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委員会会議録

質問文書

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平成23年9月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 榮 議員
質疑・質問日:10/06/2011
会派名:自民改革会議


○遠藤(榮)委員
 それでは、私から2問、もしくは3問になるかもしれませんが、簡潔に質問をさせていただきたいと思います。
 これは、私がお世話になるのに一番近い年齢でございますので、15ページの老人の日の記念事業等々についてお尋ねをいたしたいと思います。
 まず、私がここでちょっとわからないのは、老人の日というのは9月15日ということで法で定められているわけです。それから、敬老の日は第3月曜日、これがそういう形で敬老の日となっているわけでありますが、何でこんなに何か複雑なことをするのかなということを感じているんですが、これについて何か答えがありましたらお教えをいただきたいと思います。

 私たち、日本の国というのは世界で最も長寿命国という形の中で、女性は特に長生きをされておるわけでありまして、9月15日の時点で静岡県に100歳以上の人が1,292人、そのうちの85%以上が女性であるということで、まさに女性がしっかりとして生きられているという。これは日本全体かもしれませんが、そういうことであるわけでありまして、その中で一番長生きをされている方が、これは木村泰子さんという人で、伊東市の方でありますが111歳。それから男性の方は太田さんという人で、浜松市の人で105歳ということが、この資料にも書いてあるわけであります。その中で、敬老の日に関して、知事が100歳になった方を訪問されて祝いをし、そして記念品等々を贈呈して祝意をあらわすわけでありますが、それと同時に、内閣総理大臣記念品の銀杯ですか、これを持っていくわけであります。ことしの対象者が714人ですか。しかしながら、知事が行かれるのは1人でありまして、ことしは磐田の高橋さんという方のところへ行ったようであります。経歴はかなりいろいろなことが書かれておりますが、知事が訪問する人の選択については、どんな形の中で決定されているのか。

 それから、100歳になった方に、東・中・西部で知事が贈る記念品が違うんですが、何か意味があるんですかということについてお答えをいただきたいと思います。

 それから、敬老の日を中心として、各市町で、場合によったら学校単位とか町内単位で、大々的に県下各地で私のまちでもやられているわけであります。そういう中でいろいろな形で、例えば祝い金をやったり、それから祝い品をやったりみんなで祝っているわけでありますが、例えば100歳になった祝い金は、ここに10番委員もいますが、富士市が30万円ですよね。これが一番高いんですが、あとは10万円ずつということで裾野市とか4つぐらいの市町があるわけでありますが、こういう形の中でやられています。
 そして、その前に敬老の日というものは、何か市町が中心となってやっているように感じますが、知事が表敬ということもあるかもしれませんが、県はほかの行事として具体的にどんなことをやられているのか。資料に県民の敬愛精神の高揚と高齢者福祉の増進を図るという形で頭に書いてあるわけでありますが、この内容がわかりましたらお教えをいただきたいと思います。

 それから、21ページの障害者スポーツ大会の問題について、若干お尋ねをいたしたいと思います。
 今、私は、どうもこの障害者スポーツ大会という項目といいましょうか、例えばオリンピックのパラリンピックとかいろいろな形をとっているんですが、これは規則等々によってあれかもしれませんが、もう少し何かこうやわらかい言葉がないのかなということを感じております。これは私の単なる私見かもしれませんが。
 そこで、今、山口県で国体が開かれていまして、きょうは6日目ぐらいになるのかな。本来この議会がなければ私も行っていたんですが、そういう中において、その後第11回の全国障害者スポーツ大会が行われるわけであります。この内容についてお教えをいただきたいと思うんですが、個人競技6競技、それから団体競技7競技、それからオープン競技が1つということであります。この内容についてお教えをいただきたいと思います。

 それから、177人の選手団を組んで行っているんですが、静岡県団と静岡市選手団と浜松市選手団の3つとなっているわけでありますが、これはどういう意味なのか、お教えをいただきたいと思います。

 それから、ことしの9月に県の障害者スポーツ大会が行われたわけでありますが、これは全国大会の予選を兼ねたような状態になっているのか、その辺もあわせてお教えいただきたいと思います。

