• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○山ア委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言を願います。

○杉山委員
 自民改革会議の杉山でございます。どうぞよろしくお願いします。
 一括質問方式で2問。まず委員会説明資料63ページ、沼津港のみなとまちづくりの推進につきまして質問をしたいと思います。
 平成27年12月に策定しました沼津港みなとまちづくり推進計画の実現に向けまして、官民が連携して活動を推進しております。昨年度につきましては内港地区の北物揚場付近、多目的広場の整備に当たり休日に集中する観光バスへの対策、そして県、沼津市及びNPO法人沼津観光協会が連携し、外港地区に整備したバス待機場を利用した新たな受け入れ方法について実証実験を行いまして、本年4月より運用を開始しているわけです。
 そして、実はこの外港のほうの沼津埠頭株式会社の社長を御承知のとおり前々部長の長島元部長が担っております。そして土日になると車やバスがもう外港のほうに入れないように遮断していたんですね。でも土日の一番混雑するときには、沼津港に向かう観光の方々のバスや車が駅周辺ぐらいまで連なって大変な混雑をしているような状況において、長島社長に外港にも受け入れてくれとお願いをしたのが実は私とあそこの魚市場の関係の方々で3年か4年ぐらい前に話をしたことがあるんです。ようやくこれが今実を結んでいるような状況になるわけですが、まず観光バスについての受け入れの具体的な効果を県が把握しているかどうか。

そして、さらなる観光客の増加が見込まれる沼津港におきまして、今後はどのようなまちづくりに取り組むのかを聞いてみたいと思います。

 それから71ページ、沼津駅周辺総合整備事業についてです。
今年度の事業内容と今後の取り組みですが、御承知のとおり3月21日に大沼市長が突然逝去されまして、新しいかじ取り役に頼重新市長が――彼はまだ49歳という若さでありますが――当選しました。御承知のとおり推進派の市会議員が2人出まして、反対しているほうは女性が1人出馬して大変憂慮されたわけでありますが、それでもこの反対という候補者の得票自体を相当大きく上回って当選されたことで、改めましてこの事業の実施に対する市民の民意が得られたのではないかと考えています。より一層の力を入れて事業を推進していくべきでありまして、今後の事業内容と取り組みの方針について伺いたいと思います。以上です。

○木村港湾企画課長
 沼津港のうち、この4月からバスの受け入れ方法を変えた効果について御説明をさせていただきます。
 沼津港につきましては、休日の昼どきなどは大変混雑をいたしまして、観光バスなどの集中により駐車場が不足いたしまして、バス会社の予約を断っておりましたケースもございました。そのため昨年度に官民が連携し2度の実証実験を行いまして、この4月からバスの受け入れ方法を変更いたしました。内港地区の北物揚場付近を乗降場所といたしまして、外港地区に新たにバスの待機場を整備し、これらを連携させる方法といたしました。
 効果といたしましては、昨年度はお昼のピーク時に最大11台ぐらいまでしかバスの予約受け入れができませんでした。しかし今年度4月以降になりまして最大24台までそれらを拡大することができました。さらにスムーズなバスの受け入れ態勢、受け入れ運行ができておりますし、北物揚場付近の観光客の安全な歩行動線の確保も図られております。結果といたしまして港のにぎわいづくりに大きな効果を上げていると考えております。

○杉山港湾局長
 沼津港のみなとまちづくりの今後の取り組みについてお答えいたします。
 まず、みなとまちづくり推進計画は沼津港の10年後、20年後の目指す将来像を定め、その具体的な方策を検討したものでございます。
 まず、この計画の実現におきまして、先ほど申し上げました喫緊の課題であります観光バスによる渋滞緩和に向け、実証実験に基づく運用を開始したところでございます。
 今後の取り組みでございますけれども、このみなとまちづくり推進計画で定めました沼津港の将来像の実現に向け、沼津港の魅力の根源であります風景、食文化、自然、歴史という場の力の最大化を図るため、統一感のある景観設計を行うとともに、より高質な憩いの空間を創出してまいりたいと考えております。
 また、内港西側にあります物流機能を移転、集約し、そこに新たな憩いの空間の創出も図ってまいりたいと考えております。
 さらに、港という限られた公共空間で沼津港の魅力を高め、長期にわたりその魅力を発信し続けるため、皆の思いが一つになり地域総がかりで取り組むエリアマネジメントも推進してまいりたいと考えております。

○勝又街路整備課長
 私からは、沼津駅周辺総合整備事業の今年度の事業内容についてお答えします。
 県としても事業を加速させるために、今年度から工事着手できる箇所については着手していくものとしてございます。具体的には7月下旬から新車両基地用地におきまして、鉄道高架工事の支障となる東京電力の送電線鉄塔の移設補償工事に着手していく予定でございます。
 また、新貨物ターミナル建設用地につきましては、地権者周辺住民は騒音等生活環境への影響を不安に感じていることから、今年度は防音壁のサンプルを現地に設置し実際に見てもらうなど、今後も環境対策の説明を丁寧にしてまいります。
 なお、鉄道高架工事の着手には鉄道事業者との協定締結が必要であり、今年度も引き続きJR東海、JR貨物に対しまして事業用地取得完了後、速やかに工事着手できるよう協議を進めてまいります。

