関連施設整備みたいな事業として構想の中に示されていたわけです。その中の第3章の東静岡駅南口の県有地に整備を見込む文化力の拠点のコンセプトや導入すべき機能等ということで書かれているわけなんですが、ここの部分が基本計画の中で何階建てだったか資料には書いてありましたけれども、いろんな機能を有した何階建てかの大きいものをつくる計画が出されました。それから図書館が古くなって建て直さなきゃいけないということで図書館を移転しますと。今回のものは図書館を先行移転することに伴う整備の事業だということでありますけれども、この文化力の拠点整備の事業はどこからどこまでのことを言うのか、今計画には8つの機能を有する施設をつくっていく、導入していくということなんですけれども、その8つの中で今回図書館を先行してやっていきますと。この事業はどこからどこまでがこの事業なのか、その辺の整理をしてあるのか、それは全部やって1つの事業なんだというのか、少し説明を願いたいと思います。

○高須文化力の拠点推進室長
 文化力の拠点の推進事業はどこまでの範囲を示すのかという御質問でございます。
 現在、図書館を中心とした施設を先行整備することを検討してございます。しかしながら基本計画に記載されております機能を段階的に整備していくこともあわせて検討しているところでございます。文化力の拠点の事業は、基本計画に記載されております機能を全て実現することを目指しているということでございます。

○野崎委員
 と言いますと、基本計画に乗った8つの機能を全て完了していくというか、機能を備えた周辺の整備をやっていくことで1つの事業の完結かと思います。とすると8つの機能を整備する全体の費用はどれぐらいを見込んでいるんでしょうか。

○高須文化力の拠点推進室長
 全体の事業費についての御質問でございます。
 まず、本年度を目途といたしまして導入機能であるとか規模、事業手法などを盛り込んだ施設整備計画を策定する予定でございます。この中に先行する施設に関する事業費等を算定いたしまして、施設整備計画の中で明らかにしていきたいと考えてございます。
 そのほかの機能につきましては段階的に整備することとしておりまして、現時点では具体的な検討を行ってございません。大変心苦しいんですけれども、全体の事業費については現時点ではお答えできないということでございます。

○野崎委員
 答えられないことは答えられないんだろうと思いますけども、私が聞きたいのは全部やるのがこの事業の完結の状態だということですよね。今、図書館を移転するという事柄を先行事業としてやっていって、その他の事業については段階的にやっていきますということですけれども、今回この施設の整備計画で示される費用にしても、図書館と情報発信施設のものだと思うんですね。施設の整備計画の策定、新図書館の基本計画の策定が今年度末までになっているということは、そこの部分しか出てこないんですね。この8つの機能を完了していくのにどれぐらいの年月を見ているのかをまず知りたいです。それは今回図書館整備するのにどれぐらいの費用がかかって、全体としてはどれぐらいの費用がかかっているのか。それをどの年度で完了していくのかがわからないと、どれぐらいの施設をどこでどういうふうにお金をつけていいかというのもなかなか判断がしにくいと思います。いわゆる計画ができて、設計もできて、それはすばらしい施設ですねということで建設が始まりました。じゃあ、そのほかの施設はどういうふうにこれから整備していくんですかという見通しもなかなか立たないと思いますんで、わかる範囲で結構ですので答弁をいただければと思います。

○高須文化力の拠点推進室長
 全体の事業がいつぐらいに完成するのか、終わるのかという御質問と受けとめました。
 まず、先行施設に導入する機能につきましては、先ほど5番委員からお話がありました図書館、多目的情報発信スペース、それ以外に大学コンソーシアムの拠点であるとか食・茶・花の都に関する機能、それからあとは民間の提案による新たな機能を想定してございます。現在この検討を行っているところでございます。
 その他の機能につきましては、先ほどお話しました先行施設ができ上りまして、運用が始まってまちのにぎわいが生まれたところで、駅前の土地のポテンシャルがさらに高まる段階におきまして需要の動向であるとか経営と建設の可能性などを見きわめた上で、可能となれば追加整備を行っていくことを考えております。でありますので、まずは先行整備を実施したところで次の整備について考えていくということで、何年度に全体が完成するかはここでお答えすることはできません。申しわけありません。

○野崎委員
 行政というのは、基本的に事業を進めていく計画性を物すごく大事にすると思うんです。そのためにお金をかけて整備計画だとか基本計画だとかいろいろなものを立てると思うんですけれども、全体が決まっている中で、その目標とするしまいが決まってない中でやれたらやるけれども、やれなかったらやりませんみたいな話じゃおかしいと思うんです。いま一度、そこの辺をもう1回答弁願います。

○高須文化力の拠点推進室長
 今回の事業につきましては、官民連携を前提で考えておりまして、これまでも民間事業者のヒアリングを重ねております。民間事業者の話の中で、例えばこの機能の中の宿泊機能につきましては、なかなか今需要が難しいと。それに見合った需要がちょっと見込めないのではないかというような御指摘もいただいております。我々としては基本計画に沿って今回の事業を進めていきたいと考えておりますので、ぜひそういった民間の需要が高まってくるタイミングを見計らって、後続の施設については考えていきたいと思っております。

○野崎委員
 繰り返しになってしまうと思うんでこの辺にしますけれども、いずれにしても全体像が少し見えてこないと、そこにどれだけのお金をかけていって例えばそこに100億円かけました、次の施設はまたそれも100億円かかりました、あと幾らかかるんだという話になると思うんです。こういう駅前の整備というのは、再開発事業があったり区画整理があったり、いろんな事業が組み合わさってできていて、結局いろんなものを進めていく。単品で出てくる事業についてはそれはそうだねということでやらなければいけないけれども、全体を見てそれが妥当なものなのかといったときに、本当にその施設整備が正しかったのかということは絶対にあると思うんです。例えば駅前に建てた公共施設が、再開発ビルだとかいろんな手法を使って国からお金をもらってきてやったはいいけれども、結局ただやっただけで後は民間も何も入らない。いやおうなしに公共で買い取らにゃいかんというようなことにもなりかねないので、なるべく全体像をしっかり見据えた上で、これだけの投資が必要なんだということも明らかにしていただきながらやっていただきたいと思います。

 そこで、今回の600万円の補正ですけれども、、そこの整備をする施設からグランシップまで動く空間のイメージを、要するに何か絵を描くんだろうと思うんですけれども、これはことしの年度当初の予算で整備計画を策定する中に盛り込まれてなかったのは、逆に言えば不思議な感じがしてきたですね。そのイメージもないままこの基本整備計画だとかいろんなものは予算が立てられたのか、なぜまた改めてここで600万円の補正を組まなきゃいけなくなってしまったのか、その理由を説明してください。

○高須文化力の拠点推進室長
 補正予算の関係でお答えいたします。
 今年度、民間事業者のヒアリングを何者か行っております。この中で企業がこの事業に参画を検討するためには、より具体的な整備計画であるとかイメージが必要だという意見が出されております。
 また、事業者からはこの文化力の拠点だけでなくて、東静岡駅の南口のエリア全体が将来どのようなまちになっていくかも関心を持っているというようなお話を聞いております。
 今回、当初予算の段階でそこまで計上できればよかったんですけれども、その段階では文化力の拠点の施設整備のイメージ図であるとか、建設予定地の配置イメージまでは作成する予定はございましたけれども、エリア全体のイメージ図については含まれておりませんでしたので、まずはこの拠点を含めたエリア全体のイメージ、空間デザインを作成することで民間事業者の参画意欲を促進してまいりたいと思っております。

○野崎委員
 これもこの辺にしておきますけれども、ここのエリアの開発をやるときによく出てきている言葉が一体感を持ったイメージ。それが富士山の見えることだとかいろんなことを合わせても、世界に名だたる代表的なすばらしい陸の玄関口だというようなことを言ってるんで、そのイメージが結局つくっていく段階でぶつ切りになっていたということですよね、簡単に言っちゃうと。ですのでちょっとおかしいんじゃないかと思って質問させていただきました。民間からこういったものがイメージできないと私たちはなかなかもう一つうんとも言えんというようなことがあるんであれば、それはそれで仕方がないことかもしれませんけれども、そういった感覚を持って、また予算の編成だとかいろんなことに生かしていただきたいなと思います。これについては終わります。

 次に、説明資料の12ページになりますが、スポーツの聖地づくりの取り組みですけれども、ここに平成30年3月に策定されました静岡スポーツ推進計画の理念にのっとりと書いてありますので、この計画の6項目の取り組みの中で、今年度は競技力向上の分野を先行して実施するということでやっております。
 聞きたいのが、今後の方向性の中の2行目ですけれども、現場ニーズの把握と施策への反映の仕組みづくりというのは、何かわかるようでちょっとわかりにくいので説明を願いたいと思います。
 その下にあります県内スポーツ施設の情報の一元化と計画的な機能整備の調整と書いてありますけれども、あわせてスポーツ推進計画の競技力向上の中の章を見てみますと、競技力向上の中でFに書いてありますが、対象競技を絞ってトレーニング施設を整備すると書いてあります。これとイコールなのか。イコールだったとするならば対象競技は何であって、施設の種別というか県立の施設だと思いますけど、何をもって整備計画ですか、優先順位だとか定めていくのか、その辺の扱いについて説明を願います。

○吉住スポーツ振興課長
 5番委員にお答えいたします。
 まず、ニーズの把握と施策への反映の仕組みづくりとはどういったことかという点についてお答えいたします。
 こちらの事業は2本の調査から成っております。アスリート等活動環境調査事業と競技団体別の分析事業でございます。
 ニーズの仕組みづくりにつきましては、特にアスリート等環境調査事業を指しまして、実際に現場で今活躍されているアスリートの皆様から練習環境に不足している点、あるいは指導者ですとか支えている企業の方々から練習の活動に必要だと考えていらっしゃる現場の声を拾い上げて、施策に反映する仕組みをつくるのが今回の目的でありまして、どのように反映するかは、ヒアリングの結果をもとに12ページにございます区分の全庁的推進体制整備にありますプロジェクトチームの中に課題ごとのタスクフォースを設け――今回の場合で言えば競技力の向上という、下の図の中でいきますと一番右にある太字で囲んである部分――ここに吸い上げた声をフィードバックいたしまして、その中で関係課がそれらをどのように施策に反映できるのかを検討する仕組みを今回競技力の向上分野でつくっていくことを考えております。
 次に、2の(2)の丸ぽつの3つ目に書いてございます県内スポーツ施設の情報一元化と計画的な機能整備の調整が、スポーツ推進計画の中で書いてあるマイナースポーツの環境整備と結びつくかという点につきましては、これは直接的に結びつくものではございません。委員会説明資料で書いてございますのは、タスクフォースで言います左から2番目のスポーツ環境の基盤となる人材と場の充実、この中で今年度、県有施設――もちろんスポーツ局が所管しているものも含めてですが、公園の施設であったり、教育委員会の施設、それと市の施設、あるいは一部民間の施設――一般に開放されているような民間施設でございますが、そうしたものを現在リスト化して把握しているものをもう少し見えるような形で、地域ごとの特性ですとか、あるいは施設の内容、細かい点を見えるような形にした上で今後の施策の中で活用していこうというものでございまして、計画的な機能整備の調整は今後の話でございます。

○野崎委員
 わかりました。もうちょっと聞きたいなと思いましたけど、わかったことにします。
 次に、14ページになります。
 ラグビーワールドカップ2019の開催1年前の準備状況ということで、一般質問でも我が会派の中沢県議から質問がありましたけれども、大会準備の3枠目になりますが、ワールドカップを子供たちの教育に積極的に活用するための教本を作成し、学校での授業に活用するという内容でしたけれども、まず1670万円の補正の事業費の内訳について教えていただきたいなと思っております。
 それとスケジュールですね。これは今年度末までに完成できちゃうものなのかどうなのか。質問の答弁の中でもありましたけど、静岡県オリジナルの内容にしたいというようなこともありましたので、その辺も含めて少し説明を願いたいと思います。以上です。

