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委員会会議録

質問文書

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平成30年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:10/03/2018
会派名:自民改革会議


○良知委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 それでは、最初に交通安全施設について伺います。
 焼津市でも、150号バイパスがどんどん延長して安心・安全を守りながら信号の新設をやっていただいていることに対しまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 信号機をどこに新設するかは本来道路管理者が考えるべき話ですが、法律上なかなかできないとお伺いしたところでもあります。
 また、信号機の設置要望は毎年絶えることなく行われているわけでございますが、無制限にふやすことは不可能という点もすごくわかります。現状でも維持管理費だけでなく相当な額の予算を執行していると伺ったところであります。最近では信号機の設置要望をした場合には近くの使用率の低い信号機を撤去して新設要望に対応するケースが多くなっていると感じており、現在の県内の信号機の設置状況と維持管理費の状況を教えていただきたいと思います。また最近の信号機の年間新設数をお願いしたいと思います。

 同時に、信号機新設に対しての警察の考え方も含めてお願いしたいと思います。

 それと、今回の台風24号で県内の一部の信号機が現在も点灯、点滅していないわけであります。中部電力から台風による被害の影響、金額についてきのう報告があり、あす10月4日には完全復旧すると伺いました。風を受けて信号機の向きが変わってしまったり、歩行者の信号機が並列になって赤と入りまじっているところもあるわけであり、いつごろまでに警察としては復旧を考えているのかを教えていただきたいと思います。

 防犯カメラについても先ほど説明がありました。安全に地域を守る防犯カメラでありますが、台風の影響によって今どういう状況にあり、機能しているのか、していないのか。機能していない場合の対策は何か講じているのかもあわせてお願いしたいと思います。

○鈴木交通規制課長
 信号機の設置状況でありますが、県内に設置されている信号機は本年8月1日現在6,878基であります。
 維持管理費の状況ですが、電気代や回線料、保守点検料などの維持管理費は年間約18億円を要しております。
 新設信号機の設置数でありますけれども、過去5年の信号機の設置数は平成26年度に21基、平成27年度に41基、平成28年度40基、平成29年度は30基を新設し、本年度は19基を新設いたしました。

 警察の考え方でございますが、信号機の設置に当たりましては交通状況が悪化している区間、地点を重点に交通事故多発や慢性的渋滞の解消を図るため、地域住民の設置要望を十分勘案の上、必要性、緊急性の高い場所を選定し、限られた予算の範疇において重点的、計画的な設置に努めているところであります。

 次に、今回の台風24号による信号機損壊状況と対応について回答いたします。
 台風24号の強風等により、県内の信号機では向き修正等の補修工事が約600件ありました。この対応でありますけれども保守委託契約に基づき、保守業者の緊急保守点検で対応しており、実費等はかかっておりません。
 現在、詳細を集計中でありますが、おおむね補修を完了していると報告を受けております。

○鈴木交通規制課長
 1点、訂正いたします。
 信号機の設置でありますけども、本年度は19基の新設を予定しているところであり、現在まだ全てを設置しているわけではございませんので訂正いたします。

○及川生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 5番委員から防犯カメラにつきまして御質問がございました。
 県警察では、先ほど申しましたように静岡市、沼津市、富士市に国費で防犯カメラを設置しております。
 浜松市につきましては、県警察としては現在設置しておりません。
 民間の防犯カメラにつきましては、恐らく電源がとまっているということで機能していないカメラが多数あると思いますけれども、あくまでも推定でございますので、はっきりとした数字は現在持ち合わせておりません。
 対策ですけれども、通常であれば警察署あるいは県警本部も含めまして夜間にレッドパトロールでパトカーを巡回させて地域住民の皆さんの不安の払拭に努めているところでございます。

○良知委員
 ありがとうございました。
 私たちが知らない部分について、いろんな報告を受けましたが、改めて我々が地域の声を上げていく上で時には警察から今はこういう状況にあるのでと言ってもらうことも必要じゃないのかなと思います。何分費用がかかっているわけでございまして、ただ我々も現場に行けば現場の声も確かにそうだなと思う一方、管理、維持を考えますと皆様方に徹底していないときには言っていただくことをあえて御要望させていただきたいと思います。

 次に移ります。
 外国人犯罪について、先ほど小嶋警察本部長からもお話がございましたが、先日静岡県の犯罪という資料もいただきました。いろんな犯罪の数値を見させてもらう中で焼津市は外国人犯罪が多いと改めて感じたところでもあり、もちろん外国人の居住人口も多く、浜松市よりは若干少ないのかなと思ったところでございます。焼津市と近隣の藤枝市が1件、島田市が4件で、焼津市がなぜか31件と結構伸びているものですから、渡瀬委員長の地元である袋井市もたしか31件で件数的には結多いんですけれども、県内の外国人犯罪の状況と多い犯罪、特徴をもう一度お伺いさせていただきたいと思います。
 加えて、焼津市の外国人犯罪の状況、特徴もお願いしたいと思います。また外国人犯罪が多い理由について何か所見がございましたら、あわせてお願いしたいと思います。

