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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:富士の会


○山本委員
 一括質問方式で、数件にわたりまして質問をさせていただきたいと思います。
 まず、主要な施策の成果等の説明書の28ページから質問をさせていただきます。
 (2)離職者等への職業訓練の機動的実施ということが書かれています。若者を初め離職、転職が非常に多いのは雇用のミスマッチ等が理由ということで、ミスマッチの解消に向けて非常に御尽力されているわけですけれども、離職者等への職業訓練をされているということでありました。
 この説明書の中に幾つか訓練の項目があるわけですけれども、こちらの訓練コースを設定する考え方ですとか、この結果として訓練終了後の就職率がいかなるものであったかをお伺いしたいと思います。

 次に、説明書の78ページになりますけれども、(5)成長産業分野への進出支援ということで、中小企業の成長分野への進出を支援するために事業を実施されました。
 幾つか具体的に事業が記載されていますが、この事業の成果がいかなるものであったかをもう少し具体的にお示しいただきたいと思います。

 次に、説明書の111ページにまで飛びますが、試験研究機関耐震化対策事業費ということで繰越額が出ております。
 説明の欄を読ませていただきますと、静岡市施工の移転予定地造成工事との調整に不測の日時を要したということでございます。この事業の内容と耐震化の工事が不測の日時を要したことによっておくれが出ていないかどうかにつきまして、御説明をお願いしたいと思います。以上です。

○伊藤職業能力開発課長
 私のほうから、離職者等への職業訓練につきまして御説明いたします。
 訓練コースの設定でございますけれども、ハローワークの求人求職情報あるいは訓練ニーズをもとに訓練分野の設定をいたしまして、就職需要が見込める職業訓練を実施しているところでございます。
 また、平成25年度の就職率につきましては69.6%とほぼ7割を達成いたしました。以上でございます。

○北川商工業局技監
 成長産業分野への進出支援について、特に私からは販路開拓についてもう少し具体的にお答えしたいと思います。
 成長分野の販路開拓の支援の取り組みについてでありますけれども、平成25年度は商談会の開催や首都圏での展示会への出展支援などを大幅に拡充しまして、前年度――平成24年度のほぼ倍の11回の展示会に共同出展いたしました。出展企業は述べ118社で780件余りの商談がありました。金額ベースで言いますと、3億3000万円余りの成約に結びついております。
 特に、この中の新たな取り組みとしまして、トヨタ自動車株式会社の本社におきまして県主催の新技術、新工法を紹介する展示商談会を開催いたしました。この展示商談会には県内企業44社に御参加いただきまして、次世代自動車関連の部品や設備装置など新技術や新製品を提案いたしました。会期中は、トヨタ自動車株式会社を初めトヨタグループ各社の調達担当者など約1,300人の来場がありました。そこで184件の商談があり、そのうち32件、金額で1億7000万円強の成約に至ったほか現在も多くの商談が継続しております。以上です。

○櫻井研究調整課長
 試験研究機関耐震化対策事業費の繰越額4500万円について御説明いたします。
 現在、静岡市清水区駒越に設置されております果樹研究センターの庁舎は、耐震性能が劣るため同市清水区茂畑に移転の上、庁舎を新築することとしております。
 この繰り越しは、果樹研究センター移転先の圃場整備工事に係るものでございます。果樹研究センター移転整備事業は、静岡市が誘致事業として敷地の基盤造成を行った後、県が圃場を整備することになっておりました。今回、静岡市の基盤造成工事の終了が予定よりも遅延したために、県の圃場整備の工事の着手も遅延してしまったという状況でございます。着手の遅延により、年度内に工事が完了できなくなり繰り越したものでございます。
 繰り越した圃場整備事業の内容は、防風ネットの設置工事や場内道路の舗装工事等でございます。繰り越しによる工事のおくれは圃場部分に限られておりますことから、庁舎の建設工事など移転事業本体への影響はございません。以上でございます。

○山本委員
 ありがとうございました。
 では、再質問をさせていただきます。
 離職者等への職業訓練ですけれども、69.6%というのは非常に高い再就職率かなと思っております。
 もう少し詳しくお聞きしたいのですけれども、どの分野の訓練を受けた方々の再就職率が高いのかということと、いろいろな訓練の項目があって成果が出てきているわけですけれども、ニーズ等があって新たに項目を設定するなど、この訓練を踏まえての反省点や課題がありましたら教えていただきたいと思います。

 続きまして、成長産業分野への進出支援ですけれども、販路開拓支援につきましては商談会等の開催が前年と比べると約2倍ということで、数字を聞いていましても非常に大きな効果があるなということを感じております。
 やはり、中小企業の皆さんが成長分野へ進出していくということが本県産業の発展にとって非常に大切なことかなと思っております。
 また、今も説明にありましたけれども、電気自動車や航空機産業、さらに燃料自動車等もありまして、やはり判断のおくれが勝ち組、負け組というものをつくってしまうのかなということがあります。こうした新規産業、特に説明書に書かれているような医療・福祉機器、ロボット、航空宇宙等々の産業分野へ中小企業の進出を促すということは大変重要だと思います。
 ただ、中小企業にも体力のある企業とそうでないところがあって、やはり比較的力のある企業が技術、試作品の開発研究にお金をかけられるのかなという感じもいたします。今、景気の悪化がずっと続いていて、中小企業の皆さんに実体経済として景気のよさを御認識いただけない中で、やはりそうした方々のやるぞという意欲をかき立てるような事例であるとか、取り組みというのは今後も必要になると思います。
 意見、要望になりますけれども、こちらの事業につきましては、さらなる予算づけなり行動に移していただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上ですが、再質問を1点だけお願いいたします。

○伊藤職業能力開発課長
 私のほうから、就職率の高い職業訓練の分野とこれまでの反省点について御説明申し上げます。
 離職者等の平成25年度の就職率69.6%の中で特に就職率が高い分野は、従来から重点的に実施しております介護分野の訓練でございまして、81.47%の就職率でございます。
 それから、反省点等につきましては、雇用情勢が推移する中で新たに人手不足の分野が出てきますので、それにどのように対応していくかということが私どもとしての課題です。
 もう1つは、7割近い就職率でございますけれども、もう一歩就職率を上げなければいけないということも課題の1つとして、今後取り組んでいかなければいけないと考えております。

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