○高倉ラグビーワールドカップ2019推進課長
 5番委員の質問にお答えいたします。
 まず、1670万円の内訳なんですけれども、ことしのうちに教本を作成するということで、主には教本の実際の委託発注する経費と、それから先ほど別の委員から御質問がございましたけれども、つくるに当たりまして教本の製作委員会を設けたいと思いますので、そういった意味での検討経費で一部事務費を計上しているところでございます。
 教本につきましては、いずれにしましても今年度中に製作を終えて、新年度に入ってから各小中学校にお分けするというスケジュールでおりますので、今年度中に製作をする形になっております。
 内容につきましては、静岡県オリジナルということで、ラグビーの歴史であったり、精神であったりというようなところも含め、また今回はエコパで開催されます4試合の内容、見どころというようなところも含めて、静岡県にしかないような教本という形で進めて整理し、つくっていきたいなと思っております。

○野崎委員
 もう1回確認ですけれども、この1600万円ほどの事業費には、その検討する会議の経費ということで、印刷とか製本とかの経費は入ってるんでしょうか、入ってないんでしょうか。もう一度確認です。

○高倉ラグビーワールドカップ2019推進課長
 済みません、ちょっと説明が足りませんでした。
 製作を検討する会議費用と、それから実際に今回県下の小中学生7万人ぐらいに配布をしようと思ってますので、製作経費も全部計上してございます。

○野崎委員
 たしか一般質問の中にも出てたかと思いますけれども、私もエコパでこういった実際の実践授業をやっておられる先生のお話を聞いてきたりしたもんですから、ぜひすばらしい内容になるようにお願いしたいと思います。

 最後の質問になります。
 先ほど6番委員からもありましたけれども、説明資料の18ページになりますが、駿河湾フェリーの事業継続に向けた取り組みについて少し伺いたいと思います。
 ここでよく説明に出てくるのは、地域一丸となって、とにかくみんなで協力してやるんだっていう話が出ます。その中で環駿河湾観光交流活性化協議会が必ず出てきて、それにあと観光協会があったり民間の事業者があったり云々というようなお話があるんですが、要するにこの仲間というか一体としたグループは、例えばこの駿河湾フェリーが県道として認められていたとき――平成25年の資料があるんですけれども、そこで言ってるのが「駿河湾から富士山の絶景が楽しめる海上の県道223(ふじさん)号が産声を上げました。静岡市の清水港と伊豆地区を結ぶ海上の『みち』です。静岡県の新たな観光資源として、交流人口の拡大に大きな期待がかかります」、「駿河湾を取り巻く市町、観光協会、交通事業者などが集まり、『環駿河湾観光交流活性化協議会』が発足しました。両地域が一体となって観光交流促進や広報宣伝、周遊ルートの開発を進めます」と書いてあるんですけど、そのときとこれからと、どこがどういうふうに違って、どこがどういうふうによくなっていくのか説明を願います。

○横地観光振興課長
 環駿河湾観光交流活性化協議会のこれまでと今後ということかと思いますが、平成25年に5番委員がおっしゃったように県道223号の認定、また富士山の世界遺産の認定がございましたので、海上から世界遺産富士山の眺望が楽しめるこのフェリー航路を活用した環駿河湾地域――現在では3市3町になっておりますが――この地域の交流促進と観光振興を目的にこの協議会は平成25年度から活動を続けてまいりました。
 これまでも県と各市町、運航事業者である駿河湾フェリーが負担金を出し合いまして、例えば関東地区でフェリーのCMを流すとか、フェリーが土肥とか清水に着いたときのバスの時刻表ですとか、さくらマップなどもつくりながら、フェリーの乗船だけでなく観光振興に資するような活動をしてまいりました。
 これまでは、主にフェリー事業の宣伝、広報、営業が中心になりセールス活動などをやってまいりましたが、環駿河湾のほうも3市3町、環駿河湾地域の観光協会ですとか県の観光協会など関係者がみんなで利用促進に取り組んでいくという合意が得られました。あとは環駿河湾の3市3町が主体となって利用促進に取り組むとともに運航継続をしていくことで、これまでは環駿河湾地域にとどまっていたものが利用促進は全県に広まったものかと考えます。
 また、市町、協議会の観光振興の取り組みとフェリー会社の営業活動をもっと一体としてやることによりまして、フェリーの利活用と観光振興を図ってまいるものだと考えております。

