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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:11/15/2012
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 2点お伺いします。
 まず、説明書の15ページ、ふじのくに千本松フォーラム整備課のところです。この中の2の(1)アの東部地域都市拠点総合整備事業推進費について伺います。
 8番、相坂委員からも質問がありましたけれども、視点を全く変えてお伺いします。
 まず、このページに本来なら決算ですから、(1)、(2)、(3)は交通基盤部からの移管事業だと思いますけれども、決算額が一括して全部載っています。(1)、(2)、(3)はそれぞれ全く用途が違うものですから、数字的な説明をお願いします。

 それから、(1)のアの中に、こういう表現がありますが、全くわかりませんので教えてもらいたいんですよ。
 「事業支援業務委託により」という委託のための委託のような表現があって、後段のくだりを見ていきますと、設計業務に関する支援を受け、協議調整を行ったと。(イ)についても、契約書の調整や交渉に専門家の支援を受けながら、事業者との協議調整を行ったと。
 委託というのは基本設計でも実施設計でもありますけれども、事業の支援業務委託というのはどういうもので、どういう働き、役割をするのか全くわからないものですから、教えてください。

 それから(ウ)についてです。沼津市が実施した工事と合わせて行ったということで、ここにかかった数字2044万円が記載されています。
 ただ、解体工事というのは本来、建築の分類に当てはまっていて、ここで言う汚染土壌を掘削除去したというのは全く別の業種だと思うんですね。大半が沼津市が発注したものに合わせて負担した形をとっていると思いますけれども、こういう発注負担方法をやられていることについて、お伺いをいたします。

 それから2点目です。説明書の45ページです。
 中ほどに石雲院の展望デッキの建築工事に着手したということになっておりますけれども、65ページの工事明細表を見ると、建築工事等3本について契約をしただけであります。法的には平成23年度債務で繰り越しをしていますから、何ら問題はないのでありますけれども、予算の執行の姿勢について伺います。
 これは着工が年度末の3月30日です。一方、施策展開表では、32ページにありますけれども、知事肝いりの空とか茶とか、風とか海の得意の4つの道とか、そういうことをうたっておきながら、年度末で発注をして、支出がゼロで全額平成24年度に債務繰り越しをしていくという姿勢。一体入札はいつやられたんですか。そのための調整はどういう状況であったのか、伺います。以上です。

○神戸ふじのくに千本松フォーラム整備課長
 まず、事業費の内訳について申し上げます。
 全体で5200万円余となっておりますが、そのうち、先ほどお話のありました整備事業支援業務委託に956万5000円余。管理運営委託業務に1648万5000円余。広報関係といたしまして、広報用のDVDの作成に150万円ほど。愛称募集に100万円程度。それと、土壌の掘削除去費用に2000万円程度ということで合計額5228万2000円余となっています。
 
 次に、事業支援業務委託についてでございます。ふじのくに千本松フォーラムの整備に当たりましては、民間ノウハウを活用するということがございまして、民間が県の土地に建物を建築し、民間が建設した建物と県の土地を交換して、その差額を買い取るというような手法をとっております。
 これにつきましては、本県で初めてでございますし、全国でも非常にまれな事例でございます。こういうことを行うに当たりましては、土地と建物という異なる性質の財産の交換、それから民間の建物を県と市でそれぞれ所有するというようなことで区分所有法上の区分所有の問題など数々の問題がございます。こうしたことがあり、県が事業者と行う財産取得の契約、それから設計協議を行うには法律とか建築の専門家の知恵が欠かせないというようなことがございまして、プロポーザル方式により事業者を選定して、この事業を行い、支援を受けながら、今年度6月に財産の取得契約、それから工事の着工というようなことで事業を進めております。

 次に、汚染土壌掘削除去の関係でございますが、旧キラメッセを沼津市で取り壊しをすると。そのときに当然、基礎を掘り返すというようなことがございます。その工事の中で、この汚染土壌の除去を行ったわけですけれども、普通の工程から特別にかかる費用が県、市合わせて3500万円ほどでございます。そのうち、県分として面積案分というお話がございましたが、その面積案分で2044万円を県で負担したということでございます。以上であります。

○石川空港利用政策課長
 空港の石雲院展望デッキの関係でございます。
 まず繰り越しになった経緯でございます。昨年の11月でございますけれども、デッキを建設するに当たり、地元の意向あるいは有識者の会議でさまざまな御意見を頂戴しながら進めてまいりました。その中で、建物自体のさらなるユニバーサルデザイン化の御意見ですとか緑化の話、そういったものとあわせまして、デッキの構造そのものを再計算する必要に迫られまして、そこを急ぎ取り組んだところでございます。
 それを踏まえまして、執行自体は公告を始めたのが2月、入札を行ったのが3月ということで、何とか急いで事務を進めたところでございます。御指摘のように、もっと計画的に手続を早く進めるよう我々が執行すべきだった部分もあるかもしれないと思っておりまして、今後そういうことがないように、適切な取り組みを進めてまいりたいと考えている所存でございます。以上です。

○仁科委員
 それでは、1番目のほうからお伺いします。
 御回答していただきましたけれども、まず民間ノウハウを活用してということで、いわゆるプロポーザルによって業務を生かしていくというような御答弁だったと思います。ならば、県のほうには専門家じゃなくてもこの法律、あるいは建築家の精通者とか、そういう者がいなかったという解釈をしてよろしいですね。また区分所有等々ということですけれども、区分所有というのは建物の床面積だとか、土地の面積だとかの算数ですよ。元の数字は計測されていますし、登記簿上も出ているわけですから、その区分所有云々というくだりについては、私は納得できないですね。
 
 次に2点目です。先ほど調整等々で時間等もかかり再計算等もあり年度末の発注となったと。この表を見たら当然の話なんですよ。当初予算に載っていて、この3本の工事というのはもう3億円近い数字なんですね。本体工事と電気設備と機械設備。この業務目的は空港でのにぎわいとか地域対策とかうたってありながら、調整とかなんかに時間かけるのではなく、要するに早期発注して早期業務を進めていくことが県民とか皆さん方への行政サービスの提供じゃないですか。
 確かにこういう業務は事例がないのかもわかりません。ただ、基本設計だとか実施設計だとか、そういうものを事前に発注しながらやっているんです。発注段階で試行錯誤するのではなくて、成果品としてできたものについてどうなんだということをやっていかないと、発注段階でいつもつまずくんですよ。それがこういうような結果になっちゃうんです。もうこれは済んじゃってますから仕方ないですけれども、繰り越しで安全にやっていただきたいと思います。1番目のことについてはもう一度御答弁をお願いします。

○神戸ふじのくに千本松フォーラム整備課長
 先ほどお話ですが、初めてというようなことがございまして、こうした管理手法で建物の整備、それから契約を行った職員がいないというのは確かでございます。支援をする専門家というのは、そういうことを行ったり携わったことのある弁護士とか一級建築士の方々であり、専門家の支援を受けて、この支援業務を行ったところでございます。
 それと、先ほどの区分所有の問題でございますけれども、区分所有をし、実際に供用開始までに区分所有法上の管理規約を事業主と締結をするということについても、県の中では建物を区分所有している事例というのは非常に少ないものですから、そういうことについてもあわせて支援を受けたということでございます。以上であります。

○仁科委員
 専門家の弁護士、一級建築士という話ですけれども、それじゃ県職員には一級建築士はいないんですね。それでいいですね。それをまず伺っておきます。
 それから、これは説明書ですから業務的には別のものをなぜ一括して記載をしているのですかということについて、当初伺いましたことへの答弁漏れがあります。数字は口頭で言われましたけど、それについてお願いします。

○神戸ふじのくに千本松フォーラム整備課長
 説明が大変遅れて申しわけございません。
 こういう手法によって建設を行ったという一級建築士が県の中にいない。一級建築士自身は県の職員にもおりますが、そういうことに精通した一級建築士はいないということでございます。
 そして、先ほどの記載方法につきましては、大変申しわけございません。もう少しわかりやすい記載方法になるように、また関係課等と調整をしていきたいと思っております。以上であります。

○仁科委員
 言葉のやりとりはこういうところでやってもしょうがないんですけれども、しっかり正面から答えてくださいよ。言いわけのような回答が来るじゃないですか。それだけお願いします。以上です。

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