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委員会会議録

質問文書

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平成19年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:06/27/2007
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 4点ほどお願いいたします。
 初めに、先ほど9番委員からの質問にもありましたが、119号議案についてであります。
落札後の出来事ということの決まり事はわかるんですが、一番問題にすべきはやはり県民感情という点で、今の決まりの中では落札後のことであるので問題にしないということであったにしても、多分、今までこういう事例はなかったと思います。
 まず、事例があったかなかったか。なかったと思いますが、今後、このようなことが発生する可能性は、非常に談合とかの問題については厳しく追及をされていますので、あり得ると考えますと、今後の対策を、これは空港部の問題でないということになるかと思いますが、空港部での取り扱いの事例で起こったということについては、きちんと県の対応を、対処すべき提案をすべきだと思いますが、その点はいかがでしょうか。

 2点目は、122号議案についてです。
空港用化学消防車について、これはちょっと基本的な質問で申しわけないんですけど、内容は先ほどの8番委員の質問でわかりましたが、この整備スケジュールによりますと、平成20年度の第2・四半期というのでしょうか、ここで納車となっております。これは発注をかけるときに既に予算が発生しているという考え方でとらえるべきでしょうか。といいますのは、納車が年度をまたがっての予定になっていますのでその考え方を伺います。

 3点目は、エアポートセールスについてであります。
先日、中国の上海と羽田のチャーター便の就航が決まりました。ターゲットをアジア、特に韓国、中国、台湾に置くという点で、特に私の住んでいる東部地域での注目は、羽田とのすみ分けというところに集まっております。この辺の動きをエアポートセールスにおいて、影響ですとかどんな視点で考えていくかお伺いいたします。

 最後に、エコ空港の取り組みについて質問いたします。
 これは、本会議でも私も質問をいたしまして、緑に包まれた空港づくりということで、ビオトープの取り組みですとか、あと植栽活動をしているということ。また、創知協働ニュースでは、最近では、竹の専門家の方から竹の整備について指導を受けたという話がありますが。
2月ごろ、確かビオトープに外来魚が入っていて、環境保全のはずが、今後の管理の問題がどうだろうという話題があったかと思います。現在のそのあたりの取り組みと、それから、竹の専門家を呼んでの内容、参加者の状況ですとかこれからの取り組みについてお伺いします。

 そしてまた、ターミナルビルの建設も始まるということで、こちらの方は民間の空港運営会社に任されているようですが、基本的なコンセプトは、委員会の方で以前に出たようですが、エコ空港という視点での取り組みを県の提案として、どのような発言をされているか伺います。以上です。

○岩ア空港部長
 まず、羽田―上海間のシャトル便の開港の影響でございます。
県といたしましては、現在、中国路線の誘致に取り組んでいるところでございますけれども、特に昨今の路線の状況等を見ますれば、静岡県にとりましても上海路線はとりわけ重要であるというふうには認識をしてございます。
 委員御指摘のとおり、本年10月から上海―羽田便が開設をされるということのようでございますけれども、富士山静岡空港と羽田空港が極めて近接しているということをうまく有効に生かすことができれば、例えば、上海からの、中国からの観光客に、富士山静岡空港に降りていただいて、静岡県内を周遊していただいて、羽田空港から出ていくというような観光商品の開発がうまくできれば、羽田空港とタイアップした富士山静岡空港の中国路線の需要増というのも十分に期待できるのではないかというふうに思っております。
 なお、羽田空港の国際化という点に関しましては、既に、羽田とソウル間が1日8往復運航しているところでございます。現在、富士山静岡空港に対して、韓国2社が就航意思を表明していただいておりますので、韓国路線についても、同じように羽田空港との連携というのをどう図っていくのかということを考えてまいりたいと思っております。
 県としては、羽田―上海間のシャトル便運航もございますし、また、羽田空港の4本目の滑走路の供用の暁には、羽田からさらにアジアを中心に国際線が就航するということのようでございますので、そういうことをにらみながら、引き続き中国路線の開設に向けて、エアポートセールスに取り組んでまいりたいというふうに考えています。

○山田空港部理事(空港建設担当)
 119号議案についてお答えいたします。
 不正行為を行った業者を排除するというのは、これ重要なことだと考えております。
 また一方で、一般論でございますけども、それまでに既に多くの手間をかけて経費を費やして入札事務を行っている。そういうことで、そこで適正に落札した業者というのもあるかと思いますけども、一律に契約を締結しないというのが、工事の着手に大幅なおくれとか、そういうことがございまして、かえって県民にとって無視できない損失を与えかねないと、そういう問題もございますので、これを所管する建設部とも協議しながら、今後、検討していきたいというふうに考えております。

