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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大池 幸男 議員
質疑・質問日:10/25/2012
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○大池委員
 1点お伺いをいたします。説明書45ページなんですが、職員の研修派遣を表示したものがございます。政令市の分も入っているかどうかわかりませんけれど、合わせますと100人近い方が毎年いろんなところに研修に出向いて、一生懸命勉強をなさっているようでございます。一番脂が乗り切った時期、大学を卒業して採用試験に受かって、しばらくしてこういう研修地に向かっているということでございましょうけれど、せっかく優秀な皆様を先生として採用したのに、脂の乗り切った時期に外に、大量の人間を出していくということは本当に必要なのかなって私は思います。なおかつ派遣先等も見させてもらいますと、毎年決まったところ、例えば大学院の何たら研究室みたいなのが決まっていまして、ポストがあいて順繰り、そこに送っていくと。そういう制度なのかなと思いますし、かつ有給で行くわけで、有給というか、お給金をもらって、先生で採用したにもかかわらず、別のところで勉強しているわけです。学生になったり、海外へ行って別の仕事をやっているということが、そういう人たちが何人もいるということを県民が本当に理解していただけるのかなということを思いますと、これはやっぱり必要性と効果とか成果というのは明確に説明をしていただかなければ、決算としても納得がいかないところだと私は思いますね。
 それで、大学というのもあるんですけど、特に大学院、大学出てきて、大学にもう1度何で行かなくちゃいけないんだというのもあるし、大学院にかなり行ってるんですけど、大学院に行って、それなりの専門性をつける。もう1度戻ってきてリーダーシップをとっていただきたいというような目的であるならば、今どき大学院を出て就職にあぶれている方がいっぱいいるんだから、採用試験のときに大学院卒をたくさんとればいいじゃないですか、というような話にもなってくるわけですよね。ですので、従来どおり、今までと同じような、その派遣ポストに当てはめるような形が毎年のように行われているのは、本当に問題だなあって思いますけど、毎年しっかりと派遣する内容と人数を精査して、少なくともこの平成23年度においては、そういう判断のもとで出していて、それなりの結果がどうなんだということを、ここで説明だけをしていただきたいと思います。

○鈴木事務局参事兼学校人事課長
 教職員の研修についてのお尋ねと思います。15番委員御指摘のとおり、毎年、ある意味では100人近くの教職員が小中、特別支援学校、高校からいろんなところに派遣に出しています。派遣期間であるとか行き先というものについて、ここに挙げてありますように、大学院、大学、それから総合教育センターであるとか、あといろいろな専門の教育機関等にも、長い者で2年から、短い者ですと半年、2カ月というような形で、その目的と効果を考えながら派遣をしていることがございます。おっしゃっていただいたように、同じところに毎年送っているという部分も教職大学院等ではございますが、この中にあります内地留学という制度におきましては、高等学校の例えば専門高校において実際に今、最新の必要なニーズについて、どこで学校現場にそういった専門知識があるとプラスになるかということを学校等で検討しまして、うちの学校ではここにぜひ半年間、教職員を研修に行かせたいという形で、時代と今のニーズに即した形で、選択をして送るという形の研修もこの中には含まれております。
 ですから、定点的に毎年同じところに行くという部分もありますし、選んで新しいものを開拓しながら、学校に帰ってきて還元するという部分の研修も含まれております。
 委員おっしゃっていただいたように確かに脂の乗り切った働き盛りの教員を派遣している部分が多いかと思います。ですので、現実問題としては、派遣を出した学校においては、本当に有能な方がある一定の期間はそちらの研修先に行って研修をするということで、その学校現場にとっては確かに少し苦しいといいますか、その方が抜けるということでカバーしなければいけない状況というのも考えられるわけですけれども、我々教育委員会で考えている姿勢としましては、それを乗り越えてといいますか、その派遣された期間の中で、さらに、その方の資質を向上し、またいろいろな知見とかを広め、いろいろなネットワークをつくる中で、学校に戻ってきたところで、その成果をぜひ学校で還元する、少しでもいろいろな場面場面で学んできたことを生かすために、やっていただきたいと思いながら派遣をしていることになろうかと思います。以上です。

○大池委員
 今、必要性は説明でわかりましたけど、要は、帰ってきて持っていた成果を出しますよというのはわかったけど、それを受けた学校が本当に、その成果が効果として出ているかどうかの検証をどうやって毎年やっているのかと、そこですよ。効果が出ていなければ、100人を超える人間を毎年出しても意味がない。ですから、そこはしっかり明確に評価をしていただきたい。どうぞ。

○鈴木事務局参事兼学校人事課長
 委員御指摘のとおりかと思います。今学校へ戻って教育活動にそれぞれが当たる中で、具体として、ここが効果であるというのをピックアップするというのは、なかなか難しい部分もあろうかと思います。ただ、それぞれがいろいろなところで研修から戻ってきたところでは、学校の中において、例えば校内研修等も含めてですが、それから教育委員会のほうに、自分の研修の成果の報告書というのもきちんと出してもらっております。そういったものも活用する。それから、いろいろなところで研修成果をまとめたものなんかを周知するということも行っているかと思います。以上です。

○大池委員
 私が言っているのは、先生がやってきたことを成果表にまとめて出して、それが成果という話ではなくて、少なくとも静岡県の教育、子供たちに対して、こんな効果があるから、これだけ勉強させてよかったんだという話を聞かなければ、全然理解できないです。ということで、本当に子供たちのためになっているんでしょうか。ですから、そこをしっかり説明をしていただければいい。

○鈴木事務局参事兼学校人事課長
 生徒にどのような形でという、目に見える効果というお話なんですが、そのあたりについてはなかなか難しいというのが正直なところですが、ただ、きちんとやはりいろいろなところの報告の中では、それぞれの研修から帰ってきて、校長等の報告等の中では、学校の中でこういった活動、活躍をしているよという報告ももちろんいただいておりますので、それを考えますと、それぞれの立場で頑張っていると考えられるかなと思います。

○石橋委員長
 ここで、しばらく休憩します。
 再開は14時40分。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp