本会議会議録


質問文書

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平成23年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/05/2011
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 同郷の部長が誕生しましたので、敬意を持って質問したいと思います。
 報告事項の21ページ、連ドラじゃないですが、本会議に続いて質問したいと思いますが、イノシシの件です。有害鳥獣と戦う集落づくり支援事業9580万円。この西部地域で、6月中の事業開始に向け調整中。暦見てみましたら、きょうは7月2日。調整が終わっているなと。内容をお聞かせください。

 その下段、伊豆市の食肉処理加工施設、イズシカ問屋、名前が非常にいいな、地デジカと対抗してるんじゃないか。34頭処理、これはキャパの問題で34頭なんですか。
それから、市内の3店舗で販売と書いてあります。どのような方がお買いになっているか。特に、げてもの好きの方が買っているのか。何か特殊な料理を編み出して、それでこのシカでいける。本会議のときに、私はマーマレード煮と言いましたが、あれは本当にうまいんです。

 次、37ページ。遠州織物ファッションと書いてございます。ことしの本会議場の、議員初め、部長もですが議場内の服装が目まぐるしく変わりました。ネクタイ・上着着用、ネクタイはとってもいいよ、両方とってもいいよという話で、知事はコメントとして、これは静岡県版のクールビズをつくるための過渡期だというふうに言ってます。
例えば、沖縄だったらかりゆし、知事も例に出して言ってますけど、市役所で魚河岸シャツ、あれが行政でいいかどうかは別にして、経済産業部として、この方向性はどうあるべきか、御答弁願います。

 それから、お茶に係ること1点。てん茶の問題であります。過日、知事がてん茶に関してコメントをしたと某何とか新聞で知事のコメントを要約して、てん茶は危ないよと、要するに抹茶の原料であるというようなことを要約して書かれて、てん茶をつくってる方が、私のとこへ猛烈な勢いで抗議をしてきました。余り怒られるのは嫌なんで、県の担当にまず文句を言えと、そちらの電話をさっと教えたら、すっとそっちへ行ったようですが、被害に遭った方もおいでになるかもしれません。これが、知事が今回の議会で答弁なく、てん茶は覆いをかぶせるので、それほど危険ではないというような表現をしたというようふうに記憶しています。ちょっとお変わりになったかなと、人間変説、変化、いろんなそのことがございますが、てん茶に関して言えば、経済産業部としてちょっとどういう認識をお持ちなのかなと、再度お聞かせを願いたいと思います。

 それから、ちょっと戻ります。さきほど服装に関してですけれども、本会議場が今議会から28度で設定をされているので快適だとは決して申し上げませんけれども、これは私が思うのに、電力の自由化というのがあって、これが平成12年から自由化の対象。それで平成17年からは50キロワット以上の事業所。平成23年度は株式会社丸紅が落札しています。応札価格1億6953万7000円。   
私は、実は政策調査課へお願いをして、本会議場だけ個別に温度の設定ができるということだったので、28度じゃなくて26度にして計算してくれと。その場合に、本会議場を使うアバウトな時間と、2度の差による電力消費量をかけた単価。これは、丸紅さんの単価ということになるんですね。幾らになるのって聞いたら、システム上わからないと、こういうわけですね。わからなかったら、下げたってわからないじゃないかと、こういう議論だったわけですが、音さたがないと、こういうことでございますが、部長、あなたは割とまじめなタイプなので、ネクタイもしててもいけるタイプなんですけど、経済産業部長よりもちょっと後ろのほうに座っている人で、暑いなって顔している部長級の人がいる、名前は言いませんが。その方を見るたびに、何か顔もちょっと赤い。随分暑そうだなというふうに思うわけですが、私はお気の毒だと思ってるし、自分も嫌だと思ってます。その辺の温度設定について、ちょっと関連があるということで答弁を求めます。
 そのことに関してですけれども、これは県がなぜそういった28度に設定をしたかというと、その5月18日、静岡県経済産業政策会議でエネルギー・地域経済部会を設置して、電力需給の逼迫に対する対応を協議している。この部会の検討結果として、県庁がみずから節電をする、こういうふうな認識があるんですが、あわせてその辺のところを経過も含めて、御答弁をお願いいたします。以上です。

○落合委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は3時とします。

( 休 憩 )

○落合委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開をいたします。

○吉林経済産業部長
 私のほうから、服装の関係について、御答弁いたします。
 議場等は28度でございますけども、労働安全衛生法で17度から28度という幅がございまして、その今上限の28度という温度を設定しています。
 確かに、私もこんな体形でございますので、できれば涼しい格好にしていただきたい、していただければ大変ありがたいと思っております。それぞれ皆さん、暑さに対しても強さ弱さ、あるいはその体形によりどう感じるかもございますので、今、お決めいただいております幅の中の服装で、どういう形で、その場面場面でどんな格好をするかというのはございます。私もきょうの産業委員会は完全クールビズでという話だったのですから、こういう格好をさせていただいておりますけれども、場合によってはネクタイを締めてワイシャツだったり、ネクタイなしで上着を着たり、部屋のロッカーの中には一式、ネクタイが3本ぐらいと上着が2着ありまして、どんな方がお客さんに来るかわかりませんので、その場面場面で使い分けをしたり、あるいはいろんな総会に出かけたりしますので、そのときにはドレスコードを最近は聞くようにして服装に気を使うようになりました。