○松永総務室長
 消防車両の納入が来年の8月でということなんでございますが。これは、特殊車両ということで発注から2カ年かかるものですから、本年2月で債務負担行為ということで、債務負担行為限度額9億1000万円で、19年度計上予算はゼロ。来年支払いが発生いたしますので、一応、化学消防車3台のほか救急医療作業車1台、計4台の債務負担をとりまして、今回、一応仮契約で取得契約を御承認いただくとそんな手順でございます。

○勝山整備室長
 エコ空港についての我々の取り組みという御質問でございますが。本会議でのお答えと若干重複するかと思いますが、我々は環境に配慮した空港ということで、まず工事中の配慮ということ等でございますが、例えば、場内へ資材を搬入するための大型車両の通行台数を制限して、周りの環境へ負荷を与えないようにしようというような取り組みですとか、それから、盛土に使用する材料については、いわゆる場内の中で切土をして、盛土をすると。というようなことで、逆に場内での切土材を外へ搬出したり、逆に盛土材を外から搬入したりすることのないように、場内で完結するような土木工事をやっているというようなことも取り組んでおります。
 それから、さらに、ちょっと重複するかもしれませんが、場内で発生しました伐採木の枝とか根株ですね。それらを粉砕し、チップ化しまして、そのチップ化した材料をもとに発生土をまぜ合わせて、法面の植栽に使うときの植栽の土ですね、それに利用すると。そういうふうなことで、いわゆるよく言われますゼロエミッションというような環境での言葉がありますけれど、それに向けて我々はやっております。
 さらに申しますと、例えば、空港の中にありました昔の町道とか市道などの道路にあります側溝ですとか、コンクリートのような構造物を取り壊すことになるわけですけど、それらを場内で破砕をしまして、破砕して細かく砕いたそのコンクリート砕石を工事用道路に敷き詰めたりして再利用化を図ったり、このような配慮をしております。
 それ以外に、先ほどちょっとお話が出ましたように、ビオトープなどを周辺につくったりして、自然豊かな谷環境を保全するような取り組みを行ったりしております。
 それから、環境への取り組みの中の管理についてお尋ねがありましたが、管理につきましても、空港開港後もその周辺の環境を保全していただく、管理をしていただくために、地元の方々にいわゆるそのリーダーとなってもらって、管理を進めていただくためのいわゆるボランティアの研修などに既に取り組んでおりまして、開港後もそのような方々を中心に管理をしていただこうとそんな取り組みをしております。
 それから、竹の侵入についてでございますが、これについても、竹の生い茂ったところで暗くなった森になると、それも余り管理上よくないということで、間伐に取り組んだり、それから、その竹が余り周辺に侵食しないように、例えば、薬剤みたいなものを使って、一部、侵食をとめる方法がないかとか、そういうようなものを試験区間を設けたりして研究をしておるところでございます。それが工事の中での我々の方の取り組みということになろうかと思います。以上でございます。

○山崎経営管理室長
 旅客ターミナルビルにおけるエコ空港の取り組みということでございます。
実は、昨年の7月28日にターミナルビルの方に、我々の方から整備にかかる要請事項ということで、ターミナルビルは公共性が高い建物であるということから配慮、導入していただきたい事項ということで、環境への配慮ということでお願いをしてございます。
 具体的には、環境に与える負荷の小さな太陽光発電、風力発電等新エネルギーを積極的に導入してほしい。それから、電力エネルギーについて削減や高効率利用を図るための機器、設備を導入してほしい。さらに、水資源の消費抑制と再利用をはかるために、合併浄化槽の処理水や雨水を利用するシステムを導入してほしい。周辺の環境に調和するよう色彩に十分配慮してほしい。植栽可能な部分に可能な限り郷土種による緑化を進めていただきたいというようなことで要請をしたところでございます。
 その結果、現在、ターミナルビルの基本プランの中にある程度反映されていると。さらに具体的には、この基本設計、実施設計の中で反映されてくると思っておりますので、そこを注視していきたいというふうに考えております。

○早川委員
 ありがとうございました。
 入札に関しては、これは重々、ぜひ、建設部と議論を詰めていただきたいと思います。当然、入札にかかわる事務、手間暇、それから工事のおくれが生み出す損失というものはあろうかと思いますけれども、やはり、これだけ公共事業の透明度が求められている時代ですので、何を優先するかという点は議論をぜひ重ねた上での結論を出していただきたいと思います。

