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委員会会議録

質問文書

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平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:11/09/2007
会派名:公明党静岡県議団


○天野(一)委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○前林委員
 2点、質問をさせていただきます。
 今、y谷さんの方から滞納整理機構の話があったわけでございます。この115億円というお金につきまして、本来これが収入として入っていればどれだけの事業ができるんだろうと考えると、まじめに納税をしている私としましては、非常に大きな問題ではないかと考える次第であります。
 以前、財務事務所の不祥事が発覚したときに、県民の中から自動車税なんて払うもんかという声が一時上がったようなこともあったわけでございますけれども、実際、この県税の滞納というものの推移ですね――ずっと過去までいく必要ありませんけども、圧縮という言葉が先ほど出ておりましたけども――どういうような形でもって推移をしているのか、ちょっと説明いただきたい。

それから、y谷さんからお話がありました滞納整理機構の対象になるような悪質な事例が何件ぐらい、金額としてどのぐらいあるのかということもあわせてお聞かせ願いたいと思います。
 県税滞納については、以上でございます。

 それから14ページに、静岡県倫理ヘルププラン及び県職員不正行為110番について載っておりまして、部長からも説明があったわけですけども、この内容について、どんな通報があったのか。そして、必要な措置を講じたと部長からのお答えがあったんですけども、この15ページに載ってます処理済みというもの、どういう処理がなされたかについて説明をお願いしたいと思います。以上です。

○水島税務室長
 県税の収入未済ということになるかと思います。
 経年別の推移でございますが、先ほど115億円とおっしゃられたのは、実収入未済ということで、一部除いたものでして、収入未済で申し上げますと、端数を省きますが18年度が135億円、17年度が134億円、16年度が137億円、15年度が141億円、14年度が148億円ということで、ここ5年間の推移を見ますと全体として減少傾向になっています。ただ、前年比8700万円の増加をしております。この原因ですけれども、1つは、県税収入全体が17年度から18年度にかけて320億ほどふえております。もう1つ特殊事情がありまして、先ほど若干説明しましたけど、軽油引取税の徴収猶予がございまして、それが2億円という大きい額でありましたものですから、若干伸びておりますけれども、収入未済の方は連続して減じる方向であります。14年度を契機に徴収対策を強化した一定の成果が出ているというふうに考えております。

 それからもう1つ、悪質なものという部分でございますが、そこを数字で申し上げるというのがちょっと困難かなというふうに思います。
 先ほども言いましたけれども、差し押さえという意味で言うと5,005件ほどやっておりますけれども、それがすべて悪質かという話になるとちょっと違いますので、そのお答えは御勘弁いただければと思います。

○y谷総括企画監(財務担当)
 先ほど税務室長が答弁いたしました、実際に市町の中で100万円以上の高額滞納があるのは1万992件ございます。そのうちの1,000件について整理機構へ移管をお願いしようということで、今、市と町と協議をしております。各市や町では、こういうケースを移管したいというのを具体的に洗い出しをしている最中でございます。そういう意味で、どういうのが悪質かというのはいろいろありますが、我々滞納整理をやってたところで言いますと、少なくとも納税する意思がないということが1つあります。
 それから、脱税を目的にして名義を何回も変えているような、明らかに意図的なケースというのも不動産取得税には多くあります。ですから、そういうことも含めて、どういうケースを移管していくかというのは、来年になりましたら市や町と具体的にヒアリングをしながらやっていきたいと考えております。以上でございます。

○池谷総括監企画(職員担当)
 ヘルプラインと不正行為110番の通報の内容とその処理についてお答えをいたします。
 調書に掲げられている事例すべてを御説明できないところもあるんですが、幾つか例示を挙げますと、今回の決算審査でも御指摘を受けております土木事務所におきまして、本来委託契約で処理すべき業務について、図面の修正を役務費という費目の違った形で簡易な処理をしていた事例、あとは勤務中に一たん帰宅している職員がいるとか、勤務時間中に私用で書店に寄っている職員がいるんではないかといった事例。また、住居手当を不正に受給している職員がいるのではないかという財務処理上の問題とか、服務の問題とか、さまざまな問題がございます。それらにつきましては、例えば先ほどの委託料の費目の問題でしたら、人事企画監担当の監察の方が現場へ行きまして、すべての支出調書を調査したり、職員に事情を聞くなどして、不正のものがあれば返還処理をさせるとか。この土木事務所の問題につきましては、土木部長を通じてすべての土木事務所にチェックをさせて、正しい方法でやるように指導をしました。対象外のものを除きまして、すべての通報案件について1件1件調査をしてその結果を、個人名で通報があった方には、ちゃんと個人に報告をし、匿名のものはできませんけれども、各部局に関連したものについては、企画監会議などを通じて全庁に注意をするというような形をとっております。以上でございます。

○前林委員
 ありがとうございました。
 県税の滞納につきましては、最近給食費の未納であるとか、あるいは保険料を払わないとか、保育料を払わないとかっていうように、いろいろなそういうようなものが出ている。そうした中で、税金を払わなくて済むのならというような悪い方向に進まないように、しっかり、払うべきものは払うんだと。国民の3大義務の1つなんだとしっかり自覚を持っていただくような流れにしていただきたいと思いますので、さらなる御努力をお願いしたいと思います。

 それから、今、御説明のあったヘルプラインと不正110番については、個人的な批判中傷は困るわけですけれども、私が思うのは、県職員の常識が一般世間の非常識という場合もあるわけで、そういう意味では悪弊があってはならないと。ちょっとしたことでもそれがヒントになって是正されることもあるので、どうかぜひ、通報を軽んじないでしっかり重く受けとめて対処していただきたいと思います。以上です。

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