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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式でよろしくお願いいたします。
 最初に、主要事業参考資料12ページと当日追加配付資料について、先ほど5番委員からも質問がありましたが、いよいよ3月8日から「今こそ!しずおか!!元気旅!!!」が再開し、本当に県内飲食店をはじめ観光業界にとって希望の光になると思っております。
 私もこれを応援したい気持ちでいっぱいなんですが、そうは言っても感染防止対策の徹底や少人数での旅行など様々な制約がある中で、平日の旅行を推進することは今後の旅行の在り方にとってもすごく大事だと思います。これに関して何か県民や県内企業に対してのアピールやPR、広報などの考えがあるのかどうかお聞かせください。

○佐野観光振興課長
 3月8日からの県民の方を対象にした県内観光促進事業につきましては、大前提として利用される方と受け入れる施設の双方が感染症対策を徹底する必要があると思っています。少人数での御利用や6番委員からお話がありました平日利用を推奨しており、基本的に県のホームページや観光協会のホームページ、それから実際に宿泊割引を行う店舗に対して感染症対策の文書を県が出しまして、対策の徹底をお願いしております。また店舗で予約するときにも店舗の方が感染症対策の徹底や平日の利用をお願いしております。実際には周知にとどまってしまうかもしれませんが、機会があるごとに平日の利用を呼びかける形にしていきたいと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 仕事を退職された年配の方々は平日を利用されると思うんですけれども、仕事をされている方々、皆様も含めて平日は休みづらい部分があると思います。そこを何とかうまくそういう空気に持っていっていただけると、今後このようなことがあったときに観光業界のもともとの体力というか、今後の在り方にもつながると思います。
 今はまだ飲食店がなかなか浮上してこられない関係があって、飲食店に食材を卸す農家さんや漁業関係に物が余っている状況ですので、例えば経済産業部と連携を取り平日のお客さんには食事に1品これがつきますとか、何かそういった工夫もあればいいかなと個人的に思っております。

 続きまして、参考資料13ページの国内誘客関連事業費の中で来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を活用した誘客促進事業費500万円を今回計上していますが、どういった取組を行うのかお願いします。

○佐野観光振興課長
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を活用した誘客促進事業費として計上している500万円につきましては、昨年11月に設立された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地伊豆・富士山周遊促進連絡協議会が行う誘客や周遊促進事業に対する負担金であり、全体事業費を1500万円程度と考え、そのうちの3分の1を県が負担するものです。
 伊豆・富士地域への誘客や周遊促進を行うことが一番の目的でございまして、広域周遊マップやホームページの制作、それから観光情報発信拠点の設置のほか、旅行商品の開発や営業、神奈川県との連携を行うこととしており、具体的な事業内容については今後開催される協議会で決定することになっております。
 県といたしましては、この事業以外にも県の大型観光キャンペーン推進協議会が実施する様々な事業や観光商談会、プロモーション等において「鎌倉殿の13人」をテーマとした情報発信を行うほか、東京や大阪に配置しておりますツーリズムコーディネーターによる旅行会社の営業等によりまして、協議会の取組を支援して誘客や周遊を支援していきたいと考えています。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 昨年の夏に委員会で願成就院を視察させてもらい、そこも「鎌倉殿の13人」ゆかりの地でしたが、結構交通アクセスがよくないなと感じました。きっとそういうことも考えて取り組まれると思うんですけれども、その辺についていかがでしょうか。

○佐野観光振興課長
 例えば大型バスが通れるのかなどの交通アクセスにつきましては、伊豆の国市の協議会でも議論しております。その協議会には旅行会社の方が参画しており、そういった方の御意見なども聞きながら、または交通事業者の方の意見を聞きながら、交通アクセス対策も含めてしっかり検討していきたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 大河ドラマの効果は非常に高くて天浜線が直虎で潤った時期もあります。ちょっと前まで「麒麟がくる」が物すごい人気があって、今は「青天を衝け」をやっていてこれも多分人気が出ると思います。私見かもしれないですが、大体の大河ドラマは近代史より戦国時代とか過去のほうが人気が出るので、多分「麒麟がくる」で上がって、「青天を衝け」でちょっと落ちて、「鎌倉殿の13人」でまた上がると勝手に思っています。大河が終わるとともに人がすっといなくなるとちょっと寂しいので、このドラマを利用して伊豆地域全体の魅力を発信していただければと思います。よろしくお願いいたします。