○小澤都市局長
 今回の市長選挙でございますが、頼重市長ともう1人の推進派の候補の合計得票数が75%を超えております。さらにサンプル調査ではございますが、出口調査の中で沼津駅周辺総合整備事業に対して事業を推進すべきかどうかという問いがなされたところ、6割以上の方が賛成している。それから反対は2割にとどまって、残りの2割がわからないという方でございました。このような結果を踏まえまして、先ほどもお話がございましたが県民市民各位から強く背中を押していただいたと考えてございます。
 このことから、新貨物ターミナルの用地取得について市の取り組みを尊重し、県として全面的に協力することで早期の工事の着手を目指し、さらに全力で事業を推進する所存でございます。

○杉山委員
 みなとまちづくりとして、バスの受入台数が11台から24台になって大変効果があったと。これはいいことです。
 一言言いたいんですが、長島さんが社長になって、私どもがいろんな話をしてから既に3年ぐらいたってるんじゃないかな。県のやることがどんなにいいことであっても、はっきり申し上げて遅過ぎるんですよ。相当前にそんな話を僕らがして、あれだけ外港のところが余ってるんだから例えば警備員を置くだとか、白線を引くだとか、何かの条件を言っていただいてどんどん始めなさいっていう話を何回かしたんですが、やっとこの4月から始まったのが現状ですからね。やることがいいことは誰が考えたって当たり前の話で、だけどなぜ早くできないのかということが物すごく行政の問題なんですよ。だからそこのところをやっぱり反省すべき点はしてもらいたい。
 そして、外港のほうにバスを持っていく場合には――例えば全国にはいろいろな人が集う町並みがあります。川越、鎌倉、それから大分の日田市の豆田町とか。これ、全部のまちが共通して言えることは車両が一切入れないということなんですよ。つまり自転車とかバイクとか車は入れないような町並みに今人が集まってるんですね。ですから、例えば沼津港も外港から入ってきてびゅうおを見ながらずっと歩いて、あそこの食堂街にたどりつくというような歩ける町並みをもう少し考えてもらったほうがいい。せっかく外港にバスを持っていくんですから。途中でおろすこともたしかにいいのかもしれないけども、ぷらぷら歩いてああいうところを見てもらって――びゅうおなんかも眺めいいね、きっと夜来たらライトアップなんかされててすばらしいんだろうなっていうような町並みをつくらないと。実は沼津港は昼間はすごいですが、夜に行ったことはありますか。がらがらですよ。お客がいないのよ。ほとんどが土日の昼間に集中しちゃっているんで、今度はあの沼津港にせっかく昼間来てもらっている、来客しているお客さん――何かいろんなパーセンテージが出てますよね。沼津市民以外の方が何%だとか、県外が何%、神奈川県が何%っていうものが出てるんですから、県外から来ているお客さんが宿泊して夜沼津港で食べてもらえるような政策をつくっていかなければ、多分沼津港は今のままではじり貧になってくるんじゃないかなと僕は思っています。これは要望ですけれども、その辺もぜひ頑張ってやってみてください。

 それから、沼津駅周辺総合整備事業ですが、土地収用法第35条の予算を沼津市が通しましたよね。これについてどう考えているか、県の考え方を教えてもらいたい。そして高架周辺整備事業が何をもたらすかをもう少し具体的に市民に言わないと――例えばあかずの踏切がなくなることによって電車の本数をもっとふやせるとか、下の部分のあいた空間をしっかりと利活用できるとか、それから今3.何メートルの桁下が4.何メートルになれば大型バスやトラックも分断されている南北がなくなるからとかっていうもっと単純明快な市民に対するアプローチ、それから説明をしてしかるべきだなと今感じています。それについては県も市もお互いに考えながらやっておりますからさらに推進してもらいたいんですが、1点だけ、その第35条の予算が沼津市議会の中で通ったことに対しての県の考え方を教えてください。

○小澤都市局長
 土地収用法第35条の調査についての県の考え方についてお答えいたします。
 先ほど来、お話をさせていただいておりますが、市民の強い後押しを受けた、民意を得たということでございますので、県といたしましてもこの調査を市と協力して推進する方向に相違はございません。

○杉山委員
 その程度のお答えでよしとは言いません。何が言いたいかもうよくわかっているはずですが、例えば収用に入っちゃった場合、多分一番最初に土地を提供した方の価格に比べて土地を収用した場合の価格は下手すると半分以下になっちゃうのかな。ましてや、そこに税の問題まで絡んでくることも含めて、架空の部分についての方々はたしかにいろんな話し合いをしてもって、しかしそういうことをきちんと認識していない方々がまだいるような気がするんですよ。仮定の話で結構ですが、こういう場合にはこうなりますよというような
――もうこれは本当の余談の話なんですが、前の栗原市長のときに私はこういう話をしたことがあるんです。一番最初に提供してくれた人の価格で沼津市が補塡して買い上げますよって言ったらどうなるんだって。これは現実論としてそぐわないのはよくわかっていますが、それだけの価格の問題1つをとっても非常に大きな問題なんですね。だからできればそこまではいかないほうがいいというのは、現実論というのはわかっているんだけれどもそこのところをやはりもう少し細かく、現実論として反対されている方々のところに情報提供することは必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。以上です。終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp