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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:10/07/2015
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 確認だけさせていただきたい点がありますので、一問一答方式で3点ほど15分以内でやらせていただきますので、回答は簡潔によろしくお願いします。
 議案第119号についてであります。
 屋外広告物に関係する条例でありますけれど、市では景観条例とかそういうことで対応しているところもあったりするんじゃないかと思いますので、景観条例と屋外広告物条例の違いとその効果といいますか、そのことによってどの辺がどういうふうに違うのかを先に教えていただきたいと思います。

○植松景観まちづくり課長
 屋外広告物条例と景観条例について回答します。
 屋外広告物条例は、良好な景観を形成し風致を維持するとともに、公衆に対する被害を防止するために屋外広告物及び屋外広告物を掲出する物件並びに屋外広告業について必要な規制を行うものでございまして、具体的には屋外広告物の標示の禁止や制限、設置基準等を定めたものでございます。
 一方、景観条例でございますけれども、良好な景観を形成または保全することを目的といたしまして景観区域、景観計画区域を定めまして、その中の景観形成に関する方針を定め建築物や工作物の高さや形態、意匠の規制、誘導、景観重要公共施設や景観重要建築物等を指定するものでございます。

○土屋委員
 基本的に広告物がその地域にとってみて、ちょっと邪魔だなとか目ざわりだなということになるのかなと思うんですけれど、ここで1つ、この条例の提出の説明の中に、裾野市が屋外広告物に係る条例の制定及び改廃を行うために必要ということで、何で県がそれにかかわるのか。
 なぜそういう質問をするかといいますと、私のところの伊豆の国市には韮山反射炉があります。この周りの屋外広告物が目ざわりな部分はとりたい。その条例は当然、伊豆の国市でつくってくるのかなと思います。そのたびにこの静岡県屋外広告物条例の改正を出してくるのかと思ったものですから、この辺について説明していただきたいのと、続けて言いますが、今言ったように韮山反射炉の周りもやはりそれは当然規制をしていただきたいし、伊豆の国市でもしなきゃいけないと思います。それをするときにここに書かれているように裾野市がということは、伊豆の国市がまた次に出てくるのか。
 それと、この先で言いますと今、世界ジオパークという形で伊豆半島ジオパークが取り組んでいます。これも当然ジオパークの周りは屋外広告物があっていいものではない、目ざわりなものがあっていいものではないと思います。その辺のところはしっかりとやらなきゃいけない。でも今度はもっと広いエリアです。7市6町。それぞれの市や町がその条例を出してきたときに、県の対応は13回こういう形でやっていくのかということも考えられますので、その辺の対応も含めて答弁をお願いしたいと思います。

○植松景観まちづくり課長
 市条例の制定と県条例とのかかわりについてでございます。
 現在、裾野市は昭和49年に定めました県条例に基づいて、県下一律の基準により屋外広告物の許可事務、指導事務等を行っております。現在裾野市は景観法に基づく景観行政団体でございます。今回、県条例の改正によりまして、裾野市みずからが市条例を定めることができます。裾野市の景観計画に即しまして、県条例による県下一律の基準よりもさらに積極的な規制を行うことができます。
 具体的には、地域の実情に応じた規制を行うため特定の路線に対して規制地域を拡大し、屋外広告物の許可基準を強化することができるようになります。基本的には、景観行政団体でないと市の独自の条例は制定できないことになっております。
 韮山反射炉の周辺の状況でございます。現在、伊豆の国市も県の条例に基づきまして屋外広告物の許可事務、指導事務を行っております。本年4月に韮山反射炉が世界文化遺産構成資産に登録いたしまして観光客が急増しております。それを見込みまして看板設置も問い合わせが急増しておりますことから、伊豆の国市では独自の条例を設定したいと。伊豆の国市も景観行政団体になっておりますので市条例の制定ができます。そういう状況で伊豆の国市の独自の条例を制定してさらに厳しい規制を行いたいと考えております。
 しかしながら、伊豆の国市の条例の制定には韮山反射炉を含めました伊豆の国市全体の規制の方針を検討するとしてございまして、さらに県議会、伊豆の国市議会の議決を要するということで時間がかなりかかることになります。一方、県条例の中に一般的な普通規制地域でありますとか特別規制地域のほかに、特に良好な景観を形成し風致を維持することが必要な区域を定めて、そこにふさわしい広告物の設置の基準を定めることができる屋外整備地区という仕組みがございまして、これは既存の県の条例の中で対応できるものですから市条例の制定よりも短時間にできると。韮山反射炉の周辺につきましてはこの仕組みを活用しまして特に早期に規制の強化を行う必要があると考えておりますので、伊豆の国市とともに検討を始めたところでございます。

○土屋委員
 今、ジオパークについての答弁はなかったんですけれど、韮山反射炉は7月に世界文化遺産に登録されてもう2カ月、今、お客さんがたくさん来ています。市の条例の制定には時間がかかる云々という話であるならば、知事は韮山反射炉を世界文化遺産にするときには全面的に県もバックアップしますという話であれば、当然、いつ世界文化遺産になるかってわかっているわけですよね。その中で、屋外広告物をそのままにしていいという話ではないはずで、本来であればその時点かその前の時点でそういう規制であれ何であれをかけていかなきゃいけないんじゃないかということを考えてもらいたいと思うんです。
 というのは、今言った話はこれからジオパークにもろに当てはまる話で、少なくともこれからことしの暮れになるのか来年になるのか、そういう形で今、県は動いているわけですよね、ジオパークを世界に認定してもらおうと。そのときになって、はい、これから1年かかりますって動いていたんでは、そういうことは一切できないことになるわけですよね。
 ですから、これは本当は所管部局が違って、そこからの要請というか話し合いの中でそういうことが進むのかもしれませんけれど、でも少なからずここが担当しているんであれば、これから世界ジオパークに対して県が全面的にバックアップするという話であるんであれば、この話はもう動いていただきたいと要望してこの質問は終わります。

 時間が押しましたので、もう1点だけにさせていただきます。
 総合戦略のところに入らせていただきます。意見だけ言わせていただきたいんで、総合戦略案の7ページに想定される大規模地震、津波による犠牲者を平成34年には8割減少と、これは大々的にうたっています。これは多分危機管理部で、そのことは確認しているのかしれませんけど、工事だとかそういう形で担当しているのは多分交通基盤部だと思います。
 これは、平成31年までの5年計画でやっている総合戦略ですよね。平成31年のときは何人何割削減できるようにということを本来うたうべきではないかと。これはあくまでもアクションプログラムの数字であって、総合戦略としてやるんであれば平成31年までには6割とか5割という数字を書くべきだと思いますけど、多分ここは担当が違うんで意見で言っときます。
 その時点でどの程度進捗して皆さんの危険を和らげているというか、少なくしているということをアピールするためにも、やはり年度である程度の部分、ここまで進んでいますよということを言うべきではないかなと思いますので、この辺については検討していただきたいという意見です。

 今度は、伊豆地域の話になります。総合戦略案の167ページ。伊豆地域の話になりますのでその中の164ページ、自分の住んでいる地域が住みよいところと思っている人の割合、目指すところは50%。これはここに関係する話、これから後に出てきますのでちょっと見てください。平成27年度の調査では17.9%がよしとしているわけですよね。これが東部だと18.8%、中部31.5%、志太榛原・中東遠20.2%、西部25.5%。みんな違うんですけど目標は50%です。
 その中で、今言ったように167ページにかかわってくる、何とか50%にするために目的になっているのは伊豆縦貫道の供用率を平成31年度には41%に上げるのを目的にやるということになっていますけれど、この供用率が33%から41%に上がる程度の話で、そういうふうな地域の人たちが人口減少のために何かいいことがあるのかなと思えるのかどうか、この辺の数字がおかしいと思っているんで、それは意見として言っときます。

 その下に伊豆縦貫自動車道にアクセスする国県道の整備推進により伊豆半島全体の道路ネットワークの構築という形になっています。これは何をするのか全然わからないんですが、このことが5年間の間の主要な施策という形になっていますので、これはどういうことをやるのかという部分が全然この後にも先にも書いてありません。それが1つの目的で5年間にやる主要な施策ということであれば、その辺の説明をしていただきたいというので質問を終わりたいと思います。

○戸塚道路企画課長
 伊豆縦貫自動車道にアクセスする国県道の整備についてお答えいたします。
 事業の内容といたしましては、伊豆縦貫道に接続する国道136号下船原バイパスであるとか土肥の拡幅、また江間の信号交差点がございますけれども、それを立体交差化する江間の改築事業、こういったものを計画しております。

○土屋委員
 最後に意見。
 今言った話でほんとに伊豆半島全体のネットワークにつながるかどうかというのは甚だ疑問であります。というのはやはり伊豆縦貫道がしっかりとできて、その枝葉のように出ていく部分の道路ができて初めてアクセス道路と言えるんじゃないかなと思いますので、ぜひその辺はしっかりと進めていただきたいということで、意見で終わります。

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