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委員会会議録

質問文書

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平成26年9月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:10/08/2014
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 まず、今7番委員からも御紹介がありました消費者問題についてです。
 新たに今回いただきましたこの消費者教育推進計画というのを読ませていただきますと、消費者市民社会の実現といういい言葉がつくられたなと思って見たわけなんですが、実際には、今7番委員からも御指摘がありましたように、遅々として進まずという状況ではないかと思うわけです。
 今のお話でまことに申しわけないんですが、何回言ってもだめですよね。広報でもあれだけ言って、随分生き生きクラブなんかでも徹底して、さまざまな形でこういう振り込め詐欺のお話しなんかを伺っているにもかかわらず、だまされるんだろうねと本当に思いますよね。だから、ここのところは、もう仕方がないから、今の状態でいくしかないと。とにかくできるだけひっかからないようにと言うしかないと。
 ただ、問題はこれからの若い人たち、これから振り込め詐欺に遭うかもしれない人たちの教育をどうしていくのか、ということなんだろうと思いながら、資料をいただきましたら、「みんなではじめよう消費者教育」という物すごくいい資料をつくってるんですね。値段を見てみると、これで100円っていうんですよ。これは随分安いなと。100円でつくれるのなら、ここに1,000部作成しましたと書いてあるんですが、100円で1,000部って少なくありませんか。これを使って、どういうふうに今まで消費者教育を進められたのか。これは新しいですよね。ことしの3月ですよね。そうすると今まで半年たつか、たたないかなんですが、これがどういう場で、どういうふうに使われたのか、その実績についてお伺いしたいと思います。

 それから、今度は、「こどもの生活力を育てる」についてです。
 中を見てみるとこれもまたいいものをつくられましたよね。これって、どこら辺にどのぐらい配られているのかなと。これは何冊つくりました、幾らですというのは書いてないんですが、これはどういうふうに使われてきたのか、それについてお伺いします。

 その前に、この消費者教育ってどう推進していって、落としどころがどこなのか、その辺についても、まず、とにかく3点お伺いしたいと思います。

○山ア県民生活課長
 それでは、最初に1,000部つくった冊子についてです。
 こちらは、いわゆる担い手向けの冊子ということで、ちょっと部数が少ないかもしれませんが、作成したところでございます。
 配布先といたしましては、市町、教育委員会、消費者団体、公民館とか図書館等にも配架をしているところでございます。

 それから、6月の委員会でもお配りさせていただいた幼児向けの冊子でございます。
 こちらは、4万部を印刷いたしまして、この冊子の狙いが日常生活を通しまして、保護者と子供が会話を交わすような形での啓発を狙ったものでございまして、主に幼稚園ですとか、保育園等を通じまして保護者の皆様にお届けするということで、4万部印刷いたしました。
 その後、大変好評だということがありましたものですから、1万8000部増刷して、今さらに配布するようにしているところでございます。

 それから、最後にどういう形で消費者教育を進めていくかということでございますが、この県の計画におきましては、それぞれの消費者の年代、ライフステージに応じて、学校ですとか、地域、職場が場の特性に応じて効果的に取り組むという方針で進めることになっております。
 3番委員に御指摘いただきましたように、まず幼児期から社会に出るまでの学校現場、それから大変被害に遭いやすい御高齢の方に対する取り組みを今年度は重点的に進めていきたいと考えております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 これについては、そうすると、かなり使われていると。もっと印刷してくれということは使われていると理解してよろしいですよね。多分これは、幼稚園や保育園のお母さんたちが集まられたときにかなり使えるんじゃないかなと思いながら見ました。
 問題は、「みんなではじめよう消費者教育」のほうなんですが、これは担い手向けの手引書ですよね。だから、インストラクターみたいな人が、これを教科書として、勉強されてやるんだろうなと思うんですが、担い手というのはどこから引っぱってくるんですか。担い手というのはどこでどうやって、あなたが担い手ですよ、みたいな何かシステムがあるんですか。

○山ア県民生活課長
 担い手を育てるという段階だと考えております。今、この消費者教育を推進するに当たりましては、先ほども申し上げたとおり、地域性等もございますので、県内3カ所の県民生活センターにおきまして、教育委員会とか、見守りに関係する方、それから民生委員とか、そういう方々に担い手になっていただくように働きかけを行って、年度内には地域ごとの協議会を立ち上げて、それをてこに推進していきたいと考えているところでございます。以上です。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 協議会を立ち上げてという、その必要が多分あるんだろうなと。ここの実践例なんかを読ませていただきますと、そうでないと学校に入り込むということは、まず不可能と考えたほうがいいと思います。というのは、学校というところは、私は受ける側だったんですが、いろんな出前講座やら何やらで、もういっぱいいっぱいという感じなんです。だから、そこのところにどうやってうまく入り込んでいくのか、いかにも自然に。薬物乱用講座みたいに年間の1つのスケジュールになってしまえば、固定されれば、これは意外と楽なんです。あれはどこに置くって年間計画を立てるときに入れちゃうわけです。そういう特殊な形で、これがという形で入るのか、それとも総合教育の学習の中に入るのか、それとも地域の人材を活用する中で入っていくのか、その学校への入り方を考えていく必要があるかなと。そのかわり、入ったら、これは意外とおもしろい教材として使えるんじゃないかなと思いますので、これは、もう頑張っていただきたいと要望しておきます。

 その次なんですが、きょうの資料を見せていただいて、やっぱりこれは一言、言わせていただきたいと思ったのが、資料の11ページなんです。ふじのくになでしこサミットですけれども、男女共同参画課がこのくらし・環境部にある意味は、ユニバーサルデザインということなんですか。というのは、この内容から見ると企画広報部のような感じがするんです。ここにある意味をまず教えてください。

○塚本県民生活局長
 3番委員がおっしゃるように、やはり企画広報部ではないかという感じは、確かに持たれるかもしれません。ただ、どこの部局に属するとしましても、当くらし・環境部の仕事というのは、全庁的に係る部分が非常に多い業務があります。例えば先ほどの消費者行政、それから交通、防犯も非常に多くの部局にかかっております。特に男女共同参画につきましては、例えばこういう部分であれば経済産業部であるとか、それから健康福祉部、そういった各部局とそれぞれが担当する部分、そして、我々が全体を束ねて推進していくと。そういう全庁的な体制の中で進めていくということで、たまたま当部にあるかもしれませんけれども、それは過去のいろいろな経過の中でそうなったということでありますが、いずれにしても全庁的な体制で進めていくということに変わりないということで、御回答になったかどうかわかりませんけども、そういうことで進めております。

○伊藤委員
 納得することにいたします。だとすると、今度は男女共同参画課というのができて、余り古くないですよね。男女共同参画課ができてからの歴代の課長の男女の割合を教えてください。

○鈴木男女共同参画課長
 済みません。今手元に資料がございませんけれども、私の前が女性、その前が女性、その前が男性でした。その前になりますとちょっと今資料がございませんので、また委員長と御相談して資料を配付したいと思います。

○伊藤委員
 ありがとうございます。
 無理かなと思ったんです。というのは、私が知っている限りでは、ここに座られた課長で男性だったというのは1人。部長どうですか。
 1人か2人で、あとは全部女性じゃなかったですか。

○池谷くらし・環境部長
 済みません。ちょっと私もそこについては承知しておりません。というよりも男性が誰かというのも全く頭に浮かばないんです。

○伊藤委員
 珍しく男性の方がいましたのですが、それ以外は何か女性だったような記憶があるんです。ずっと女性だなと。これは何か、わけでもあるのでしょうか。

○池谷くらし・環境部長
 基本的には人事の関係でございますので、私どもではお答えできません。ただ、これは個人的な感想ですけれども、女性政策だから女性という、そういう配置をすること自体が今の時代どうかなという、これは感想でございますけれどもつけ加えさせていただきます。以上です。

○伊藤委員
 おっしゃるとおりだと思うんです。こここそまさに、行政の男女の仕事による差別化、仕事の差別化が見られると思うんですね。男女共同参画社会の問題は男性なんです。なのになぜ、なでしこサミットと言って、また女性ばかりを集めるのでしょうか。
 特に、ここに書いてある女性は、こうして見ると、多分私もこの中に入るのかな、呼び出しがくるのかななんて思ったんですが、これこそまさに問題だと思うわけです。いつでもあざれあでやる男女共同参画の何とかという会議があると、行ってみれば女性ばかり並んでいるじゃありませんか。それで、何か申しわけなさそうに所管する副知事がでっかいリボンをつけて来られるという、あのパターンは、そろそろやめてもらいたいなと思うわけです。この人たちをこれだけ集めて、何を共同宣言するのでしょうか。その落としどころはどこですか。
 集まるのは全部、何か指導的地位にある200人の女性ということですよね。それから、県議、市議、町議、それから行政の女性管理職、企業の課長相当職以上の女性。こういう女性たちを全部集めて何をしようという企画なんでしょうか。

○塚本県民生活局長
 このなでしこサミットは、今回、このイベントだけ掲出させていただいておりますけれども、実は3番委員がおっしゃるように、まさに今国でも動いておりますように、2020年に30%の女性の管理職を実現すると。そういう中で、産業界全体の意識を変えていく、男社会を変えていくという流れの中で、これを1つのステップとして位置づけております。
 全体計画の中では、予算の議論とかをしなければいけないんですけれども、その中には、例えば今度は男性を集めた経営陣の意識を変えていただくためのセミナーであるとか、あるいはそういった方たちを集めたサミットのようなものも含めながら、全体的に女性も男性も一緒にして、最終的には、男女が一緒になって社会を変えていくというような、全体シナリオの中のまず1つのステップであると我々は考えております。今回その全体像を示すような資料がございませんけれども、その辺を御理解いただきたいと考えております。

○伊藤委員
 男女雇用機会均等法ができてから、もう随分たつのに、まだこんな発想でと私に言わせれば思うわけです。だって、問題は今申し上げたように、行政の中でさえそういうふうな、言ってみれば、私は会長が女性だっていうことがまず問題だと思って見ているほうですので、こういう意識で進めるからこんな企画しかできないと、私に言わせれば。女性だけ集めるなんてのはやめてよ。女性だけ集めるというのは、それは派手ですよ。だけれども、その派手さで一体何が前進するかを考えたときに、前に平成11年か、12年だったと思うんですが、最後は出納長で座られた栗原さんが志太榛原県行政センターにいらっしゃったころ、やっぱり女性だけを集めてこういう女性サミットみたいなものをやられて、私も校長をやっていたもんですから、その中に呼び出されたんですが、あの時代ならわかる。あれから15年。一体何が前進したということなのか。確かにパーセンテージは上がってきてます。だけど、世界的に見れば、まだまだ遅々として進まず。だから、安倍首相が焦って3割なんていうことを言いだしたんだと思うんです。
 実際、それを進めるに当たって何が必要かといったら、我々に言わせれば、男性の意識改革、それだけなんです。男性にどれほど理解があるかで、女性が立場を選べるかどうかということになるわけですので、なでしこサミットなんて見苦しいことは、もう考えないでもらいたい。女性をいっぱい集めるのもいいですよ。だけど、そのときに参加する人は、必ず男を連れて来ると。必ず男1人を連れて来ると。男性を連れて来ていただいて、男性に変わっていただかないとこういう人事になるわけです。ということですが、いかがお考えでしょうか。間違ってますか。

○池谷くらし・環境部長
 なでしこサミットの発案者でございますのでお答えいたします。
 当初は、女性が集まってということで軽いノリで考えたんですけれども、いろいろな関係の方や特に女性の方に御意見やお話を伺っていく中で、やはり今、3番委員のお話にあったような意見も多数ございました。
 要するに、男性が変わらなきゃいけないということで、じゃあ男性をつるし上げるサミットもやりましょうかということで、先ほど局長が申しましたけど、これは別途用意をしてございます。トータル的には、男性、女性ということよりも、やはり、それぞれの能力を生かした社会をつくっていくことが最終目的だと考えています。
 このなでしこサミットにつきましては、いろんな方からお伺いしたときに1点だけ、こういうお話がございました。女性がいわゆる自分の目標となるロールモデルというのがなかなかないと。そうしたものは、やはり自分の会社の中だけではなかなか見つからない。そうしたものをいろんな方と一緒になって考える、あるいは一緒になって同じ場で話をする中で見つけていくという意味では意味はあるんではないか。県はかなり大きな組織ですけれども、小さい組織、あるいは中堅どころで1人で頑張っている女性もいらっしゃいます。そうした方々がネットワークをつくっていく場として位置づけてやるという意味では、意味があるんじゃないかというような御意見もいただいて、そうした形で今回サミットということで、考えているところでございます。
 繰り返しになりますけれども、あくまでもこれはワンステップでありまして、統括的にはもう少しきちっとした考えを早急にまたお示しをさせていただきたいと思います。以上でございます。

○伊藤委員
 男女共同参画を推進するための女性のネットワーク化を図って、何かこういう成果を上げたという、女性だけのネットワーク化の実績を教えてください。何か1つの例を、なければよろしいです。

○鈴木男女共同参画課長
 本県の場合で、今回のサミットに関するもので、実績というのが特に今思い浮かばないんですけれども、九州では経済界と一緒になっておりますけれども、女性が主になって、経済界それから行政とか、いろんな社会全体で取り組んでいこうという大きな動きが出ているということは聞いております。

○田(泰)委員長
 それでは、ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分とします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 御報告します。
 午前中の3番委員からの質問に関して、当局から資料の提出がありました。各委員のお手元に配付をいたしましたので、御承知おき願います。
 それでは、質問等を継続します。
 それでは、発言願います。

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