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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○野田委員
 一問一答方式で、1問だけ質問させていただきます。同じ質問で大変恐縮でありますが、ニホンジカ対策についてでございます。私は伊豆に特化した質問をさせていただきます。
 危機管理くらし環境委員会説明資料20ページ(1)の数字は前回の当委員会でも指摘させていただきました。目標に対して、かなり捕獲しているにもかかわらず生息数がふえております。次期総合戦略素案の102ページを見ましても、2021年の目標は富士を合わせて約1万頭、伊豆地区だと適正生息数が5,000頭であります。
 まず、この数字についてどう評価されているのかお伺いします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 計画の目標数字は、第二種特定鳥獣管理計画の目標数字でもあります。伊豆地域で5,000頭まで下げていくことにつきましては、確かに伊豆地域で捕獲実績は上がっているものの、推定生息頭数がなかなか減らない現状があります。5,000頭に向けては非常に厳しい状況で、一層の努力が必要だと考えております。
 しかし現在、これまで捕獲を進めてきたことによって増加をしっかり抑えられている現状でありますので、引き続き特定鳥獣計画に基づき捕獲を進めていきたいと考えております。

○野田委員
 かなり難しい数字になっているのが事実であります。責めるつもりはございませんが、結果は結果であります。この結果が何をあらわしているかというと、現在の猟友会を中心とした捕獲とわなだけでは限界だということだと思います。それがこの数字にはっきり出ております。
 先ほどの9番委員の質問に対して、県としても副知事を中心に部局横断で新しいチームをつくって対策していくお話もございました。ここでぜひ新しい手法とか警察ともっと連携をとって、簡単なことではないのは重々承知しておりますが銃規制の緩和や禁猟区などの見直し、例えば期間限定でも構いませんので別荘地、ゴルフ場などでの狩猟や捕獲ができるといった対策をとっていかないと鹿は減らないと思っております。
 新しい手法や規制緩和など、県として検討されているのかお伺いします。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 新しい手法について、管理、捕獲での個体数の管理におきましては、御指摘のとおりしっかり捕獲を進めていくことになるわけですけれど、捕獲を進めるに当たって1つには効率的にとっていく必要があると認識しております。そういう事業の中で取り込めるような人工餌場、要するに誘引技術を使って人のいるほうに鹿をおびき出しての捕獲やそこで捕獲している皆さんの事務手続を軽減できるスマートフォンを使ったアプリなども民間で今開発されているので、そういったものを現場に導入できないかなどの検証を進めております。
 あるいは、鹿の個体数管理においては子供を産む雌鹿を効果的にとっていくことが1つ大事なテーマだと考えております。そうした中で、雌を選択的にある程度捕獲できる首にかけるくくりわなや夜間ライトによってわなをかける場所を事前に調査するやり方でしっかり雌鹿が集まっていることを確認しつつわなをかけるなど、取り入れられる新しい技術につきましては積極的に導入しながら効果を検証し、効果があれば普及していくよう取り組んでいきたいと考えております。

○野田委員
 ありがとうございます。
 最後に、私はその程度だと手ぬるいと思っています。例えば銃規制の緩和や餌場に集めた餌に薬物を混入して――なかなか簡単なことではないんだけれども――そこで毒殺や捕獲、避妊の効果が出るといった研究や特区の指定など一つ先を行った新しい手法をぜひ検討していただきたいと要望して質問を終わりします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp