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委員会会議録

質問文書

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平成24年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:10/03/2012
会派名:自民改革会議

    ○天野(進)委員
     私は、質問というよりも、今、皆さんのいろんな質問を聞かせていただきながら、自分自身が思ったことについて、まずストレートに申し上げたいと思います。
     県省友好提携30周年記念、30年前当時の式典は本会議場で私たち議員は勢ぞろいし、日中両国の国旗が掲げられ、そこで中国代表の方が挨拶をされたわけです。今、私の脳裏に、本当に薄くなりましたけれども、その姿が残っている。残念ながら、今、それを記憶している議員はほとんどいないだろうと思っておりますけれども、それほどの長い歳月、30年間という歴史の中で、私は一言で言うなら、中国は余りにも変わり過ぎた。そして、それは単に社会が、経済が進歩したのではなくて、人間が、残念ながら私たちが当時思っていた姿から大きく変節していったと思わざるを得ないところであります。もしかしたら、あのころ始まった一人っ子政策、そうしたことが、現在の中国をつくってしまったのかもわかりませんけれども、いずれにせよ、私は最近の中国を見たときに大変に残念に思うところであります。一体、この30年の歴史は何だったんだろうか。
     あのころ、大阪空港へおりて、静岡県庁に電話がありました。そして、「今私たちは浙江省から来ました」、それだけです。それからの切符は持っちゃいないんです。ですから、汽車に乗って静岡へ来る、泊まるホテル、全部県が面倒を見た。それぐらいの対浙江省のおつき合いでした。
     そういう中で、今はそんなことはなくなりました。それは、向こうははるかに経済が大きくなったからでありましょう。しかし、心は何か失われてきた感がしないわけではない。私たち旅行者が中国に行ってだまされたとか、そういうような非難めいた話を聞くことがしばしばあります。それが現実の姿ではないでしょうか。
     だから、先ほど9番委員が、反日運動という言葉に対してクレームをつけましたけれども、私ははっきり言って反日運動だったと思っております。それ以外の何物でもないんじゃないですか。何をもって、あそこまで日本の企業に対して厳しい姿勢で暴動、デモ、そんなものが展開されなければならないのか。そして、翌日にはそれがぴったりおさまる。中国社会というのは、日本じゃあり得ないところです。それは、政府が、上が指導しているとしか考えられないことでありますけれども、そういうことを考えてみたときに、私はこの30年の間に中国は大きく変節していったと思わざるを得ないところであります。
     周恩来が日本と友好を決めたときに何と言ったか、「小異を残して大同に立つ」。御記憶の方もいらっしゃるでしょう。日本には「小異を捨てて大同に立つ」という言葉がありました。それを周恩来は「小異を残して大同に立つ」、そして新聞はまさにそのとおりだということで、翌日、周恩来の言葉を評価いたしております。でも、小異を残して、問題はこれから折に触れて出てくる可能性があることを示しているわけであります。
     さらに、同様の言葉で「井戸を掘った人を忘れるな」という言葉があります。残念ながら井戸を掘った人は竹山祐太郎であり、山本敬三郎です。今の知事ではありません。これが中国の発想のずるさです。しばしば、そんなことを私たちは見るわけでありますけども、そういうことを考えてみたときに、もっと我々は中国に対して日本人の意識だけで政治をやっては、大きな誤りを、県民にマイナスを与える可能性があるということを、あえて申し上げておきたいと思います。

     つい先ほど、8番委員から人口問題が出されておりました。静岡県の人口がこれからどうなるか。ところで、8番委員、あなたも静岡市民なんですけれども、今から5年前に静岡市は静岡大学と静岡商工会議所、2つの団体に共同で2050年の静岡市の人口を推定していただきました。その答え、35万人を切るんです。今は72万人です。それが35万人を切る。そして、その減っていく数値は、まさにそのとおりの流れをしているところであります。今後、大幅なスピードで人口は減少していくということが考えられるし、それに対抗する手段が行政にあるかといったら、ない。はっきり言って、ありません。
     それは、同時に静岡県にも私は言えると思うんです。私が先ほど言ったカジノについて言っているのは、ここに新しい観光産業を、大きな観光産業を引っ張り出すため、それはカジノという方程式を持ってきたら極めて楽だと。実は、アメリカのラスベガス、その他のカジノをやっている都市は全部大きくなっていったんじゃありませんか。私は、昭和44年、はるか昔ですけれども、ラスベガスへ訪ねたときに、人口35万人、私たち静岡市と当時は同じでした。今は、それが350万人までいっているんじゃありませんか。大都市になっているんじゃありませんか。そして、カジノというまちではなくて、別の新しい顔をしたまちになっている。
     シンガポールがなぜカジノをやったか。観光客がどう考えても1000万人を超えることはない。リー・クアンユー首相がこれでは仕方ないと、そういろいろ考えたら、この国には遊びがない、みんなに楽しんでもらおうということで、数年前にカジノをオーケーしたわけであります。そして今、1500万人を迎えようとしているんです。途端に500万人の数をふやしている。マカオはラスベガスの数倍になりました。
     このまちが、もし勇気を持ってやろうとするなら、私はカジノは最後のスプリングボードだと思っております。

     もう1点、内陸フロンティアのことについて申し上げます。
     実は、今度の本会議の中で、私は一般質問で登呂遺跡がなぜあるんですかと申しました。あそこに丸太の船、あるいは当時農民が履いていたげた、その他の木製品、さまざまなものが発掘されております。津波があったら、なくなったでしょう。誰が考えてもなくなったと思います。だから、津波はなかったという前提の中で、一昨日、私は危機管理部へ行ってまいりました。そこにある資料には、静岡海岸の津波はありません。ないんです。今、津波の問題を出しているのは、ひょうきんな学者が訴えたこと、それを新聞が書いただけです。危機管理部のあの資料を見ていただけたらわかると思う。津波はなかった。鈴木委員も駅南の方であります。そうしたらもう少し安心して生活ができるわけです。今、海岸近くのアパートはどんどん住民が減っているんじゃありませんか。そういうことを考えたときに、私はいたずらな学者の数値をそのまま、それをもとに物事を考えたら、大きな過ちがくると思います。
     以上3点を感じましたので、私の意見として申し上げさせてもらいました。以上です。

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