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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 それでは、分割質問方式でお願いします。
 最初に、建設委員会説明資料69ページの巴川流域の総合治水対策でありますけれども、下側に本川の改修とあります。この本川というのは清水の矢崎川から河口までの測量と設計を令和2年度から国の交付金事業が新規採択されたということですけれども、清水の矢崎川から河口でいいか確認をしたいです。

○八木河川海岸整備課長
 巴川の本川改修は河口から上流に向かって6.6キロメートル区間が対象区間となっております。
 それから7番委員が御指摘のとおり、令和2年度から国の交付金事業の新規採択を受けまして、河道掘削に向けた測量調査に着手しております。

○林委員
 分かりました。河口から矢崎川までと理解しました。

 そうしますと、この測量設計はいつまでか、年度内に終わるかどうかをお聞きしたい。それからそれ以降の設計ができて本工事に入っていくスケジュールを聞かせてください。

○八木河川海岸整備課長
 今年度につきましては、河道掘削によります既存の橋梁への影響を考慮した形で既存橋梁の橋脚の補強等に関する調査を実施してまいりました。
 令和4年度以降も、既存橋梁の補強に関する設計、あるいは補強工事に向けた道路管理者――これは静岡市が主に道路管理者になりますけれども――道路管理者との調整を進めて早期に工事に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。

○林委員
 いよいよ、長年の懸案であったものが進んでくれることは大変ありがたいと思います。
 今の概況でいきますと、静岡市ももちろん調整は必要なんですけれども、橋ですから道路ということになれば市が担当することになるんですけれども、おおむねどのくらいの時期に工事に進んでいくかめど的にはどういう考えがあるのか。

○八木河川海岸整備課長
 本川改修、河口から6.6キロメートル区間で河道掘削を進めていくわけなんですけれども、この6.6キロメートル区間には21の橋梁がございます。こちらにつきましては、橋梁自体を補強して、河道の断面を広げるのか、橋梁自体を架け替えるのか、あるいは全体の交通ネットワークの中で橋梁自体を統廃合するといった考え方の調整もございます。
 このあたりをしっかり、橋梁の管理者と河道掘削の事業実施に向けて調整していきたいと考えております。
 ですので、いつから河道掘削の工事に入れるか、明確にはお答えできませんけれども、事業化に向けてしっかり調整を進めていきたいとに考えております。

○林委員
 本川改修の6.6キロメートルの区間には橋梁が21か所ということであります。今都市計画道路の部分として新しい橋ができると思うんですけれども、それ以外に老朽化の橋が大変多いんですよ。時間もかかるし、費用もかかるという意味では非常に難しい部分がありますけれども、災害が来てからでは遅いということも含めてできるだけ順調に運ぶようにぜひお願いしておきます。

 次に、三保松原の景観改善についての対策で説明資料87ページに入っています。これはイコモスから三保松原に設置した消波堤が世界文化遺産として景観上好ましくないと言われてきております。
 世界文化遺産にふさわしい景観に現実的には取り組んでいますけれども、1号、2号消波堤の突堤への置き換え、サンドリサイクル養浜の位置づけ、モニタリングにより整備の効果を検証しながら対策を推進していくと聞いております。
 本議会の議案説明書に清水西海岸の海岸事業の議案が上程されているが、その概要と今後の予定についてお伺いします。

○八木河川海岸整備課長
 三保松原の景観改善における対策の進捗状況についてお答えします。
 事業の概要といたしましては、現在までに整備しました1号突堤、継続して行ってきております養浜のモニタリング結果を踏まえ、令和3年11月に有識者などで構成しております三保松原景観改善技術フォローアップ会議で2号新堤の配置計画を決定していただきました。
 今後の予定といたしましては、2号消波堤を南側へ置き換える2号新堤の工事について、令和4年から6年度までの3年債務を本議会にお諮りしております。

○林委員
 イコモスの指摘で実行しなきゃいけないということですので、それにふさわしい部分としてしっかりやっていただきたいと思います。

 次に、同じ清水港の三保内浜にエリアマネジメントという取組があるんですが、清水港は風光明媚で天然の海浜が残って本当に水面が三保内海は県内でも1年を通じてマリンスポーツを楽しむ地域であります。しかし、この場所のものすごく素晴らしい価値が十分に発揮されていない、そういう管理、利用がされていないということであります。これは、三保半島そのものが人の交流がなくなってしまってきていることも理由としてはあります。
 昨年度末に、ホームページで民間事業者を募ってサウンディング型市場調査を行ったとありますけれども、県は民間事業者に広大なエリアを一括して管理運営させる取組を進めるのか、また今後どのような手続を踏んで事業化していくのか伺います。

○北川港湾企画課長
 清水港の三保内浜のエリアマネジメントに関してお答えいたします。
 まず最初に、本取組を進める理由でございます。
 三保内浜地区につきましては、自然豊かな天然の海浜地でありまして、1年を通してマリンスポーツを楽しめる穏やかな海面を有していることからにぎわいを生み出すエリアとして大きなポテンシャルがあると考えております。
 しかしながら、現在は事業者ごとに個々に占用許可を与えているため地区全体としての統一感がない、あとは施設メンテナンスや海岸清掃などの管理業務も限られた予算の中で必要最低限でしかできていないこともありまして、この地を訪れる利用者にこのポテンシャルを生かした質の高いサービスが提供できていないと考えております。
 そのため、本取組では海浜地全体の管理運営を一定期間にわたり民間事業者に委ね、民間事業者の創意工夫による統一感があり魅力的なエリアの創出を目指すことも考えております。
 続きまして、今後どのような手続をして事業化していくかにつきましては、昨年末、県のホームページでサウンディング型市場調査といたしまして三保内浜の管理運営に関するアイデアを募集しまして、応募のあった民間事業者等から聞き取り調査を行ったところであります。
 今後、このサウンディング調査の結果などを踏まえ管理運営を委ねる事業者の選定のための公募要件を検討し、令和4年度中に公募を行い令和5年度からの民間事業者等による管理運営の開始を目指していきたいと考えております。

○林委員
 この場所は私も昔から知っていますけれども、海水浴場もあったしいろいろ、安全な場所なもんですからかなりにぎわいがありました。再度、三保半島を有効に使って公園とか、マリンスポーツもできます。静岡市民以外の皆さんも来ていただけることもございますので、ぜひやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 次に、説明資料95ページの港湾の地域内の関係であります。
 カーボンニュートラルであります。このカーボンニュートラルを前回の委員会でもお話ししたんですけれども、説明資料96ページにありますカーボンニュートラルポートとは、港湾において次世代エネルギーの受入れ環境の整備と脱炭素に配慮した港湾機能の高度化、臨海部産業との提携、温室効果ガス排出を全体としてゼロにすることを目指して、脱炭素化社会に貢献するものと認識しているということでありますけれども、このカーボンニュートラルポートの形成計画の策定に向けて港湾地域の事業者との連携が求められる一方で、港湾管理者である県が実施主体となって脱炭素化に取り組む方針について、今考えていることをお伺いします。

○杉本港湾整備課長
 港湾管理者である県が主体となって行う脱炭素化の取組について回答いたします。
 カーボンニュートラルポート形成計画策定に先駆けて、まず令和4年度から港湾管理者である県が脱炭素化に向けた取組を率先して進めてまいります。
 具体的な取組の方向性としましては、省エネルギーの推進として県管理施設の照明のLED化、再生可能エネルギーの導入促進として、県管理上屋の屋上への太陽光パネルの導入を推進していきます。また御前崎港においては、令和5年度から供用開始されるバイオマス発電施設の燃料を円滑に受け入れるための環境整備を進めてまいります。
 来年度以降、清水港、田子の浦港、御前崎港において順次カーボンニュートラルポート形成計画を作成していきますけれども、この中で県がさらに取り組むべき内容が示されれば今後追加の対応をしていく方針でございます。

○林委員
 これから進んでいくということでありますけれども、特に港湾関係の事業者は物流からいろんなもので多いので、事業者の協力なしではなかなか進まないことも実態としてあります。
 そういう意味では大変な作業になると思うし、事業者に十分理解していただいて、事業者の役割、それから県の役割を明確に理解した上で進めていただきたいと思います。

