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委員会会議録

質問文書

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平成30年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:12/14/2018
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 分割質問方式で質問します。
 先ほどの6番委員の野球場の話の中で、篠原がどこだかわからないようなところに住んでいる人がいるとありましたが、私はそこに住んでいる人なんです。野球場について最近いろいろと報道していただいているので、天竜区の人たちも何となく野球場みたいなものをつくるんだなという認識は少しずつ持ち始めています。
 これについてどうする、ああすると聞かれれば、県議会議員という立場もあってプラスして所感というか意見を述べています。中には何であんなものを今ごろつくるのかとか、どっちかというと異国の物語みたいに思っている人もいるわけです。野球場の必要性とか何だかんだというよりも、そもそも都市計画決定された地域には県が金を出せるんで野球場をつくっていくという発想もそれはそれで理屈は通っているんですが、住民感情は全然違う視点で物を見ていまして、首をかしげている人が実は大勢います。
 私は、最初はあってもなくてもどっちでもいい考えだったんですが、今はないよりあったほうがいいと、ややのめり込んで前向きに思っています。別に3番委員に配慮しているわけではありませんけれど正直そう思っています。確かにスポーツ全体の競技力の底上げが叫ばれていますし、そういった施設が1つでもふえることはありがたいと思っています。これは私の最近の野球場建設に関する思いの1つであります。
 9月議会で、周辺市町の首長とか関係者の方に御意見を聞いたと。果たしてどういった意見が多かったのかを伺いたいわけですが、その前に一言申し上げておきたいのは、その聞き取りが終わった後にある首長とお会いしましたら、やっぱり本音はあそこに野球場は要らないよねという話をされました。正直に言えない何かがあると私は感じましたが、それはそれとして単純に事務的作業として、周辺市町の代表の方を初め関係者に聞き取りした結果について、少し報告をいただきたいと思います。

○森見公園緑地課長
 ことしの9月14日から10月23日までの間に、御前崎市、湖西市、磐田市、掛川市の各市長、それから森町長、袋井市と菊川市については副市長と面会して意見交換を行いました。その席では具体的には、魅力のある野球場にしてほしい、使いやすい公園をつくってもらいたい、利用方法としては大会への参加が中心になるだろうといった意見をいただいたところでございます。

○中谷委員
 わかりました。
 紋切り型の答弁なのでそれはそういうことにしますが、やはりせっかくつくるんだったら、知事が答弁で言われたように浜松市民がよかろうというように。アンケートの話も先ほど出ましたが、私が言いたいのは天竜区も浜松市なので忘れないようにお願いします。

 次の質問に移ります。
 日本平夢テラスに関して、木を使用したという点で営繕工事の担当に伺いたいと思います。
 11月3日にオープンし、本会議でも質問議員が私の後援会は日本平夢テラスを訪れたとかさんざん言っていまして、実は私も当初計画していたので同じことを言おうと思ったんですが、何と12月11日は休館日でした。これは運のなさの始まりか、私の不徳のいたすところと思ったわけです。
 最近、特にFSCの森林認証という言葉がはやってきまして、県内でも認証森林が多いわけです。日本平夢テラスという名前は、多分知事がつけた名前じゃないかなと思っているわけですが、最近の森林認証の取得状況は上がってきているのかということと、この夢テラスに認証材をどのぐらいどのような形で使ったか、まず教えてください。

○長田営繕工事課長
 静岡県の工事発注では県産材の使用を条件としているため、日本平夢テラスでは県産材を使用しておりますが、FSCの森林認証材は使用しておりません。

○中谷委員
 それは余りよくないですね。県も例えば県有林を中心に森林認証をふやせと、モデル的に認証をとらせて率先して広めようとしているわけです。しかも夢テラスというぐらいで、夢のある木をいっぱいふんだんに使った施設なので、当然認証材を使ってしかるべきだと、使っているもんだと思っていましたが、なぜ使えなかったのか、使わなかったのか理由を教えてください。

○長田営繕工事課長
 先ほども触れましたが、県の工事発注の中で特記仕様書がございまして、そこで木材の使用について規定しております。木使い推進プランが始まったこともあり県産材の利用を促進するため、それまで特に県産材にこだわっていなかったところを、平成28年1月1日以降の設計のものについては県産材の利用を義務づける形にしております。
 近年、2番委員がおっしゃるようなFSCの森林認証材が非常に注目されてきており、受注者から施工提案としてFSCの認証材の利用をしたいと申し出があるケースについては積極的にFSCの認証材を利用していただいて実際に使っているところでございます。
 ちなみに、富士山静岡空港旅客ターミナルビルの増築改修工事では、受注者からの提案があり杉のFSC認証材を約200立米使っております。このような形で積極的に提案していただけるようにお願いしていきたいと思っています。

○中谷委員
 わかりました。
 結局こちら側の売り込み不足なのか。設計者に遠慮したなんてことはないですね。

○早津交通基盤部理事(営繕担当)
 日本平夢テラスに関しては静岡市の木材業協同組合にお願いしました。材料が量的にも多いもんですから、そこで入手可能かどうかをまず打診して何とかなると。FSCというとどうしても1つステージが上がって納材に時間がかかることもございまして、請け負ったゼネコン業者、木材業者と相談しましてなるべくスムーズにいく方法で、特に静岡市産材を使わせてもらった次第でございます。
 先ほど長田営繕工事課長が申しましたように、富士山静岡空港の場合、天竜地域や島田地域のFSC材を業者から要望、依頼を受けて県も施工者と一緒にFSC材を使ったということで、現在はまだ本県全部の山がFSC材になっていない状況もございます。
 自分も3年前に西部特別支援学校が新築されたときに、ゼネコン業者に対してFSC材の使用をお願いしわかりましたということで、一部ですが体育館に使ってもらいました。FSC材になりますと価格が上がってしまうこともありましたが、なるべく依頼して了解して使ってもらうような状況で、それは今も余り変わっていない状況でございます。まずは県産材を最優先して使っていただいて、その中でまたFSC材を使ってもらうように心がけて、受注業者と調整していきたいと思っています。

○中谷委員
 よくわかりました。
 ゼネコンに発注したということですが、主に静岡市周辺の業者だと思いますけど、県内の業者はどの程度かかわっていたのか教えてもらえませんか。

○早津交通基盤部理事(営繕担当)
 ゼネコンの一次下請業者には、地元の木材加工の得意な建設業者がございまして、静岡市の木材業協同組合と材の入手について相談して工事を進めています。

○中谷委員
 本会議でも発言したんですけれども、建設業界は人手不足と高齢化で非常に大変な状況になりつつある。例えば県が発注する公の施設には、できるだけいろいろな形で県内の建設業者を含めて携わっていけるように配慮されていることはわかりますが、今以上に力を入れていただかないと大変だなと思いますので、よろしくお願いしたい。
 それと、日本平夢テラスは土曜日の夜に開館していて夜景がいいと。それを聞いたとき何を思ったかというと、40年前の私だったらデートスポットとかに行っていましたから、もうちょっと有効に利活用できたんじゃないか、しかし時既に遅しとだけ申し上げて質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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