 そういった意味で、今私どもが取り組んでいます遠州織物ファッション製品創出事業がございますけれども、今、遠州織物を素材にしまして、遠州織物の活性化もあわせてねらっておりまして、遠州織物を素材として使っていただいて、男用の夏のファーマルウエアですけども、夏のデザインを考えていただいています。色の指定とか、遠州織物の生地も34種類ほど現場で見ていただきまして、それを今こういったサンプル帳もつくりまして、各駅にも配置しましたし、それで今コンテストをスタートしております。
 一般のデザイナーの方、プロの方を問わずコンセプトを申し上げまして、そこで提案をしていただくと。その中から審査をいたしまして、2月には公開でコンテストをしたいと。ですので、来年は私は多分その洋服を着ているんじゃないかというふうに思いますが、そういった皆さんが着れるような、皆さんからぜひ着てみたいというような物が出てくることを今期待しておりますし、ワダエミさんという方に今審査委員長を頼んでおりますけども、世界的な衣装デザイナーでございますし、非常にこのことについては物すごく関心を持って、いろんな意味で責任を持ってやっていただけるということも聞いておりますし、そういった意味で私も非常に期待をしております。
 そういった意味で、それができればドレスコートを気にしないで、あるいはその洋服を着て出て、委員会にもまた議員の先生方とも御相談しなければいけないでしょうけども、出席できればと期待をしております。以上でございます。

○澤田農山村共生課長
 鳥獣による農林産物の被害のうち、まず西部地域の6月中旬事業開始に向けての調整状況についてお答えいたします。
 天竜水系が非常に県内で被害が多くございますので、遠州中央農業協同組合と随意契約した中、6月末に見積書をいただき契約の手続を済まし、ここにあります具体的な開始というのは捕獲調査もございますので、鳥獣保護法に基づく捕獲調査の許可をいただくという事務手続を進めているところでございます。遠州中央農協のほうで労務管理の問題でちょっと時間をいただきたいということの中でややおくれているところでございますが、被害集落におきまして、捕獲体制の強化という点では農林事務所を通じまして技術的な支援を積極的にやっていきたいと考えます。よろしくお願いします。

 2点目につきましては、伊豆市におけるイズシカ問屋の状況及びその肉の活用方法についてでございます。イズシカ問屋につきましては、4月19日に開所いたしまして、平成23年度は年間500頭ほど処理したいという考えでございますが、4月の上旬から34頭を処理しておおむね目標を達成できるんではないかと見込んでいるところでございます。
 またそのできた肉につきましては、市内の精肉店3店にいっていますが、そのうち1店ではスーパーの精肉コーナーで和牛と同じところに置いて値段も大体同じぐらい。買う人につきましては、レストランの方が買いに来るということ。また、下田からフランス料理をやる方が地元に安定的に供給の場所ができたと、魅力的なものだと評価を受けているところでございます。
 また精肉店では肉を売るばかりではなくて、以前から商工会の有志でみずから研究していただいていまして、その店ではシカの肉を使ったコロッケ1個80円、竜田揚げでは350円ということでつくったものを売っています。手軽な総菜ということで買い求める方がふえているということを聞いております。また料理するのは店主の奥さんで、今後ハンバーグなどにも拡大していきたいと。
 また別の洋食居酒屋さんでは、大学生の皆さんと共同企画をいたしまして、米粉を使ったイズシカバーガーというものをつくったということで好評を得ているところでございます。女性の健康食に対してもお薦めだということで、シカ肉のやわらかくて脂が少なく上品な味わいがあるという特徴から評価を受けていると聞いているところでございます。以上でございます。

○瀧経済産業部理事(食と農の改革担当)
 私のほうからは、てん茶につきまして、摂取したときの皆さんの健康に与える影響も含めてお答えしたいと思っております。
 今まで静岡県は飲用で飲むお茶、これは健康に対して安全な数字ですという形で、皆様にはお知らせしたところでございます。ちなみに、急須で入れて飲んだときの、これまで19産地で調査したときの飲用茶の最大の数字が1キログラム当たり14ベクレル、これは飲用茶の国の暫定規制値200ベクレルよりもかなり低い数字でございます。
 また今回てん茶が取り上げられましたのは、普通、お茶は飲むものですけれども、てん茶は抹茶で飲む方もいますが、最近はいろいろ食用に使われていると。おまんじゅうですとか、いろんなものに使えて、そういう形で皆さんに少し不安な面もあったかと、そんなことからのご質問だったと思います。
 ちなみに、てん茶を毎日10グラム食べ、これを365日続けますと、年間で大体3.6キログラム食べることになります。年間ですと、この3.6キログラムというのは膨大な数字でして、これを国民全員が食べると40万トンになるわけですね。お茶が8万5000トンですが、まさにこんなことはあり得ない。最大値で500ベクレルのてん茶をこのように10グラムずつ365日食べたとしましても、年間の影響ですけども、1年間に0.02ミリシーベルト。1回、胃のX線集団検診を受けますと、人体の放射線の影響が0.6ミリシーベルト、この数字というのは量的にもかなり小さい数字であります。いろんなものを年間食べますけれども、放射能の影響を受けた食品はいろいろあるかと思いますけれども、単品で考えてもこれだけ小さい数字というのは、我々ももう少し県民にいろいろとPRしなきゃならないということを考えております。その影響というのを我々は国の規制値にかかわらず、一般の県民の方、消費者の方々に知っていただこうと。これまでもやってますが、これから本格的にそういうような風評とか健康に対する意識を皆さんへ啓発しなければならないと考えています。

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