 次に、主要事業参考資料15ページのワーケーションについて、先ほど川口観光政策課長から様々な取組を説明頂きましたが、御存じのとおり最近移住先ランキングで静岡県が1位と出まして、令和3年度からワーケーションに力を入れるチャンスだと思います。当然他県も東京一極集中を打破するため人を呼び込もうと必死だとは思いますが、他県に負けない静岡県独自のワーケーションの取組を考えているのかどうか、もし何かあれば詳しくお願いいたします。

○川口観光政策課長
 ワーケーションは全国各地で取組が進められており、静岡県ではさきの委員会でお認め頂きました観光地ワーケーション推進事業により、アンケート調査や今月末から予定している県内4地域の9市町、300パック程度のモニター事業の実施を考えております。現在アンケート調査は完了しており、その中で県内ワーケーションのタイプといたしましては、有給を活用して観光地でテレワークを行う休暇型、企業が福利厚生制度などで宿泊施設をある程度決めてそこで業務を行ってもらう業務型、出張先で余暇を楽しんでもらう出張滞在型の大きく3パターンが考えられるという結果を現在取りまとめております。静岡県は魅力がたくさんあるので、ある程度絞り込みをしながら進めていかなければいけないとは思いますが、個人事業主と企業のアプローチの仕方についてよくよく作戦を立てながら進めていかないといけないことがアンケート調査結果から分かってまいりました。
 したがって、企業ニーズにお応えするために今回の補助制度を用意しましたが、ほかにも本県全体がワーケーションの適地であることからワンストップ窓口を用意したり、情報発信をしたりするためそれぞれ1000万円ずつ、合わせて2000万円を計上いたしました。このような発信や市町の取組支援をすることでワーケーションを推進してまいりたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 ワーケーションはあくまでも仕事をバケーションとともにすることかもしれませんけれども、結果的にはそれが移住につながるという大事な役割があると思いますので、ぜひ推進をよろしくお願いいたします。

 次に、参考資料19ページの公立大学支援関連事業費について、静岡県立公立大学法人や公立大学法人静岡文化芸術大学に対して令和3年度に県は67億4600万円を投入しますが、昨今の全国の大学を見るといろんなハラスメント――アカデミックハラスメントやセクシャルハラスメント、パワーハラスメント――が大学内で起こっていると耳にします。
県はこれだけ巨額のお金を投入していますが、そのような問題に対する県の権限というか関わりを教えていただければと思います。

○手老大学課長
 大学でハラスメントが生じた場合は、ハラスメント防止対策委員会において事例を審査の上でハラスメント認定を行うこととしておりまして、その認定を受けて学長が教員人事委員会に諮って処分を決定することになっております。
 学内において各種ハラスメント認定及びそれに基づく処分がなされた場合、その内容が翌年の業務実績として報告されますことから、設置者である県といたしましては翌年度の業務実績評価において、それらの報告も含めて厳格に審査を行い最終的な評価に反映させることとなっております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 報告を受けて翌年度に審査の対象にするとのことですが、やはりそういったことが起きたときに大学の中にも自治機関があり、審査機関が機能していると思います。これは結構閉ざされた世界だと感じますので、これだけお金を払っている県としては途中経過をしっかりと見ていただきたいと要望させていただきます。

 続いて、参考資料21ページの私立高等学校等授業料減免関連事業費について、先ほど5番委員が触れていましたがちょっと分かりづらい部分があるのでお聞きします。
 例えば静岡県内に在住の高校生が他県の高校に通っている場合、もしくは通いではなくて他県で下宿していたり寮に入っている場合は、国の制度は受けられますが、県独自の上乗せ制度は受けられるのでしょうか。また逆に他県から静岡県に通いで来る場合や静岡県に住みながらサッカー留学などをしている場合は、静岡県の上乗せ制度の適用がされるのか説明していただければと思います。

○大石私学振興課長
 まず、6番委員からもお話がありました国の就学支援金制度については、原資は国ですが高校の所在地の都道府県に支援金が支払われる形になっております。このため住所地は県内外問わず、県内の高校に通う方が対象になっております。これに上乗せする形で授業料減免制度を設けている関係で、この県単独の授業料減免制度につきましても県内の高校に通うお子様の保護者が対象になり、県内に在住しながら他県の高校に通う場合は本県単独の授業料減免制度の対象外になります。逆に他県に住んでいて本県の高校に通う方は対象になります。

○牧野委員
 他県に住んでいて静岡県に通っている方は通学でも寮等でも対象になるという理解でよろしいですね。あまり突っ込まないですが、静岡県に住んでいて東京都や神奈川県、愛知県の私立高校に通っている親御さんから、静岡県の上乗せ分の減免制度が受けられないし、通い先の地域でも減免制度を受けられず、そのはざまで結局支援を受けられない子供がいることは、静岡県だけではどうにもならないのでしょうが、今後の問題提起としてここはひとつ質問させていただきます。

○大石私学振興課長
 6番委員御指摘のとおり、県単独での授業料減免制度のため県によって減免制度が異なる、あるいは全くない都道府県もありますから、県をまたいで通うお子様を持つ保護者の方についてはそういった差異が生じていることを県としても認識しております。
 本議会におきまして、私学助成の充実強化を求める意見書案が提出されておりますが、国の責任において就学支援金と奨学給付金制度の拡充強化を図ることを国に対して求める動きがありますので、議会の動きとも連動しながら県としても国の責任において私立学校に通う方々の保護者の就学支援について充実強化が図られるよう、今後も国に働きかけてまいりたいと考えております。

○牧野委員
 そのように問題意識を持っていただいているだけでも本当にありがたいです。ぜひよろしくお願いいたします。

 次に、参考資料22ページの私立学校サポートスタッフ配置事業費助成について、事業費の2500万円は1校当たり100万円まで出るとありますが、単純に割ると25校分になります。助成対象が私立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校となると県内にたくさんありますが、これは申請方式や手挙げ方式なのでしょうか。

 また、一番下の私立学校安全教育推進事業費助成のうち対象事業の中に交通安全指導員があるんですけれど、どういった方を指すのかお伺いします。

○大石私学振興課長
 初めに、私立学校学習指導員配置等事業費助成の予算積算の考え方につきまして、対象となる小中高、特別支援学校は78校あります。今回の予算編成に当たりこの事業を実施したい、もしくは実施を検討したいと申し出た学校が25校ありましたので補助制度の限度額である100万円掛ける25校として予算を積算しております。実際の実施に当たっては改めて希望を取り、本予算の中で執行していきたいと考えております。

 次に交通安全指導員について、本事業は一昨年滋賀県で歩道上を散歩されていた園児の方々がお亡くなりになるという痛ましい事故を受けて国が予算措置し、県が制度化したものです。
 そういった幼稚園児や小学生などの小さなお子様たちの交通安全指導をしていただく交通安全指導員の方を想定しており、本県は自転車で通学している高校生が多いため自転車の交通指導も想定しております。

○牧野委員
 ありがとうございます。この25校分については25校の申請があったということで、特にどの学校かは決まっているわけではないということですね。

 あと、交通安全指導員は公立学校だとボランティアなどが毎日やっているんですが、この事業の交通安全指導員はそういう毎日やる位置づけではないということですか。

○大石私学振興課長
 配置の頻度などについては、学校が任意に選択できるように考えております。警備員のように毎日配置すると年間でこの額に収まりませんので金額内に収まるように、今年度の実績で見ますと交通安全教室を行うときだけ来ていただいて、この額より少額で活用している場合もございます。各学校の判断で本事業の補助対象範囲内で行っていただくように県から補助をしております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 では最後に県有施設の日本平夢テラスについてお伺いします。
 昨年、日本平夢テラスを訪れる方のうち足の悪い方などを対象として駐車場から電動カートに乗る実証実験を行い、それを実際に運用していく話を聞きましたが、運用時期や台数などが分かれば教えていただきたいです。

 また、日本平夢テラスの話題が今定例会で出まして、いろいろ賛否がありますがあれだけすばらしい建物から富士山を眺められることを考えると、観光施設としてもう少し周辺設備が必要かと思います。例えば日本平夢テラスへ行ったらすごくきれいで、じゃあ食事をしようとなったときに飲食施設が脆弱かなと感じますが、その辺についてお伺いします。

○川口観光政策課長
 まず、電動カートの運行につきましては、昨年度は無料で短期間の運行実験を行い、今年度は100円の寄附金を頂いて運行いたしまして、アンケート調査でもおおむね一定の評価を得られました。地元の調整等も必要になりますので具体的な時期は申し上げられませんが、現手法を基に来年度内に通年で運行していきたいと考えております。

 日本平夢テラス周辺のにぎわい、具体的には食事処をとのお話につきまして、現在売店は県有地内で営業していることから行政財産使用許可により運営しております。したがって個々の営業に踏み込んで何か言える立場ではないことを御理解頂きたいと思います。
 一方で、6番委員からお話がございましたとおり地域の魅力を高めていくためには夢テラスだけではなく周辺地域が一体となって盛り上げていく必要があります。実際に顔を合わせて意見交換を行う日本平観光施設運営協議会という場もありますので、そういった声があることについては施設側と共有してまいりたいと考えております。

○河原崎委員長
 それでは、ここで換気のための休憩を取ります。

( 休 憩 )

○河原崎委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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