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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:10/31/2011
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 先ほど質問した内容の中で、ほぼ理解できた部分もあるのですが、その中で1件だけ3カ月以内という先ほどの御説明もございました。措置状況の報告が171件指摘されたうちの、これによりますと定期監査で52件なんですね。そのほか随時監査で何件かあるんでしょうかと思うんですが、ちょっと今探し切れなかったんですが。
この171件中何件が措置を講じたのか、つまり何%。そして、その残りは、措置が講じられなかった場合はどういうふうになるんでしょうか。

そして、その中で今度は前年度とダブっている「指摘」が何%ぐらいあるんでしょうか。全く同じ「指摘」をことしもやらざるを得なかったというね、それは何%ぐらいあるんでしょうか。

 そしてその場合に、先ほど15番委員から指摘がありました、例えば「指摘」と「指示」とでどっちが重いんでしたっけ。「指摘」が重い。そうすると、「指示」から「指摘」に、「指摘」から何かにっていうふうに、年度を重ねるたびごとに何かそれが重たくなっていくというふうなことがあるのかどうか。
 何かこのままだと毎年毎年同じ「指摘」の繰り返しをしてるんじゃないかなという思いがあるわけなんですが、意見書を見てみますとね。そこら辺はどういうふうになっておるんでしょうか。数字で教えていただければありがたいと思います。

○服部監査課長
 監査結果に対する措置状況でございますけども、これは一応おおむね3カ月以内に監査のほうにまた出していただくということになっておりまして、一応100%いただいております。
 是正される場合と、それから物によっては、交通事故なんかの場合は是正されないんですけど、再発防止策というようなものの取り組みが措置状況として報告されるわけです。

 それから、再発率という点につきましてですけども、ちょっと再発率という数字は私どものほうでは確認をしておりません。
 ただ、監査としてもやはり繰り返し監査結果、指摘指示等が起こるというのは非常に重要視しておりまして、そういった意味で「指摘」、「指示」が過去3年間で10件以上の所属等につきましては一応データをアップしておりまして、翌年度の監査でまた重点的にその機関に対してきっちり見るというふうなことを行っております。

 それから、「指示」を仮に行っておりまして、それが改善されてない場合に「指摘」にランクアップするのかという御質問でございますけれども、これも監査基準のほうにございまして、一応前年度「指示」であったものが改善されないという場合には「指摘」になる場合もあるということになっておりまして、具体的には各事案をそれぞれ検討いたしまして、最終的には監査委員協議会の合議でその辺のほうを決定していただくということになっております。

○伊藤委員
 そうしますと、例えば320件の今回指摘事項があったと。昨年は361件、そうしますと40件少なくなったからいいというものでもないだろうと。
 そのうちの何%が同じ「指摘」を受けて、そして場合によっては全く同じ「指摘」の繰り返しであると。
 それって先ほど監査委員のお話にもありましたように、これは罰則ではないんだと、罰ではないんだというふうにおっしゃいましたけど、それなら何も怖くないですよね。毎年同じ指摘を繰り返して、はいそうですかって言うだけの話でね、はいはい、済みませんって言えば話は済むというふうなことになれば、これって監査の意味がなくなっちゃうんじゃないか。毎年同じ繰り返すことで何ら罪悪感はないというふうなことになりはしないかという懸念をするわけなんですが。その点がまず1点。

 それから、措置状況が出されたと。100%ですよ。それは結構ですよね。じゃあ100%措置が出されたとしますよね、出されているわけですから。
 ところが、その100%が完全にクリアできたのかという見届け。100%出されたその措置が完全にクリアできて、これは更生されたというふうに見届けるのは監査の仕事ではないとお考えなのでしょうか。その点はどうなっているんでしょうか。

○佐藤監査委員事務局長
 まず、同一の不適切な事例の繰り返しについてでございます。
 実態を申し上げますと、例えば同じ繰り返しがあったから、それで次に上げるという事例は余りなかったかと思います。事例についての監査基準というものを設けておりますので、それで見てということでございます。ただ一方で、監査基準の中にもそうした文言が使われてきていませんので実態としては余りやらなかったのかもしれませんけれども、監査基準というものはございますので、ちょっとその辺は、今後検討といいますか、されるべきものであるというふうに理解をしております。

 それから、措置状況でございます。申しわけございません。私、先ほど5番委員の御質問の時に答弁を落としてしまったんですが、今年度監査基準を改正した中に、従来措置状況については最も重い「指摘」についての措置状況だけを昨年度までは公表していたということです。今年度は監査結果のすべてについて公表をするということで変えております。そこでちょっと差が出ているかと思います。
 その措置状況につきましては、基本的にはやはり改善なりという内容になってくるかと思うんですが、その内容につきましては翌年度の定期監査、これは毎年定期監査を行いますので、その中で確認をしているということでございます。

○伊藤委員
 そうすると、翌年の確認をしているということであれば、見届けをきちんとその翌年度にはするわけです。だとすると、同じ「指摘」とか「指示」とかということがなくなるはずですよね、確認がきちんとされていけば。その確認が甘いということはないのかという心配をするわけなんですが、それは結構です。
 ただ、もう1つ、先ほどおっしゃいましたように、その基準の内容について、やはり同じ「指示」、「指摘」を繰り返している場合、ワンランクアップだかダウンだかわかりませんけども、きつくなる、厳しくなるっていう、何らかの基準は必要なんじゃないかなと。先ほど15番委員からもありましたけども、そういうふうにしていかないと、先ほど申し上げましたように、人間ですから、その場さえ済みませんって言ってクリアすれば後は何とかなるわみたいなぐらいの調子でやられると、同じことの繰り返しになるかなと思います。
 1つだけ確認しておきますが、平成22年度の具体例として、この業務棚卸表の3ページの、カの部分で4項目ばかり「指摘」がございます。不適切な事務処理等を正す意味合いのという項目で、平成22年度の具体例とありますけども、例えばこういうふうなことが平成23年度に改善されたというその事例、例えば条例にしても組織にしても機構等にしてもですね、その改正されたという事例はございますか。
 もし、これが改善されたものだからこの組織がこう変わったなとか、この仕組みがこう変わったなとかいうことがもしございましたら、我々も希望を持ってこの決算特別委員会で意見を述べることができるわけですよ。ところが、この決算特別委員会の意見が、例えばその次の予算に反映されてないんじゃないかと、だから事業仕分けなんかが必要になってくるんじゃないかという、そういうふうな思いもありますので、実際、監査をこうして1年間苦労されて、それで「指摘」した、「指示」したその結果が平成23年度に濃く反映されたんだという具体的な事例を1件でもいいですから教えていただければ、希望を持って決算特別委員会に頑張ることができるような気がいたします。

○服部監査課長
 一応業務棚卸表で例示されております中で、有償刊行物「マンガ静岡県史」の在庫管理等についてというような「検討」を昨年度求めたものでございますけれども、これにつきましては、有償で販売している刊行本につきまして在庫管理が全くされていなかったということで、まずは在庫管理をしっかりしてくださいと求めたものであります。その点につきましてはしっかり受払簿を作成して管理するということで改善されております。
 それから、1万7000冊でしょうか、非常にたくさんの在庫を抱えておりまして、無償配布等の有効活用を含めた在庫の消化というか、販売等の推進策を講じてくださいという検討の中身になっておりますけれど、これにつきましては、一部は有効活用ということで、学校の教材として無償で配ると。それからもう1つは、販売委託先を拡大してもっと在庫がはけるようにやりますということで措置状況をいただいているところでございます。この在庫管理につきましては、受払簿とともに販売管理取扱要領というものを定めて、内規といいますかそういったものを定めて、ルールに従ってしっかりやるよというようなことでいただいておりますので、こういうような形できっちり確認できているものもございます。

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