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委員会会議録

質問文書

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平成19年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/04/2007
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 それでは、何点か御質問します。
 はじめにいただきました資料の6ページ、しずおか次世代育成プラン実施状況につきまして、質問いたします。
 先ほど部長の御説明にもありましたが、おおむね順調に進んではいるが、目標達成のためには一層の取り組みや働きかけが必要な項目もあるというお話で幾つか事例が出されましたが、その目標達成のために一層の取り組みや働きかけが必要な項目がどうしてほかに比べて進むのがおくれているのか、その原因や課題を教えていただきたいと思います。
 さらに、ちょうど5カ年計画の今年度は中間点でもありますので、今後その目標を達成していくためにどのような取り組みを考えていらっしゃるかお伺いしたいと思います。
 子育て支援につきましては、全庁をあげて企画部が音頭をとっていくということで、このようなプランも作成して実施しているところでありますが、やはり時間がかかることでありますから、かなり戦略的にというか、具体的な方策をあげていかないと目標達成は難しいんではないかなと感じるところもありますので、今後の取り組みについてお伺いいたします。

 2点目は、先ほど来話があります資料の10ページ、富士山静岡空港アクセスネットワークの構築、この資料の中のアクセスネットワークのイメージという中で富士と出ておりますのは富士エリアというふうに理解してよろしいでしょうか。と言いますのは、JR線で富士に行く沼津−三島経由が1つのルートで、さらに静岡−富士をつなぎ、富士から三島、熱海をつなぐものとして新幹線がございますが、この経過する富士は同じ地点ではありません。
 御承知のようにJR富士駅と新富士駅は離れておりますので、そこをつなぐアクセス、これが実は私どもが住んでおります東部地域、岳南地域での公共交通を使ってのネットワークという点では、非常に大事なパイプが必要ではないかということを感じておりますので、ここの考え方を伺いたいと思います。

 もう1点は、今月9月28日から30日まで小山町の富士スピードウェイでF1が開催されました。委員会の方で現地の調査にも行きまして、一番心配しました来客者の交通――足の便と地域の方々が不便に感じないように、きちんと対応をしているだろうかという質問に対しても、エリアを決めてピストン輸送をするので大丈夫という心強い返事ではあったんですが。残念なことに、終わりましての反省としては、バスで2時間ぐらい片道待って、さらに帰りも同じぐらい時間がかかって夜中に自宅について、また次の日に出直し、とても残念だったという声を実際に行った方からお話も伺いました。
 行かれた方の中には生でモータースポーツの様子を見たり、また耳にしての五感に働きかけるあの興奮というのはいまだに余韻が残っているという、非常に印象深いものであったというよい評価もいただいております。
 民間のイベントではありますが、世界が注目する大イベントを小山町に誘致したという点では、県としての、終わった結果の評価と今後の課題というものをお聞かせ願いたいと思います。
 特に交通システムとしては、これはまた警察とかほかの部局にまたがる話だと思うんですが、例えば技能五輪をこの11月に予定をしております。そちらの方も沼津市内の幹線道路を経由する部分もあり、非常に地元の方々は心配されておりましたので、あわせて県のこういう事業を行うときの交通網を考える際に、今後やはり参考にしていくべきだと思いますので、評価と課題というものをお聞かせ願いたいと思います。

 最後に、広報局の取り組みという点で、さまざまなアプローチをしていただいているんですが、特に空港や観光に関して私が日ごろ感じますのはほかの地域に行きますと、泊まった旅館に観光ルートの案内ですとか、これにはタクシーを使って何分ぐらいでどのぐらいの費用がかかるとかということが非常にあちこちでわかりやすく案内されていたり、またホームページでも個人タクシーの運転手さんがPRをして、こういうコースを御案内できますという案内をしたりですとか、非常に工夫が凝らされているのを見聞きいたします。
 それにつけて、特に今空港が注目をされているところですので、静岡にお泊りのお客さんに次は静岡空港を使ってお越しくださいというようなPRを兼ねたものがあると、また身近に感じられるところがあるのではないかなと思うんですが、そういう取り組みについて今後のお考えを伺いたいと思います。以上、4点質問いたしました。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 しずおか次世代育成プランの関係の御質問に対しましてお答えをさせていただきます。
 全体といたしましては、今回報告させていただきましたこの期間、目標数値43項目のうち40が昨年度実施ということで報告させていただきました。おおむね7割程度が目標数値に向かって達成、あるいは達成が可能ということで、おおむね順調だと思ってございますが、ただその中で今後かなり努力しなくちゃいけないという部分がやはりございます。
 例えば、休日保育というようなものに対しましては、希望が多いということで開設してみたところ、実際にはなかなか利用者が集まらないというような実態がありまして、ニーズの的確な把握が問題になっていると。
 あるいは所定外労働時間とか年次有給休暇の取得という点につきましては、景気の回復ということがございまして、多忙化することにより、なかなか業務が忙しくなりまして、所定外の労働時間等がふえたというようなことがあったということがございます。
 これらの点につきまして、県あるいは行政だけではできない部分がありますので、これにつきましては市町と連携もとりながら、さらには企業さんにも御協力いただきながら、働きかけを行い、取り組みを進めていきたいと考えております。
 また、今後におきましては、国におきまして「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議、これを開催して、この中で少子化対策の取り組みを行っておるということでございます。
 そういった情報を入手し、関係部署と共有を図りながら施策を進めるということとともに、来年には内閣府と連携したフォーラムを開催する予定でございます。
 こういったことで、県民の皆様に意識を高めていただくような形の働きかけも行っていくということを連携いたしまして、我々企画部といたしましてこのプランの着実な推進を図っていきたいとこう考えております。以上でございます。

