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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 平成25年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の8ページでございます。
 ふじのくに食の都づくりの推進の中で、食の都づくりをどのように進めているかということをお伺いします。
 最初に、aのふじのくに食文化の創造に貢献する人材の表彰という項目がございます。どんな目的でこの事業を行っているか、そして、どのような進め方なのか。募集をするところから始まるのかもしれませんが、表彰までの流れを説明していただきたいと思います。

○黒柳マーケティング推進課長
 食文化の創造に貢献する人材の表彰について、ふじのくに食の都づくり仕事人を表彰してございます。仕事人は県内にたくさんある多彩な食材を使っていただいて、それをおいしく楽しく使っていただけるといったことをやっていただいております。
 また、それを家庭の中でも使えるように、皆さんにも食育などを通じて伝えていただきたいということで、内容的にはそれぞれの料理人がお客様に対して店舗で料理を提供してその経験が5年以上ある方であるとか、それから食文化の創造を通じて農林水産業の振興、発展に寄与されて功績のすぐれている方、県産食材を利用していらっしゃる方を表彰してございます。
 表彰の仕方でございますが、自薦、他薦を問わずやっておりますけれども、平成25年度につきましては、県産食材や食文化に対して知識を有する外部の専門家の方を4名お願いいたしまして選考委員会をつくり、その中で選考をしております。実際には表彰式は説明書に書いてありますとおり、11月にふじのくに食の都づくり仕事人と、それから今まで仕事をされていた仕事人の中でも、特にすぐれた活動をされている方をザ・仕事人オブ・ザ・イヤーとしていますけれどその方を表彰しました。それから県内の特徴ある食材をということで、しずおか食セレクション。それからそれを活用して加工品の形にしているということで、ふじのくに新商品セレクションという表彰も行っておりますので、あわせてふじのくに食の都表彰式という形で表彰式を行っております。以上です。

○東堂委員
 選考委員会で選考ということですけど、外部委員4名が全てですか。確認をしたいと思います。

○黒柳マーケティング推進課長
 選考に先立ちまして、静岡県調理師協会等に意見を求めることはございますけれども、実際の選考については外部委員に行っていただいております。以上です。

○東堂委員
 例として挙げましたけれども、食の都づくりということで推進していただいているということでございます。我々みたいな仕事をしているとこういう言葉に触れたり、何をしているかということについて情報提供していただけますので、わかるわけでありますが、世間一般にどれだけ周知ができているかというと、まだまだPR不足かなと感じます。静岡県の農林水産物のより一層の拡販という意味も含めてもっとアピールが必要という中で、例えばこういう機会の情報発信の仕方ですけれども、もう少し大々的にうまく使えればなという思いがあります。
 例えば、うまく説明できませんが、いろんな表彰がありますけれども、スポーツでもプロ野球ではゴールデン・グラブ賞という賞がありますが、従来の表彰と別な部門にして賞自体を民間企業がつくって表彰しているというような例もあります。うまく説明できないのですが、県が主導するというよりもそういう業界とか団体をうまく巻き込んで、そういうものをバックにしてというかそういう賞として、表彰式自体ももう少しショーアップしてやれば、いろんな媒体に載ってアピールができるんじゃないかと思います。
 意見ですが、当局から少し感想や御意見があればお伺いしたいと思います。ないようでしたら、意見としてぜひ検討してもらえればと思います。

 次の質問です。
 平成25年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書14ページ一番下のところですけども、イノシシの話でございます。
 相変わらず、特に西部地域だと思うんですけども、イノシシの被害が絶えず困っている状況がございます。常日ごろからいろいろ要望させていただいておりますけれども、イノシシと闘う集落づくりと森林づくりに必要な鹿管理に関する研究ということで平成25年度から平成27年度にかけて研究をしています。それで、平成25年度は予算をどれくらい使ってどういう研究をしていただいたか、さらには全部やっていないかもしれませんが、メニューとしてどんなものを用意したのか、もう一度再確認をさせていただきたいと思います。

