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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:02/24/2010
会派名:民主党・無所属クラブ


○小田巻委員
 それでは、私のほうから4点ほど質問をさせていただきます。
 議案説明書の37ページ、第2項福祉こども費の中の第3目こども家庭費のア(カ)安心こども基金の積み立てのことなんですけども、8億6598万円余のお金がまた積み立てられたということがここに書いてあるんですけども、委員会資料のほうでも3ページに「待機児童の解消やひとり親家庭の就業支援を図るため」とうたっているわけです。この積み立てによって待機児童がどのように減っていくのか、そしてまたこの具体的な内容について伺いたいと思います。よろしくお願いします。

 それと議案説明書の39ページ、民間シェルター活用促進事業費です。118万円ほどの減額となっているわけです。今このDV関係はいろいろ注目されているところです。実施箇所の変動に伴う補正であるということをうたってありますが、どんな内容かお知らせください。

 続きまして122ページの繰越明許費。事業にはやはり繰り越しをするといろいろ弊害があるということを、ことしじゃないですけども決算委員会の中で繰り越しがあることについて質問したこともあるんです。厚生部の中でこの繰り越しが3点うたってあります。各事業を年度内に完了することが困難なためということ、そしてまた年度内の貸し付けが困難ということですけども、この3点、それぞれ手当てをすれば年度内にスムーズな運営ができるということでしょうか。この内容についてもお知らせをいただきたいと思います。

 最後に4点目になりますけれども、委員会資料の7ページ、緊急雇用対策事業です。12月の委員会でも質問させていただいたと思うんですが、今一部で景気が若干上向きという話があるわけですが、国民、県民それぞれ一人一人の思いの中にはまだまだそういう実感がない。そしてまた自分の友人の周りにも仕事を失った者、そして仕事を探している者がいるわけです。その中で先ほど9番委員からも介護保険のところの数値について質問があったわけです。宮城島局長がこの介護に関しては時間がかかる中、大変有利な施策があったということの説明があってよくわかったわけですが、この緊急雇用対策の結果への厚生部長の所感を伺えればありがたいなと思います。以上4点、よろしくお願いいたします。

○鈴木子育て支援室長
 安心こども基金の積立金の積み増しについて、お答えいたします。
 今回8億6598万円余の積み増しを行いましたが、このうちの待機児童対策としましては4億9633万円余を積み立てております。
 今回拡充されました内容としては、学校ですとか公営住宅などの余裕スペースを活用した認可保育所の分園の設置における補助基準額や補助率が拡充されております。
 今回の積み増しを行いまして、基金全体としましては約71億円になっております。この基金を活用しまして、22年度におきましては保育所を28カ所、それから認定こども園4カ所の整備が予定されております。これによりまして900人ほどの定員増となりますので、待機児童の解消につながっていくものと考えております。
 なお、この基金にはまだ余裕がありますのでこれからも市町のほうに働きかけをいたしますが、基金事業の中でこの保育所等の整備事業は実施期限が22年度――来年度限りということになっております。
 基金の活用を図るため、今後1年間でも整備がしやすいと思われます保育所の分園の整備などにより、さらに待機児童の解消に努めていけるよう市町に対しまして働きかけをしていきたいと考えています。以上です。

○渡瀬こども家庭室長
 民間シェルター活用促進事業の減額についてお答え申し上げます。
 この事業につきましてはシェルターを設置している団体に対する運営費の助成、それから一時保護の委託に係る費用、さらには新たなシェルター設立に係る準備費、こういったものを予算化しております。
 シェルターは昨年度まで5施設ございましたが、ちょっと御都合によりまして、1施設――県の西部の団体でございますけども――そちらがシェルターをやめるということになりましたのでその部分の減額、さらには新たに設立をする団体がないということでそのあたりも不用残という形になりますので減額をさせていただいております。シェルターが減るということで、民間施設としての受け皿が1つ減っているわけですけども、県の一時保護施設、あと民間の女性関係の施設等の活用も図りながら適切なDVの保護に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○宮城島長寿政策局長
 私からは繰り越しのうち高齢者関係の施設、介護保険施設の繰り越しの状況について説明させていただきます。
 委員御指摘のとおり、繰り越しがなく事業が円滑に進むということが最も望ましいことでございます。今回のこの整備につきましては国の補正予算による基金を活用する事業ということで、事業着手が少し遅かったということがございます。その結果として施設を整備する地元との調整等に時間がかかりまして、それでおくれたものです。
 補正の内容については富士市を初めとする5市、11施設でございます。地元調整については順調に進んでいるという話も聞いておりますので、できる限りこれを早く進め、施設の利用を待ってらっしゃる方も多いものですからできるだけ早く完成させて供用できるように指導に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○佐野障害者政策室長
 障害関係の事業の繰り越しについてですが、この対象施設は天竜厚生会の浜名寮という施設です。通常の施設整備で計画しておりましたが、国のほうの臨時交付金による耐震化ということで補助単価も35%ほどアップしますので、そちらのほうへ切りかえまして、今、鋭意事業を進めているとこなんです。計画としては若干おくれますが、来年度には間違いなく完成いたします。以上でございます。

○松浦医療健康局参事
 繰り越しのうち県立病院の関係でございます。全体の貸付金額が25億円余のうちの2億7300万円の繰り越しで、これは2点ございます。いずれもこども病院の関係なんですけども、1点は施設整備のボイラーの改修工事の関係で、実際やってみると特殊専門的であったということで、工事に当初予定していた以上の時間を要したということでございます。こちらにつきましても早急に作業を進めておりまして、病院運営に支障のないようにいたしてまいります。
 それからもう1点は、こども病院に電子カルテを新たに導入するということでございまして、こちらも病院の各所と意見調整をしておりますけれども、そのソフトウエアのカスタマイズが若干おくれているということです。こちらは通常の病院運営を改善する部分でございますが、今回初めて電子カルテというものをこども病院で導入いたしますので、遺漏のないように着実に導入できるようにということで進めております。若干導入時期がおくれますけれども、直ちに病院運営に支障があるというものではございません。以上でございます。

○石川厚生部長
 緊急雇用対策の関係でございますけども、総括的なお話をということで、名前のとおり緊急雇用対策事業なものですから雇用の期間であったり、それから本人の能力であったり、いろいろマッチングしてない部分はかなりあったと思います。それは反省点だと思います。
 本来的に言えば、景気が回復して企業が正規の職員をたくさん雇っていただくというのが望ましいわけですけれども、一方で、新聞等でも言われていますけれども、ある意味ではこれはチャンスだと。介護職域については結構人材も不足していたもんですから、そういう意味ではチャンスだという評価もございます。
 先ほど局長もちょっとお話ししましたように、魅力的な事業を計画すれば応募者も多いわけなもんですから、そうした形で介護のほうになるたけ多くの方々が将来的に正規職員として採用されるということが望ましいと思います。

○小田巻委員
 御答弁ありがとうございました。
 1問目の安心こども基金は毎回毎回質問等もさせてもらっているところですけども、各施設の整備に重点を置いているということですが、この目的のとおり待機児童を減らすところで随分頑張っていただいて、よろしくお願いを申し上げます。

 それから、2番目のDVです。渡瀬こども家庭室長に御答弁いただきましたけれども、今、自分の周りでもこういう話ってあるんですよね。その中に西部の施設が1つ減ったということで、その西部地区の対応を心配するとこがあるんです。その分、民間の方々を含めいろんなとこで話し合いながらやってるということで、どうか困ってる方はたくさんいらっしゃると思いますから引き続きよろしくお願いを申し上げます。

 それから繰り越しのことですけども、やはり何と言っても繰り越しがないことが一番いいんですけども、今お話を聞いてると途中変更ということが若干あったんですけども、計画する段階から完成するときをにらんでしっかりした計画をして、なるべく繰越金がないような施策をお願いいたします。

 最後に、部長の答弁をありがとうございました。前向きな部長がかわられて、どんな思いでいらっしゃるのかなということをあわせて聞かせていただいたんですけども、県の厚生事業を引き続きよろしくどうぞお願い申し上げます。以上です。ありがとうございました。

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