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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:07/29/2013
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 それでは、5点ほど質問させていただきます。一括質問でお願いいたします。
 最初、もう既に出た質問でありますけど、県内の運転免許返納ということで、ほとんど説明をいただきましたので、1点だけ。実際の返納件数のデータですね、直近のデータ。報道等によると、大分、全国的に急増しているというような報道もありますので、直近2年のデータがあれば、返納数を教えていただいて、数に変化があるようであれば、その背景がわかれば教えてください。

 2つ目も、これも既に出た質問であります。信号機の老朽化対策に関してです。
 設置計画と合わせてお伺いしたい。老朽化の対策は普及しましたけど、設置計画と合わせて予定数のようなものもあるかもしれませんので、合わせて老朽化対策をどう考えているかという視点でお伺いしたい。つまり設置計画と老朽化をどういうふうに考えていくかということですね。老朽化に関しては、実際に事故とか故障の数、あるいは内容等がありましたら、教えていただきたいと思います。

 3点目は、最近終わりました参議院選挙についてです。
 インターネットを利用した選挙活動が解禁になりました。これに対しての県警の対応あるいは終わった後の違反状況、今後の課題ですね。これを1回経験してどのようなことが考えられるか、今後の課題ということをお伺いしたいと思います。

 4点目は、新しくできました裾野警察署で、被害者対応室ができたという説明をいただいたことがあります。その設置の背景、趣旨というようなこと。そして、まだ実績というんでしょうか、運用期間はまだ短いわけでありますけども、実績や効果が上がっているのだったらお教えをいただきたい。さらには、今後、他の署へもこれを拡大展開する考えがあるかどうか、そういう計画を伺いたいと思います。

 最後に、所管事項説明資料の資料5になります。薬物事犯の取り締まり状況ということでありますけども、若干減少傾向ではあると思いますが、高どまりをしているというふうに受けとめております。その理由をどのように考えているか説明を願いたいと思います。
 また、若干減っているという見方でいいかとは思いますが、ほとんど横ばいのような状況の中で、今後、増加をしないかということを大変心配しているわけであります。増加要因があるかどうか、要因の中身と合わせてどういうことが考えられるか、説明をいただきたいと思います。
 以上、5点の説明をよろしくお願いをいたします。

○藤浪交通部参事官
 それでは、運転免許証の自主返納件数についてお答えいたします。
 平成23年の自主返納件数は5,850件であります。これに対して昨年、平成24年中につきましては、7,581件、プラス1,731件増加しているところでございます。なお、ことし6月末までの上半期の状況でありますが、おおむね昨年と同様の3,428件の返納状況となっております。以上であります。

○中嶋交通規制課長
 信号機の老朽化について答弁いたします。
 まず、県下の信号機の機器の老化による事故の発生は、現在までありません。
 それから、機器につきましては、平成25年度に230基、それから来年度以降、おおむね300基程度、計画的に更新をしていく予定であります。地元住民等からの信号機の設置要望につきましては、依然として相当数が上がっている状況にあります。この要望につきましては、全ての要望箇所を調査して確認をしております。信号機設置の考え方につきましては、交通事故の発生状況や現場の道路構造、交通量、あるいは利用する歩行者数等、必要性を総合的に判断して設置することとしております。以上であります。

○杉山刑事部長
 ネット選挙の状況について説明します。
 まず、県警が講じた対策であります。
 今回、選挙違反取締本部の中に、生活経済課と情報技術解析課のサイバー犯罪捜査を専門とする捜査員で構成されるサイバー犯罪捜査班を新設いたしました。また、最も懸念されておりました誹謗中傷、なりすまし事案に関しては、候補者等からの相談について、窓口を警察本部に一本化して、迅速的確な対応がとれるように努めてまいりました。さらに、県警ホームページ上に新たに電子メールによる選挙違反情報の通報窓口を設置し、広く県民に対し、選挙違反に関する情報提供の呼びかけを行いました。
 次に、ネット選挙の違反検挙状況についてであります。
 インターネットを利用した選挙運動の解禁に伴い、候補者等に対する誹謗中傷、候補者等へのなりすまし、選挙運動用ウエブサイトの改ざん等の各種事案が懸念されましたが、選挙運動期間中、本県において当該事案の認知はなく、候補者等からの相談もありませんでした。
 次に、ネット選挙対策の課題であります。
 捜査上の観点から主な3点の課題について申し上げます。まず、一般的にインターネット関連の犯罪は、発信地を特定されないよう、さまざまな偽装工作がなされることが多く、また、海外のサーバーを経由するなど、国境を越えて敢行される特性があるため、行為者の特定が困難、あるいは特定までに相当の期間がかかる。
 次に、法律が施行されたばかりのため、ネット選挙に対する捜査手法、捜査技術が確立されていない。
 最後に、将来的にネット選挙が広く浸透すれば違反行為が増加する可能性が高く、これに対応する捜査態勢が十分でないことなどが課題として挙げられます。以上です。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 裾野警察署の被害者対応室の関係について、お答えをいたします。
 最初に、被害者対応室設置の背景、趣旨についてでございます。
 不幸にして犯罪の被害に遭われた方々は、犯罪そのものによる直接的な被害だけでなく、精神的ショックや周囲の人の配慮のない対応などに苦しめられることがございます。こうした状況を受け、平成23年3月に内閣府において策定された第2次犯罪被害者等基本計画においても、犯罪被害者等の事情聴取を行う部屋の環境整備を図るよう盛り込まれました。このことから、新設の裾野警察署においては、県内で初めて他の来庁者との接触を避けることができる場所に被害者対応室を設置したものであります。室内には被害者等の精神的、肉体的疲労を軽減するため、洗面所やソファーベッド、パーティション等を設置し、トイレにも近い動線を確保したところでございます。
 次に、活用実績でございますが、夜間のDV相談において、被害者を他機関へ引き継ぐまでの間、避難所として活用したほか、未成年者被害の強姦事件において、保護者を伴う被害者調書の作成時の活用、被害者支援カウンセラーによる被害者へのカウンセリング時に使用する等、幅広く活用をしております。
 裾野警察署員からも長時間の聴取等に当たっても落ちついた雰囲気の中で行うことができ、非常に効果的であったなどとの意見が寄せられております。
 今後の方針でございますが、今後は建てかえや新設される警察署について、裾野警察署同様の被害者対応室を設置されるよう努めてまいるところでございます。以上でございます。

○森田刑事部組織犯罪対策局長
 薬物依存の関係について、御説明申し上げます。
 まずは、薬物が高どまりしている理由についての見解でありますが、現在の薬物事犯検挙人員はここ数年500人以上と依然として高水準を推移しております。そのため、現在取り締まりと予防対策を強力に推進しているところであります。
 薬物事犯は、薬物を供給している暴力団等、あるいは薬物を不法に使用する薬物乱用者、この双方が存在し、需要と供給が両立しているところであります。よってなかなか鎮静化の現状にはならないということなんですが、その理由といたしましては1つは覚醒剤事犯では、再犯者が多いということであります。2つ目は、暴力団や来日外国人密売組織の暗躍、特に暴力団の資金源になっていること。3つ目がインターネットを利用するなど、薬物密売が多様化しているなどが考えられます。
 次に、今後の増加要因でありますが、薬物事犯は依存性、耐性が高いために再犯者の占める割合が高いこと、また覚醒剤、大麻の押収量が増加している現状からも今後増加する要因となる懸念材料も多いと認められます。したがいまして、警察としましては今後とも供給源の遮断と需要の根絶、予防対策に努めてまいりたいとこのように考えております。以上でございます。

○東堂委員
 ありがとうございました。二、三点、再質問させていただきます。
 最初に運転免許証の返納件数についてです。
 1,731件という、平成23年度から平成24年度の増加数ですが、ふえているというふうに見ていいのかなと思いますが、特別何か、ふえた理由というものがあるかというふうにお聞きしましたので、ちょっとその答えがありませんでしたので、何か考えられることがあれば教えてください。

 それから信号機に関しては、事故がないと説明ありましたが、ちょっと調べた資料で見ると2010年に信号機の本体じゃないかもしれませんが、全体として信号機全体、コンクリートの柱が倒れたという事例がありましたので、ないということはないのではないかと思います。ちょっと確認をしたいと思います。
 それから、事故等と言ってしまいましたけど、故障もどの程度の割合で発生しているのか、もしわかれば教えてください。
 設置計画の要望があればという新設の話ですけども、そこのところはわかるわけでありますけども、老朽化してくる信号機がふえますから、当然交換をしなければいけないようなものがかなり出てくるということになるのではないかと思います。新設まで手が回らなくなっちゃうんじゃないかというような状況が極端に言えばあるかもしれないと。そういう中で新設と老朽化対策をあわせてどう考えていくか、もっと具体的に言えばこれくらいの数は新設できて、これくらいは交換していかなければならないという数でおっしゃってくださっても結構ですけども、その考えをお伺いしたいと思います。

 それから、最後にこれは質問ではありませんけど、薬物事犯ですね、恐らく見えてないところというと、失礼な言い方になりますけども、恐らくもっといっぱい犯罪の芽と言うんでしょうか、あるいはもう既に起こっているようなものもあるのかなという心配があります。もっと諸外国の例を見ますとね、非常に増加が著しい例もありますので、そこのところを危惧するわけであります。ぜひ皆さんの努力で、もちろん我々もそういう気持ち持たなければいけませんけども、今後急激な増加がないように、これは要望でありますけどお願いしたいと思います。以上、再質問させていただきます。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 運転免許証返納の増加の理由でありますけれども、道路交通法の改正施行によりまして、昨年、平成24年から運転経歴証明書の有効期限が交付後6カ月間から永久になったことが考えられます。以上であります。

○中嶋交通規制課長
 信号機の老朽化についてのお答えを申し上げます。
 先ほど、機器による交通事故はない、事故はないということで申し上げましたけども、確かに信号の柱、コンクリート柱ですね、これによる事故は発生しております。一番近いものは平成22年に信号機の柱が途中でぼっきり折れるというようなこともありました。幸い、人的、物的被害はほかにはございませんので、大事には至っておりません。
 それから、故障等はないのかという御質問でございましたけども、故障は時々発生しております。ただ、これは障害保守により業者が現場に飛んで行って、すぐ修理をする程度の故障で済んでおりますので、大きな故障にはなっておりません。
 それから、信号機の新設と老朽化したものの交換という話でございますけども、新設につきましては、今年度22基を予定しております。昨年度は42基ということで、おおむね最近の傾向を見ますと20基から30基ないし40基ぐらい新設をしていけば大体の要望に対して必要の高い箇所には設置できてるのかなと感じております。
 それから、老朽化したものにつきましては、先ほどもちょっと申し上げましたけども、本年度、230基を更新する予定であります。それから、来年度以降も300基程度、更新していく計画でございます。以上であります。

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