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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 一問一答方式で質問します。
 まず、細かいところからですみませんが労働雇用施策について、先ほど8番委員から「30歳になったら静岡県!」やふじのくにパスポートについて質問していただきましたが、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の中にもフォロワー数がどうだったとか説明会に何人来ていただいたなどの記述はあるんですが、この事業をやることによってどのような効果が出たのかについて、実際細かいデータを取ることは難しいかと思うのですが概略で結構ですのでどのような捉え方をしているかお聞ききします。

○八木労働雇用政策課長
 「30歳になったら静岡県!」応援事業とふるさととつながる「ふじのくにパスポート」事業は情報発信が主な事業内容であります。
 ふじのくにパスポートでは、県外に進学等で出た学生たちに静岡県と常につながってもらおうというプランの下で実施しているものであり、「30歳になったら静岡県!」は30歳という区切りの年齢になったときに静岡県を思い静岡県に帰ってみようかというきっかけになってもらえればといった観点で事業を進めております。
 即効性のある事業ではありませんが、こうした継続的な情報発信によって静岡県への思いが途切れないようにしていただき、静岡県へのUIターン就職につながればという考えで事業を進めております。

○宮沢委員
 説明頂いたとおりだと思いますが、今県の課題として一番大きいのは人口減少と人材不足ですね。様々な団体で人材が不足していることもあるので、働く先として静岡県内に就職していただきたい、戻っていただきたいという思いは共通していると思います。
 ただ、こういった事業をやるのに入り口としては情報発信が非常に大事だと思いますが、事業実施に当たってはどのような効果を期待するのかという目標がないと、ただ何人フォローしてくれたからということだけでは事業の成果とは言えないような気もします。
 今八木労働雇用政策課長にお答え頂いたように、これをやったから明日何人増えたというものではないことは承知していますが、こういう事業をやるからには、こういう成果があったということをいつのときか報告頂けるよう事業を展開していただきたいと思いますのでお願いします。

 続いて、産業分科会審査担当決算一覧の中に3つの特別会計が記載されており、先ほど説明していただいた中で中小企業高度化資金貸付事業等特別会計については執行率が100%ということで、今こういう時節柄もあって利用される方が多いかと思いますが、残念ながら林業改善資金特別会計や沿岸漁業改善資金特別会計については執行率ゼロになっています。
 このことについて、どのように分析しているのかをまず質問させていただきます。

○深野林業振興課長
 林業改善資金特別会計についてお答えいたします。
 本特別会計につきましては、令和4年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書199ページ、200ページにございますけれども、予算の内容としましては資金本体と予備費に分けてございます。
 林業改善資金につきましては、使っていただく方々にどのような要望があるかを前年度に調査して予算を計上しております。大体年間4000万円程度要望があり計上させていただいております。その予算を超えた場合にすぐ対応できるように予備費も計上させていただいております。同じ特別会計の中で資金を計上した以外のものを回すための資金として確保しているものですが、緊急的に使えるように予備費で計上しております。
 昨年度の状況は、3番委員のおっしゃるとおり残念ながら執行に至らなかったため支出がゼロになっておりますが、相談は4件ありました。4件の御相談に乗っている中で、市中金融機関の制度を活用していきたいと結論づけた方や相談の時期が遅く年度内に執行できず令和5年度に執行を繰り越したものもございましたので、結果的にゼロ件で執行できず不用残が多くなっている状態になっております。

○吉野水産・海洋統括官
 沿岸漁業改善資金についてお答えいたします。
 沿岸漁業改善資金につきましては、特に経営基盤が脆弱な沿岸漁業者の経営改善を図るために国3分の2、県3分の1で資金を造成しております。
 3番委員御指摘のとおり、令和4年度に関しては貸付枠が5280万円のうち、実際の貸付けに至ったのは473万円となっております。
 現在低金利下のため貸付けが伸びてこなかった状況ですけれども、本資金は無利子ですので今後活用が見込まれると考えております。
 我々も、県内各地区の漁業士会等でPRしており、特に今年度は既に1件貸し付けており、それ以外に別途何件か問合せも来ていると聞いております。

