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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大橋 正己 議員
質疑・質問日:03/02/2011
会派名:自民改革会議


○大橋委員
 それぞれの委員からもう質問も出尽くしましたので、私もやろうと思いましたけれども、それはやめさせていただきます。私からはお礼とお願いを申し上げたいと思います。
 先日の本会議で、2番委員が退任される皆さんに対してお礼を述べましたけれども、私はきょうのこの委員会の席で皆さん方にお礼を申し上げたいと思います。
 年度末を迎えて、本日の当局の説明員の中で、3名の方々が本年度をもって県職員を退職されると伺いました。宮澤武久県立静岡がんセンター事務局長、野田康男地域福祉課長、森田順一医療人材室長の3名の方々でございます。
 3名の皆さん、本当に長い間御苦労さまでございました。ありがとうございました。これから退職をされましても、豊かな経験や見識をもって我々を御指導いただければ幸いであります。
 御退任に当たって、これまで携わってこられました県行政を振り返り、県当局の後輩の皆さんや県議会への御感想、御所見などありましたら、それぞれ簡単で構いませんけれども、一言ずつで構いませんのでお話しいただければありがたいと思います。私からは以上でございます。よろしくお願いします。

○宮澤がんセンター事務局長
 ただいまの大橋委員から大変温かい身に余るお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。また、こういう発言の場をいただきましたこと、本当に感謝申し上げます。
 私、今の県の中では、総務系の仕事、それから企画の仕事が多くございまして、病院とか医療の仕事というのは今までやったことがございません。退職前に当たって、2年がんセンターで仕事をしました。まだ終わりませんけれども、その感想としてがんセンターで勤務してよかったなというのが2つございます。
 1つは、大変志の高い医療者の皆さんと一緒に仕事ができたということです。あそこで働いているドクター初め看護師、あるいはコメディカルの皆さん、それぞれ患者さんに尽くすんだという気持ち、それから自分たちが医療あるいは医学というものの進歩、その向上に寄与するんだと、そういう高い志を持って仕事をされています。その中に入りますと、私もその一員になったような少し錯覚をして一生懸命仕事ができたなということで、そういう場を与えられたということに感謝しております。
 それからもう1つは、私の信条的なことなんですが、インドの建国の父であるガンジーが言ったんですけれども、目的を見つけなさいと、手段というのはおのずとついてくるよというふうなことを言っていました。がんセンターへ行きましたら、理念としまして、患者さん中心の視点を重視しましょうという理念を持っています。常に患者さんを中心に据えて医療者、それから私たち事務方もいろいろなことを考えます。そういったことで、その目的が明らかになっている、それがあることによっていろんな手段ということが考えられる。それをみんなが頑張ることによって、その目的がより高まっていくと、そういったことを現実にがんセンターで実感できたと。
 そういうことで、退職前のこのがんセンターの2年間というのは大変幸せでありましたし、ありがたく思っています。これが今後の私の人生にも伝わっていくのではないかなというふうに思います。
 そういったことで、がんセンターはみんな頑張っています。ひとつ県議会の先生方も引き続き御支援よろしくお願いしたいと思います。
 それで、最後に県議会の先生方ともいろんな立場でこの2年間、ちょっと県外出張なんかでもいろんな話をさせていただきました。そういった意味で、がんセンターの医療者に劣らず非常に志の高い先生方ばかりだと思います。そういったことで引き続きまた県民のために御努力いただきたいなということをお願いしまして、私の感謝の言葉とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)

