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委員会会議録

質問文書

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平成30年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:03/08/2018
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 それでは、分割質問方式で何点かお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、文教警察委員会説明資料の資料11に、大規模災害対策の取り組み状況の中で、防災女子「赤のまもり」と「青のまもり」があります。私も現物をいただきまして、コンパクトだけれども大事な要点がきっちり入っている、よくできているなと感心いたしました。
 これまでも大規模災害が発生した際の犯罪状況などは、東日本大震災また阪神・淡路大震災の現場に私自身もお伺いして、また議会の中でも女性の視点での防災対策を当局にお願いして避難所運営マニュアル等に女性の視点を入れていただいた経緯はございましたが、警察の方からこういう働きかけがあるとより一層防犯対策に効果があるのではないかなと改めて認識いたしました。
 そこで、そもそもこういう取り組みを行おうと思った、またどういう経緯でつくられたのか伺いたいと思います。

 また、実際に避難所で犯罪が発生しているというのは、私も直接お伺いしたこともあり認識しておりますが、県警としてはどのような事案が発生していたと認識されているか伺います。

 たしか、この取り組みは既に地震防災センターでのセミナー等で活用されているように伺っておりますが、どのように展開していくのかお伺いします。

○堀場災害対策課長
 まず、作成に至った経緯についてお答えさせていただきます。
 大規模災害時には、被害受容性の高い女性や子供が性犯罪やDV等の被害を受けやすく、東日本大震災においても統計にあらわれない被害が発生した例が復興支援を行っていた団体等により報告されております。
 本県においても、東海地震を含む南海トラフ地震の発生が懸念されており、多くの被災者が長期間にわたる避難生活を送ることが見込まれること、また地域で活動する女性防災リーダーなどからの要望もあり、避難所等における自主防犯対策を促して性犯罪やDV等を含む犯罪全般から、特に女性や子供を守るために被災時の防犯対策マニュアルとして作成いたしました。

 次に、避難所でどのような犯罪が発生していたのかという御質問ですけれども、統計にあらわれていないため明確なお答えはできませんが、東日本大震災の復興支援を行っていた団体がまとめた報告書によれば、女性に対して何らかの世話をしたことの対価としての性的行為を求めるものや抱きつく、体をさわるなどの痴漢行為、着がえ等をのぞくなどがあったと伺っております。

 最後に、今後の展開でございますけれども、作成したマニュアルについては大規模災害が発生した際に開設される避難所等に直接警察官が訪問するなどして、被災者及び避難所管理者に配付することを想定しております。
 新聞等で取り上げていただいたところ、自主防災会関係者や地域で防災活動を行う女性などから事前に入手したい旨の多くのお問い合わせをいただいたことから、県警察のホームページに掲載して誰でも御活用いただけるようにしております。
 引き続きマニュアルの周知を図るとともに、防災講話などにも積極的に活用していきたいと考えております。

○早川委員
 御答弁ありがとうございました。
 恐らく避難所等、大規模災害発生後の犯罪は統計に出ないということで、今お話があった以上の悲惨な事件等も私も耳にしております。もう二度とこのようなことを起こしてはならないという思いで作成されたことはよくわかりました。
 ホームページで誰でも簡単に入手できるということで、災害が発生してから避難所を巡回してお渡しするよりも、事前に配付することが大事ですし、女性だけでなく男性も含めて全ての方が認識していただく活動につながるようにぜひ広報活動をしていただきたいと思います。
 やっぱり何といっても女性警察官の提案ということで、デザインがかわいいというか親しみやすいというか、ちょっと手にとって見たくなるような感じですので、導入しやすいところからぜひ活用いただけるように私も広報してまいりますので、事前の防災という点で活用いただくようにお願いしたいと思います。

