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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:10/01/2010
会派名:平成21


○中田委員
 おはようございます。
 4点お伺いしたいと思います。
 まず1点は、今御説明の中でもございましたが、いろんな犯罪があるわけですけれども、特にわいせつの容疑で事件に遭うと。私の住んでいる伊東でも、実はそういう事件がありまして、被疑者の40歳の方が逮捕されてということで、非常にこのわいせつ事件というのが身近なところで起きたんだなということで、結構市民に与えた影響も大きかったです。
 それで、報道等にもありますし、また今の御説明の中でもありますが、事件を検挙するに当たりまして、特捜イージスもしくは特捜イーグルというような機関の皆さんが、この検挙には大きな貢献をされたというふうに報道等でも見ているわけですし、今の御説明の中でもそういうことが述べられてましたけども、具体的にこういう方たちの役割というものがまずどういうものなのか、どういうふうに貢献されたのかということを教えていただきたいのと、あと県下全体において、この強制わいせつ事件というのが近年例えば、増加傾向にあるものなのか、そしてまた、検挙の状況はどうなのか、そういったことについて、お伺いしたいと思います。

 2点目は、不法投棄の問題ですが、富士山ろくの不法投棄の事件も含めて、今、県内、やはり後を絶たないで発生しているというふうに、私自身は承知しておりますが、つい最近も、伊豆市内の山の中に大量の不法投棄がされて、造園業者の方が逮捕されたというふうに報道等で知っているわけでございますけども、一般論としまして、捨てられている状況を見て、不法投棄があったということが確認されるわけですけども、警察というのはそれに関しては、それを通報を受けて知るのか、パトロール等で知るのか、いろいろケースはあると思うんですけども、どういう部分が一般的なんでしょうか。
 また、この不法投棄の事件に関しても、先ほど同様、県内の状況というものを教えていただければと思います。

 3点目は、来月11月に神奈川県でAPECが開催されるということで、近隣の都道府県からも恐らく警備や警護、いろんな形で応援態勢が組まれるんだろうなというふうに思っているわけですが、APECの開催期間の前後を含めて、例えば静岡県の県警のほうからは、何人ぐらい行かれるのか、それはぜひ頑張っていただきたいと思うんですが、期間的にどのぐらい警備の応援が必要になると見込まれるのか、その辺をちょっとお伺いできればなと思います。

 それと最後に、裾野警察署の新設ということで、県警のほうが取り組まれていらっしゃるということで、本当に敬意を表すわけですけども、設計から建設まで、着実に進んでいるとは思いますけども、その進行状況と、例えば進んでいく中で何か課題とか、こういうとこで少し問題があるとか、何かそういうことがございましたら、あわせてお伺いできればと思います。以上です。

○山路生活安全部参事官兼刑事部参事官
 特捜イージス、特捜イーグルの具体的な役割についてですが、特捜イーグルは主としまして、県内で発生します空き巣、ひったくり、強制わいせつなどの街頭犯罪、これを検挙するために従事しております。
 また、特捜イージスは県内で発生します子供・女性に対する声かけ、つきまとい等の性犯罪を検挙するために活動しているというふうな状況でございます。
 それから、強制わいせつ事件等の発生状況でありますけど、本年8月末現在の強制わいせつ事件の発生は122件で、前年に比べ26件減少しております。検挙件数は57件、検挙人員は26人、検挙率は46.7%で、昨年に比べ0.8ポイント増加しているという状況になります。以上です。

○ア田生活安全部長
 廃棄物の不法投棄の関係でございます。
 不法投棄された事件で、警察が知ることになるのはどういう場合かという御質問ですが、大きく分けて3点ほどあろうかと思います。1つは、通行人の方あるいは地主の方が目撃して、警察へ通報をいただく場合、2つ目は、警察独自にあるいは行政と連携して山間地域等へのパトロールをしておりまして、そこで発見する場合、3点目は、行政機関から通報や情報提供いただいた場合等がございます。
 最近の産業廃棄物の不法投棄の現状でございますけれども、本年に入りまして、8月までに県内で10件、10人を検挙しております。最近の犯行手口を見てみますと、道路から見えない場所に穴を掘って行う埋め立て投棄というもの、あるいはそのまま火をつけて空き地で燃やしてしまう野焼き、こういった計画性の認められる事案が目立っております。以上でございます。

○郡警備部長
 APEC開催に伴う警備は大規模な警備となりますので、本県からも相当数の派遣が予定されております。人員、期間につきましては、警戒警備上、支障があるため、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。御理解よろしくお願いします。

○大島警務部参事官兼警務課長
 裾野警察署の新設の推進状況についてでございますけれども、本年、平成22年度に設計作業でございまして、平成23年、平成24年度中に建設工事の予定で、平成25年の業務開始を目指しております。
 問題でございますけれども、体制がまだ詳細には決まっておりませんが、今後の関係では、新東名の開通、来春の袋井警察署の新設等と絡みまして、その体制確保をどうするかということを現在検討しているところでございます。問題といいますのはその程度でございます。以上でございます。