○櫻井研究調整課長
 森林・林業研究センターでは、東堂委員が今おっしゃいましたとおり平成25年度から平成27年度にかけまして、イノシシの被害を防止する研究に取り組んでおります。研究の内容は大きく分けて3つございます。1つ目はイノシシの生体、行動様式を明らかにすること。2つ目はイノシシ用の安全なわな具と効果的な防護柵を開発すること。3つ目はE型肝炎など人とイノシシの共通感染症の実態を明らかにすることでございます。
 1つ目のイノシシの生体の解明につきましては、昨年度被害が発生している浜松市北区三ヶ日町のミカン圃場に自動撮影カメラを設置して、イノシシの行動調査を行いました。三ヶ日のミカン園の調査ではイノシシも当然出没したわけですが、イノシシだけではなくハクビシンも多数侵入していることがわかりました。このためイノシシの対策とあわせてハクビシンの対策も進めることといたしました。
 また、掛川市の茶園ではイノシシがのり面を掘り返してしまうという、農作物の被害調査に反映されないけれども農家の皆さんにとっては深刻な被害が発生しております。掛川市原里の茶園におきましてイノシシが掘り返しを行う行動の原因を調べましたところ、この行動はどうやらイノシシが餌を求めてのり面を掘り返してしまっているということがわかってまいりました。イノシシは夏や秋はミミズ、冬はコガネムシなどの幼虫を食べているようでございます。森林・林業研究センターではのり面にシートを張ることによって被害を軽減することができるのではないかと、検証を進めているところでございます。
 このような行動の解明を今年度も引き続き進めますが、現在のわな具では子供のイノシシが捕獲されやすいものですから、親のイノシシを確実に捕獲できる箱わなやくくりわなの開発を取り入れます。また防護柵については茶園のような傾斜地や段差があるところではすき間ができやすいものですから、すき間ができるのを防ぐ補助具の開発を目指します。あるいは電気柵は地面が舗装されました農道のようなところでは電気が通りにくいことで効果が低いものですから、この点を改良したどこでも使用できる新しい電気柵の開発に取り組むこととしております。
 平成25年度の研究費については今数字を持ち合わせておりません。申しわけございません。

○東堂委員
 この研究は始まったばかりだと受けとめていますので、今の研究成果報告はわかりきっているところもあるなと思います。もう少し我々としてはイノシシの個体数を適正に管理するというんでしょうか、わかりやすく言えば駆除しなきゃいけない現実があるわけですから、それにつながる研究をぜひ期待したいと思います。
 これは要望になりますが、これからが本格的な研究時期だと思いますので、その中でそういう観点を持ってやってもらえると思います。

 研究期間の3年間でありますが、研究成果をどこまで持っていきたいというターゲットが当然あると思いますが、それを最後に聞きたいと思います。

○櫻井研究調整課長
 鹿の捕獲具につきましては、民間企業と共同で商品化まで持っていくことができました。
 イノシシにつきましてもくくりわな等を商品化までぜひ持っていきたいと考えております。以上でございます。

○東堂委員
 以前にお聞きしたときに、イノシシの生態を調べるためにGPSを活用するという話を聞いたんですけど、それはどうなったんでしょうか。

○櫻井研究調整課長
 当初、イノシシにGPSの発信機を取りつけまして行動を追跡する予定でございましたが、イノシシに取りつける首輪の開発が非常に難しいということで、今赤外線の自動撮影カメラを使用して行動の解明をするように着手しているところでございます。

○東堂委員
 私は、GPSの件はおもしろいなと思って他の人に話したときやるって言っちゃったんですけれども、うそを言ったことになりますが、どうなんでしょうか。諦めたということなのか、まだ研究の余地が残っているのか最後にそれをお聞きしたいと思います。

○櫻井研究調整課長
 今、私が受けております報告では、首輪の開発はなかなか難しいとは聞いております。申しわけございません。

○東堂委員
 ぜひ、追求をしてもらいたいなという要望をお伝えして終わります。

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