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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:03/04/2009
会派名:平成21


○中田委員
 簡単に何点か質問させていただきたいと思います。
 まずは配付資料の2ページと3ページの工業用水道事業において、建設改良費が29億円に対して企業債が4億円、水道事業では建設改良費が41億円に対して企業債が6億円となっていますけれども、借金をしないっていうことはいいことだと思うんですが、実際資金的に大丈夫なのかということ、要は将来苦しくなっちゃって値上げにつながったりはしないのかというようなことを、その辺について1点お伺いさせていただきたい。

 あと駿豆水道の漏水事故に伴う断水で、いろいろな手が打たれて、新しく調整池をつくるということで築造工事も行っているとの報告が示されているわけです。工事の効果としてここに書かれているようなことがあるわけですけれども、これ以上に、例えばこの工事をやることによって表記されていること以外にどういう効果を期待されているのか、何かその辺もう少し詳しく聞かせていただければと思います。

 あと工業用団地の造成への取り組みについて、経済不況でいろいろ新規の投資などが延びていくというか、控えているという状況に今なっていると思うんですけれども、企業局がやる仕事の中で、そういったこの不況が計画に与える影響みたいなものが出ているのか出ていないのかということをお聞かせ願いたいと思います。

 最後に、私は伊豆半島の伊東ですけれども、いつも企業局の資料を見てますと、立地とかそういういろんな環境がなかなか伊豆半島のほうでは余り企業局の仕事となじまないというか、どこを見ても余り伊豆半島の事業というのはこれまでもなかったと思うんですが、前もたしか私少しお話しさせてもらったことがあると思うんですけれども、企業局として伊豆半島みたいなところでも何か仕事がやっていけないのかなというふうに思うんです。現実に地元からのオファーがないとなかなか動けないというのはわかるんですけれども、その辺伊豆半島についての企業局としてのかかわりという意味で何かお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。以上です。

○岩本経営室長
 中田委員にお答えいたします。
 まず最初でございますが、工業用水及び水道の事業の起債ということでございますが、本年21年度の予算に計上してあります建設改良、工業用水つきましては、29億円について企業債が4億円、それから工事負担金が4億円、それから投資有価証券償還金が10億円と、それから加えて内部留保資金11億円というような形で29億円という財源を手当てしています。
 それから水道事業につきましては建設改良41億円に対しまして企業債が6億円、補助金が6億円、それから県からいただきます一般会計出資金が6億円、それから投資有価証券償還金が10億円、それから内部留保の資金として13億円、締めて41億を財源としています。
 工業用水、水道については企業債というのは適債事業ということですので、基本的にはそれをお借りしまして、それから将来のユーザーの方に担っていただくと、そういうのが原則でございますけれども、19年度に補償金免除の繰上償還をいたしました。それはなぜかっていうと金利が結構7パーセント以上って高かったもんですから、これからその金利を払っていくのは大変だなということがございまして、それを早目に返したということです。そうしますと、現実には長期で25年とか28年で借りるもので、貸すほうはその辺が入ってこないということでペナルティみたいなものがかかってくるんです。そういったことで、繰上償還の条件として23年度までは企業債の抑制というのがかかってきまして、そういう状況で財源手当をしたということでございます。

○望月事業室長
 駿豆水道の函南調整池の件ですが、先ほどの提出資料にもございますように、駿豆水道全体では現在3カ所調整池が設置されております。浄水場含めて3カ所設置されておりまして、この中には中島浄水場を初め熱海調整池、それから三島調整池があります。今回函南調整池ができることによりまして、まず駿豆水道全体として、12時間分の量を確保できるというふうなことで、これは地震時とか事故があったときに、そのぐらいの時間が稼げると、断水を伴わないような形にできるということでございます。
 そのほかの形としては、今回函南調整池ができることによりまして、熱海調整池は熱海市、それから三島調整池は三島市、それから函南調整池については函南町に主に水を送ることができるような形になっていくと思うんですけれども、さらに今度できました函南調整池につきましては、今後災害の起こった場合の緊急的な応急給水の調整機能もあるものですから、断水して市町村で水が足りなくなったときに給水車とかが来て給水できるような、そういうふうな役割もあるんではないかなと思っております。
 そういうことで、今、一番大きなのは、地震時とか非常時における応急給水ということですが、市町村への給水というのも一部考えられるんじゃないかなと思っております。

○深井企業局長
 3つ目のこういう経済不況の状況の中で、いわゆる地域振興整備事業ですね、この取り組みに対して影響があるかどうかということですけれども、現在行っております新富士裾野、それから湖西の西笠子、これについては新富士裾野は間もなく造成が完了いたしまして、進出企業も既に2社ほど建設に入っております。
 それから1つは、売れ残っているといいますか、まだこれは市のほうが売却をしているんですけれども、1つまだ売れていないところがあるんですが、これも具体的な引き合いが来ておりまして、話が進むんではないかなという状況になっておりまして、順調に進んでいると。
 それから、湖西・西笠子につきましては、今のところ当初から予定している企業が計画どおり進出したいということなものですから、計画どおり工事を進めているという状況です。
 それから、牧之原市は先ほど申し上げたとおりです。
 それと、来年度――21年度に新たに浜松市内、都田地区ですけれども、新聞報道でヤマハ発動機が工場建設を大分おくらせるという報道がございましたけれども、これは市のほうは計画どおり進めたいということで、今私どもと市と細かいところの協議を進めております。とりあえずは市が買い取って何年間か持っていて、ヤマハに売却したいということで、そういう方向で具体的な内容の詰めを今進めているということでございます。
 そのほかに、じゃ次のものがあるかといいますと、これは実際には相談が少しはありましたけれども、具体的に話が進んでいるものは今のところございません。ただうわさではいろいろ、例えば長泉町あたりに出てきたいというようなお話も聞こえてきてはいますけれども、まだ具体的になっておりません。全体としては非常にやはり低調になっているのかなという感じがいたします。
 それから、現在販売しております焼津市の水産流通団地ですけれども、これにつきましても具体的に買い取りたいという要望が来ておりまして、現在その中身を詰めている段階で、これもかなり期待が持てるかなというような状況でございます。
 それはやはり食品関係なものですから、先ほど申しました新富士裾野の最後の1区画も食品関係でして、どうもやはり食品とか医療関係のほうはそれほどのひどい落ち込みになっていないという感じがするということでございます。

 それから、伊豆半島で何か事業はないのかという話ですけれども、実際に市町が構想を持っているとか、あるいは具体的に進めているとかいうところを静岡県全体の地図に落としてみたところ、抜けているのが伊豆半島と、それからこの中部地区です。中部地区もほとんど漏れております。そうはいっても中部地区はやはりやろうと思えば少しぐらいはあるんだろうと思うんですけれども、伊豆半島はやはり工業用地としてはなかなか具体的な話がないので、1つ伊豆市で工業用地にしたいという話はあったんですけれども、どうも少し経済情勢も悪くなって、予定していた企業が取りやめたというようなこともありまして、今のところ伊豆半島ではないんですが、やはりこういう非常に地形的にも厳しいところだものですから、工業用地というのはなかなか難しいのかなと。
 企業局ではそれ以外にもいわゆる業務用地、流通用地だとか、あるいは観光施設用地だとか、あるいは公共施設用地についてもやることができますので、そういう要望があれば御相談に応じたいなというふうに思っておりますけれども。うちのほうから直接なかなか売り込むということは、そういういわゆるセールスマンも抱えておりませんので、非常に難しいなというふうに思っております。

○中田委員
 わかりました。
 最後に、これ建設部もそうなんでしょうけれども、いろいろ建設改良工事をこれからやっていくわけじゃないですか。そういったものの工事の発注の仕方というものがやっぱりこの景気の状況を見定めて、どんどんどんどんできることは前倒しでいけるというような考え方をお持ちになっていただきたいと思うんですが、その辺の考え方について、要望を兼ねて御答弁いただければと思います。

○深井企業局長
 いわゆる建設改良工事でなるべく経済のこういう状況に応じて前倒しでということですけれども、先ほど私の説明の中で緊急の雇用対策についてと、それからもう1つは、来年度予定をしていた事業の前倒しでやったということで御報告申し上げましたとおり、21年度におきましてもなるべく予定をしている工事についてはなるべく前倒しで発注をするということと、それからそのときのいわゆる資金的な余裕を見ながらですけれども、22年度に予定をしているものも、例えば入札でかなり金額が落ちれば、その差金を使って前倒しでやるというようなことも考えたいなというふうに思っております。

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