○中田委員
 まず、特捜イージスと特捜イーグルのそれぞれの役割というか、それはわかったんですが、例えば県警の中にどういう人員体制で組織をされているんでしょうか。また例えば伊東市の事件で考えた場合に、これは特捜イージスなんですかね。両方が絡んだんですか、ちょっとわからないんですけども、どういう役割をこの検挙に至る中で担ったのか。伊東署のほうとの連携、当然あったと思うんですが、この特捜イージス組織と特捜イーグル組織がどういうふうにかみ合って、検挙につながっているのかということを、人員の体制も含めてお教えいただきたいなと思います。

 それと、APECの関係ですけども、期間とか人員がいろいろ警備上、いろんな情報の関係でというのは、それは理解いたしますけども、心配してますのは、長期間にわたって、ある意味で大人数の出動が要請されて、それに対応した場合に、当然県内が手薄になるわけじゃないですか。そういったことの配置は当然考えられると思うんですけども、そのあたり、よそのとこへ応援に行ってて、こっちが手薄になってそこで事件がいっぱい起きて、その対応が後手に回るということになると、これまた困った話になりますから、その辺についてですね、どういうふうな見通し、またお考えを持っていらっしゃってるのかということを、これは重ねてお伺いしておきたいなと思います。以上、2点お願いします。

○山路生活安全部参事官兼刑事部参事官
 特捜イーグルと特捜イージスの体制でございますけど、それぞれ隊長以下30人ずつでございます。
 それから、委員が言われました伊東市内における強制わいせつの関係の役割、イージス、イーグルの役割でございますけど、この事件は連続発生していたものでございますから、所轄からの応援要請等がありまして、イージス、イーグルを投入しまして、先にどういう犯行実態かというのをまず精査分析すると。それによって犯人を浮かび上がらせまして、要所要所で伊東署、それからイージス、イーグルが連携して検挙体制をとったというような状況でございます。ですから、イージスとイーグル、それから伊東署が一体となって、活動したというような事案でございます。以上でございます。

○安村警察本部長
 APECに関する警備について御説明申し上げます。
 確かに、手のうちということですから、具体的な数字は全国的に余りつまびらかにしないという情勢がありますけれども、本件はお隣の県で開催されるということもありまして、我が事のようにとらえなければいけないという情勢がありまして、非常に厳しく認識しております。応援派遣につきましても、具体的な数字は明らかにしませんけれども、数百人単位で順次派遣するということになっております。その内訳は、御案内のように管区機動隊といいまして、署のほうで集めた機動隊の部隊、それから県の県警の警備部の機動隊、それから方面機動隊と申しまして、これも東部、中部、西部の警察署から精鋭を集めて臨時に構成する機動隊の補助部隊ですけども、そういう部隊、あわせて応援に順次派遣をいたします。それにあわせて、これも委員から御指摘がありましたけれども、警護のための部隊、それから情報収集の部隊、そのほかということで、都合そのようなものを一遍にやりませんけれども、順次派遣することにしております。
 ですから、相当、厚い体制を全国的にとりますので、本県も隣県としての応分の役割を果たすということになります。
 そうなると、当然のことですけれども、県内の治安が手薄になる恐れがあるということで、それにつきましては、今申し上げた部隊も全員が行くわけではありませんので、県の機動隊の残留部隊、それから方面機動隊の残留部隊が有事即応体制をとれるように、勤務割なんかの変更をしながら、体制をとるということで、大規模災害突発事案、そういうものに対しては遺漏のないように体制をとって、常にそのための備えをすると。当然のことですけれども、浜岡原発そのほかライフラインの重要な施設についての警戒警備もゆるがせにできませんので、そういうものについては、恒常的にしかもその期間中はなおより細心の注意を払って、警戒警備をするということで、県警を挙げての臨戦態勢といっても過言ではない、そういう態勢をとりながら、あらゆる方面にアンテナを張ってまいると。そういうようなことを考えております。

○村松総務部参事官兼会計課長
 仮称裾野警察署の新設問題の問題点についての追加の説明をさせていただきます。
 仮称裾野警察署につきましては、建設予定地を平成22年3月に取得しております。今年度中に建設に向けました建築設計、地質調査、造成設計を行う予定で、現在、計画どおりに進んでおります。
 ただ、この予定地につきましては、埋蔵文化物があるのではないかとの指摘がございます。そのため、今後、設計ができた段階で、建物の配置場所につきまして、裾野市教育委員会が試掘調査を行う予定でございます。試掘調査の結果によりましては、建設工事の日程、工程に影響が出ることも考えられておりますが、計画どおりに開署できますよう、努力してまいる所存であります。以上です。

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