 再質問としましては、エアポートセールスについてです。羽田との有効的な活用をというのはこれまでの質問の中での答弁にもありましたが、だとしたら、観光に力を入れている産業部との連携はどのようにとられているのか。
これはやはり、空港部だけが富士山静岡空港を利用した観光のルートを決めるということではないと思うんですが。非常に感じることは、県内の観光というのが浜名湖であったり、伊豆であったり、富士山であったり、それぞれの地域がそれぞれ努力をしていますが、県内で伊豆に行ったときに、富士の方に行くにはどういうルートを通ったらいいかとか、そういう案内ができるようなところが非常に少ないというのを感じておりますので、ここは観光を所管する産業部との連携は非常に重要だと思いますが、そこの取り組みが今現在どうであるか伺います。

 また、もう1点は、羽田も含めた、あるいは西の方も含めた観光路線を考えるとなると、先日、知事が空港新駅についてもまた再び意見を浮上させて、JR東海に要請をしていくというコメントがあったと伺いましたが。
実際のところ、JR東海の方からは、非常に技術的な面、またダイヤの面で難しいという話が再三出ているということも伺っております。その空港新駅に関して、空港部としてのお考えをお伺いいたします。

 最後に、エコ空港についての取り組みは十分わかりましたが、私が伺いたかったのは、非常に努力してエコ空港に取り組んでいるということはあるにしても、例えば、その竹林の整備についての講義をした際に、どれだけの参加者があって、どれだけの関心を得て、どれだけ県民に還元していくかというところが非常にまだ見えにくいなと感じていたものですから質問をいたしました。
 と言いますのは、これは環境に配慮しているぞという表向きだけではなくて、しっかりと名実ともに環境に配慮した空港である、緑に包まれた空港であるということをきちんと対応していただきたいという視点で質問をいたしましたので、もう一度その視点での取り組みをお答えいただきたいと思います。

○岩ア空港部長
 新幹線新駅に関しましては、何より開港して、どれだけ空港を利用するお客さんがふえ、かつ、新幹線の利用者もそれにあわせてふえる見込みがあるのかというところを具体的にJRに示していくことが極めて重要だと思っております。
そういう観点から、今後、企画部と連携をしながら、新幹線新駅の設置に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○犬丸利用推進室長
 産業部、とりわけ観光セクションとの連携についてお答えいたします。
 産業部と空港部で連携いたしまして、取り組みを行っておりますのでその紹介をさせていただきます。
 先般、5月の末から6月の頭にかけまして、北海道に約120名の産業観光交流団を派遣しております。その際には、空港部もともに同行して静岡のキャンペーン活動を行ったところであります。
 また、9月には、福岡で同様のキャンペーンを行う予定としており、北海道を上回る規摸の交流団を派遣しまして、産業部、空港部が連携をして富士山静岡空港のPRをするとともに静岡の観光のPRもしてまいります。
 また、3月には、産業部の方で富士山静岡空港販売促進会議を開催する予定としておりますが、この動きに空港部も協力して取り組んでいくこととしております。
 また、外国からの観光誘客につきましても、6月29日にソウル事務所が開所いたしますが、その際に、産業部と空港部が連携いたしまして、韓国の旅行エージェントを集めたセミナーを開催いたしまして、観光と空港の説明、宣伝をするということになっております。
 また、10月の浙江省との友好提携25周年記念事業の際にも、同様に、産業部と空港部と連携したセミナーの開催も計画しているところでございます。以上です。

○勝山整備室長
 竹林のお尋ねに関する再質問の件でございますけれど。
ちょっとその竹林というお話で特化した事例ではないかもしれませんけれど、私が申し上げた空港の周囲部に関するこれからの管理に資するために、さまざまな取り組みをしておりますけれど、その昨年度の取り組みについて、若干御紹介をさせていただきたいというふうに思います。
 空港の森のいわゆる活用管理の意見交換会というものを、昨年度4回ほど実施をしております。4回の参加者ですけれど、延べ人数で約50名、それから、草木の植栽は小学生にやっていただいたので、参加していただいた方が35名、それから下草刈りをやはり小学校の生徒さんたちに参加して行っていただいた催し物に約50名、それから、我々もやっておりますけど、ポット苗と言って、現場で生産したポット苗をのり面に植樹する催し物ですけど、これをやはり島田の商工会議所の方に約100名参加していただいて実施しました。同様な催しをやはりもう一度やりまして、そのときは大東町の方々ですか、この方々約17名の参加を得ています。
それから、さらにちょっと竹林の整備とは若干違うかもしれませんけど、いわゆる自然観察会と称して、小学校、中学校などの生徒さんを中心に開催をしておりまして、これが1年間で参加していただいた方が約1,000名と、このようになっております。
まだまだ委員の御指摘にありますように、いわゆるPRと言いますか、取り組みについての広報が若干まだ不十分かということも反省しておりますので、これからまたそれについて前向きに取り組んでまいりたいとこのように思います。以上です。

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