○坂本企画監(交通政策担当)
 空港のアクセスネットワークの富士という表現のところでございますけれども、ここでイメージしておりますのは富士というエリアでございます。特に富士駅か新富士駅かという書き方はしておりません。
 ただ、当然のことながら、その方向にアクセスルートを延ばすということになれば、これは新富士駅もあるいは身延線への乗換点である富士駅もつなぐよというのが自然な発想かなというふうに考えております。
 ここにつきましては、後ほど路線等の開設をバス事業者と相談をした上でということにはなってくると思いますけども、考え方はそういうことです。
 またDMVが今の計画のとおり進んでくれれば、それをそういうアクセスルートの中に入れていくとおもしろいかなとは思っています。
 ただ、まだ残念ながらちょっと実証段階で、いつ時点で着工できるかということがわかりませんので、またその時点において考えていきたいと。

○柴田企画監(地域政策担当)
 富士スピードウェイでのF1のグランプリの評価と課題ということで、お尋ねになった御質問でございます。
 委員から御指摘ありましたように、会場周辺で大きな交通渋滞が生じたということで、決勝戦のレースが始まる際に間に合わなかったお客様がいらっしゃったというようなこともちょっと伝え聞いたりしておりまして、こういった面で、運営上の課題というものがかなりあったのではないかというふうに思います。
 ただ、渋滞した箇所を見ますと、スピードウェイの会場周辺のところということでございまして、その周りの幹線道路において交通渋滞云々という交通対策上の大きな問題が出たかどうかということにつきまして、私どもの方にお話が余り来ていません。
 ですから、一番ネックとなったのはその会場にどうやって入るのかというところではなかったのかというふうに思います。
 そういった点も含めて、その問題がどういったところで起きたのかという部分につきましては、今後主催者であるとか、関係機関が集まります富士スピードウェイ連絡調整協議会というものがありますので、どうしてそういうようなことになったのかということは、私どもの方でも確認していきたいなというふうに思っております。
 ただ、先ほども申しましたように、周りの幹線道路等の交通対策あるいは、食品衛生、行政上の関係では問題というものが余りそういう点ではなかったのかなということでございます。
 ただ、そのF1全体の評価でございますけども、世界の170カ国に放映されるというような大イベントでございまして、この際に富士山が世界に情報発信されるということがこれは非常に大きく期待されたんですが、たまたま決勝の日が雨天で恐らく生の富士山というものが描かれなかったのかなと。それは各国でどういうふうに写ったかわかりませんけども、来年もあるということで、こういう機会が設けられているということは、非常に大きな意味がありますし、国内外から多くのお客様が来られて、当地のよさを味わっていただくことができるという点では、観光振興の面からも重要な機会であると思います。
 そうした点もありますので、来年うまく運営できるように、主催者の方に一層の努力を期待していきたいなというように考えております。
 また、県といたしましても、可能な限り御協力をしていくっていうような考えであります。
 それで、イベントを県としてどういうふうにして生かしていくかということでは、技能五輪もかなり準備が進んでいると思いますけども、今回の開催結果につきましては、庁内で企画監の集まりなどもありますので、そうした場面で報告をさせていただきたいと。
 また、特にいい点としては、富士山に対する関心も非常にあったとそういうことも伝え聞いております。
 いずれにしましても、先ほど申しました連絡調整協議会というような場でいろんな問題点やらをお聞きして、庁内にもそういった情報を共有していきたいと思っています。以上でございます。

○寺田企画監(広報担当)
 観光広報、観光案内等を活用した富士山静岡空港のPRでございます。
 空港広報につきましては、さまざまな媒体を使って、メディアミックスによって広報をしていく必要があるというふうに考えております。委員から御意見をいただきました観光の案内、情報、こういったものを活用するというのも広報のその一つかと思います。
 これにつきましては、観光担当部局とも協議しながら、検討をさせていただきたいと思います。

○早川委員
 御答弁いただきまして、再質問をいたします。
 次世代育成プランの実施状況の中で、所定外労働時間、また、年次有給休暇の取得日数の御説明がありましたが、景気回復に伴い所定外労働時間が増加傾向にあると。また、景気回復に伴い休暇の取得数が減少傾向にあると。
 これは裏を返せば、労働者の皆さんが時間外労働をたくさんして、またお休みをとらないで働いた結果、景気回復に至ったというとらえ方もできるように思いますが、これが一番子育て支援のキーポイントというかネックになっているところ、支障になっているところだと思います。
 ワーク・ライフ・バランスが課題になっていますように、働き方の見直しをしっかりやっていかなくてはいけないということが最大の課題であると思いますが、それに対して、関係の部署とか連携をとりながら企業に対して働きかけるというのは、確かにそれはしていただかないといけないんですが、私が伺いたかったのはどのような手法で進めていくかということです。
 フォーラムにつきましても、6月議会でもそのような御答弁がありました。意識啓発という部分では非常に大事なフォーラムだと思うんですが、フォーラムを開いたから意識が変わるという、一度だけのもので変えられるものではないと思いますので、そのあたりの御所見をもう一度お伺いしたいと思います。

 空港アクセスネットワークの構築につきましては、富士エリアという点で、富士駅と新富士駅をつないでいく重要性があるということでありました。
 実際に今現在バスも出ておりますが、先日富士駅北を訪ねていく方が困っていらっしゃってお話を伺いましたら、新富士駅で降りて、新富士駅を降りた駅の北側っていうのはここですよね、っていうのは、実は富士駅の南側で、まだその先歩いていく途中でありました。
 これは地元に住む者にとっては別だということがわかりますが、よもや新幹線の駅と在来線の駅がこんなに離れていると思わなかったというお声もいただきました。
 私は、富士市は富士宮市とともに富士山の玄関口であると自負しております。
 富士山静岡空港ができた暁には富士山を訪ねてくる方が公共交通システムを使って、在来線で来ればそのまま身延線で富士宮駅には行くことができますが、仮に新幹線で来たときのアクセスが乗りかえ、乗りかえで非常に不便だということでは来る方にとってもマイナスであり、また来ようという気持ちにならないと困りますので、このネットワークの構築はさらに力を入れていただきたいと思います。
 そこで、DMVの件は、富士市も全市挙げて今導入に向けて準備をしておりますし、本会議でも知事の答弁をいただきましたが、実際にその時点で考えていくというお答えでありました。
 できればもう少し積極的な取り組みを県の方でも考えていただきたいと思いますが、この点についてお答えをいただきたいです。

 F1の評価につきましては新聞報道等によりますと、道路渋滞、交通渋滞というのは道路の陥没があってその修復に時間がかかったというような内容であったかと思います。
住民のみなさんに直接負担がかからなかったかもしれませんが、お越しいただいたみなさんが往復4時間以上、最終的には見れない方もいたということは、非常にこれは欠落した結果だったのではないかと思いますので、また連絡調整協議会等ではぜひここのところをきちんと精査していただきたいと思います。

 先ほどの中で、経済効果はどのぐらいであったかというのも含めて伺いたかったので、その点を御質問いたします。
 また、このF1の開催中に富士山静岡空港の開港に向けたPRというのは空港部の方でされたんでしょうか、伺います。

