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委員会会議録

質問文書

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平成23年10月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:10/26/2011
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 茨城空港というのは、これができる前、我が静岡空港がこてんぱんに遭い、その後に静岡空港の汚名を背負ってくれたのがこの茨城空港だったんですね。そして、茨城空港のその将来はまさに暗中模索の中でどうしようもないだろうというのが、当時の新聞やジャーナリストの毎日言っていることでした。週刊誌にはこてんぱんにされていた。
そのこてんぱんにされていた茨城空港はこれだけの実績を残しております。さらにその将来にも、夢を持っているわけでありますけれども、その茨城空港のおよそ3倍の金をかけた静岡空港は、残念ながら、全くその向こうが見えないというのが、率直のところの姿だと私は思っておりますけれども、結局は茨城空港というのが伸びていったのは、要するに品だとか地位だとか、そんなことよりも、具体的な成果、それを求めたからではないでしょうかね。私にはそう思えてならないし、その静岡空港にはそういうようなどちらかと言えば、上品な雰囲気を求める静岡県民の性格そのものが出て、今の静岡空港があるのではないかと思うんです。もっとそういう意味では、私は、堂々とLCCなんかも突っ込めるような空港になってもいいのではないのか、余り格好ばっかりつけていてもしょうがないのではないのかというのが、私の気持ちなんですけれども、そういう点については、どう御理解いただきますか。まず、お尋ねします。

○福田正弘氏
 茨城空港自体は、実を言うと1年ちょっとでございますので、本数も先ほども申し上げましたようにまだ、多分空港がねらっている本数とはかけ離れている便数だとは思います。なおかつ、ここに課題としては取り上げてございませんけれども、やはり、首都圏の羽田、成田と競合する部分がありますので、既存路線はともかくとして、いろんな空港に飛ばそうという意味では、これから、かなり課題があって、多分茨城県知事中心として、活性化策として、議論されている状況ではないかと。たまたま私、先月茨城県庁の方に、空港のためではないんですけど、視察に行ったときに、茨城県としての観光施策について、課題はあるというふうに観光部長さんがおっしゃっておりました。ですので、まだ、結論が出ているわけではないので、もう少し見ないとわからない部分があります。春秋航空もまだ入ってきて若干1年余り、便数ふやすとは言いますけれども、定期便ではまだないものですから、今後、これは、旅行会社としての立場で言いますと、これからの旅客数を比べると撤退する可能性がもしかしてないわけでもない。ただ、今、先生がおっしゃられたように県としては、やはり、かなり、誘客をいろんな施策をしているような話は聞いています。私は茨城空港について、それほど詳しく、今回そこまで勉強しなかったものですから、ちょっと、済みません。ですから、今、なりふり構わずという話がありましたけれども、たまたま羽田、成田と空港ありますけど、首都圏に位置しているというのが、非常に大きなメリットにはなっています。茨城県民だけではなくて、さっきも言いましたように栃木県民ですとか、群馬県民も視野に置いた形で、セールス活動ではないですけど、誘客を図って、高速道路から真っすぐ行けますよという形で、群馬とか栃木の方々が北海道に行こうとしたときに、羽田まで行くんだったら、時間が合えば茨城空港を使って千歳に行くと、大阪に行こうと思ったら、羽田まで出ずに、混雑する東京を超えずに茨城空港から神戸に行くと、そういう需要が非常にあるところなんです。ですから、いかに需要のある路線を拡大するか、あるいは既存路線の便数をふやして、例えば大阪でも、今、神戸線は1日1便ずつしかありませんので、日帰りができない状況なんですけれども、例えば、これが、午前便と夕方便というふうになれば、日帰りで群馬県や栃木県の方が大阪に行って、業務をこなすなんていうことだって可能ですので、そういう意味では、茨城空港の立地というのが、実はメリットの1つにはなっていたと。こんなところにということとか、最初、ソウル線しか飛ばないとか、一体国内線が飛んでくるのかという話の中で、そこら辺は多分、スカイマークエアラインズさんが目をつけて、今、育てていっている最中なのかなというふうに私は思います。静岡の現状について、私は東京なものですからよくわかり兼ねますが、静岡空港さんのそういう航空会社をうまく見つける、あるいはそういう路線をどう活用するか、このあたりを県として考えることで、大きな活用の方策につながっていくのかなと思っています。静岡県自体は、資料を見ますといろいろ生産高だとか、いろんな意味で大きい生産高のものもいっぱいありますので、人だけではなくて、貨物だとかも含めて、活
用すればそういうつながりが出てくるのではないかなというふうに、茨城空港と比較すると思っています。

