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質疑・質問者: | 蓮池 章平 議員 | |
質疑・質問日: | 03/18/2020 | |
会派名: | 公明党静岡県議団 |
分割質問方式でお願いします。
まず、高齢者、児童、障害の入所施設、例えば高齢者の入所施設の1床当たり97万8000円という補助基準額がありますが、これは多床室を区切る考え方だと思うんですけど、
区切ることについて基準があるんですか。
何を聞きたいかというと、先ほど5番委員から区切った後に撤去するときどうするんだ、その費用をどうするんだと話があったんだけど、今ベッドを覆うような組み立て式の
ものがあると思うんですよ。外でもベッドを置いてそのまま隔離できるものが。
例えば、こういったものを購入し何かあった場合にベッドを囲って隔離することは対象になるのでしょうか。
○浦田介護保険課長
現時点では、あくまでも区切る、壁をつくることを対象として考えておりますので、例えば7番委員がおっしゃったようなテントみたいなものは対象には入ってございません。
○蓮池委員
値段は承知してないんだけど、97万8000円で1床つくることを考えると、そういったものだったら多床室の中でも何かあったときに、すぐそこのベッドだけ個室化できるわ
けじゃないですか。常に区切らなくちゃ、これしかもうだめですよではなく、柔軟な発想でその後のことも考えればそういったものも完備しておいてもらって、いざというと
きに――値段にもよるけれども――1床当たり97万8000円の範囲で個室になるのであればそれはいいですよの考え方があってもいいと思うのですが、国の基準か何かがあるの
でしょうか。
○浦田介護保険課長
内容については、国の制度に準拠してございます。テント式で考えますと、テントの大きさにもよるかとは思うのですが高齢者施設、介護の施設ですのでどうしても介護を
しなければならない。例えば車いすが出入りすることも考えなければなりません。テント式になりますと多少それが介護の邪魔になる――どうしても部屋の広さの制限という
意味で不便な部分もある――かもしれません。そういったことも含めまして、恐らく現時点での制度は壁をつくる、区切ると。その上で居住空間もなるだけ確保することが頭
にあった上での制度設計かなと思っております。
○蓮池委員
そうなれば、既にぐあいが悪くなった方を車いすで移動する状況じゃないでしょう。
意見だけ申し上げておきますよ。要は何でもかんでもこういうもんなんだで対応するのか。そっちのほうが多分安く簡易にできるし、撤去も考えるといいし、例えば作業性も
確保できるのであれば、こういったことも選択肢の1つとしてね。必ず上から下まで全部区切らないといけないでしょ。区切るとしたら。要するに床から天井まで壁をつくら
なきゃいけない。それは相当な工事だしね。多床室にその工事をするだけでも大変な状況であるわけで、その間そこにいらっしゃる人たちはどこかへ移さなくちゃいけないこ
とも出てくるので、本当に現実的なのか疑問が残るんですよ。
だから、本当にこれしかないのかどうかまた検討をしていただきたいなと思います。
この施設はもう限定されているんですよね。つまり個室がない施設が、高齢者入所施設7、児童入所施設11、障害者入所施設34、障害児入所施設3に限定されていると。
○浦田介護保険課長
高齢者の7施設は、限定されてはおりません。予算積算上の表現として書かせていただいておりまして、今高齢者施設は多床室は上限4床になっているもんですから、4床
の予算見合いで考えたときには、7施設分になるかなと考え方でございます。つまり4床掛ける7施設で28床分は最多できる。例えば1施設が1床分だけ整備をするとなれば
28施設できますよといった表現でございます。
○森岡経理課長
児童入所施設につきましては、今現在多床室のある比較的大規模な施設のうち、個室化の必要性があると見ている施設が11施設ございます。
障害者関係の入所施設につきましては、7番委員の御指摘のとおり、多床室のある施設数をカウントして予算を確保します。
○蓮池委員
これから御案内して、手を挙げていただいてやるとのことなんですけれども、ちなみにこの工事はどのぐらいかかるんですか。パーテーションをやろうとしたら。金額もそ
うですし、工事期間とか。それから使う部材などまで全て規定されてこの積算なのか。
○浦田介護保険課長
工事の内容については、どのような壁にするのかによって変わってくるんだろうと思ってます。簡易なやり方、パーテーションであるならば置いて固定するだけの話ですの
で、実際期日も費用もそれほどかかるものとは思っておりません。ただ個室化した場合はスプリンクラーなどもセットしなければなりません。多床室にはもともとスプリンク
ラーはきてますので、そこからまた線を取り回す工事が必要になるかもしれませんけれども、そういったものを含めましても、工期はそれほど長いものではないだろうと考えております。
○蓮池委員
ぜひ現場で混乱しないようにお願いしたいなと思います。
前の委員会で、ホームページの改善をお願いしまして、少し改善していただいたんですけれども、例えば現状の感染症の状況とか、そういった形があります。できるだけ県
民の皆さんがわかりやすいものをつくってとお願い申し上げました。とにかくね、文字が多過ぎるんですよ、静岡県のホームページは。見る気にならない。ぜひぱっと見てす
ぐわかりやすい、それから日々刻々といろんな状況が変化しているので、――例えばこの前東京都のホームページを一部御紹介しましたけれども――何かわかるような工夫を
ぜひお願いしたいと思いますけどいかがでしょうか。
○青山健康福祉政策課長
今回の修正につきましては、危機管理部、健康福祉部、経済産業部、文化・観光部と連携してホームページの形から修正させていただいたところですが、このページばっか
りではないんですけれども、県のホームページは文字数がかなり多いのはありますので、また広聴広報課の御意見も聞きながら極力わかりやすいものに、日々修正する努力を
重ねたいと思います。
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