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委員会会議録

質問文書

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令和3年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:10/01/2021
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 それでは、一問一答方式で1点だけ質問させていただきます。
 河川の、洪水の減災対策の一環としてのリバーフレンドシップの取組と河川の効率的な維持管理について質問させていただきます。
6番委員さんが、この前川下のリバーフレンドシップの話をしていただきましたが、私は川上のほうの話です。
都田川でも、リバーフレンドシップというより河川愛護会という同じような組織が県下どこの川にもございます。除草作業を実施していますが、高齢化や人員確保が難しく除草作業が困難になっているという声がどこでも上がってきております。都田川は過去に――昭和50年に七夕豪雨って皆さん知っているかな、私は知っていますが――破堤したことがある河川で、そのときはすごい豪雨でございましたが、今はそれに匹敵するような豪雨ばかりですので、やはり減災対策としてしっかりと除草作業をしなければいけないです。
 そんな中で、リバーフレンドシップ制度による支援で除草作業を地元の皆様に行っていただいているんですが、世代が変わりますと草刈り機もないし、それからいろんな人たちが町や村に入ってくると、川を愛してみんなで除草作業をやることがなかなか困難な時代になってきているということで、私、今日質問するわけでございます。
困難になっている除草作業をどのように進めていくのか、県としての考えを聞きたいと思っております。
 効率的に行う除草機械もあると聞いておりますし、来週の13、14、15日に農業機械の展示会を幕張メッセでやりますが、ドローンとリモコンの除草ロボットはかなりいつもいいものが出ておりますのでそんなものを使いながら考えていただきたいなと思っております。除草機でやるのをやめるわけにはいかない場合もございますが、あの斜めのところを80歳過ぎの人がみんなでやるのもなかなか難しい話ですので、今後におけるリバーフレンドシップの取組と河川の効率的な維持管理についてお答え頂きたいと思っております。

○望月河川企画課長
 私からは、まずリバーフレンドシップの取組について現状認識している課題等を踏まえてお答えいたします。
 県内の多くの河川では、2番委員御指摘のとおり地域の皆様が河川清掃や美化活動、河川愛護活動などに積極的に取り組まれておりまして、これにつきましては大変感謝申し上げたいところでございます。
こうした活動につきましては、良好な水辺空間の維持はもとより自然環境への関心ですとか昨今の水防災に関する意識につながると我々としては期待しているんですが、そういった中で住民の皆様と川との接点の1つであると捉えておりまして、できる限りこういった活動は続けていきたい、続けていってほしいという思いもあってリバーフレンドシップにより支援しております。
 一方で、御指摘がありましたように、近年地域のコミュニティーの変化ですとか高齢化などによりこうした河川活動を続けていくことが難しくなっているという声がいろんなところで上がっていることは承知しております。さらには、コロナの感染症対策も踏まえ地域での活動そのものに様々な影響が出ていると承知しております。
 そういったところも踏まえまして、リバーフレンドシップの在り方については、今後の支援策といった視点も踏まえ検討してまいりたいと、課題として認識しております。
いずれにしましても、引き続き地域の皆さんと綿密な意見交換を続けながら、地域活動の支援の視点でリバーフレンドシップの取組を続けてまいりたいと思っております。

○八木河川海岸整備課長
 私からは、河川の効率的な維持管理についてお答えいたします。
近年の堤防除草に対する課題を受けまして、昨年度ですが、人力による肩掛け式の除草機から省力化、効率化を可能とする除草機械の導入を検討してまいりました。
今年度につきましては、試験的に遠隔式、ラジコン式の除草機械による工事を行い中小河川の勾配のある堤防でも安全に除草ができるかといった視点などで検証して本格的な導入に向けて進めてまいりたいと考えております。
 
○光信河川砂防局長
 ただいまの御質問に対して少し補足です。
先ほどの答弁の中にもありましたように、水害等が激しくなっている昨今、ふだんから河川に関心を持っていただくことが非常に大切だと思っております。そういう意味ではリバーフレンドシップの制度については引き続き重要と考えておりますので、地域をよくしていただいている取組として、この河川愛護の活動が無理のない範囲で皆様ができるように引き続き支援していきたいと思っております。
 また、草刈り等の維持管理については当然河川管理者がすべきことですので、ここについては最新の技術や知見を導入して効率的に進めるように今後も進めてまいりたいと思います。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
リバーフレンドシップが大事だということは僕も分かっているんですが、若い人は町場へ出ちゃうんですよ。6番委員のところは若い人がたくさんいるかもしれないけれども――まあいないと思うけれども、どこも古いと思いますが――川上のほうは本当に若い人がいないのでラジコンの除草機械をやっていただきたいなと思っておりますし、手当と草刈り機の混合ガソリンを土木事務所まで片道15キロかけて往復30キロで2リットルを持ちに行くらしいんですが、そういうやり方ももう少し考えていただきたい。もうせっぱ詰まった話で来ていますので、早急にやっていただきたい。

 先日お話しさせていただいたんですが、ラジコンのデモをやっていただきたいという話があると聞きましたので、皆さんにお知らせしながら一般の県民が使えるような指導もしていただきたいと思いますが、何か御意見ございますか。

○光信河川砂防局長
 2番委員御指摘のとおり、地域からなかなか大変だという声は私もよく存じております。それについては、改善すべきところはしっかり改善していきたいと思いますし、先ほどのラジコンの草刈り機なんかもデモンストレーションをぜひ開いてこういうものがあるとお見せして、皆さんが使えるかどうかについてもしっかり検証してまいりたいと思います。

○鈴木(利)委員
 ありがとうございます。
早急にやらないと、斜めで平らなところじゃないので考えていただきたいと思います。以上です。

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