 それから、3番委員からもお話がありましたが、薬品の関係で静岡県は薬科大学があったということで、非常に薬科の進んだ県であるわけであります。私たち静岡県は医薬品の地場産業だというような形もとっているわけでありまして、大阪府に次いで2番目ぐらいだと思うんですが、これは若干私の思い違いもあるかもしれませんが、非常に医薬品に対するレベルが高い県であるわけであります。
 こういう中において、これはがんセンターの関係なんですが、がんセンターには非常に頑張っていただいておりまして、私も自分の身内、兄弟がやっぱり肺がんにかかって進行度4と言われたんですが、今も健在で働いております。それは抗がん剤の投与の関係が非常に大きく左右をされているということでありまして、確かにいろいろな手術とか治療方法はあるんですが、抗がん剤投与が非常にすぐれた病院であるというようなお話も聞いております。その辺について詳しくもしわかれば説明をしていただきたいと思います。以上であります。

○大石長寿政策課長
 老人の日の記念事業についてお答えさせていただきます。
 最初に、老人の日と敬老の日ということで御説明をさせていただきます。
 昭和38年に老人福祉法が制定されておりまして、そこの第5条で老人の日を定めております。その後、また昭和41年に国民の祝日に関する法律というものがございまして、そこで毎年9月15日を敬老の日として国民の祝日とするということになりました。そこで、老人福祉法のほうも改正されまして、老人の日を敬老の日ということで改正してございます。
 また、平成13年には老人福祉法が改正されまして、9月19日を老人の日として、9月15日から21日までの1週間を老人週間と定めるということで、そのような経緯となっております。

 それから、2点目の今回100歳の方への知事訪問がございますが、どのように選考しているのかというお話でございました。
 今年度の平成23年度に100歳になられる方は、明治44年4月1日から45年3月31日ということで今回714名おられましたけれども、事前に各市町を通じて、今年度100歳になられる方を紹介いたします。
 まず、100歳訪問でお伺いするものですから、施設に入られている方もいるんですが、御自宅で暮らされている方とか、あと知事が訪問いたしますものですからお話ができる方とか、あと報道機関が大分訪問するものですから、そのあたりでのいろいろな条件で、市町から推薦を上げていただきまして、その中で候補を絞り込んでまいりまして、県のほうで事前に御本人とも面会させていただきながら決定をしております。

 それから、贈り物が違うのはということですが、昨年度までは一括して同じ静岡県の伝統工芸品で選んでおりましたが、伝統工芸品をつくられる方も大分御高齢になっておられて100歳の方が年々ふえておりますものですから、1業者で4月に発注して、9月のこの時期に間に合わせるのに700個という発注の数はなかなか難しいというお話もいただきましたし、いろいろな業者の方に機会を与えていただきたいというお声もあって、東・中・西部の3カ所で違う物を伝統工芸品ということで選んでおります。
 これは3月に選定委員会を立ち上げまして、老人クラブの会長さんほか静岡工業技術センターのデザイン部長さんにも入っていただきながら、各伝統工芸品の業者さんから20、30点の品物が出てまいりまして、その中から決定いたしました。
 その中から決定した中で、今回は東部が駿河竹千筋細工の丸ふたつきの小物入れ、中部が駿河蒔絵の文箱で無病息災というもの、今回、知事が訪問しました西部については、金剛石目塗りのふじのくに祝い盆ということで出させていただいております。

 それから、市町を中心にいろいろな行事がありますが、県としての行事ということで祝100歳への訪問をさせていただくとともに、714人の方への県知事の寿詞の準備ですとか、記念品の準備、それから内閣総理大臣からの祝い状と銀杯などの配付、そして各健康福祉センターを通じて、各市町とともに御訪問させていただいてお渡しするような形をとっております。
 それから、老人の日、老人週間の周知ということで、本庁の本館の玄関前に、この週間が始まりますときに看板を掲げさせていただいたり、各総合庁舎にもそのような形で看板を掲げさせていただきます。平成23年度の標語が「みんなで築こう安心と活力ある長寿社会」ということで、本年度は本館前に掲示をさせていただきました。以上であります。

○高橋障害者政策課長
 障害者スポーツ大会についてであります。
 まず、資料21ページにございます、山口大会の実施の競技の内容でございますが、個人競技につきましては、陸上、水泳、アーチェリー、卓球。この卓球には、視覚障害をお持ちの方の音が出るボールでやるサウンドテーブルテニスというんですが、それも含みます。それも含んだ卓球、あとはこういった円盤を的に当てる、あるいは飛距離を競うフライングディスクという競技、あとはボーリング、以上が個人競技でございます。
 団体競技は、バスケットボール、そして車いすによるバスケットボール、ソフトボール、あと視覚障害者のグランドソフトボールという競技がございます。あとバレーボール、サッカー、フットベースボール、こういったものが団体競技でございます。
 山口大会のオープン競技なんですが、申しわけございません、ちょっと情報がないんですが、これまでの例でいきますと、例えば車いすのダンス、あるいはボールを投げて、氷の上でやるカーリングに似たような競技なんですが、的に当てるようなボッチャという競技、あるいはライフルですか、こういったものが過去にオープン競技で実施されております。

 あと、静岡県、静岡市、浜松市と3つの選手団ということでございますが、県と同様に政令市は独立した選手団を組むというルールでやっておりますので、本県からは3つの選手団が参加することとなります。

 あと、県のスポーツ大会につきましては、個人競技につきましては県大会の成績が翌年度の全国大会の選考にあっての大きな材料となります。ただ団体競技につきましては、別途ブロックごとに予選がございます。例えば東海ブロックというような、そういったところで別途予選がありまして、そこを通過しないと参加できませんので、県大会は予選という位置づけではないということになります。以上でございます。

○竹内委員長
 2番委員からは障害者スポーツ大会のネーミングについても私見を述べられておりますけれども、その点についての答弁をお願いします。

○高橋障害者政策課長
 オリンピックに対して、障害者のパラリンピックという言葉がございます。あるいは聴覚障害の方については、パラリンピックではなくてデフリンピックというような言葉も使われております。障害者スポーツ大会という言葉にかわるいいネーミングにつきましては、もうちょっと耳ざわりのいいといいますか、親しまれるような名前があるかどうか、ちょっと今後勉強していきたいと思っております。

○池谷マネジメントセンター長兼経営努力室長
 がんセンターの抗がん剤治療に関する取り組み状況ですが、専門家じゃないものですから、ちょっと話が大ざっぱになってしまいますけれども、お話しさせていただきます。
 まず、がんセンターのお医者さんの所属といいますか、組織の点で各臓器別にチームをつくっておりまして、それは外科、内科が入っています。その中で診療方針を決めていくわけですけれども、こういう方については手術が可能であるとか、手術よりもこちらのほうがいいんじゃないかみたいなことを決めていくというようなことがもとになっております。
 その中で、内科系のお医者さんというのがその抗がん剤を多分担当しているということで、委員がおっしゃった肺がんの関係につきましては、全国トップクラスの人材がおりまして、その方などは、やはり最先端の知識、それからそのチームでの論文の本数なども非常にたくさん書いておりまして、肺がんに関する呼吸器系の内科のところと、もう1つ消化器系の内科のところというのはメンバーもそろっている状態でございます。特にその2つの科については、今は内科系の先生が1人去ってしまったものですから、別の方がやっておりますけれども、年齢的にはまだ40代ですけれども、非常に全国でも名の通った方々ということでやっております。
 結局、抗がん剤の場合には、いつも新しい薬が開発されているような状況がまだございます。それについて追いついていくということで、国内外の学会へ参加することが必要であるし、それから国内でまだ使用されていないけれども、海外で既に実用化されている薬もあってそれの治験を行うということで、静岡がんセンターは抗がん剤の治験においても、国立がんセンター東病院に並ぶぐらいの件数をこなしておりまして、今現状は全く新しいお薬をということではなくて、海外で使っている薬をなるべく早く国内に、例のドラッグ・ラグと呼んでいますけれども、海外ではもう標準的な治療になっているけれども、国内ではまだ標準的な治療になっていないという薬について、治験という形でどんどん使えるということをやっているような状態でございます。
 その辺が最先端のお薬をタイミングよく使える、それから厳密な臨床治験の形態でやるというようなことで、療法としてもレベルの高い療法を行っているというのが実態だと思います。以上です。

○遠藤(榮)委員
 がんセンターは、そういう形の中で非常に高いレベルということでございますので、ぜひもう少し宣伝されてもいいんじゃないかなと思いますが、これからも引き続き頑張っていただきたいと思います。

 それから、障害者スポーツの関係でなぜ聞いたかということは、表題は何となく、もう少し何かまろやかなものがあればいいなという感じをいたしましたので。

 それともう1つ、スポーツ基本法が変わりまして、その中で国体と同じように全国障害者スポーツ大会が規則の中で制定されているんです。
 だから、ことしは本来ならばもう少し変わった形で開かれるかなという期待を持っていたわけですが、その点について、こういう形でこういうふうに変わっていきましたよということがもしわかればお教えをいただきたいと思います。

 それから、長寿の問題に関して、敬老と老人の日という形の中で、何となくわかったようなわからないような法律ですからしようがないとしまして、やはり県としては市町にお任せすることだけじゃなくて、県は県なりにやっぱりやるべきことがあると思います。
 例えば、これは伊豆の国市かどこかかもしれませんが、貯金をしようということで、お金の貯金じゃなくて筋肉の貯金をしようという形の中で、いろいろな運動を展開しているところがあったり、また今在宅の高齢者の6割は栄養失調だと言われているんです。これはNHKの朝の番組でちょっと見たんですが、それは歯が弱くなってしまって、かたいものがかめないというような状態になっているから、歯をしっかり、特に奥歯は大切だということでお話をされたことがありますが、そういう運動とか、何かもう少し県としてもやるべきことがあるんじゃないかなと思いました。
 まさに、人間というやつは歯が一番初めに壊れてきて、あとはとやかく言いませんが、体の中で一番大切な、長寿のためには歯をしっかりとして守っていくんだということも1つの運動かなということを感じました。
 私もこれからすぐ高齢者の中に入っていくかもしれませんので、やっぱり県として高齢者に対する敬老の心をもう少し広げていただきたいなと、これは要望しておきます。以上です。

○高橋障害者政策課長
 スポーツに関する新しい法律、それと障害者スポーツ大会の関係でございますが、この8月に新しくスポーツ基本法という法律が生まれまして、前身となるのがスポーツ振興法という法律があったわけなんですが、これが東京オリンピックに先立つ昭和36年の法律でして、それを全面的に書きかえるということでスポーツ基本法ができたわけでございます。
 その中で、障害者に関する記述も条文も非常にたくさん盛り込まれまして、今委員からお話があったように、全国障害者スポーツ大会というのが、何と国民体育大会と並列的に書かれているというようなことでございます。国の責務として、国体ばかりでなく障害者スポーツ大会にも必要な援助を行うべきだということも条文でうたわれております。
 この10月に山口県で大会が開かれるわけでございますが、法律ができたばかりでございまして、表面的にはこれまでの大会とそう大きく変わることはないとは思うんですが、理念的にはこういった法律上で位置づけられているんだということで、非常に位置づけは重いものになっていると考えております。
 今後なんですけれども、スポーツを振興する組織という面で見ますと、法律では附則になるんですが、現在健常者のスポーツは文部科学省、障害者のスポーツは厚生労働省という役割分担で縦割りになっています。これを総合的に進めていくためのスポーツ庁というような新しい組織も検討しているというようなことを聞いておりますので、もしこういった形が現実になりますと、場合によっては、例えば全国大会などにつきましても、今は独立して大会をやっていますが、健常者と障害者の垣根は低くなるかもしれないというような、そういった変化の兆しがあるんじゃないかと考えておるところでございます。以上でございます。

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