• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:10/08/2021
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 一括質問方式で質問させていただきます。
 まず、文化観光委員会説明資料の8ページです。
 東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組についてでありますが、グランシップ広場で実証実験を行うとのことであります。これにつきましては経緯として、通学で東静岡駅を利用する学生を対象としたアンケートの集計結果や、これを基にした暫定的な活用法の具体的なアイデアが出されたと。それを基に実証実験をやるということで、キッチンカーだとか、オープンカフェだとか、自由に利用できる椅子やテーブルの設置だとか、いろんなことをやるようです。
 まず、そもそもアンケートというのは聞き方によってもいろんな答えが出てくると思うんですけれども、どんな聞き方をしたのか。先般の委員会でも聞きましたけれども、文化とスポーツの殿堂ということでかなりの構想を持って県が進めてきた事業でありますが、今主導しているのはこのアンケート結果なのか。どこが主導してやっているのか。構想が基になっているものはやりようがないものだから、アンケートを取ってこういうものが欲しいと言われたから取りあえずつくるのか、その辺の違いについて説明していただきたい。この実証実験をして、どういう建物を建てるのか。使い方も含めてどういうふうに進めていくのか説明を頂きたい。

 あと、南北一体となって文化とスポーツの殿堂ということでありますが、スポーツの姿がちょっと見えないので、その辺は説明できる範囲でいいですけれども、説明を頂きたいと思います。

 次に、説明資料14ページ、東京2020オリ・パラのレガシー創出に向けた取組ということで、新たなサイクルスポーツ推進可能性基礎調査費につきまして、私は本会議の一般質問で取り上げさせていただきましたが、静岡県の太平洋岸自転車道がナショナルサイクルルートに指定されまして、県全体としてサイクルスポーツの聖地を目指すために、そうしたルートの指定だとかいろんなものを含めてどのように活用していくのか伺いたいと思います。

また、ちょっと細かな話になりますが、ちょうど磐田市の辺りを通るナショナルサイクルルートが海岸に密着したところでありまして、砂が自転車道いっぱいに埋まって自転車が走れないことがあったりするので、この管理はどの程度の頻度で点検していただいているのか。交通基盤部の所管になるかもしれませんが、それについても説明を頂きたいと思います。

○大石企画政策課長
 私からは東静岡駅関係の質問についてお答えさせていただきます。
 まず、今回の実証実験と基本構想との整合性といった趣旨の御質問だと思いますけれども、そもそも東静岡駅南口県有地のうち県立中央図書館を先行整備した残りの土地を最終的にどう活用していくかにつきましては、令和元年度に白紙になった後いずれにせよ民間活力の導入は必要じゃないかということで、昨年度デベロッパーをはじめとした民間事業者に聴き取り調査を行ったところであります。その中で県有地について周辺人口が増えていることに興味を示される方は多いんですが、新型コロナ等の影響もありまして、投資には非常に大きなリスクを伴うということで、現時点では本格的な民間投資を期待することは難しい状況と認識しております。
 こうした中で、まずは民間事業者の関心というか投資意欲をより高めていくことが重要ではないかということで、本格的な建物をどうするかという前に暫定的な土地の活用を行っていくことで、この地域に滞留者を増やしてにぎわいや新たな交流をつくっていくことが必要じゃないかと考えているところであります。
 こうしたことから、にぎわいづくりの1つとして暫定的な活用をしていくに当たってどういったことをしていくのがいいか、県立大学と連携して学生に意見を聞く中で、学生が県立大学の小鹿キャンパスに通っている方のうち通学で東静岡駅を利用している方を対象にアンケートを行ったと聞いております。
 その中で南口県有地に必要な施設としてどういったものが欲しいですかとのアンケートを取ったところ、カフェや喫茶店が最も多かったということであります。その中にはファミリーレストランですとか、そういったものもありましたけれども、一番多かったということで今回はまずカフェを中心に実証実験として設置してみようと考えたところであります。