 それからもう1つ、このページに港湾の業務艇がの老朽化によって更新の計画をされているとあります。これは燃料を水素燃料で、これも脱炭素の有効的な手段ということもあります。
 今回のこの業務艇は、たしか設計の予算が2000万円かな。もう1隻、前回更新をしたとありますけれども、この業務艇と前に更新されたものの役割、仕事の違いをまずお伺いさせていただきたい。

○杉本港湾整備課長
 以前更新された業務艇は清掃船でございまして、清水港港内にありますごみとか浮遊物を回収する船でございます。
 今回の業務艇につきましては、巡視船といいまして、現在清水港の巡視や施設点検、事故対応、視察、見学等に使用されている船でございます。

○林委員
 今回の業務艇につきましては、前回のものと仕事の中身は違うということすけれども、今使っている業務艇と設計業者さんが同じなのか、公募するのかが1つと。
 それから、入札になるのか、あるいは――もちろん複数になりますけれども――できるだけ県内の造船会社にするのか、全国的にやるのか、この辺の状況はどうでしょうか。

○杉本港湾整備課長
 来年度進めていきます巡視船に関する設計及び入札方法についてお答えいたします。
 来年度につきましては、動力源をまず低環境負荷型の船舶の動力の選定をもう一度行った上で、船舶の設計を行う予定であります。動力の選定に当たっては温室効果ガスの排出量など環境への影響に加えて、メーカーなどによる次世代エネルギーを活用した船舶の技術開発の状況、維持管理コストを含めたコスト、燃料の補給方法などを含めたメンテナンス性などを総合的に判断して決定していく予定でございます。
 そのため、造船の発注につきましては搭載する燃料の形とか、大きさとか、重量とか、詳細が決まらないとどのようなところに発注を考えるかが決まってきませんので、来年の設計を踏まえまして総合的に判断していきたいと考えております。

○林委員
 清水の、県内の造船所は漁船が多いんだけれども、この業務艇はそんな大きくないと思うので、そういうところは造船はできるはずなんですよね。だからそういう面を踏まえて、できるだけ県内を御利用頂いたほうが後々のメンテナンスの関係もありますので、ぜひよろしくお願いします。

 最後に、同じ清水港の関係です。
 興津のところに人工海浜の整備が今急ピッチで進められておりますけれども、私も見て、かなり進んできていると思います。これは国交省も入っていますけれども、現在までの進捗状況。
 それから、興津川の河口まで確か計画は400メートルかな。これが短縮されている感じがするんですけれども、この辺の状況を伺います。

○杉本港湾整備課長
 今現在、清水港の新興津地区で進めております人工海浜等の緑地整備の状況について説明させていただきます。
 現在の進捗状況につきましては、興津から全長800メートルあるうちの400メートルを人工海浜と背後の緑地を一体として整備を進めております。
 主な事業内容としましては、人工海浜のほか緑地整備のための埋立てや護岸、園路や駐車場などを整備するものであり、現在までに護岸などの外郭施設はおおむね完了しております。
 引き続き、背後緑地の埋立てを行っており令和5年度までに完了する予定でございます。
 これらの整備と併せまして、緑地などへの導入施設について数年前から年数回地元住民や地元小中学生とのワークショップを開催し、御意見を頂ながら検討を進めております。
 また、園路等の緑地施設につきましては基本設計が完了し、現在人工海浜の設計に着手しております。
 今後も、地元住民などに意見を聞きながら緑地の詳細設計を実施し、緑地についても令和7年度の完成を目指し整備を進め、人工海浜についても緑地完成後速やかに完成するよう取り組んでいく予定でございます。

○林委員
 ありがとうございます。
 そうすると、今年度の予算は全体でしか載っていないもんですから、この人工海浜について、国の予算を含めて令和4年度はどれぐらいの予算なのかお聞きします。

○杉本港湾整備課長
 令和3年度につきましては、環境整備事業として7億5000万円で事業を進めております。
 先ほど申し上げたように、海浜――砂浜の設計や避難施設や緑地護岸の据付けなどの工事も含めて今現在進めているところでございます。

○林委員
 令和4年度の分についてお聞かせください。。

○杉本港湾整備課長
 令和4年度につきましては現在2億5500万円を予定しております。

○林委員
 以上です。ありがとうございました。

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