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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:12/14/2021
会派名:無所属


○山本委員
 では、一問一答方式にて質問させていただきます。
 まず、建設委員会説明資料2ページの繰越明許費についてお伺いします。
 今し方5番委員からお話がありましたように、予算が非常に膨らんでおることに伴って繰越明許費も補正前と比べると約5倍に膨らんでおり、合計額が127億6300万円と非常に大きな繰越しとなっております。
 今回、増えて約5倍になっている道路費、河川砂防費、港湾費についてそれぞれどのような繰越明許費を計上しているかお答え頂きたいと思います。

○蕪木経理課長
 通常分で、一般会計の繰越明許費の合計が127億6300万円となります。これは9月議会でお認め頂きました26億6900万円に、この12月通常分で計上した100億9400万円を加えたものでございます。
 今回計上した繰越明許費につきましては、用地補償交渉の難航や地元関係者との調整難航等、当初予算後の事情変化により年度内に事業が完了しないもののうち、発注準備が整い直ちに入札、契約手続を実施できるものが94億3400万円、それ以外の6億6000万円は今年度発生した突発的なのり面の崩落、落石、8月の前線豪雨などによる災害関係で繰り越したものでございます。

○山本委員
 ありがとうございます。
 そうしますと、12月議会で計上するのは、年度末で計上するのと比べどのような効果があるか御説明ください。

○蕪木経理課長
 2月議会に計上した場合と比べ、今議会であらかじめ計上した場合の効果につきまして御説明いたします。
 年度内に適正工期の確保ができないものについて2月議会で繰越明許費を設定すると、議決を頂た後、速やかに事業着手をしてもすぐに年度末になってしまいます。しかしながら12月議会で議決を頂いた場合、早ければ年内の事業着手が可能となり事業効果、経済効果の早期発現が可能となるとともに実繰越額の縮減も可能となります。
 また、繰越しに伴い4月から5月の工事閑散期の施行が可能となるなど、結果として工事の発注や完了の時期が分散して平準化にも寄与するものと考えます。

○山本委員
 ありがとうございます。
 確かに、昔は12月から年度末に工事が集中して各地で大変な渋滞を起こしたりして、それを平準化するのは非常に結構なんですけれども、この明許費、いわゆる繰越しがどんどん前送りしていくと予算の先取りも懸念されると思いますがいかがでしょうか。

○蕪木経理課長
 予算を頂きまして、やはり現場というか事務所ではやらなければならない箇所がたくさんございます。そこで少しでも早く発注して事業効果を発揮するということで計上させていただいております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 特に、インフラ整備はそこの住民、それから県にとって産業にとって必要なものですから、確実にやっていただくことが一番重要です。
 県民に何か変な誤解を招かない格好で平準化もしていきたいですし、予算もしっかり取って進めていただきたいと思います。
 
○坪内委員長
 ここでしばらく休憩とさせていただきます。
 再開は13時15分といたします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 それでは、発言願います。

○蕪木経理課長
 大変申し訳ございません。資料の訂正をさせてください。
 お手元の建設委員会資料2ページの1、第125号議案「令和3年度静岡県一般会計補正予算」の(1)総括表の令和2年度の4、6、9月補正Fの予算額の欄を御覧ください。
 8億6127万8000円という記述になっておりますが、8億6124万8000円になります。大変申し訳ございませんでした。

○坪内委員長
 それでは、発言願います。

○山本委員
 次の質問に入ります。
 逢初川の新たな河川計画について質問させていただきます。
 説明資料53ページになります。
 県では、7月29日に逢初川下流復旧・復興チームを組織し復旧・復興に向けた取組を進めておられ、逢初川については二級河川区間の復旧に取り組む中で再度災害の防止を踏まえた新しい河川計画の検討を進めていると聞いております。
 そこでまず、検討を進めている新たな河川計画の進捗状況と今後の取組についてお尋ねいたします。

○望月河川企画課長
 逢初川では、熱海市による被災地区の復興まちづくりを踏まえ再度災害防止と併せて河川の断面を拡大する計画づくりを現在進めております。
 去る10月9日に、熱海市と共同で開催しました関係住民への説明会におきまして河川改修の基本的な考え方を説明し、現在現地にて測量の作業を進めるとともに、関係の皆様に戸別に伺い説明している状況でございます。
 この中で、河川計画の策定につきましては、河川法で定める河川整備基本方針を取りまとめるため今月末には静岡県河川審議会を開催する予定でございまして、ここで学識者らの意見を踏まえて計画の策定につなげたいと思っております。被災地域の皆様が1日も早く安全で安心な生活を送れるよう令和4年度から河川整備に着工したいという計画を持っておりまして、これに向けて引き続き計画の策定や地元調整を続けてまいります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 川幅等を広げるとなると土地の所有者が、例えば家屋だったらセットバックとかも出てくると思うんですが、仮になかなか住民の理解が得られなかった場合に、安全面を重視するということで例えば強制収用的なことも可能性としてありますでしょうか。

○望月河川企画課長
 用地取得に関する御質問でございますが、先ほども申し上げましたように現在戸別に説明している状況でございます。
 通常の河川事業と違い被災者、関係する地権者の方々が現在地区にいらっしゃらずに避難生活を送られていまして、戸別にチームをつくり土木事務所、熱海市も同行する形で、その地区に戻るのか、再建に関してどういった考えがあるのかも含めて聞き取りを行うところから始めています。
 非常に大きな被害でしたので、心情的なものに配慮しなければいけないと現場から聞いています。そういった丁寧な対応をしていく状況にありますので、まずはそこに注力し対応していきたいと考えています。

○山本委員
 ありがとうございます。
 本当に甚大な被害で、被災された方も多くいらっしゃいますので、ぜひとも寄り添った対応でしっかり進めていただきたいと思います。

 次の質問に入らせていただきます。
 説明資料79ページ、遠州灘海浜公園篠原地区の野球場について質問させていただきます。
 昨年、新型コロナ感染防止で野球場をコロナに対応するように1年半ぐらい見直してきたんですけれども、別紙の資料に、これまでに様々な調査を行ってこられたと書いてあります。
 その中のITを活用したという中で、昨年私も質問させていただいたときにコロナ対策として野球場にいわゆるバーチャルの空間をつくり、登録したアバターで自宅からモニターで球場にいるかのような観戦ができるシステムも考えたいという非常に大上段なことも考えておるとのお話を頂いたんですが、そういったこれまでにないような球場の在り方は実際に検討されたかどうかお伺いいたします。

○伊東公園緑地課長
 お手元の遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画の策定の資料1ページを御覧ください。
 これまで、基本計画の右の枠にありますステップ1複数プランの設定(比較検討プラン原案)をまず策定し、その後アフターコロナ対応の見直し作業を進めてまいりました。
 資料2ページを御覧ください。
 左側がアフターコロナに関する調査になっております。
 公園やスポーツ施設等を調査した結果、プロセス3の検討結果にお示ししたとおりアフターコロナ、ウイズコロナに対応するために公園施設の配置計画や大規模な構造等の変更を実施する事例がないことを確認しております。アフターコロナ、ウイズコロナ対応として調査したいずれの施設も非接触型の機器――キャッシュレス決済であったり自動手洗い施設の追加、換気設備の大型化及び運用方法――対策マニュアルの作成であったり座席を間引く等の変更により対応していることが分かりました。
 昨日、東京ドームはコロナ対策として来年の3月から完全キャッシュレス化、顔認証システムの導入、換気能力の向上、トイレの増設などを発表しております。
 これらのことから、アフターコロナに対応するための公園配置計画に関する比較検討プラン原案の修正は必要なく、設備機器の設置や運用方法につきまして設計時に検討することで対応可能であると判断しております。

○山本委員
 IT技術活用で、リモート観戦、応援、バーチャル観戦についての具体的な調査はどのようなものをやられたんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 資料の2ページを御覧ください。
 全国の公園や野球施設といった41施設の調査を行った結果の表です。
 設備機器のIT技術の活用の中で、先ほど6番委員がおっしゃったリモート観戦、応援もアバターでやっていると聞いております。バーチャル観戦も企業としてやっていることまでは確認しております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 次に、同じ野球場の質問でございます。
 結局、いろいろ調査した上でもともとの原案に落ち着いてこれから評価を進めていくと。アフターコロナに関しては、若干の設備追加を設計時にしていくと承知しております。
 ということは、これまで知事がおっしゃってきた2万5000人でやるとか3万人規模でやるのは、一切プランとしては検討されないという認識でよろしいでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 比較検討プラン原案の見直しに向けた調査検討(結果報告)資料8ページ、9ページ、10ページ辺りを見ていただきますと、これまで野球場の規模につきましては草薙球場の2万2000人、沼津にある愛鷹球場の1万3000人を事例にして説明しております。ですので2万5000人とか3万人は検討しておりません。

○山本委員
 ありがとうございました。今のは再確認でございます。
 知事がいろいろリップサービスで言ってきた答弁は、全く実際には計画していないことを言ってきたという認識で今後進めさせていただきたいと思います。

 それから、前回の委員会で出ましたウミガメへの影響でドームも検討に加えるということですが、1万3000人、2万2000人のそれぞれに対してドームの球場を造った場合のプラスアルファのコストはどのぐらいか、概算で分かっていたらお聞かせください。

○伊東公園緑地課長
 建設費用につきましては、これから12月補正で頂いた予算で今後検討してまいりますので、現段階では概算でも全く分かりません。

○山本委員
 分かりました。
 公園としての整備ですから、私はあんまり野球場だけに予算をかけたくないなと。その他の一般の方が利用できる公園のスペースもたくさんありますので、市民、県民が楽しんで利用できてなんぼだと思っていますので、その辺もまた考慮しながら進めていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

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