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委員会会議録

質問文書

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平成29年6月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:07/26/2017
会派名:自民改革会議


○多家委員
 分割質問方式で、何点か質問するつもりでありますが、時間もいろいろありますので、1つだけ競技力向上対策についてスポーツ局スポーツ振興課が窓口だと思います。お伺いします。
 競技力向上対策は、要旨としてすぐれたスポーツ指導者の養成と競技力を支える人材の育成やジュニア世代からの選手の育成強化などにより、スポーツ王国しずおかを実現するものです。スポーツ王国しずおかは何年か前にオレンジ王国しずおかと言われた時代がありまして、この言葉の持つ意味は静岡県が国体で中折れ程度にもいかなくなってしまったことを嘆いている意味で少し頑張ろうと。平成26年度の文教警察委員会でこのことを質問しました。残念ながら、真ん中ほどにしかいかない静岡県の国体成績はどういうことかとはっきり申しました。体協会長が二十数年もお一人でやっている、前体協会長も30年近くお一人でやっていて50年も同じ人間がやっていれば、当然こういう結果になるのではないかと翌日の新聞に大きく出ましたら、体協会長から電話があり、多家さん随分ひどいねという話でありましたけれども、結果として新たに県知事が体協会長さんになられました。したがって国体に向けてどうするかがこの競技力向上対策の中に仕込まれていると私は思います。
 2億5555万3000円の予算を組んで、国体強化、ジュニア育成強化、トップアスリート強化、ジュニア海外強化と項目が並んでおるわけでありますけれども、どんな展開をしていくのかお尋ねいたします。

○都築スポーツ振興課長
 競技力向上に係る質問に対してお答えいたします。
 競技力向上対策事業につきましては、2番委員御指摘のとおり2億5500万円余の予算を今年度組んでおります。国体8位に向けてはいわゆる青年の部と少年の部とございますが、まず青年の部につきましては国体に向けた強化費の予算を昨年度から倍額しております。一昨年度は5600万円だったのが昨年度から1億700万円とまずは予算を倍額し、きちんと強化活動費に充てているところでございます。その結果もございまして、一昨年は20位だった国体順位が16位に上がったわけなんですけれども、16位に上がった要因としましては、青年の部が過去10年間で最高だったという分析がございます。
 一方、昨年16位であったもう1つの要因なんですが、少年の部につきましては実は過去10年間で最低の競技得点でございました。課題としましてはジュニアの競技力向上、いわゆる底上げが必要だと考えておりまして今年度も新たにジュニアアスリート発掘事業という新規事業を立てております。
 そんな中、マイナー競技やジュニア競技の強化でございますけれども、やはり12競技の発掘とともに、そのほかの競技につきましてもきちんと強化費を充て競技団体とともに育成に努めてまいりたいと考えております。

○多家委員
 よくわかりました。お金でそのまま順位が上がっていくとの理解もしたくないわけですが、現実にそういう結果ですから、当然先ほど6番委員からオリンピックのアスリートに向けての金額がばかばかしいぐらい少ないという話もありましたけれども、やはりしっかりとした枠組みを静岡県は持たないといけないと思います。

 ところで、国体に県の選手団を派遣する、もしくは国際大会の開催等に8090万円を入れているわけですよね。国体はどんな規模でお臨みになるのか、お尋ねします。

○都築スポーツ振興課長
 委員会説明資料14ページのその他事業の8090万円は、国体の派遣団と国際試合の開催等幾つかの事業が含まれております。内訳を申しますと国体県選手派遣団について約6500万円を毎年国体のいわゆる派遣団、昨年でいうと岩手県、ことしは愛媛県の派遣団に選手の旅費等を積んでいるものでございます。
 一方、事業で細かいところになりますけれども、国際試合等の開催等はゴールデンサッカーアカデミー事業がございまして、サッカー協会に委託している事業が1500万円程度でサッカーを通じた国際交流とかU−15の試合を開催していることで記載させていただいています。

○多家委員
 国体に6500万円で、中身は旅費と輸送費と滞在費ですね。大きければ大きいほど10位以内に入るだろうと私は思うわけですが、結果ですからあえて言いませんけれども、金額は大きいほうが私はいいと思いますので頑張ってやってもらいたいなと思います。

