本会議会議録


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令和元年12月子ども健全育成推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 ありがとうございました。
 私も地域で子ども食堂や居場所づくりということで、地域の皆様が大分活躍をし始めたということを実感しております。先ほど、死亡事例がゼロ―3歳で大変多いという中で、先ほど8番委員からの話もありましたが、新生児の家庭訪問みたいなシステムであったりもするんですが、行政にばかり頼らずに、そういう部分に地域の皆さんが携われるようなことはできるのかどうか、そういう事例があるのかどうかを教えていただければと思います。

○村瀬修氏
 地域の皆さんや一般の方からは始まらないと思いますけれども、民生児童委員などは、やっぱり実際に生活を見ているので、そういう人を中心にいろんな動きがあります。浜松市ですけれども、個人で、市内で企業とか、商店とか、そういうところで、寄附金を募って広く展開されてる方もいます。法人じゃなくて個人の方でそれをやりたい、やってあげたいという人は結構います。
 専門家でなきゃできないっていうことではないと思うんですよね。何というか、心から湧き上がってくるような、そういう思いでもって始められる方がほとんどだと思います。実は研究活動で、そういう人たちに私どもが今、訪問したり、いろいろアンケートをとったりして調査してるんですけど、一様に町なかで子供に声をかけられるのがうれしいと言います。子ども食堂をやってるから道を歩いてて声をかけられる、すごくうれしいと言います。地域にそういう人がいて、地域のおばさん、おばあさん、おじさん、おじいさんがやってくれてるという、そういうふうなのが一番子供にとっては自然な状態だと思いますね。
 訪問だとか、調査に行くと、そんな専門家じゃありませんから、やはり虐待を受けた子供、あるいは貧困状態にある子供は発達に課題を抱えているわけですけれども、そういう子供が子ども食堂なんかに来てるわけで、そこで集団になればさまざまな逸脱行動が起きます。それを私どもが一生懸命支援しているんですけど、そこから例えば、この子は我々だけじゃだめだよって言って市の家庭児童相談室や児童相談所との連携を強めてもらうとか、これからやらなければいけないことがいっぱいあります。そういうところに専門的な支援を入れることも私たちはやってると思ってます。そういうことをやりながら、とにかく新たに始めたところが既存のシステムとうまくつながるようにどうしたらいいか。ボランタリーな気持ちがついえないのは、やっぱりそういう成功体験が。ボランタリーでやってる人は成功体験が余りないですからね。自分の満足感はあるかもしれないけれども、もっと成功体験を積んで連携をやってもらう、そこで元気に、エンパワーメントすることが、私どもは必要だと思うってやっています。私たちがやり始めてももちろんいいんだけれども、自分の位置を考えると、やっぱりやってる人を支援する、行政で既存のそういう支援の機関があるので、そこに支援してもらうという仕組みを展開していくのがいいなって私は思ってます。

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