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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 前半の最後ですので、答弁は広岡スポーツ担当部長にのみお願いしたいわけですが、両部長も再任用で居残り組ということです。私は再任用ではなくて留年で居残り組です。昨年の同じこの委員会で、てっきりお二人とも退任される大前提の下に質問をつくって伺いました。広岡スポーツ担当部長の当時の答弁をいろいろ取り寄せて読んでみましたが、見事に私はだまされたということです。(笑声)
 ただ最後に、広岡スポーツ担当部長がこう述べられています。3月末をもちまして退職となりますけれども、どんな形になろうとも37年間お世話になった云々と、ここでしたね。どんな形になろうとも、これが再任用なんだというね。僅かな字句なんで聞き漏らしたわけではないんですが、さすがだなと。
 そういう世間話をしているわけじゃないんです。質問ですけれども、再任用でまたこの1年、スポーツ担当をはじめそれぞれの部局の統括をされているわけですが、スポーツ・文化観光部の所管事項はどの分野もかなりコロナによって影響を受けたと思っています。このコロナ禍における事業運営で計画を変更せざるを得なかった、それから縮小して開催を余儀なくされたとか、それぞれいろんな事情があったと思いますけれども、この1年間に限って広岡スポーツ担当部長が工夫して進められた経験とか、思いどおりにいかなかった経験とか、特に印象的な事柄についてお聞かせ願えればと思います。

○広岡スポーツ担当部長
 発言の機会を頂きましてありがとうございます。
 2番委員がおっしゃるとおり、東京オリパラ大会は、まさに新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年間でございました。2020年3月に1年延期が決定したときには、本番は完全な形で開催できるものと私自身も思っていましたが、なかなかコロナが収束せず、結果的には先ほど申し上げたようにコロナ禍での開催という形になりました。
 いろいろと工夫をさせていただきました。やはりコロナ対策を徹底することが一番大事なことでしたので、例えば職域のワクチン接種を県庁でやりボランティアの方とか選手、関係者の方で必要な方も職域接種で対応したりとか、あるいはバブルを形成してやるとかそんな工夫をさせていただきました。実際のイベントのときには、直行直帰で帰ってくださいよとか、ネット配信していますからあまり密集しないでくださいという工夫もさせていただきました。ボランティアの中にはコロナが怖いということでお辞めになる方がいる中で、県庁職員を動員したり、はたまたオリパラに反対の方もたくさんいらっしゃったので、メールとか電話とかで多いときには1日数百件にもなる苦情も職員が対応させていただいたこともありました。またコロナに対しては、県庁の健康福祉部とか危機管理部の方々、あるいは医療関係者の方と密接にいろいろ意見交換をさせていただく中で御理解を得て何とか実施できました。
 特に印象に残っているのは、オリンピックの聖火リレーにつきまして公道でのリレー実施を諦める県が多い中、何とか3日間公道でのリレーを実施することができました。パラ聖火につきましては本県だけが唯一公道でのリレーを、1区間でしたけれども実施できたということで、公道でのリレー実施は機運醸成を図るとか本県の魅力を発信する意味では絶対必要だと思っていましたので、できたのが非常によかったなと。
 それから、ラグビーワールドカップのときもやったんですが、子供さんたちに実際に見てもらうことも考えておりました。当初は100校余り、1万人ぐらいの子供さんたちに見ていただくつもりだったんですが、御理解頂いた学校として最終的には51校、1,240人の子供さんたちが現場で見てくれました。これは今後の人生に非常に役立ったんじゃないか。学校や保護者の御理解には本当にありがたく思っております。
 さらに工夫したこととしましては、非接触ということで、普通でしたらスタンプを押すものをスマホを使ったサイクリングウェブスタンプラリーを実施し、200か所を超える観光施設や食、あるいは文化スポットを巡るようなこともやらせていただきましたし、SNSを活用した情報発信もさせていただきました。そんな工夫もいたしました。
 実現できなくて残念だったことは、やはり海外からのお客さんが来られなかった、オリンピックが満席でできなかったことです。ただ2分の1開催、1万人以下で本県と宮城県は有観客でできました。パラリンピックについては無観客でしたので宿泊や観光関連事業者への影響が本当に大きくて、そこは大変申し訳なかったなと思っております。
 もう1つは、オリンピックの関係で言うと事前合宿です。12市の方々の協力を得て海外の選手が来たんですが、選手と地元住民との交流ができなかったことが非常に残念かなと思っています。
 平成27年12月にオリンピックをやるよと決定した以降、多くの職員が関わってくれました。様々な案件に対して調整業務をしていただき、本当に職員には感謝しています。また当然ながら、県議会をはじめ御理解を頂いた関係の方々や市町の方々にも本当に感謝しています。
 ただ、コロナによる延期によってさらなる調整業務が発生するんだと職員の中にはそれをストレスに感じて、残念ながら異動等により他部局へ移り本番のオリパラ業務に携われなかった職員が何人かいます。そういった職員に対しては本当に申し訳なかったなと所管部長として思っております。
 オリパラ以外で申し上げますと、やはりコロナ禍の中でいろんな大会や合宿が中止になって、これは主催者の判断でやむを得ないところですけれども、ただスポーツ局が実施する、あるいは関わっている業務につきましては縮小してもいいからなるべく実施するようにという形で取り組んできました。
 1つの例で言いますと、県議会の皆様にもチームをつくってもらいましたが、パラスポーツ運動会を昨年11月に開催させていただいて、何と4回延期して5回目で何とか実現したものでしたが本当に印象に残るものでございました。
 そういった中で、スポーツというのがやはりどうしてもコロナ禍ですと不要不急の範疇に入ってしまう、ただよくよく見ればスポーツは外でやるものもありますし、非接触型競技もありますし、直行直帰で帰れば何とかできるんではないかと思っているところでございます。
 健康にいいとか、人を励ますとか、あるいは地域を元気にするとか、地域をまとめる、地域課題の解決に本当に使えるツールだなとこの4年間担当して思いました。
 引き続き、県議会の皆様にはスポーツに関して御理解と御協力を頂きたく思っております。ありがとうございました。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 それでは、県職員時代三十数年間を振り返って、3択でお答え頂きたいんですが。1番目、充実して非常に楽しい時期だった。2番目、どうってことはない、普通。3番目、苦しいことが多くて次の人生では県の職員にはなりたくない。この3つのうちのどのあたりになるんでしょうか。

○広岡スポーツ担当部長
 私は1番だと思います。
 職員には申し訳なかったですが、本当に最後の4年間は楽しくやらせていただきました。これは聞き分けのいい部下のおかげだと思っております。

○中谷委員
 ありがとうございました。終わります。

○江間委員長
 それでは、質疑等も出尽くしたようですので、このあたりで政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、政策管理局、スポーツ局及び文化局関係の質疑等を終わります。
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時15分とします。

( 休 憩 )

○江間委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 報告します。
 昨日の5番委員の質問に関して、当局から資料の提出がありましたので各委員のお手元に配付いたしました。
 このことについて当局から発言を求められていますので、これを許可します。

○林政策管理局長兼総務課長
 昨日5番委員から質問がありました非常勤特別職の設置状況ですが、説明させていただいた4人の非常勤特別職につきまして氏名、設置目的等々を整理した表を提出させていただきますので御確認をお願いいたします。
 その中で、誠に恐縮なんですけれども、スポーツ担当補佐官の欄のR3勤務実態の勤務日数を昨日私は10日間と申し上げましたが、6日間でございましたので訂正させていただきます。大変失礼いたしました。

○江間委員長
 これより、総合教育局、観光交流局及び空港振興局関係の質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査も併せて行います。
 では、発言願います。

お問い合わせ

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静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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