 次に、ジュニアアスリートの発掘・育成事業は新規で2050万円がついているわけですが、米印で競技人口の少ない12競技――ボート、ホッケー、フェンシングなどが対象となっているわけですが、現実に6月26日に県、県体育協会、対象競技団体による第1回の事業推進打ち合わせを行ったと書かれているわけですが、どういうことでしょうか。

○都築スポーツ振興課長
 ジュニアアスリート発掘・育成事業につきましては、今年度から開始する事業でございます。
 今回12競技団体を対象としておりまして、競技団体につきましては部活動やジュニア世代の地域スポーツクラブが少ない、戦略的に選手育成が難しい競技を選択しております。そのあたり今回ジュニアに競技人口をふやすために体験させ、かつそこからえりすぐりの選手を選ぶ工程を組んでおりまして、事業を推進するに当たりましては、当然ながら各競技団体との情報共有、意識共有が必要ということもあり、県と県体育協会、対象団体など関係機関による第1回会議を開いたところです。
 いずれにしましても、発掘した後の育成をどうしていくかという課題もございますので、各競技団体、対象競技団体と今後も意見交換を密にしながら対応してまいりたいと考えております。

○多家委員
 大体言いたいことはわかるんですが、ボートとホッケーとフェンシングの3つで、あと9つは何かと聞いているんです。

○都築スポーツ振興課長
 12競技を申し上げます。ボート、ホッケー、ウエイトリフティング、ハンドボール、自転車、フェンシング、バドミントン、弓道、ラグビー、カヌー、アーチェリー、なぎなたでございます。

○多家委員
 マイナースポーツでは、部活で競技人口が集まるかどうかだと思うんですが、そこに力を入れると国体でどんと点数が上がると考えていることはよくわかります。高校で陸上ホッケーをやっていましたので、今もホッケー協会に属しています。この話の延長線が私のところへ宿題できまして、少年の女子のホッケーをつくろうという話で3カ月ばかり歩いてみました。清水町は平成15年にホッケーの競技会場になりまして、社会体育の一環として全日本の代表を務めた女子クラスの選手をコーチに週に1回、小学校、中学校、高校、一般と学校でクラブがない子供たちも含めて活動しているんです。この子たちが高校に上手に入れば恐らく女子の場合は1チームできます。男子はだめです。岐阜西高というとんでもない強い学校がありますが、女子の場合は2年か3年で指導がうまくいけば、必ず国体予選は通って上位にいけるというのがホッケー協会のもくろみです。知徳高校、加藤学園、御殿場西高を歩きましたが、グラウンドがない。さっきどなたかが言ったけれど、グラウンドがないから受け皿になり得ない。このグラウンドの問題を解決しない限り、12のスポーツを選んでむちを当てても、むちはしなるけれども選手はしならないことをしっかりとスポーツ振興課は考えながらやっていただかないと、せっかく2000万円の予算をつけても、なかなかそれが実りにならない気がしますので、あえて言っておきます。幾らやってもその部分がうまくいかないと運動にならないと言っておきます。
 もう1つ、いろんな意見が出ましたけれども、ラグビー日本代表のテストマッチの結果と今後の対応で1点だけ私が言うのは大したものだったと思います。4万人を集めると2月議会の委員会で言いましたけれど、2万7381人でこれだけ集めるということは何がすごかったかというと味の素スタジアムですら2万9000人しか集まらないです。味の素スタジアムは首都圏でコアのラグビー人口がいて2万9000人です。静岡県ではコアのラグビー人口がほとんどいなくて2万7000人です。そういう比較対象をすると静岡県は最大の努力をしたと評価します。
 それから、にぎわい空間提供事業でラグビーのお祭りがにぎわい空間をいかにつくってお客さんを喜ばせるかが会場に足を運んでいく仕組みですから、私は世界を見たわけじゃないけれども、世界のラグビーというのはこういう遊んで楽しい、食して楽しい、ラグビーを見ると同時に生活を楽しむ、スポーツを楽しむのがラグビーだと聞いておりますので、そういう意味でこの空間をつくる運営をしたことは本当にすばらしいことだったなと評価します。恐らく準々決勝あたりのマッチが組まれる予感がしますけれども、今のままいけば国際ラグビーボードの評価は非常に高かったと理解して終わります。

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