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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:03/08/2013
会派名:無所属


○遠藤(行)委員
 まず、第8号議案、一般会計予算の中から何点か質問をさせていただきます。
 5日の本会議で和田副委員長からも質問がありましたが、富士山の世界文化遺産登録を契機とした一体的な施策の推進についての質問で、来年度以降は富士山の適切な保存管理と利活用の推進に軸足を移し、施策を展開していくという答弁だったと思います。いまいちよくわからなかったんですけれども、これを具体的に示したのがこの委員会資料の8ページだと理解してよろしいんですよね。
 その中で、新規事業が2つあります。その新規事業について御質問申し上げます。
 まず、「富士山」後世への継承推進事業費の中で、仮称富士山世界遺産センターの展示手法を検討等とあるんですけれども、展示手法の検討って、これは具体的にどんなことをするんでしょうか。

 それから、これも本会議で質問がありました。早川議員だったと思うんですけれども、これは7番委員から後で質問もあるかもしれませんが、富士川楽座などの富士山周辺施設において、富士山の美しい景観を映像で発信するとともに、来年度、仮称富士山世界遺産センターの展示手法を検討する中で、臨場感あふれる映像で富士山が体感できる映像シアターの整備を検討するということでした。私は、メディアの世界にいたものですから、ちょっと質問させていただくんですけれども、これは情報発信、それから映像の展開について具体的にどのように進めようとしているんでしょうか、御答弁をお願いしたいと思います。

 それから、もう1つの新規事業、環駿河湾観光交流活性化事業費、これは委員会資料の22ページに事業効果がありますね。この事業効果を最大限発揮するためには、地元のやる気というのが一番だと思うんですけれども、このメンバーとして記載されている関係者の反応はどうなんでしょうか。施設などの反応も含めて伺いたいと思います。

 それから、駿河湾フェリー。富士山の日の2月23日に223円の乗船料金だった。これは、大変多くの乗客を集めたそうですよね。223円だったら当然だと思うんですけれども、フェリー運賃の割引、今年度、どのような効果を期待しているのか伺いたいと思います。

 それから、「プラサ ヴェルデ」について質問申し上げます。沼津駅の北口の「プラサ ヴェルデ」は、通りを通ると大分できてきましたね。もう展示イベント施設のキラメッセ沼津は、ほぼ完成したように見えるんです。ガラス張りのところから見える杉の丸太、あれが何とも言えずいい感じだなと思うんですけれども、壁面の白と緑のコントラストはいいんですけれども、これは神戸ふじのくに千本松フォーラム整備課長に聞くことじゃないかもしれませんが、うねうねしたあの模様、あれは何なんですかね。何か意味があって、あのうねうねした模様を、壁面につけると思うんですが、もし御存じだったら伺いたいと思います。

 ことしの6月にまずキラメッセ沼津が先行オープンしますね。来年の夏にコンベンション施設と民間のホテルの営業を始めてグランドオープンになるんですけれども、西武百貨店も撤退することになって、沼津市はちょっと沈滞ムードだなというふうに皆さん思っているかもしれません。「プラサ ヴェルデ」建設工事を見ると、物すごくわくわく感と期待感があるんです。沼津の人たちに聞いても、「プラサ ヴェルデ」の完成を心待ちにしていて、あれが何か、景気回復の1つの起爆剤のような感じで受けとめている方も多いと思うんです。ただ、県内全域の人たちにとってみると、まだまだ「プラサ ヴェルデ」の施設の特徴とか機能、十分理解されてない部分があると思うんで、まず今の工事の進捗状況とあわせて、特徴と機能を教えていただきたいと思います。

 もう1つ、やはり広く告知することが大事だと思います。期待感と、それから親近感を醸成していくことで、やっぱり「プラサ ヴェルデ」の活用、運用が図られると思いますので、来年夏のオープニングに向けてどのように取り組んでいくのか、御所見を伺いたいと思います。以上です。

○杉山世界遺産推進課長
 私のほうからは、富士山の世界文化遺産登録に向けまして、富士山を適切に保存し、活用していくということにつきまして2点、質問がございましたのでお答えいたします。
 まず、「富士山」後世への継承推進事業でございます。これは富士山の世界遺産センターの整備の考え方と、それから世界文化遺産への登録というものを2つにらみながら進めているということでございます。
 今現在、世界遺産センターにつきましては基本計画を策定しておりまして、その中で一番大事なものというのが展示だと言われております。追加で資料を出しましたけれども、推薦書の内容をより具現化するような展示構成を計画としてまとめていくというのが今回の基本計画です。
 来年度以降につきましては、その構成に基づきまして、どのような手法でやるか。例えば、ITを活用する、映像を活用する、実物をどういうふうに使うのか、そういった具体的なものをきめ細かく検討していかなければならないということがございます。後世への継承事業の中で情報発信をしていくことについては、展示手法をきちっとやることによって情報発信していきたいと思っております。
 
 2点目につきましては、本会議で、映像文化の振興についての中で御質問があったと思います。その展示手法の1つの中に、周辺の関連施設が単体でというよりも、例えば富士川楽座、御殿場の樹空の森とか、そういった施設と連携しながら、より一体的に情報発信をしていく必要があるというような意見がございます。そうしたものを実証するという意味からも、富士川楽座の4階に展示場、あるいは中にドームシアターがございます。そういった中で、迫力ある富士山の映像を発信することによって、今後の富士山の世界遺産センターの例えば映像に向けた展示手法についても生かしていきたいと考えております。私のほうからは以上でございます。