○野崎委員
 何か余り、おおっていう感じの変化はないようですけれども、いずれにしても全県下、また全県下だけじゃなくて他県も含めて世界に向けていろんな情報を発信していっていただければと思います。
 それで、今回の9月補正の1800万円の内訳をお聞きしたいんですけれども。

○横地観光振興課長
 1800万円の内訳についてでございますが、まず先ほどの環駿河湾の協議会で行う事業費としまして200万円でございます。これは県の負担金が200万円でございまして、関係する市町も補正予算で対応しているところでございます。主には環駿河湾地域の魅力発信のことで、この地域の観光PRと周遊が促進されるようなプロモーションを行っていく予定でございます。
 次に、説明資料の19ページにございますジオとサイクリングによる魅力向上ということで400万円を計上しております。これは伊豆半島が世界ジオパークにも認定されたこともございますので、主に外国人留学生を対象としましたジオサイト観覧モニターツアーを検討しておりまして、外国人留学生にフェリー乗船、ジオサイト、あと民宿体験などを経験していただき、SNSやホームページを用いて情報発信を行うものです。
 もう1点、駿河湾一周の女子旅サイクリングによる魅力向上でございますが、主に首都圏に在住している若い女性の方を対象にE―バイク――電動アシスト自転車を使って駿河湾一周をするモニターツアーを検討しております。若い女性に大変人気のあるオズマガジンという女性雑誌とタイアップをする予定でおります。そうしたジオサイトや駿河湾一周の女子旅ということで、この地域の魅力を発信していく事業でございます。
 また、19ページの利用促進のための支援につきましては、駿河湾フェリーの利用と県内への宿泊を条件としまして、貸し切りバスツアーの造成への支援ですとか、富士山静岡空港からレンタカーに乗ってこられた方がさらにフェリーを使っていただければキャッシュバックをいたしますということ、また乗用車運賃への支援と割引に取り組む予定でおります。これによってフェリーの利活用と県内宿泊者数の拡大を図っていくものでございます。

○野崎委員
 ちょっと細かな話ですけれども、静岡空港からレンタカーを借りてフェリーを使って伊豆を周ってくれたり宿泊をしてくれる人にキャッシュバックするというのは、どういうことなんでしょうか。

○横地観光振興課長
 現在既存の制度といたしまして、富士山静岡空港を往復利用しまして、そこからレンタカーを使って県内に1泊する方に対しましては、レンタカー代金を3,000円キャッシュバックする支援制度がございます。
 これは伊豆市の菊地市長からも、先ほどちょっと申し上げましたフェリー船上での利用促進のアイデアといたしまして、静岡空港からフェリーを使って伊豆を周遊するようなコースが形成されると非常によいという意見もございますので、先ほどは3,000円と申しましたが、それにフェリーが加わることによって2,000円レンタカー代金をキャッシュバックするという、追加のキャッシュバックをするものでございます。

○野崎委員
 また後で説明してもらうようにします。
 時間の関係でこの辺で終わりたいと思いますけれども、とにかく駿河湾フェリーに関してはその地域の方においては物すごく死活問題のような大きな事業だと思いますし、かといって何でもありっていうことでもないと思います。特に静岡県は東西広い県でいろんな見方もありますので、ぜひ皆さんから称賛されるような事業展開になるように期待して質問を終わります。以上です。

○鈴木(澄)委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は14時55分とします。

( 休 憩 )

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