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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司(牧之原市・榛原郡南部) 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○大石委員
 富士山静岡空港の利活用についてだけ、一問一答方式でお聞きします。
 主要な施策の成果等の説明書の64ページ、下段の石雲院展望デッキ管理運営事業費についてです。
 富士山静岡空港の見学者が73万4000人で前年度を11万3000人上回った。それから石雲院展望デッキの見学者は14万4000人と大きな集客効果があったとあります。確かに私もいろんなイベントで行って、非常に大勢の方がそこを目的にして来ていて、とてもいい雰囲気でやっているから、それは大いに評価します。
 私は、平成25年度から引き続きこの委員会にいますが、たまたま県知事選挙があったんですよね。告示の日に川勝知事がここで語る会というのをやられて、事実上の遊説活動をやられたんですよ。このことについて、見学者の中にカウントされているのかと私が質問したら、カウントされているという答弁があったわけです。この14万4000人の中にもカウントされていますか。

○広岡空港利用促進課長
 私が去年担当しておったものですから、お答えさせていただきます。
 自動カウンターが入り口のところに設置してございまして、誰が行っても自動的にカウントされてしまっているというのが、まず1つございます。そういった中で私どもも当日の具体的、個別の人まで確認できてないということもございまして、この主要な施策の成果等の説明書64ページに記載の見学者数の中には、自動的に含まれてしまっているということでございます。

○大石委員
 そういう答弁を去年いただいたもので、それは削除すべきだと。あのときはいろんな報道機関も来ていたし、概念的に言うと、やっぱり見学者の中に入れるのはちょっとまずい。自動的にカウントしましたけれど、そういうことを意識してその分は削除しましたと広岡空港利用促進課長が答弁すれば満点だけど、入っちゃっているということは問題意識がないということで、あえて私は指摘したいと思います。
 こういう公式文書で、石雲院展望デッキの見学者が14万4000人と大きな集客効果をあらわしたというわけだから、最初はなかなかうまく仕分けられない面もあったと思うのですけれど、一度指摘しているわけですから、その後そういうことはないと思います。そういう意識をもって見学者数の数字は見学に訪れた方に限定していますというくらいのことは、ちゃんと言ってもらいたいというのが私の感想です。これはこれで終わります。

 こういうふうに富士山静岡空港の見学者は何万人とか何十万人とか、石雲院展望デッキは何万人ということが示されているわけですけれど、富士山静岡空港の利活用については就航促進・利用拡大委員会があって、教育旅行委員会に働きかけたとか、就航先との産業交流活性化、ビジネス需要の喚起、あるいは自治体の利用とかにより、いろいろお金も使うし、汗を流しているのはわかります。
 このほど文化観光委員会で有明佐賀空港を視察させていただきました。近在に第2種空港である大きな福岡空港がある中で、第3種空港として東京便が主なのですけれど、頑張っている様子を見させていただきました。また熊本県、長崎県、福岡県にも利用を働きかけているという担当者の御説明をいただき、非常に熱意を感じました。
 静岡県は東・中・西部で南北はありません。統計的にとるのは難しいと思うけれど、東部地域から富士山静岡空港へどのぐらいの人数の方が乗っていただけたのか。西部地域からはどのぐらいの人数の方が乗っていただけたのか。自治体職員や議員は目的があって空港を利用するものですから、例えば静岡県議会でも海外視察の場合は富士山静岡空港を使うとハブ空港へ飛ぶために費用も随分高くなってしまうという経済性の問題がありますから一概には言えないけれど、統計的に言うと富士山静岡空港を使う人が多いな、少ないなということには1つのメジャーがあると思うのですよね。
 例えば、東部地域、西部地域の利用状況というか、そのあたりの何か説明できる数字はあるのですか。

○広岡空港利用促進課長
 平成25年度にある一定期間調査した結果がございまして、県民利用という位置づけの視点で考えたアウトバウンドの利用者状況について御説明いたします。
 アウトバウンドにつきましては、静岡市それから志太榛原地区を入れた富士山静岡空港周辺のエリアを私どもは中部地域という言い方をさせてもらっておりますが、そこで約6割の方が御利用されています。それから中東遠、浜松以西の西部地域が大体22%ほど。それから東部方面が大体13%ほど。こういう状況になってございます。あとそのほかは伊豆地域であったり、ちょっと県外の方がおられたりという状況になってございます。

○大石委員
 なかなか厳しい数字だと思います。
 有明佐賀空港の説明をしてくれた方が県職員だったのですが、県はお金を出して協議会を運営してトップの人とかいろんな方々を集めて、お願いしますよということは得意です。しかし自分たちが靴の底を減らしてでもあっちこっちを歩き回ってセールスをするということについては、非常に苦手な部分ではないかなと話を聞いていて感じました。
 どこの施設でもそうですけど、民営化すると黒字になるというのはそういう意味だと思うのですが、利用促進の働きかけは、いろんな組織をつくって、上から下へおろしていくのも大事だけど、やっぱり担当者がその気になって企業を回ったり、団体へ一度ならずとも、この前お願いしたことはどうなりましたかと言って、しつこいぐらいに歩き回るとか、そういうことが私は必要な気がします。
 そういうことを平成25年度にやられましたか。実績がありますか。

○広岡空港利用促進課長
 私ども、富士山静岡空港を5年やってまいりまして、観光目的中心の空港でございますが、観光利用の促進に加えて、いわゆるビジネス利用ということでも特に重要であるという認識を持ってございます。
 そういった中で職員が県下の企業を回ろうということで大体年間40社ほど回ってございます。さらに昨年度後半からは、幹部でございます森山前副知事でありますとか服部県理事にも、大手企業を訪問していただいて富士山静岡空港の利用について呼びかけたところでございます。以上でございます。

○大石委員
 そういう事実を聞いていて、私は少ないと思っているものですからあえて聞きました。年間40社行くのが多いか少ないかは別として、9月議会の委員会で申し上げましたけれど、富士山静岡空港から鹿児島空港へ飛行機が飛んでいることすら知らない県職員も内部に抱えているわけです。そういうことを含めて、県費を使って富士山静岡空港をつくって経営しているわけですから、経済効果が何百億円ありますよと言ってもそれは目に見えないものです。目に見えるものからいけば財政的に非常に苦しいことは間違いないわけですので、使って何ぼの県営空港ですからそういう努力をしてもらいたいなと思ったものですから、こういうことを聞きました。以上です。

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