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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:11/07/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○四本委員
 主要施策の説明書10ページのプロジェクト研究の推進のところです。たしか8番委員も触れられたと思いますが、私が聞きたいのは、富士山における水循環の解明と持続可能な地下水利用に関する研究です。途中だとは思いますけれども、平成22年度の研究成果をお尋ねしたいと思います。富士山における水循環のメカニズムは、なかなかわからない。雪が降った50年後に出てくるだとか、25年後だとかいろいろ説があるみたいですけども、この辺の平成22年度の成果をお尋ねいたします。

 続きまして、19ページのところでございますが、今、12番委員も障害を持った人の雇用のところを触れられましたが、この中で(5)のアの(ア)のa、障害者就業・生活支援ミニセンター整備のところをお尋ねいたします。これを設置した実績や成果がここに載っているんですけれども、業務棚卸表の31ページの1番目のところで、障害者働く幸せ創出センターの活用というようなことがうたわれています。障害者働く幸せ創出センターの活用、連携の状況をお尋ねいたします。

 続きましてまして、説明書43ページの(3)番、家畜衛生対策費のところでございますね。これは、私の地元の富士宮市のことでございますけれども、国庫補助の2分の1という点で、非常にウエートも高い、それだけ重要なことだと思うんですね。これができた成果として、全国の豚の生産にどのような成果があったのか、お尋ねをいたします。以上です。

○野秋研究調整課長
 プロジェクト研究の推進のうち、富士山における水循環の解明と持続可能な地下水利用に関する研究の御質問について、お答え申し上げます。
 委員御指摘のとおり、平成22年度から始まっております研究が終了する平成24年度以降に具体的な事業化といいましょうか、取り組みになりますので、まだ申し上げる部分というのは少ないです。目的といたしましては、この水環境、あるいは水利用の現状を把握した上で、数値モデル構築によってこの富士山周辺の地下水量をふやす涵養、あるいは節水対策の効果を予測していくといったものですとか、あるいは地下水の保全を中心とした健全な水循環の確保、再生に結びつけるためのマニュアルを作成したいというのが、この研究の目的であります。
 これらにつきましては、170カ所で採水をいたしまして、成分の分析――これらにつきましてはバナジウムですとか、あるいは燐酸が多いというような成分結果が出ておりますが、それ以外に今後の湧水量、あるいは涵養対策の状況と、それからさらに土地利用の状況でありますとか、植生状況などを可視化をするというような作業を現在やっております。それらにつきましては、地元で機会があるたびに報告会、あるいは要望があれば説明会等を行う、現在まだそういった情報提供の段階であります。また、まとまりました段階で御報告を申し上げたいと思います。以上です。

○鈴木雇用推進課長
 障害のある人の雇用の促進のうち、障害者就業・生活支援ミニセンターと障害者働く幸せ創出センターとの連携についてお答えさせていただきます。
 障害者就業・生活支援センターにつきましては、県内8カ所の障害保健福祉圏域のうち、賀茂地域のみが県事業でミニセンターを設置していたところでございますけれども、今年度は障害者雇用促進法によりまして、障害者就業・生活支援センターとなっております。現在では、全圏域にあります障害者就業・生活支援センターが、身近な地域で障害のある方の就労ですとか、生活面における一体的な支援を行っているところであります。
 また、障害者働く幸せ創出センターでは、今年度から障害者の企業への就労に関して相談を行う就労相談員を配置しているところであります。
 御質問にあります連携でございますけれども、障害者働く幸せ創出センターにおきましては今年度より就労相談員を配置いたしまして、就労相談を行いますが、相談の内容によりましては地域にある障害者就業・生活支援センターにつなげ、身近な地域で障害のある方の就労面ですとか、生活面での支援を行っていただいているところでございます。
 さらに、障害者働く幸せ創出センターに求人開拓コーディネーターを配置いたしまして、求人開拓を行った情報を障害者就業・生活支援センターやハローワーク、また福祉施設に提供しているところであります。
 今後とも、障害者働く幸せ創出センターを企業と障害者をつなぐ機関として情報発信をする拠点といたしまして、障害者就業・生活支援センターとの連携をさらに深め、企業における障害者雇用率の改善に努めてまいります。以上でございます。

○天野畜産課長
 私からは、家畜改良増殖施設整備事業の成果についてお答えさせていただきます。
 この事業は、純粋種豚を生産していました富士宮市内の養豚農家が有限会社を設立し、優良な純粋種豚の改良・増殖と安定供給の効率化を目的として豚舎等の施設整備を行った事業でございます。民間レベルでのこのような純粋種豚の改良・増殖は非常に難しいことから、国からも高い評価を受けているところでございます。生産された種豚は、県内はもとより県外にも広く供給され、今後国内の豚の改良と生産性向上に貢献するものと考えております。
 現在、施設は昨年8月末に完成し、本年度から既に種豚の生産が行われ、供給が始まっているところでございます。計画では、年間600頭の純粋種豚が生産されることになっております。以上です。

○四本委員
 ありがとうございました。
 富士山の水循環のプロジェクトでございますけど、平成24年度に全部終わったら、ぜひともまたその成果を発揮していただきたいんですけど、当面ですね、平成22年度の中で、例えば柿田川あるいは三島市の楽寿園で、最近水が少なくなってきてるんですね。反面、富士宮市では、今テレビでもよくやってます異常湧水で水が多くなっている。この辺のメカニズムというのはなかなかわからないところで、あるところでは床下から水が出ているなどと、これは雨が多かったという部分もあるのかもしれませんけども、この辺のメカニズムの解明というのはやっぱりどうしても早くやっていただきたいなと思っています。
 3月15日の富士宮市の震度6強の地震のときには、富士宮の水源地で水が半減したところがあるんですね。逆に出なくなった。こういった地殻変動というんですか、地下でのメカニズムは大変不可思議なところがあります。少しでも解明をしていくことによって、県民生活に少しでも利便性が向上するような研究を平成24年度までに目指していただきたいなと思います。これは意見として申し上げておきます。

 障害者就業・生活支援センターの件です。障害者働く幸せ創出センターにもかなりネタがたくさんあると思うんですね。ここからつなげるだけではなく起業化していく、創業していくというような、そういう視点もこの支援センターには持っていただいて、ただ話をつないでいく以外に仕事をつくっていくというような、こういう視点もまたあわせ持っていただきたいなと思うことを、これも意見として申し上げておきます。

 最後に、豚のことですが、これは県内では余り知られてない。でも、県外あるいは国際的には非常に評価が高いものでございますので、せっかくこういうものが県内にありますから、ブランドの種豚をつくっていく、これはやっぱり静岡だからできることだと思います。ぜひともさらに充実をしていただくこともお願いをして終わります。

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