○植田観光振興課長
 私のほうからは、環駿河湾観光交流活性化事業についてであります。
 まず1点目、地元の反応なんですけれども、まずこの事業は、企画のときから環駿河湾の自治体とか観光協会と相談をしながら進めております。各自治体も、この事業を負担していただくということで、各自治体の議会に今お諮りしていただいて調整しているところです。ですので、積極的にこの事業の主体となって各地域もやっていただくということで進めております。
 また、こちらの事業につきましては、自治体だけではなくて、観光の事業者がかなりお集まりいただいているんですけれども、その代表として伊豆観光推進協議会も参加していただくということで進めております。自治体、地域の方々と、非常に積極的に一緒になって進めていこうと考えております。

 あとは、効果なんですけれども、昨年、緊急震災対策として、半額キャンペーンというのをフェリーで行いました。そのときは緊急ということで宿泊者に限るというかせもあり、また、6月末から9月までの3カ月間という短い期間だったんですけれども、そのときのフェリーの乗船は1%増でした。ただ9月に台風が幾つか来まして、10日間欠航しております。それを入れて1%増ですので、それを除きますと5%以上ふえております。
 今回につきましては、地元にも負担をしていただいて、ここにも書いてありますけれども、期間を5月から来年の3月ぐらいまで、長期間で行いますし、また割引対象も宿泊者に限らず普通に日帰りのお客様も対象にすると。また去年は自動車だけだったんですけれども、同乗者の方々も20%割引きということで、割引の拡大をしております。
 こういったことから、観光交流の促進と富士山世界遺産の登録にあわせまして景観を楽しんでいただいて、リピーターにつなげるという効果はかなり高く上がると考えております。以上です。

○神戸ふじのくに千本松フォーラム整備課長
 まず、「プラサ ヴェルデ」の特徴ということでございます。この施設は沼津の千本松原、緑の中にある景勝地をコンセプトとしておりまして、それをあらわすものとして委員のお話にございましたように、杉の丸太を柱状にエントランスに670本ほど並べております。さらに、壁面緑化に当たっては、全体を壁面緑化するのではなくて、一部間隔をあける、白と緑のコントラストという形で、間隔をあけてツタを絡ませていると。
 現在は、そのツタを絡ませるための金属状の網のようなものが建物についてございまして、下のところにはテイカカズラという植物でございますが、それを植えてございます。日に日にというほどは伸びないですが、だんだんと伸びてきて、見るたびに風景を変えていくというような形で、その壁面緑化が松の揺らぎをあらわしているというような特徴的な建物になってございまして、県産材の活用ということで、景観と環境に配慮した施設になっております。

 また、施設の内容ですが、先ほども申しました完成間近になっています沼津市のキラメッセにつきましては、旧のキラメッセとほぼ同等の施設、大きさになってございまして、今よりも音響等が改善をされております。会場につきましては、1,100人収容の大ホール、400人の中ホール、それから12の中小会議室がございます。平土間形式ですので、いろんなことに活用できるということ、そしてこれに加えましてホテルも整備されますので、コンベンション施設としてはそういう機能を設けてございます。
 また、工事の進捗につきましては、県が整備している工事は、現在、基礎工事を行ってございまして、平成26年3月の竣工に向けまして、計画どおり工事が進んでいるところでございます。
 また、市の展示イベント施設につきましては、2月末に一応工事は完了いたしまして、3月中に引き渡しを受けるということで、順調に進んでおります。

 次に、オープニングに向けての広報等でございますが、多くの方々にこの施設を知っていただくという広報、非常に大事であると考えておりまして、その時期と対象を段階的にやっていきたいというふうに思います。今年度はまず施設の周知とか、そのイメージを形成するということで、利用が見込まれます企業や団体への訪問、経済団体等でのプレゼンテーション、ポスターやパンフレット、県民だよりの広報、こういうものを行ってまいりましたが、先ほど委員がおっしゃったように、まだまだ浸透していないという部分も確かにあろうかと思います。
 現在は、指定管理者も決まりまして、市の展示施設も整いつつありますので、施設の機能とか利用形態をよりわかりやすく広報してアピールしていくことが必要だと考えております。パンフレットやホームページ、フェイスブックの内容の充実を図る、それから新聞とか雑誌による広報を行い、さまざまな手段を使いまして、多くの皆様にこの施設に親近感を持っていただいて、かわいがっていただけるような施設になっていくよう取り組んでいきたいと思っております。以上であります。

○遠藤(行)委員
 御答弁ありがとうございました。
 「プラサ ヴェルデ」、本当に間近で見てみますと、以前のキラメッセに比べて、新しいキラメッセは、本当にすばらしいですよね。あれにコンベンション施設とホテルが加わったら、本当に期待感にあふれるようなものになると思うんです。ニュース番組の「プラサ ヴェルデ」の特集の中で池谷交流企画局長が、出てらっしゃいましたよね。どこの放送局か覚えてないですけれども、あれは箱でしかないけれども、箱に何かを注入することで、それが生き生きとしてくるとテレビ番組の中でおっしゃっていました。あれは何を入れると言ったんですか。
(発言する者あり)
 魂ですね。箱に魂を入れることによって、それは利活用されるということで、ぜひ新しくできる「プラサ ヴェルデ」、魂を入れて、沼津市それから東部の活性化につなげていくことを要望しまして、質問を終わります。ありがとうございました。

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