○野田地域福祉課長
 このような発言の機会をいただきまして、大変感謝したいと思います。ありがとうございます。
 私は、県庁生活37年間のうち24年間ほど健康福祉部におります。きょうも生活保護の御質問をいただいたわけですが、初めに入ったのは昭和62年に生活保護の係からでした。当時は本当に今の状況と全く違っていて、保護率が低くて全国でも少ないほうから3番目とか4番目という状況でありました。それからずっと、いろいろな部署を経験しましたが、病院以外には主に福祉3局を中心に地域福祉課の業務を中心に回ってまいりました。
 特に印象的なことは、平成12年当時から福祉基礎構造改革ということで、いろんな法律が改正されておりますし、また規制緩和等、既成概念を破るようなことが本当にいろいろあって、この動きはまだまだ続くということなんですが、特にきょうも第三者評価の御質問をいただきましたが、利用者本位の福祉というキーワードが非常に印象に残っております。利用者本位ということはやはり県民が中心だということでございますし、施設とかサービスの利用者につきましても、やはり利用者の保護と言いますか、それは大切だと思います。いろいろ苦情解決の体制とか現場のほうで整えていただいてきておりますし、たまたま指導監査と言いますか、いろいろな施設に伺う機会がありましたものですから、現場の勉強をする機会もありました。そういう利用者を守る仕組みが随分広がったと思いますが、まだまだ充実していると言い切るまでには足りない部分もありますので、そういった部分を後輩の指導職員に伝えていきたいなと思っております。特にきょう、第三者評価の質問をいただきましたが、平成15年、16年と立ち上げのときに担当しましたことから、非常に思い入れを強くやってきたわけですけれども、最近は受審数が少なくて悩んではおりました。いろいろ改善すべき点はありますので謙虚にやっていきたいというふうに、また後輩に伝えていきたいと思っております。
 それからまた、生活保護の仕組みについても大変憂いを持っております。御案内のように雇用環境のせいでたくさん保護率が上がっているわけですけれども、やっぱり不正受給は、きょう御質問いただきましたが、いろんな仕組みを持って、不正受給がないような信頼のある生活保護システムを築く必要があると思います。当然頑張ってこられた高齢者の方とか病気や障害をお持ちの方に、生活保護は本当に必須な事務だと思いますが、貧困ビジネスというような、そういう声が大変報道される中、何とかならないものかなというふうに考えておりまして、それぞれ関係する職員と、あるいは国のほうでもいろんな仕組みをまた検討されているようですので、生活保護システムがセーフティーネットの最後のとりでとして、しっかりしたものになっていくことを期待しております。
 最後に個人的なことなんですが、やはり地域福祉課でございますので、地域への貢献ということをこれからもっともっとやらないといけないと思っております。自治会の仕事とか手があいたら民生委員をやってくれというようなことも言われているものですから、そういうことも余裕が出たらやりたいなというふうに考えております。
 そういった意味で、この厚生委員会でいろいろ御質問いただきまして、また勉強する機会が多くて参考になりました。委員長初め委員の皆様方には本当に感謝しております。どうも御指導ありがとうございました。以上でございます。(拍手)

○森田医療人材室長
 このような発言の機会を与えていただきまして、どうもありがとうございます。
 私は、昭和50年に県に奉職して36年間お世話になってまいりました。これまで多くの部署を経験することができ、それからあと、よき上司、先輩、同僚にめぐり会って、薫陶を受けて人生の経験も得られたと考えております。
 私は、仕事の面では30代に都市計画を経験しましたが、みんながいい生活ができるといいなと、それからそのときに職住接近がいいのか、それからそのときにどういう交通がいいのかというふうにいろいろ期待をしていたんですが、なかなかそういうような計画というのは実際できなかったわけですけれども。
 そしてあと、40代に入りまして労働を経験させてもらいました。やっぱりそのときに人間働くのが一番根本で、一生懸命働いて、一生懸命あとは遊んで有意義に暮らすことが必要だと思って、今は労働部というのは直接ないわけですけれども、そのころ日本はワーカホリックというか、日本だけ働いてアンフェアだと、それで日本だけ豊かになってて、もっと労働時間を減らせというようなことを外国から言われておったときですけれども、その労働の仕方、一生懸命働く、働き方もいわゆる気持ちよく働いて、そしてあと精いっぱい余暇を楽しむことが必要なのかなというようなことを考えたりしました。
 そのあと防災に行って、そのときもちょっといろいろ計画はなされていますけれども、一番大切なのは、その計画されたことが本当に地震があったときに、本当にうまく機能して、人の命が助かるのかをちゃんと考える必要がある。それはもっと静岡県とか県を超えて、本当に学者も入れて、どういうシステムというか、訓練も必要ですけれども、ちゃんとそれをやって、本番のときにどうなのかと、本当のときにちゃんと機能するようにすべきではないかというふうに教訓を得ました。
 そして今、医療に携わって人材の確保ということで、机上で考えて、ドクターとか看護師の方の考え、それからあと行動だとかその方たちの生活、それと働くことに対してどういうふうな差しさわりを持っているかということもちゃんと考えて、現場の意見、エビデンスとか、それをやっぱり踏まえて、そうすることが一番だな、やっぱりすべてにおいて、今までも現場、現場と、現場の意見を言って、そこからいろいろもらって、それを実現するということも必要じゃないか、特にいろいろ考えました。
 そして36年ですけれども、それじゃ何かまとまったことができたのかなというと、全くそういったことは自信はございません。今後はこれまで県職員として授かった経験などを常に生かして、県職員OBとして恥ずかしくないように、地域社会の構成員として役割を果たしていきたいと思っております。
 先生方、それから上司の方、それからあと同僚の方々、いろいろお世話になりました。いろいろ経験をさせていただいて非常にありがたかったと思います。以上です。(拍手)

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