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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:深澤 陽一 議員
質疑・質問日:11/07/2011
会派名:自民改革会議


○深澤委員
 3点質問させていただきます。
 まずは、主要施策の説明書の中の36ページ、しずおかO−CHAプラザの運営について私の所感的な部分もあるんですけれども、しずおかO−CHAプラザについてそんなにいいうわさというものを余り聞いたことがないのですけれども、費用対効果の部分で立地的にも自然に人が入ってくるようなとこじゃないという中で、お茶の入れ方教室というのをやっていただいてるようなんです。あえてそこでやらなくてもいいことなのかなと感じる中で、どういった効果が平成22年度で上がってるのか、あるいは成果といいますか、存在感といいますか、その辺の説明をいただきたいと思います。

 2点目、46ページの林業振興費の中で、木質ペレット供給施設に助成していただいております。林業の経営の部分で木質ペレットというのが1つのポイントだと思うんですけども、林業というものが非常に厳しいという中では、このエネルギー分野での活用というのが1つの活路なのかなということで期待をしているんですが、じゃそこまでやりました、その後のペレットをどういうふうに消費していくかというところを、くらし・環境部の所管部分もかかわってくるとは思いますが、どういったふうに考えていらっしゃるのか。消費の部分に関してのお考え、あるいは現状というのがわかれば説明いただければお願いいたします。

 もう1つ、業務棚卸表の93ページの部分ですけれども、新たな産業の振興についてのところで、コンテンツ産業の振興ということが出ております。これは平成22年度の決算の説明書の中には出てこないけれどもここに書いてあると。ほかの部分については出ているんですけれども、これについては出ておりません。これは一般的には国のほうでは今、クリエーティブ産業とか、あるいはクール・ジャパンということで言われておるんですけども、また大きい予算が突然国のほうに出てきたりして、非常に可能性がある分野であるんですけれども、一般的に特に地方の行政においては理解されにくい。特に、財政的に切られやすい部分だと思います。
 そんな中で、やっぱりクリエーティブ産業、ここではコンテンツ産業と言っておりますけども、特に何か物があって売るものではない。アイデアとか人を評価して、そしてそこに何か投資していくような非常に理解されづらい部分ではあるんですけども、この分野で平成23年度以降やっていこうという部分への可能性、期待、そういったものをどういうふうにとらえているのか、平成22年度のあたりで検討してる部分があると思いますので、お答えいただきたいと思います。以上、3点です。

○天野(進)委員長
 ここで、しばらく休憩します。
 再開は、13時15分でお願いいたします。

( 休 憩 )

○天野(進)委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。

○白井茶業農産課長
 しずおかO−CHAプラザの平成22年度の実績についてお答えいたします。
 しずおかO−CHAプラザは、茶文化の普及や茶の消費拡大を図るために、静岡茶の情報発信とお茶関係者の交流の拠点の場としまして、水の森ビルの3階にオフィススペースとしまして平成18年から開設しているところでございます。委員御指摘のとおり、水の森ビルはオフィスビルでございますので、やや使い勝手が悪いところはございます。その中でも、工夫して取り組んでまいりましたので、平成22年度の実績を報告します。
 講座の開設ということで、新茶を楽しむ講座とか夏休みの親子教室などさまざまな講座を開設しまして、一般県民の方にお茶の入れ方などを体験していただくということで、昨年度は55回、634人の方に参加していただきました。そのほか、一般の方に入っていただきまして、呈茶を指導することは、平成22年度は約4,900件ということで、日に換算しますと大体20人程度になります。それから、ここは駅から非常に近いということもございまして、県内外、海外の方も含めてVIPの方に来ていただきまして、静岡のお茶のよさをアピールするという場面で使わせていただきます。ちなみに、海外の方が昨年度は135人来場していただいております。しずおかO−CHAプラザでは、世界お茶まつりの担当も兼ねており、英語とか中国語ができる担当者がおりますので、その対応ができるようになっております。また、小学校とか中学校の学習の場面としまして、小学校からの依頼がありまして、総合学習とか静岡のお茶について勉強する講座を設けてほしいということで、昨年度は35回、400人の方に来場していただいております。
 そのほかにも、ここは情報発信の拠点としまして、お茶に関する書籍とか、また情報集積してお伝えするような場面もございまして、お茶の図書が1,200冊ほどございます。それから、お茶の関連商品としまして、緑茶コンテストの入賞者とか茶器のコンテストの入賞品、それから地場のお茶の展示などを行いながら情報発信をしているところでございます。立地条件とかいろいろ不利な面もございますが、知恵と努力によってカバーしてまいりたいと思います。以上でございます。

○西島林業振興課長
 木質ペレット供給施設に関連しまして、ペレットをどうやって消費していくのかという御質問にお答えいたします。
 木質ペレットを含みます木質バイオマス利用は、熱利用を主体といたしましたエネルギーの地産地消に加えまして、これまでほとんど利用されてこなかった低質材の利活用が進むことから、林業振興の面からも大変意義のあることというふうに考えております。この木質ペレット供給施設は、ことし8月に稼動をいたしましたが、まだ十分な需要がないことから、本格的な生産はこれからというような状況です。
 県では、木質ペレットの供給とあわせて需要の創出を図るため、今年度の森林整備加速化・林業再生事業で、御殿場市内の温浴施設や施設園芸の温室を含みます6基の木質ペレットボイラーの導入を促進することとしております。地元では、その他の施設におきましても大変多く導入の意向がありますので、潜在的な需要は十分あるというふうに考えております。これを契機といたしまして、木質ペレットの普及、定着を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。

○望月商工振興課長
 コンテンツ産業の振興についてお答えをします。
 本県は、全国有数のものづくり県でありますが、これからの雇用等の問題を考えると、サービス産業の振興が重要であるというふうに認識をしております。知事も発言しておりますように、1次産業から3次産業までの新結合、こういったイノベーションを起こしていく中で、コンテンツ産業、こういった視点というのは非常に重要なものだというふうに認識をしておるところでございます。
 ちなみに、我が国のコンテンツ産業の市場規模でございますけど、経済産業省の研究会の報告書によりますと、2010年時点で国内外で約15兆円、これを2020年に国内外で20兆円にふやすということで、成長産業だということで国も認識をしておりまして、来年度予算におきましても経済産業省の予算要求の中では有望新産業ということで、コンテンツだとかICT産業の進出も位置づけております。このたび、県といたしましても、現在の総合計画におきまして、スポーツ、ICTコンテンツ、コミュニティービジネスなどのサービス産業の振興というものを次世代産業の振興の中に位置づけまして、今年度から本格的に取り組み始めたとこでございます。
 昨年度の県の取り組みといたしましては、私も県内のコンテンツ事業者へヒアリングをしたり、しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアムの代表であります静岡産業大学の大坪学長、こういった方々と意見交換をさせていただきました。こうしたことを踏まえて、今年度緊急雇用創出事業を活用いたしまして、県内のコンテンツ事業者の実態調査を現在行っております。この中で、関係者へのヒアリング、また意見交換なども実施をして今後の施策の方向性を見出していきたいというふうに考えております。
 ちなみに、今までヒアリングを行ってきた中での御意見なんですけど、本県のものづくり産業を支えるコンテンツ産業の育成という面において、県内のクリエーターと県内の製造業事業者のマッチング支援、こういったものによって県内のクリエーターの活動を広めていくという方向性と、グローバル化した経済の中で特に新興国市場というのがこれから期待されるわけなんで、そういったところへの販路開拓にコンテンツを生かしていくと。韓国ではK−POPや韓流ドラマ、こうしたコンテンツを武器に家電製品などはかなりいけるということもございます。そういったことも踏まえて検討してまいりたいというふうに考えてます。以上です。

○深澤委員
 お答えありがとうございました。
 再質問なんですけれども、しずおかO−CHAプラザ自体の運営にかかってくる費用というものがわからなかったもので、具体的に教えていただきたいです。
 また、先ほどと重なってまた同じ質問ですけれども、文化とかお茶の生産者とか、関係者の交流の場ということでお答えいただいたんですけど、費用対効果についてはどのようにお考えなのかというところをもう1度お答えいただければと思います。

 木質ペレットに関してもう1点ですけれども、施設園芸とか事業所向けにはあるんですけども、もともと木質ペレットが結構普及し始めたころ、家庭用の木質ペレットというものもあったと思うんですけど、その家庭用に関してはどのような現状なのかをわかったら教えていただきたいと思います。

 コンテンツ産業に関しては、これから県内のクリエーターと事業者のマッチング支援ということでやっていただく、過去にもいろいろとやっていただいた中で、なかなか県内の事業者はそこまで力がないというのがありますので、ぜひその辺は力を入れてやっていただきたいなと思います。以上2点、お願いします。

○白井茶業農産課長
 しずおかO−CHAプラザの運営費についてでございますが、平成22年度の実績ベースで運営委託費が445万2000円になっております。今、財団法人世界緑茶協会が受託しまして実施してるところでございます。ここにおきましては、先ほど講座を開設するというふうな話もしたところでございますので、単に一般の方にお茶を出したり入れ方を教えるだけではなく、テーマを決めてこういうお茶を今後普及するとか、お茶の入れ方ばかりでなく新たなお茶をここで紹介をするという場面で、生産者とかお茶屋さんが来て、ここで一緒にお話をしながら展示をしたり飲んでいただくような場面もつくっております。そういう意味で交流の場になって、先ほど申したとおり、お茶に関する図書が1,200冊ほどありますので、ほかの図書館ではそういうものは多分ないと思いますので、そこで調べものをしたり、情報の集積をしたり、学者の方が来たりして情報交換もできるようなことになっておるということでございます。
 費用対効果については、非常に難しいところがございまして、これら情報交換に係る効果がすぐにあらわれにくいということで、この四百数十万円の費用で、年間に来る方がさっき言った4,900人、それから講座が55回、634人、あと情報交換の場ということでそれなりにお茶の関係者にとっては有益な施設になっているというふうに考えております。

○天野(進)委員長
 答弁者に申し上げますけれども、いわゆる決算審査でありますので、所管事務調査に属することについては答弁しなくても結構でございますので、どうぞよろしくお願いします。

○西島林業振興課長
 家庭用での木質ペレットの利用ということについてお答えをいたします。
 ペレットボイラーにつきましては、重油だきボイラーの代替ということでございますが、家庭用となりますとペレットストーブになろうかと思います。これにつきましては、現在燃焼機器が灯油ストーブなどに比べて高いという現状がありますし、木質ペレットも現に流通してないという状況がありますが、これから木質ペレットが流通するようになってくると、そういった機器もコストダウンがされるのではないかと期待しております。
 また、燃焼機器のほうも以前より熱効率がどんどん上がってるというような話も伺っていますので、今後木質ペレットの流通とともに家庭用でも導入されるのではないかと期待しております。以上です。

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