 最後に広報局の方からのお話は、今再質問で出したことにもつながりますが、やはり空港の存在を知っていただくとともに、開港したらまた来ようという気持ちを静岡県に一歩でも足を入れた県外、また国外の方に持っていただくためには、あらゆる手段を使ってとありましたが、こういうF1は格好のチャンスだと思いますし、そこでPR活動をもしされていなかったら、ぜひすべきだと私は思いますが、その点についていかがでしょうか。以上、3点です。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 次世代育成プランの関係でございます。
 このプランを一気に大きく改善する、内容を向上させるっていうのはなかなか難しい部分がございますので、我々としましては着実にやっぱりやっていかなくちゃいけないというものであろうかなと思います。
 そうした中で、今回所定外労働時間の点を申し上げましたが、この点はやはり企業の御協力をいただかなければできない部分があり、企業、事業者への働きかけが必要でございますので、産業部と国の静岡労働局が連携をいたしまして、企業訪問、アドバイザー派遣による個別指導あるいは相談会と、こういうものを開催してなるべくワーク・ライフ・バランスをとっていただくというようなことを進めてございます。
 また、県民部におきましても、本年度から県内の事業所とか団体の協力を得まして男女共同参画社会づくり宣言を行っていただくというようなことで、この9月13日現在では67件、この宣言をいただいた事業所がございます。
 こういった取り組みを行いながら、少子化に向けたさまざまな施策を着実に進めていきたいなと思っております。
 来年の2月に行いますイベントはまさに一過性と言いましょうか、一度だけでございますので、それは一つ機運を醸成するというような機能を持つと思いますが、今後ともそういったイベントや県が実施しておりますパパママ応援団などもございますのでそういった事業も行いながら、市町の御協力をいただき、事業者、団体等の御理解をいただいて、進めていきたいということで、我々としてはやっていきたいと思っております。以上でございます。

○坂本企画監(交通政策担当)
 富士市のDMVの件でございますが、私ども、富士市につきましては、支援とかなんとかというよりも、パートナーとして、こちらも教えていただく、あるいはあちらの相談には応じていくというような形で、いろいろ情報もいただいておりますし、あるいは、あちらの人脈の人にこちらも情報をいただくというようなこともやっております。
 富士市のプランニングでは、まだ残念ながら本格的な運行までにはまだ四、五年はかかるというようなお話を伺っております。
 また、その時点、その時点で、いろいろと御相談いただければ、県としてもできる部分のことは支援をしていきたいなというふうに考えております。

○柴田企画監(地域政策担当)
 まず1点目の道路の陥没のことでございますけども、これは市道とか県道とかそういう公道ではなく、会場内の道路ということでありまして、残念なことではあるんですね。それで、私ども当日そういうことのないように努めたいということでございます。
 これは主催者側での話であり、その辺評価しにくい部分もありますけども、その辺ぜひ努力してほしいなという点でございます。

 それで、富士山静岡空港の開港のPRをしたかどうかということでございますけども、今回は本県の関係でこの観光関係も含め2つのブースがありました。
 1つは観光PRブースで、それは県の観光協会の方で出しておりますけども、観光地だけでなくて、富士山静岡空港も含めてそこの場でPRをいたしております。
 また、もう1点、富士山の関係ということで、本県と山梨県とNPOが協同で富士山の映像等の紹介をいたしまして、そういった点でのPRもやっているということでございます。
 そういった点でまた生かしていきたいと思います。
 あと経済効果でございますけども、事前に主催者の方と静岡大学で経済効果ということについては試算しておったりしまして、日本全国で135億円、本県が34億円なんてデータが出ています。
 ただ具体的に今回どのぐらいだったかというところまでの把握ができる段階じゃないものですから、ざっと地域の状況を申し上げますと、例えば、宿泊についてどのぐらい使ったかということですと、例えば県内の御殿場市、裾野市、小山町、三島市、沼津市といったところの宿泊施設は、満室であって相当混雑していたというようなことで使われていますし、静岡の主要な40施設でも約4分の3が満室の状態で、週末は空室がかなりあるようなビジネスホテルでも満室になっているということで、こういったところまで広がっているのかなと。
 それから、スタッフの方は多くが4泊5日という期間で宿泊していますけれども、半数の方は本県東部に宿泊しているというようなことでございます。
 なお、ツアーバスで来られた方々についての、観光地での経済波及効果については、ちょっと把握できておりませんけれども、そんな状況です。
 それから、飲食の関係ですと、本県の飲食の業者が13ブース出店していまして、あと御殿場駅前とか場外駐車場とかで31の物販、飲食ブースが出たというようなことでございます。
 また、そちらで働いている方へのスタッフ弁当というようなものも、御殿場市、裾野市、小山町の飲食業者で延べ2万8000食の弁当を仕出ししたというようなことで、そのようなデータがございます。
 これもまた改めて主催者側から聞く機会があれば確認していきたいというふうに思っております。
 
○土屋企画監(総合計画担当)
 午前中に9番委員から御請求がありました補助金関係の資料につきまして、配布させていただければと思います。よろしくお願いします。

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