○天野(進)委員
 福田さんから、話あったんですけど、取って変わって、原さんの目から見て、例えば、関空というところは、スタートして大変に、実はそんなにばかなと思うくらいに需要が少なかったんですね。そこで、LCC、これを日本では一番入れている空港だと思うんですよ。あれは、結局はもうほかに食べるものがないから何でもいいから食べてしまえというところで食いついたのではないか思うんですけれども、我が静岡空港もそのぐらいの勢いがなければ、今後やっていけないのではないかと思っているんですよ。何か私たち静岡空港は……なんて言って、富士山静岡空港は富士山みたいに、上品なことをやっていたら、ますます県の予算ばっかり食ってしまって、そして、本当に県民にとっての空港になっていけないのではないかなと、そのときにLCCに対して、もっと勇気を持って挑戦していく姿勢も私は必要ではないかなというふうには考えるんですけどね。
 実は、以前、東南アジアのあるつぶれてしまったLCCですけれども、その会社に行って、静岡空港のコマーシャルをやったことがありました。何かLCCを導入すれば、空港の利用がふえるというふうなことを考えて、できたばっかりのときにそんなことをやりましたけれども、今、静岡空港が求めるのは、いささか、何とかしなくてはならないという心ではないのかな、そんなふうに思いますよ。大変に静岡空港に御協力をいただいているようでありますけれども。

○原勝政氏
 先生のおっしゃる関西空港、僕もちょうど高松にいたので、海外に行くのは、四国の人たちは関空から行くんです。その開港時から携わっているというか、ずっと利用させていただいて、関西空港のオープン当時は、すごくよかったんですよ。何でも開港というのは、いいと思うんですけれども、ただ1つ欠点が、食い過ぎたんですよ、要は路線が物すごくあったわけですよ。全日空にしろ、JALにしろ、まだ元気なときですよ。元気なときといったら失礼ですけど、それとあと海外キャリアの大手、いわゆるナショナルフラッグがどんどん来ました。それで非常によかったんですけれども。幾ら関西が、奈良、三重、兵庫、四国、もっと言えば中国の岡山、広島、この辺のマーケットのお客様、いわゆる非常に広いお客様でそれだけのキャパのいろんな各国、国内線も各ローカル線組んで、結局はパイが無理だったわけですね。要はその飛行機の路線に対するマーケットが、羽田とか成田みたいに組んでいたわけです。それで、うまくいかなくなった、安売り合戦になった。非常によくなくなって、先生方の方が御存じだと思いますけれども、今の関空の離発着の非常にリーズナブルな離発着料とか、空港使用の部分でいろいろと考慮している中で、関空に集まってきている。今、静岡空港と関西の違いは何かというのが、本当に悲しいんですけど、例えば山梨なんかは、宣伝しても全然来ない、静岡空港には。山梨から静岡空港で行きませんかと言っても全然来ないです。駐車場ただですよとか、バスで静岡空港まで送り迎えしますよと言っても全然来ないです。山梨から全部羽田に行ってしまいます。もっと言うと、沼津とか、富士支店、富士宮支店とかありますけれども、東部は全部羽田に行ってしまいます。浜松とかは全部セントレアに行ってしまうと、僕らが70万部静岡新聞でずっと県内全部伊豆からまいて、富士支店とかそういったものをまいても、やはりせっかくの浜松のお客様とかそういった分のお客様とか、静岡380万人の中のやはり180万人とか200万人のマーケットで、インバウンドやアウトバウンドしないといけないと。そうしたら、先生のおっしゃるそのLCCに関しては、要はインバウンドをある程度6割、7割を期待してやるのであれば、僕は賛成です。

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