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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:10/08/2013
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 それでは一問一答で質問させていただきます。
 先ほど5番委員からも質問が出た同じテーマであります、ラウンドアバウトについて追加でお聞きしたいと思います。設置するための費用、はっきりとは言えないとは思いますが、大体どの程度の費用がかかると考えているか、まずお聞きしたいと思います。

○中嶋交通規制課長
 費用については、今のところはっきり把握しておりません。場所によって違いますし、先ほど申したように非常に広いスペースを必要としておりますので、場所によってそれぞれ違うでしょうし、それについては個別に検討していかないとはっきり言えないと思います。

○東堂委員
 社会実験的に焼津市も道路が錯綜するような場所を選んだという御説明がありましたが、今後社会実験として、別の場所も検討するようなことはあるんでしょうか。お伺いしたいと思います。

○中嶋交通規制課長
 今のところ焼津市以外で新たに社会実験をするというようなものは承知しておりません。

○東堂委員
 焼津市での社会実験を経て検証して、導入していこうかなと思えば、施策を移して進めていくと、そういう考え方でよろしいでしょうかね。確認したいと思います。

○中嶋交通規制課長
 社会実験の結果を見て、また新たな場所があればということになろうかと思います。

○東堂委員
 ありがとうございました。
 では次の質問で、所管事項説明資料で、資料1になりますけど、いろいろ事件の件数の推移ということで資料をいただきました。全体としては減少しているという受けとめ方でいいと思いますけれども、実際住民の皆様の感覚ですね、ちょっとアバウトな話になりますけども、どのように感じているかということです。自分の個人的な感覚ではこういう数字を見ないと、本当に減っているのかなというような少し不安な感覚もあるわけです。そういうアンケートと言うんでしょうか、県民の皆様がどういうように感じてるか、調査なりそういうものがあるかどうか、まずお聞きしたいと思います。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 まことに申しわけございません。県のほうでそういう調査をしてるというのは把握しておりますけども、最終の調査はいつであったかというのは承知できておりません。わかりません。

○東堂委員
 所管が違うということでしょうかね、そうですね。少しそこのところが気になったものですから、ちょっと聞くところが違ったかもしれません。また別の機会に調べたいと思います。

 3点目、資料5の総合的な交通事故防止対策ということであります。
 特に高齢者の交通事故ということで、これも8番委員から少し関連したお話が出ました。加害者がどうなっているかなということがやはり気になりました。特に若い方が不注意でというようなことで加害者になってしまうということが結構多いのではないかと思います。また、たまたま近くで高齢者の方がはねられるという事件がありました。その方はしっかりと反射材をつけて、全く落ち度がないような歩き方をしていて、しかも非常に見通しもいい場所であったわけであります。詳細な理由は聞いても教えていただけないこともあって、事故原因ははっきりしません。推測するに、運転者側が脇見のような不注意で人をはねてしまったのかなと思います。そういう事件もあったということもありまして、大変気になっているところでもあります。
 そういう中で若い人に対する安全対策ですね。実際には事故分析も高齢者の事故の件数が多いということはあらわれていて、高齢者に対するいろんな指導対策も説明をいただきました。若い人に対する安全教育を再度検討する必要があるのではないかという認識に今あるわけであります。そういう指摘に対してどのようにお考えなのか、あるいは現状どうなってるかということを、まずお聞きしたいというふうに思います。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 加害者に対する交通安全教育ということであります。
 事故を起こした者に対しては、事故の違反の内容、負傷の程度、それから責任の程度に応じて点数がそれぞれ付されております。点数に応じて短期、中期、長期の運転免許の停止や運転免許の取り消しの行政処分と処分者講習が行われます。とりわけ若い人に対しては、通常であれば6点から運転免許の停止となるところが、違反の累積があれば、3点から運転免許の停止と、将来これは危険だなという兆候が出た段階で道路交通法による講習の対象として、交通事故の実態等について教育講習をしております。
 あと若い人の事故というか、基本的に全ての事故でありますけども、各事業所に安全運転管理者が置かれておりまして、この安全運転管理者制度を通じて実施しているほかに、ヤングドライバーを対象にした交通安全講習、ドライバーコンテスト、あるいは二輪車の安全講習、こうしたことも現在進めております。以上です。

○東堂委員
 高齢者の交通事故対策というのを一番根本で今質問させてもらっております。
 その中でちょっと話が戻りますけども、高齢者の交通事故あるいは死亡事故という、件数のデータをいただきましたけども、加害者側から見た場合の年代別のデータというのはあるんでしょうか。少し話が戻りますが、もしそういうものがあれば教えてもらえればと思います。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 過去10年間における年代別の事故の件数も出ておりまして、今手元にある資料としては、指数としてお話しますと、平成15年における16歳から29歳が加害者となった事故数を100とすると、平成24年は91、それから30歳から64歳についても平成15年を100として平成24年は115、高齢者につきましては、平成15年を100とすると平成24年は155ということで数字が出ております。以上です。

○東堂委員
 若年層はむしろ減っているということになるわけですかね、数字としては。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 若者の事故は件数、死者とも、この10年一貫して減少しております。

○東堂委員
 言おうとしていることが少しピントが外れてくるところもありますが、今のは被害者は特定せずに、加害者としてこれぐらいの割合という御説明だったと思います。私がもしわかればと思ったのは、被害を受けた高齢者に対して、若年者の加害者がどれくらいの割合でいうのがわかればと思ったんですが、そういう数字ではないですよね。ちょっと確認します。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 若干説明不足で申しわけありません。年齢層別で被害者が高齢者で、若者が起こした事故ということになります。

○東堂委員
 私の質問に対してお答えいただいたということでありがとうございます。
 高齢者が被害者となる事故に対して、若い人が加害者となる率が減っているというのは結構なことだと思います。私はむしろふえているというような心配を持っていたものですから、そういう質問をさせてもらいました。
 ただ、そうは言っても安全教育がそれでいいというわけではないと思いますので、例えば教育の場として安全運転管理者制度の話が出ました。事業所に所属していて安全運転管理者が居ればそういうこともあるでしょうけど、そういう人ばっかりではないと思いますし、あるいは学生というような場合もあると思います。そういう方に対する安全教育は充実しているかということを最後に申し上げたいわけであります。
 実際に事件、事故を起こした人にはそういう法定の講習などもあるということであります。それは了解しているわけでありますけども、もう一度安全教育というような観点で、これは警察だけではないかもしれませんが、今実際に高齢者に対しては非常にそういう機会が多いですよね。例えば老人会を利用して、歩行シミュレーターですか、ああいうのを皆さんに体験していただいたりとか、あるいは交通指導員の方が来たりして、いろんな講習をしてくれたとか、そういう話を本当によく耳にします。
 しかし、学生とか、あるいは会社に入ってないような若い人がある程度系統的な教育を受ける機会があるかというと、私の知っている範囲ではそういうものはないんじゃないかなという印象であります。そういうところがもう少し充実できないかなという、提案というか、質問というか、そういうことであります。
 警察だけではないことでありますから、ほかに対しても質問しなければいけないかもしれませんが、警察としてどういうお考えであるか、お伺いしたいと思います。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 現在、実施している交通安全教育として、先ほど、少しお話ししましたけれども、ドライバーコンテストであるとか、二輪車の安全運転講習大会であるとか、あるいは高校生を対象に自転車の衝突実験を行って、その事故の悲惨さを訴えるもの等を現在実施しております。いずれにしましても関係機関、団体と連携をして、より安全教育が充実するよう努めてまいります。

○東堂委員
 ありがとうございました。
 繰り返しのようにもなりますが、冒頭申し上げましたように、非常に近くでそういうことを見て、被害者も加害者も知っている人間だったわけであります。もちろん被害者はお気の毒なことをしたわけでありますが、加害者もごく普通の若者で、本当に一瞬の気の緩みがそういう事故になってしまったということで、一生を棒に振るわけですよね、正直言って。
 それを考えたときに、安全教育をしっかりしてあげて、そういう事故の悲惨さ、影響の大きさということをしっかり教えてあげることも、我々の責務じゃないかなと思ったのでこういう質問をきょうはさせていただきました。
 ぜひまた、いろんな部署との連携があると思いますので、御検討を願えればと思います。以上で終わります。

○守屋生活安全部長
 先ほどの刑法犯の発生の関係で、件数は減少しているけれども、管内の住民はどう思っているかというような御質問があったと思います。
 実は件数は10年かけて半減をいたしました。大変いいということで喜んでいるところでありますが、正確な数字は今、手元にありませんけれども、県政世論調査、あるいは内閣府の調査では6割ぐらいの人が犯罪にいつ遭うかという不安を抱えている。中には、犯罪はふえていると思っているという回答があったようでございます。
 ですから我々としても、まだまだ安全・安心を体感していただいているところまではいってないということで、ことしから地域の犯罪情勢に即した、効果的な犯罪抑止対策というものを定めました。より安全安心を体感していただけるように、発生件数のみならず、子供、女性、高齢者に対する悪質な犯罪だとか、そういうものに特化したいと思っております。

○東堂委員
 ありがとうございました。
 批判という意味で申し上げたわけでは全くなくて、警察の皆さんの努力に、本当に敬意を表するところであります。
 数字を見れば、減少しているということを認めるわけでありますが、ただ私自身も本当に減ったのかなと、こういうデータを見ないと思うことがあったわけであります。ですから、これはマスコミの報道姿勢ということももしかしたら影響しているのかもしれませんが、私もその辺ははっきりわかりませんけれども、ただ住民の不安を取り除くということは大事なことだと思いますので努力をいただければと思います。以上、要望というのでしょうか、意見として申し上げたいと思います。 ありがとうございました。

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