本会議会議録
質問文書
令和4年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 宮沢 正美 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 12/15/2022 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○宮沢委員
一問一答方式でお願いします。
今の問題ですけど、工事というと交通基盤部が所管になるのかもしれませんが、先ほど説明頂いたように11月25日にJR東海並びに国交省に対して進捗状況についての文書を出したとのことでありますが、その趣旨をどう認識していますか。もし分かれば教えていただきたいと思います。
○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
本県といたしましては、今年度リニア中央新幹線建設促進期成同盟会に入会いたしまして、その際に知事は2027年度開業の目標を共有すると申し上げております。
このことは期成同盟会全体で全線開通を目標にしており、知事といたしましては本県だけではなく全線の状況を知りたいという趣旨で説明を求めたものと理解しています。
○宮沢委員
だとするならば、期成同盟会にせっかく入られたわけですから、期成同盟会の議論の中で提案して状況把握するのがやり方としてふさわしいんじゃないかと思うんですね。
静岡県が単独で求めたところで、知事は参考にすると言っていますけど、静岡県のリニア問題に対してどのように参考にしていくかが私にはなかなか理解できないです。その辺についてどのようにお考えでしょうか。
○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
現在、国で行われております環境保全有識者会議において大きな問題の1つであります発生土処理の盛土について、他県の事例を紹介してほしいという委員からの要望を受け国が山梨県、長野県の盛土の状況について情報提供をしております。
やはり、期成同盟会に入るときにもありましたが他県でも同じような状況を乗り越えてきたことがありますので、その状況を知れば本県の参考になるのではないかと理解しております。
○宮沢委員
今さらそんなことを聞くんですか。もう何年この問題をやっているんでしょうか。もし参考にしたいんだったら県としてとっくに必要な調査はやっていただいて、議論を進めていく姿勢を見せてほしいと思います。
今さらそんなことを聞いてどうなるのかという気もするんですけれど、そのことに対していかがでしょうか。
○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
各県でいろいろな課題を有しているのではないかということは、今まで私たちも思っていました。ただやはり各県がいろいろな問題を抱えておりまして、私どもが事務的に聞いてもなかなかお答え頂けない面がございました。
ですので、今回JR東海さんに対してほかに同様の事例はないかとお聞きしたと理解しています。
○宮沢委員
無理やり答弁を求めてすみません。
先ほどニュースを見ていたら、開業時期への影響は静岡工区にあると回答があったとのことですが間違いないでしょうか。中身についてお分かりでしたらお答え頂きたい。
○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
JR東海さんがそのように回答したことは報道を通じて承知しています。
ただその他の事例については、JR東海のホームページを見てくださいとのことであり、詳細な情報が何も掲載されていませんので具体的に静岡県だけかは判断しかねると思います。
○宮沢委員
影響を及ぼしているのは静岡工区だということに対してそう思われているんでしょうか。いやいやということなんでしょうか。いかがでしょうか。
○織部くらし・環境部理事(南アルプス環境保全担当)
私たちが工事を止めている意識はなく、いつも出前講座等でも言っているんですけれども、まだ環境影響評価の内容が不十分できちんとなされていないと。まだ県民が納得できるレベルまで行っていない中で対話しているので、静岡県が止めているから遅れているのではなく、きちんと納得できる対応をしているという意識を持っております。
○宮沢委員
そのことについては理解しますけれども、こういう質問をされて他県に向かってお前のところが遅れているからだということにその回答を使うとまた問題が起きると思うんですね。
ですから、静岡県のいろんな議論を進めていく上で情報が必要で本当に活用していくならば適切だと思うんですけど、他県批判の道具に使うことがあってはいけないと思いますので、くれぐれも注意して対応していただきたいということと、2027年はとても無理で2029年とか2030年とも予想されているんですが、今の県の議論の進め方だと恐らくもう10年ぐらいかかりそうな雰囲気だと私自身は受け止めているんですね。
期成同盟会に入られて進めようと意思を示されているわけであり、委員の方も大変忙しい中でいろいろやっていただいていることは理解しますけれど、やっぱり議論を早めていくことも大事だと思います。時間をかけて丁寧にやることはもちろん必要ですけれども、そうは言っても自ずと必要に迫られたことも起きてきますので、静岡県がいろいろ工事を遅らせていると思われないためにも議論の速度、頻度を高めていくことが大事だと思います。可能な限り対応していただくことをお願いします。
以上で終わります。
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