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委員会会議録

質問文書

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平成30年10月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:10/05/2018
会派名:無所属の会・責任世代


○諸田委員
 お話ありがとうございます。
 今回のお話の中では出てこなかったんですけれども、ウーバー等のライドシェアシステムなんかとツーリズム、親和性ってすごくあると思うんですけれども、海外におけるそのいい事例、こういうことがウーバーのライドシステムが普及したことによって、よりよくなったという事例がありましたら、それを教えていただきたいなと思います。

○府川尚弘氏
 ウーバーというシステムのその交通の話は、あればこれはスマートフォンから全部できますので、よいと思いますし、お客様または住んでいる方も使えると思います。
 基本は、ハラルとかにも関連するんですが、住んでいるところの需要がないものは、海外のお客様だけの需要では、誰も投資しません。言ってみれば、工場が卸売商品というマスプロダクションで1年間回す、収益を上げていて、個別のカスタムメイドの注文は、高く売れるんだけれども、注文数が少ない、手間がかかる。ここの部分が、僕は海外のお客様だと思っていますので、やっぱり日本の中の需要がないと、誰も投資しないと思っています。
 なので、ウーバーなども、できれば国内の方から広がっていって、それを海外の方がなれて使っていくということが重要だと思いますけれども、もっとおもしろい事例がありまして、実は今はですね、このウーバーの考え方、それは今、どこどこにいるので、誰か迎えに来てくれないというと、登録している人が、はい、おれ行きますって、一番先に行きたい人が来るわけですね。これを、ガイドさんと組み合わせるパターンが、今、ツーリズムで出てきています。これは訪日だけじゃなくて、日本の方も。どういうことかというと、ガイドさんだけ組み合わせてもしょうがないので、その地域のある程度のコースが決まっていまして、そこに登録しているガイドがいます。そうすると、何月何日、このコースでやりたいんだけどってやると、そこに、このコースだったら私、得意ですっていう人が、こういうふうに言ってくる。その中でお客様がお相手を選んでいく。ガイドさんの習熟度によって料金が変わるみたいなシステムを使っている旅行会社さんもあります。
 なので、先生の御質問の一つには、多分個人の方の移動ということにもなってくるかと思うんですが、静岡のそういうようなものが、もし入っていけば、お客様のニーズに対するサービスが向上するかと思うんですが、それをやっている一つの会社に、僕が話を聞きに行きましたら、何とですね、この外国語ガイド、今は登録しなくてもできるようになりましたが、外国語ガイドのその会社の登録が、やはり東京、大阪がほとんどで、静岡、調べていただいたら、10人ぐらいしかいない。これでは、その制度をやっていますよと言っても、お客様に対して十分なサービスにはなっていかないというのが現状のようです。
 直接的な回答にはなっていませんけれども、その考え方を今、ツーリズムに反映すると、こんなものがありますよという事例の紹介をさせていただきました。

○諸田委員
 今、日本ではやっぱり、どうしても白タクの問題があって、そのままウーバーのシステムは入ってこれない。そのかわり、タクシー業界とウーバーなんかが一緒になって、やれないかって、今、模索していて、淡路島でやりましたし、京都で実際に始まっているということも聞いています。
 そういう中で、私も静岡県に提案させていただいて、県のほうも、ある程度、ちょっとした予算をつけていただいて、まずはニーズがあるのか、どうなのかというところで、アンケートをとってくれるというところまできています。静岡空港ですとか、外国人の方が来られるところで、どんなシステムを使っているとか、何項目かのアンケートをとっていただいて、それをもとに、タクシー業界に働きかけをしてもらおうと、今、思っているんですけれども、大切なことは、やっぱり今、タクシー業界も疑心暗鬼になっていて、それがライドシェアが、白タクも解禁される方向にいっちゃうんじゃないかとか、いろいろなのがあって、全国タクシーという、国内だけしか使えないようなアプリを普及させようという動きもあります。
 でも、僕が思うには、やっぱり海外で使いなれたアプリを、そのまま日本でも使える環境が必要だと思いまして、ウーバーを使っている方でしたら、ウーバーが使える。または、中国でディディ使ってるんだったらディディ。韓国でカカオを使ってるんだったらカカオ。それが、自分が使っている環境で、日本に来たときに、そのアプリで、今の現段階だったら、タクシーを呼ぶというシステムを静岡県でまずはつくったらいいかなと思っていますけれども、もしそれができたときに、どのような効果があるか、もしこのイメージがわくようなことがありましたら、教えていただけたらと思います。

○府川尚弘氏
 恐らく、お客様の利便性は上がってくると思いますが、もう1つの課題は、そのシステムに乗っかってくるタクシー会社さんなり、個人のお客様が、外国のお客様に対応できるのかということだと思っているんですね。システムはシステムなのでインストールできる。でも、そこに必ず1対1のコミュニケーションが生まれてくることに、サービスを提供するときはなりますので、そのときに、外国の方から言われることは、やっぱり少なくとも基本の英語ができてほしいとかですね。そういうようなことはあります。
 もう1つはですね、実際にそれをインストールすることは、システムとしては容易だと思うんですが、システムとして容易にインストールした後に、本当に需要がそこまであるのかということを考えていかなければならないと思います。なぜなら、先ほどお話ししましたように、静岡に来ている、宿泊しているお客様、2%しかない。その中で、その需要をつくっていく、満たすことができるのか。需要がなければ、インストールした方も使わなくなってしまう。または、その機能が上がっていかない。
 なので、我々、ちょっと紹介しますけれども、実はこういうことをやっています。自分で、二次交通が問題だったら、移動できる人たちを連れてくればいい。静岡をドライブに最適な場所ですよと。日本でドライブするんだったら、静岡最高。なぜなら、東京の人もたくさんドライブに来る。名古屋の人もたくさんドライブに来る。こういうですね、静岡をドライブ天国という形でブランディングしまして、今、ドライブ旅行が当たり前、またはやっている香港からですね、こういうふうに入れていきまして、新規事業をつくって、周遊コースたくさんつくりたがりますけれども、コースつくっても、それが周遊したくなるコースでなければ誰も使ってもらえませんので、我々はこの中で、静岡だったら、季節ごとに花と絶景を伊豆半島で楽しんだらどうですかとかいうパターンをつくっています。例えば、大きい県なので、香港はこんでいるでしょうから、200キロをずっと新東名で快適に走れますよと。または、絶景ということで、寸又峡のほうは車じゃなきゃ行けませんよと。こういうことをやることで、二次交通の問題、または町の中の問題じゃなくて、それを気にしないんだけれども、滞在型でお金を使ってくれるお客様をとっていくといった仕事もやっています。もちろんこれを、メディアを絡めて、今後は地域版をつくっていこうと。
 我々は、先ほど申し上げましたように、ドライブ天国静岡、行きたいという需要をつくります。そのドライブ天国の需要を受けてもらうのは地域になりますので、今、これは富士宮市さんが地域版をつくって、富士宮へ持っていこうみたいなことをやっている。交通の関係では、我々と取り組みとしてはそういうことを今やっているという紹介をさせていただきました。

○多家委員長
 ほかにいかがですか。

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