○山田組織犯罪対策局長
 外国人犯罪の御質問についてお答え申し上げますが、まずもって外国人犯罪が多い、少ないではなくて検挙件数、検挙人員が多いことを前提としまして申し上げたいと思います。
 県内の外国人犯罪の状況と多い罪種、それから特徴でございますけれども、本年8月末現在、刑法犯と特別法犯を合わせた県内における来日外国人犯罪の検挙件数は310件、検挙人員198人で昨年同時期に比べて9件11人増加しております。
 特徴といたしましては、万引きなどの窃盗犯や不法滞在などの出入国管理及び難民認定法違反の検挙が多くなっております。
 国別ではブラジル人が最も多く、次いでベトナム人、フィリピン人、中国人の順になっております。
 2つ目の焼津市の状況でございます。
 御指摘のとおり、統計資料を見ますと昨年は非常に多くなっております。本年8月末現在の特徴でございますが、13件13人で昨年の同時期に比べて2件9人増加しております。特徴は先ほど申し上げた県全体と同じで窃盗、出入国管理及び難民認定法違反が多くなっており、ベトナム、ブラジル、ペルーの順でございます。
 焼津市において外国人犯罪が多い理由についての所見について、冒頭に申し上げましたように認知件数ではなくて検挙件数、検挙人員の統計であり、一概には申し上げられませんけれども、やはり焼津市において外国人の人口が多くなってきていること、昨年度中は焼津警察署において特に外国人犯罪について多く取り締まりをやったことが顕著にあらわれている数字と申し上げておきたいと思います。

○良知委員
 わかりました。
 検挙がないことが一番で、安全・安心な地域づくりが求められるわけでございますので、また今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 では、最後に効果的な交通安全啓発活動ということで焼津警察署では毎年とはいかないのですけれども、子供たちとの交通教室等の中でいろいろコミュニケーションを図りながら何か成長する植物を植えようと枝豆やひまわりの種を植えたり、また収穫になったときにはその種から実を持って、感謝の気持ちを持って署に伺ったりしています。また時にはその種で交通安全週間のときに一緒に種まきを地域で行っているところであります。京都府警察ではひまわりの種のきずなプロジェクトがあり、交通事故で亡くなった4歳のお子さんの遺族によって警察署と警察官の引き継ぎのもと、全国にそういう運動が広がっていると伺っています。花が種をつけてまた花を開きということで未来につながっていく。そういった一連の支援をしろという意味ではないのですけども、未来を築く交通安全啓発活動は地道な活動であろうかと思いますが、そういった意識が確実に根づいていくと思うわけでもあります。
 そういった中で、交通事故が減少し、取り締まりや安全啓発などさまざまな活動が複合して成果を得ているとは思います。決定打がないので、そういったいろんな地道な活動が大切になってくると思います。静岡県警でもさまざまな交通安全啓発活動を行っていますので伺いたいのですけども、これまで行ってきた中で広がりを見せて評価が高い一警察署の活動を吸い上げ、予算化して県下に広げている活動があるのか。また新たに展開を考えている活動がありましたら、お伺いさせていただきたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 効果的な交通安全啓発活動についてお答えいたします。
 初めに、県警察がこれまでに行ってきた啓発活動でありますが、県警察では交通事故を防止するため自治体、関係機関、団体と連携したさまざまな交通安全啓発活動を行っております。具体的には交通安全チラシや反射材、5番委員の御指摘のように花の苗や種等の啓発品の配布、子供から高齢者まで幅広い年齢層に対する交通安全体験車や交通安全教育機材を活用した参加・体験・実践型の交通安全教育などを行っております。
 次に、広がりを見せたり、評価が高かった啓発活動については反射材の着用促進が上げられます。夜間の歩行中事故の抑止効果が高い反射材の着用促進を図るため、これまでに反射材着用による交通事故防止効果の周知、夜間の高齢歩行者に対する反射材や照明器具を配布しての交通安全指導の実施、ホームセンター、コンビニ、指定自動車教習所等における反射材用品の販売の拡大などを行いました。最近行った施策としましては警察署と高校が共同してデザイン性が高いキーホルダー型の反射材の製作等の啓発活動を行っております。その結果、夜間の歩行中の交通事故が年々減少するなど効果が見られるところであります。
 次に、一警察署の活動を吸い上げて予算化したり、県下に広げた活動についてでありますが、現在までのところ紹介できる施策や活動はありません。
 最後に、新たに展開を考えている活動についてでありますが、県警察では高校生の登下校中の自転車事故の発生が多い現状を踏まえ本年6月から県及び県教育委員会と共同して命を守る高校生自転車事故防止作戦と題した高校生の自転車事故防止対策を行っております。対策の具体的な内容といたしましては各機関が連携して高校生に自転車の基本的な交通ルール、悲惨な交通事故の現状、命の大切さ等を理解させるための交通安全教育の実施、高校生の自転車事故が多い時間帯、路線、場所における自転車指導カードを活用した指導警告活動の実施、平成20年に運用開始した学校警察連携制度の積極的な活用などの取り組みを行うとともに、定期的に各機関が情報交換を行うなど連携強化にも努めてまいりたいと考えております。

○良知委員
 ありがとうございました。
 警察活動の中でいろんな視点から安全・安心、そして家庭の皆さんの幸せな日々の継続に向けていろいろと御尽力いただきまして本当に感謝するわけであります。
 警察署と地域との連携活動を少しでも吸い上げてもらい、また県下に広がるように署の活動を応援してもらえれば、交通安全だけではなく防犯や安全がさらに広がっていくと思いますので、そういったことへ目を向けていただけたらと要望させていただきます。
 新たな活動の中で、高校生の自転車での指導でありますが、6月定例会の当委員会で質問させていただき、自転車通学の高校生は、人によっては3年間で2万キロぐらい走ると話をさせてもらいましたが、来年4月、5月、6月に何か悲しいニュースが発生しないようによろしくお願いしたいと思います。

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