 次の質問に移ります。
 資料7にございます特殊詐欺事件についてであります。
 2月議会が始まり、全員協議会の部局長説明で筋警察本部長からも安全で安心できる犯罪の起きにくい社会づくりが重点目標ということで、第2点目に振り込め詐欺を初めとする特殊詐欺の被害防止の推進を上げられておりました。実際にどうしてこんなに被害が多いのかなと思うぐらい、かなり注意を喚起しても事件が終わらないという事態は非常に厳しい状況だなと認識しております。
 きょうの資料7でも御説明がありましたが、検挙数が上って被害額は減っていますが、多額の被害が上っているということで、まず県内における現在の発生状況をもう一度確認を含めてお伺いしたいと思います。
 また、全国的に特殊詐欺事件が多発しているという大きな問題がありますけれども、静岡県民は非常に穏やかで余り人を疑わないこともありますし、身内のことをとっても心配することもありますので、そういう県民性などが被害の要因につながっていくんじゃないかなという心配もあります。そのあたりの関係性も含めて他県との比較はどうなっているか伺いたいと思います。

 先日県警の音楽隊の定期演奏会が第30回目ということでおめでとうございます。御招待いただきまして、すばらしい演奏に感動しました。その幕間にお笑い芸人ヌマンズの方々が登場して、振り込め詐欺、特殊詐欺に遭わないようにという漫才を披露していただきました。しずおか関所作戦特命広報官ということで、ヌマンズのほかにちゅ〜りっぷという若手芸人が委嘱されたと伺いましたが、導入に至った経緯と目的、また今後どのように展開していくのかお伺いしたいと思います。

○鎌田刑事部参事官兼生活安全部参事官
 特殊詐欺のうち、県下における発生状況、他県との比較についてまずお答えします。
 平成29年中の発生状況、被害額は、説明資料の表にあるとおりでありまして、手集計ですけれども、ことしに入ってからも昨年同期と同じ60件ぐらい発生している現状であります。
 全国比較ということで、全国のどのくらいの位置にあるかまずお話ししますと、昨年の数字になりますが静岡県はワースト10位、それから被害額がほぼ同じワースト9位になりまして、いずれも本県よりワースト順位が上は東京都、大阪府などの都市部とその周辺の都道府県になります。
 他県との比較になると思いますが、特徴としては比較的交通網が発達していて、特に東京都心へのアクセスが良好であるため被害者が首都圏におびき出されて現金を直接手渡ししてしまうとか、あるいは逆に犯人が静岡県に入ってきて自宅やその周辺で現金とかキャッシュカードを手渡す形でだまし取られるといった被害が増加しております。
 それから県民性ですけれど、どういった要素をもって県民性を客観的に判断するかはなかなか難しいところありますけれども、先ほど言いましたとおり発生認知件数等が多いところは、一部を除けばほとんどが人口的に静岡県よりも多いところなんですね。人口、世帯数がいずれも静岡県よりも多いところなんです。それと首都圏への近さといった人口的な要素とか、あるいは地理的な要素により静岡県の件数が多いのではないかと考えております。

○夏目生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 吉本の芸人をしずおか関所作戦特命広報官に委嘱した経緯、それから今後の展開等についてお答えさせていただきます。
 特殊詐欺被害者の状況を見てみますと、特に特殊詐欺の被害に遭いやすい高齢者の皆さんに顕著な状況でありますけれども、特殊詐欺に対する危機意識が低い状況が見られます。こういった実態に鑑みまして、特殊詐欺に対する県民の関心と危機意識を高めるため、親しみのある吉本興業の静岡県住みます芸人を特命広報官に委嘱して、お笑い芸人との協働による広報啓発活動を行うこととしたものでございます。
 先ほど7番委員から御指摘もありましたけれども、特命広報官には3月4日の警察音楽隊の定期演奏会に御出演いただきました。また3月6日の午後5時台のテレビ番組に出演していただきまして、漫才を通じて特殊詐欺にだまされてしまう流れ、あるいは被害防止のためのポイントなどにつきまして笑いの中にも大変わかりやすく解説をしていただいたところでございます。
 今後につきましては、特殊詐欺被害防止広報啓発のための各種イベントへの参加、特殊詐欺防止のネタを盛り込んだ漫才の県警察ホームページへのアップロード、各種広報用ポスターやチラシ、啓発グッズ等への写真の掲載等に御協力いただくこととしております。

○早川委員
 ありがとうございました。
 ことしに入って既に60件発生していることで、被害額がわかりましたら教えていただきたいと思います。
 そして、何と被害件数がワースト10位、また被害額もワースト9位ということで、本当にゆゆしき事態であると同時に、また薬物事犯が多いあたりはやはり静岡県の交通網や人口の要素が含まれているのかなと認識いたしました。
 特に、今お話の中で首都圏に呼び出される、あるいは首都圏から取りに来る点では交通網の拠点となる駅ですとか、またサービスエリアとかでも注意喚起するポスターなどをぜひ掲示して、今割と銀行に行くとポスターがあったりとか、行員さんが注意したりとかしずおか関所作戦で引き出せないようにしているのはありますけれども、こんな手口で本当にだまされちゃうのかなと思うような手口で事件が起こっておりますので、そのようなところにもぜひ掲示をして注意喚起していただければと思います。

 あと、お笑い芸人を起用しての注意喚起というところで、これまでもたしか振り込め詐欺に対する川柳だとか標語だとか募集されて、一般の方々からもちょっとヒントになるようなものがあったと思うので、ぜひそういうものも盛り込んでいろんなところで注意啓発のための活動、活躍をしていただきたいと思いますが、その点について何かお考えがあるとしたら伺いたいと思います。

○鎌田刑事部参事官兼生活安全部参事官
 私からは、ことしに入ってからの被害額をお答えしています。
 手集計の暫定値ということで御理解いただきたいんですが、今現在1億5000万円ほどの被害が出ております。

○夏目生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 7番委員御指摘のとおり、過去には川柳コンクール等を開催いたしまして、県民の皆さんから広く被害防止上効果のある川柳を募集させていただいたところであります。
 1つの考え方として、例えばネタそのものを募集するですとか、県民の皆さんからこういう部分、ポイントを入れたらいいんじゃないのというようなところを提案いただくというのは非常に有効かと思います。
 現在考えております基本的なところで申し上げますと、被害防止の内容につきまして笑いの中にも実際に特殊詐欺にだまされてしまう流れ、あるいは被害防止のためのポイントをわかりやすく盛り込む必要がございます。芸人ですのでただおもしろいだけ、あるいはだまされた被害者の心情を傷つける内容があってはいけないと考えております。台本を作成するに当たっても、芸人さんに全部任せてネタをつくっていただいているわけではなくて、日々発生状況の分析を行っております私ども警察が芸人さんと相談をしながら作成しております。
 そういった観点で、仮に募集の形をとる場合でも警察が十分に関与して、先ほど申し上げましたただ単におもしろいだけ、あるいは被害者の心情を傷つけないように配慮していきたいと考えます。

○早川委員
 ありがとうございました。
 被害に遭われた方は、相談もできずに自分を追い込んでしまい、さらにはお金も失って傷ついていらっしゃいますので、そういう配慮はしていただきながら、県民全体でこの問題を考えていく機会をつくっていただければと思います。
 特に、最近被害に遭われている方の年齢を見ますと高齢者ばかりではない感じもいたしますし、ことしの取り組みの内容の中には御家族――お子さんやお孫さんが高齢者をしっかり見守っていくこともポイントになっているかと思います。県民全体がこの問題、絶対に被害に遭わない、遭わせないという思いで取り組める仕組みをつくっていただきたいと思います。これは要望です。
 また、ことしもまだ3カ月しかたっていなんですが、被害件数に加えてこんなに多くの金額を失ってしまったことは本当に残念な思いがしますので、新年度からは新たな事案が発生しないことを祈っております。

 次の質問に移ります。
 非行少年対策についてで、静岡JUST−FIT作戦について伺います。
 このことも毎回のように委員会で御報告がありまして、非常に重要な内容だと思っております。説明資料の中に、SOSを発している少年の救出、構成員の立ち直りに至るまでの一連の対策を推進するという記載がありますが、ここには農業体験とありますけれども、特に立ち直り支援活動の具体的な内容について伺いたいと思います。
 そして立ち直った少年に対して、その後のフォローというのはどんなふうにされているのか、あわせて伺います。

○加藤少年課長
 少年の立ち直り支援の内容につきましては、少年警察ボランティアですとか大学生のボランティアの御協力のもとで、野菜の種まきから収穫まで行ったり、バラの芽かきを行う農業体験でありますとか、自営業の少年ボランティアの御協力をいただいて自動車整備などの職業体験をする、折り鶴を使った張り絵等を作成するなどのほか、海岸などを清掃する清掃奉仕活動、学習支援、非行集団のメンバーを召致しての非行防止教室の開催などを行っております。
 その後のフォローにつきましては、必要に応じまして少年や保護者に対して連絡をとりまして、近況を確認して相談に乗ったり、また街頭で姿を見れば声をかけたりして、把握した少年の現況等に応じた指導助言を行うことにより少年の立ち直りを支援し見守っているところでございます。

○早川委員
 ありがとうございます。
 非常に大事な取り組みだと思いますので、引き続ききめの細かい対応をお願いしたいと思います。
 また、立ち直り支援活動の中で1つ提案があります。動物保護団体ボランティアの方々が日々保護された犬や猫の世話をする活動をされているんですが、非常に大変な作業であります。たしかアメリカでは少年院に入ったお子さんが保護された犬の世話をして、さらに引き取り手に渡るように訓練する活動をプログラムの中に入れて、非常に効果があると伺った記憶があります。いつも誰かに面倒を見てもらっている立場の少年が、保護された犬の面倒を見ることによって誰かの役に立っていて、また自分がいないと犬は食事やトイレも散歩もできないということで、責任感とか愛情とかがすごく湧いてきて非常に効果があると伺いました。
 動物保護団体の皆さん全てにっていうのは、もちろん逆に責任とかいろいろ問題があると思いますので課題があると思います。非常に前向きな、またそういう活動も協力してもいいよというところが必ずありますので、上手に間に入っていただきながらこの支援プログラムにつながっていけばいいかなと思いますので、また御検討をいただきたいと思います。

 では、次の質問に移ります。
 交通事故防止の対策について伺います。
 まず、毎回うるさく言って申しわけないんですが、初めに反射材着用の促進について、冬の寒い時期は暗くなるのも早いですし、着ているものも黒いものが多いので効果があるなと車を運転していて実感いたします。
 実は昨日、私の前を土屋委員長が歩いていまして、その足元を見ますと小っちゃいんですけれど反射材がしっかり埋め込まれている靴でして、明るいところでもわかるような感じで、さすがだなと思ったところであります。
 こうした意識を持って着用する、身につけることは本当に大事だなと改めて思ったところですが、12月定例会の後、反射材着用イベントなど新聞報道なども目にいたしまして、具体的に現在どのような活動を行っているのか伺いたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 県警察では、関係機関、団体と連携して反射材着用イベント等を開催し、反射材の着用促進に努めているところであります。
 具体的なイベントの内容でありますが、昨年12月に新聞報道されたイベントについて2つほど紹介させていただきます。
 1つは、昨年の12月20日に県警音楽隊が県庁別館展望ロビーで開催したクリスマスコンサートにおいて、演奏の合間に本部交通企画課の担当者が約200人の聴衆に対して、反射材ストラップつきLEDライトや靴用の反射材の着用による交通事故防止効果等を紹介し、反射材の着用を呼びかけています。
 2つ目は、昨年の12月18日と19日の2日間、富士市が指定した高齢者事故防止対策推進モデル地区2地区において、富士警察署がスーパーや関係機関、団体と連携して、スーパーに来店する高齢者の方に反射材を配布しての交通安全指導を行っております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 ぜひこちらも高齢者だけではなくて、やはり若い方でも通勤通学でバスや鉄道を使われる方は歩かれますので、若い方々にもぜひ啓発をお願いしたいと思います。また前回も要望いたしましたが、敬老の日のプレゼントに反射材の入った靴とかお洋服とかを提供できるように量販店との協働だとか、また文化芸術大学もありますので、学生さんたちのアイデアを取り入れながらファッションショーを開くとか、いろんな啓発活動をしていただければと思います。これは要望にしておきます。

 あわせて、高齢者の事故防止対策ということで、静岡県の運転免許証の自主返納がすごく進んでいることは大変評価いたしますが、逆に山間地に居住している方、また静岡県は非常に広うございますので、公共交通網がなかなか発展していないがためにどうしても自動車が必要な方々が非常に多くいらっしゃいます。自主返納することができない高齢者ドライバーの安全対策が非常に重要ではなかろうかと思いますが、警察の考え方、また取り組みについて伺いたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 県警察では、運転に不安を感じる高齢運転者が運転免許証を自主返納しやすい環境を整備するため、自治体、関係機関、団体と連携して運転免許証自主返納者に対するタクシー、バス運賃の割引による移動手段の確保、生活の支援となる各種優遇が受けられる運転免許自主返納者サポート事業の実施、地域包括支援センター等福祉部門と連携した生活支援等の施策を推進しているところであります。
 しかしながら、7番委員御指摘のとおり地域性等により運転免許証を自主返納できずに運転を継続する高齢者がいるわけでありまして、これらの方に対しては運転免許証更新時の高齢運転者講習や関係機関、団体と連携した参加体験実践型の交通安全教育、高齢者宅を訪問しての交通安全指導等を通じて、高齢者自身に加齢に伴う身体機能の低下を自覚し身体機能に応じた運転を行うよう、きめ細かな安全指導を行っております。また関係機関、団体と連携した、自動ブレーキやペダルの踏み間違い時加速制御装置等を搭載したいわゆる安全運転サポート車の普及促進を行っております。
 なお、運転に不安を感じる高齢運転者やその家族からの相談に的確に対応するため、昨年3月に本部運転免許課内に高齢運転者支援ホットラインを開設して、高齢運転者等に対し安全運転に関するアドバイスなどを行っているところであります。

○早川委員
 ありがとうございます。
 自主返納していただくのが一番望ましい、またそれができる体制整備は事務局や市町と連携しなくてはいけないと思いますが、やむなく運転を続けたい方に対しては、ぜひ手厚い対応、また指導をお願いしたいと思います。

 最後の質問に移ります。
 AEDの配備について伺います。
 先日、岐阜市内でウオーキング中に突然倒れた方に対して観光で訪れていた方が声をかけ、またその状況に気づいたランニング中の警察官の親子が近くの交番にあったAEDを使って救命できたという報道がありました。
 現在、静岡県内の警察署におけるAEDの配置状況はどのようになっているのか、またその配置に至る経緯について伺います。

○森本警務部参事官兼警務課長
 AEDについてお答えいたします。
 警察署におけるAEDの配備状況ですけれども、現在27警察署、分庁舎、警察学校、執行隊、運転免許センターなどに合計49台が配備されております。
 配備に至った経緯についてでございますけれども、平成23年に日本赤十字社静岡県支部がAED設置推進事業を行いまして、これにより寄贈されたAEDを警察署等に配備して、心肺停止状態の傷病者に対する迅速的確な救命処置をとる体制の強化を図ったところでございます。

○早川委員
 ありがとうございます。
 49台ということは、恐らく全ての交番等への配備には至っていないと思います。一番身近な地域の拠点というか、灯台になっている交番も含めた警察施設へのAED配備の拡充を対策の1つとして要望しまして質問を終わります。1年間ありがとうございました。

○土屋委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は3時10分といたします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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