○宮沢委員
 このような資金を借りて経営改善なり何なりに役立てていただきたいという趣旨でわざわざ特別会計を設けていると思うので、コロナなど様々な影響があってこういうことになったのではと思ったりもしたのですが、いずれにしても今無利子だというお話もお聞きしました。ぜひこういうことを役立てて、林業あるいは漁業の振興に努めていただきたいということを考えると、情報提供のやり方や折に触れて関係者にお伝えして有効にこの資金を使っていただくことも大事だと思いますので、令和5年度、6年度はそういう方向に向かってやっていただきたいと思っております。

 最後に、冒頭増田経済産業部長からいろいろ説明を頂きまして、私の個人的な思いかもしれませんが違和感を持って聞かせていただきました。
 と言うのも、経済産業部はこれだけ大勢の人がいて、いろんな部があり課も分かれているんですけれども、事業の組立ての中でふじのくにという言葉としずおかという言葉が混在しているんですね。私はやっぱり静岡というブランドが大好きですし大事にしていただきたい思いはずっと持っているので、変な言い方をすると言葉遊びみたいなことは経済産業部には必要ないと思うのです。
 そういう意味で、このふじのくにという言葉としずおかという言葉について事業を組み立てるときにどのように使われているのか。決算で聞くことではないと思いますが、ここで聞いておかないと来年も同じことになると思うので、改めてお聞きします。
 例えば、説明資料33ページ2(2)イに、「しずおか食セレクション」と「ふじのくに新商品セレクション」がありますけれども、どうして同じ事業の中でしずおかとなったりふじのくにとなったりしたのか。中身が違うのかどうなのかということが気になりました。
 続けて指摘させていただきますと、説明資料34ページの「食の都」づくり推進事業費の中で、「食の都しずおか」を推進するためと書いてあるのですが表彰するのは「ふじのくに食の都づくり仕事人」となっていますが、そこの意味合いはどう理解したらいいのかということです。
 それからさっきもお聞きした労働雇用政策の事業の中で、「30歳になったら静岡県!」はいいのですが、パスポートはなぜふじのくにパスポートにしているのか。
 いろいろと混在しているその辺について、どのように整理しているかについてお聞きします。

○増田経済産業部長
 ただいま御指摘頂いたふじのくにとしずおかの使い分けについて、おのおの様々な経緯があって私も全部承知しているわけではないのですが、3番委員から御指摘頂いた中で、川勝知事が当選した最初の頃に知事の構想として打ち出したものは比較的ふじのくにを使う形でやっていたように、今これを見て思いました。
 少し話は違いますが、コロナになって今は山の洲(くに)という言葉も使わせていただいておりますが、静岡県と山梨県の関係でふじのくに、富士山をキーワードにしてやっているのは割と分かりやすいのですが、確かに3番委員から今御指摘頂いたようにふじのくにとしずおかがかなり混在しているものですから、全体を見直しすぐに変えられるか分かりませんが、何でこのような使い分けをしているかについてはきちんと説明できるような状態にさせていただきたいと思います。

○宮沢委員
 私は静岡ブランドということできちっと売り出していくことが、地域、圏域をしっかり表す意味で大事だと思います。我々は分かりますが、県外の人に静岡県に来てくださいと言ったときにふじのくにで分かるのかなという気もします。
 説明資料36ページには、海外にも静岡県を売り込んでいこうという取組をやっているわけですよね。海外の人にふじのくにと言った場合に、静岡県だと意識できるかというと決してできるとは思えないですね。このページで使っているのはふじのくに通商エキスパートですが、それではふじのくにとは静岡県と山梨県のことなのかとも取られかねないこともあり、そういう意味で政策の名前として打ち出していくときにすごく大事だと思います。特に経済産業部はそういうところをしっかり意識して、県内産業の振興に資するためにはどういうことが大事かをよく考えていただきたい。
 意見としては、新しい予算を立てるときにはそういったことも御検討頂ければと思っております。

○佐田お茶振興課長
 先ほどの5番委員の御質問のChaOIプロジェクトの補助事業の件数ですが、令和4年度はソフト事業では新商品開発、販路開拓、複合作物スタートアップ支援について42件の申請があり34件を採択しております。
 また、ハード事業では需要に応じた生産構造への転換、輸出需要に応じた生産構造、有機栽培拡大に必要な機械・施設整備事業などについて20件の申請があり17件を採択しております。

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