 それから、文化とスポーツの殿堂の南北の連携ですけれども、スポーツの部分は北口の静岡市の市有地を念頭に置いているわけですが、現在静岡市では北口市有地はアリーナの有力候補地の1つと位置づけていると聞いております。市有地の利用や整備の手法等どうしていくのかにつきましては、県と市で連絡調整会議を設けまして常に情報共有を行いながら見守っているところでありまして、そちらの進捗状況も県としても常に注視しているところであります。

○大石スポーツ政策課長
 ナショナルサイクルルートに今回指定されまして、今後いろいろな方々に県内を走っていただけると期待しております。ただ課題につきましては、自転車で走っていく人はただ通過するだけでなかなかお金を落としてくれないというところもありますので、県といたしましてはいかに周遊していただくかを今後考えていきたいと思います。
 その中で、ほかに富士山一周ルートとか、伊豆半島の伊豆いち、それから浜名湖のハマイチにもナショナルサイクルルートを通ってきた方々に周遊していただいて、静岡県に滞在していただいて、いろいろなことをやっていただく方向で関係団体と共に検討しているところであります。まずはただ通過するだけではなくて、うまく静岡県の中まで入ってきてもらう方策を考えていきたいと思っております。

 また、自転車道の砂の件に関しましては、交通基盤部所管でありまして、どのぐらいの点検の頻度かは持ち合わせていないものですから、お答えができないところであります。

○野崎委員
 まず、東静岡駅南口県有地の活用についてですけれども、構想との整合性の答弁の中で令和元年に白紙になったとあったかと思うんですが、先般の委員会の中では構想については生きているとの答弁だったと思うんです。私は結構以前から質問させていただいていまして、こんなでっかい構想を書いてこんなお金を使ってどうなんだという趣旨の質問をしてきたと思うんです。これは白紙になって、結局学生さんにどんなものが欲しいんですかと聞いて、それを基にものをつくり上げていくとするならば、当初からそういった方法で整備を進めればよかったんじゃないかなと思うんですが、その辺をもう少し整理して答弁を頂きたいと思います。

 サイクルスポーツについてですけれども、県の中に入っていただきたいというのをもう少し具体的に。そうすると市道だとかいろんなものもルートとして整備が必要になってくるのかなという感じもしますが、そうした場合にそれは県がやるのか市がやるのかも含めてもう少し具体的なイメージをお聞かせ頂ければと思います。

○大石企画政策課長
 説明が不足していて申し訳ございませんでした。白紙と申し上げたのは文化力の拠点施設の基本計画が白紙になったとの趣旨で先ほど答弁したわけですけれども、基本構想ついては、6月議会の委員会でも答弁させていただきましたが、現在もその考えは維持していると考えております。
 今回の実証実験につきましては、施設を整備するのではなくて一時的なにぎわいづくりを暫定的に行っていく上ではどういったものがいいかということで、学生のアンケート等を生かして行うものです。その後さらなる活用という段階では最終的には図書館を除いた場所に恒久的な施設を考えていかなければなりませんが、今回実証実験をやって、例えばカフェとかが大成功したからじゃあそのまま喫茶店をそこに造るということではありません。あくまでそこに最終的に施設を造るに当たって、まずは東静岡駅周辺ににぎわいをつくっていく中で今回カフェやイベント等を行っていくということで御理解頂ければと思います。

○大石スポーツ政策課長
 県の中に入ってくる具体的なイメージですけれども2つありまして、今「SHIZUOKA CYCLING」というウェブサイトを立ち上げているんですが、その中にいろいろなコースを載せております。ただそれが全てナショナルサイクルルートとつながっているわけではないものですから、そこへの誘導コースなどを明示していくといった方法。もう1つは今各地に地域実践団体を置いているんですけれども、そこではローカルガイドを養成してもらっています。そのローカルガイドたちがうまくナショナルサイクルルートとつなげていっていただける活動を進めていくことで、うまく周遊していただくようにしたいと思います。
 また、地域実践団体におきましても、例えば遠州地方でいきますと掛川市役所を出発してゆるゆる遠州ガイドライドというものもあります。こちらのコースには既に太平洋岸自転車道も一部回ってくるコースもありますので、そういった方々とも協力しながらコースづくりとか周遊に向けた動きをやっていきたいと思っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp