委員会会議録

質問文書

平成23年10月富士山静岡空港活性化特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　泰久議員
	質疑・質問日：	10/26/2011
	会派名：	民主党・ふじのくに県議団

○髙田（泰）委員
　まず、チャーター便の関係ですけれども、この表の今年度に入って、少ないというのは、これ３・11の大震災、合わせて原発事故に伴ってというようなことに影響しているのではないかなと思いますけれども、この間もソウルへ行って、向こうの旅行会社等々からいろんな御意見を聞いても、九州で若干の回復があっても、まだまだほかは…というのはというようなことを聞いたんですけれども、現状の実態がどんな状況にあるのか、この富士山静岡空港だけではなくて、国内全体の状況も合わせて、ちょっとお伺いをしたいというふうに思います。
　それから、その中で、台北のチャーター便の関係は、今までかなりの件数があったんだけど、今年度に入っては、このリストだと１件のみというふうな感じになっているんだけど、特にチャーター便の中での台湾との設定というのは、どういう状況なのか、合わせてお願いします。

○原勝政氏
　少なくなった原因ということですね。やはり、先ほどから言うように、１機買うものですから、大きいところだったら、家１軒ぐらいのリスクなので、そういうリスクをなかなかできないと。済みません。資料に間違いがあって、済みません。５月３日で台北、タビックスで満席でやっております。失礼しました。２本やっております。今、言うように、やはりチャーターの少なくなった原因というのは、まず、インバウンドが来なくなった。福島から遠いんですよと言ったって、まだ九州が戻ってきてるような状態なので、今まで中国とか台湾がよく来ていただいたのが、来なくなったというのが１つと、あとアウトバウンドについては、やはり、旅行会社は３月から夏ぐらいまで非常に被害というか、なかなか行かなかったということで、買うのが非常にきつくなってきていると、１機買うのに何千万円という形なので、それで引いているというような状態だと思います。
　あと、台北については、私どもの当社の話で申しわけないんですけど、タビックスに現地法人がありますので、これは何とか、チャイナさんに、この間もどういういきさつか知りませんけれども、コミットはしました。定期便になったら50席は売れるかどうかというサインは、一応しましたので、そういう部分に関しては、今、来年の２月と３月と４本ぐらい計画しておりますけども。今、チャイナさんがどうしても大陸の方に、どんどん機材の方を回していて、チャーター便の機材が取りにくいんです。だから、本当はこの12月の年末とか、どんどんどんどんやっていきたいんですけど、機材が取りにくいという状態で、台北のアウトバウンドのチャーターが少なくなっているのは、現実ですけれども、どんどんやっていこうというふうに思っております。以上です。

○髙田（泰）委員
　チャーター便に関して、今後、原発の風評被害的なことで、海外から日本へお客さんが見えるのが少なくなっているという実態が解消されたとして、チャーターが伸びていくのかどうかというふうな見通しはどうなんでしょう。

○原勝政氏
　ほかの県との戦いになると思います。ほかの空港との戦いになると思います。だから、インバウンドもアウトバウンドもそうですけど、先ほど説明した静岡空港の利用促進事業の部分が勝てるか負けるかでしょう。日本からやる部分も含めて、ほかの空港との戦いになると思います。

○髙田（泰）委員
　インバウンドということで、これはソウルでいろんな旅行社から聞いた中でも、静岡空港に行っても、バス代だとか、あるいは静岡県内の伊豆についても、旅館、ホテルの価格の問題だとか、もっと安く、もっと安くということを強く言われたんだけれども、さらに、アクセスとか、観光地の環境整備とかというような問題について、今後、チャーター便に限らず、インバウンド整備をしていく、特に県内の各観光地に旅行者を多く立ち寄らせるというようなことを考えていった場合に、何をすべきなのか、その辺をちょっとお聞かせ願いたいと思います。

○原勝政氏
　まず、アクセスについては、僕らが思っている以上、例えば、来たらもう韓国の添乗員さんがバスに乗せていって、お客さんももちろん――これが主力ですけれども――やはり、バスをずっと待っている、荷物を持って、個人旅行、こっちに知り合いとかではなくて、日本語もわからないのによく来るよなというぐらいの人が物すごく多くなっています。だから、今、先生の言われたアクセスですね、着いたらちゃんとせめて島田駅までは行くよと。やはり大きいインバウンドの違いというのが、九州新幹線、また、九州のローカル線でもそうですけれども、中国語とハングルは常に流れるんですね。大きい町と比べたら申しわけないですけれども、あとは福岡でも、熊本でもそうです。熊本は少ないですけど、町の案内のところ、全部ハングル文字と中国文字がついている。新幹線はどうかわかりませんが、例えばですね、東海道本線で、ハングルとか中国語を流せるのかどうかとか、そういうソフトな部分も必要になってくると思います。それで、あとは、韓国からも静岡にインバウンドのイメージがどうなっているかというのは、先生おっしゃるとおり、まず、ゴルフが高いと。今、全国のローカルのインバウンドの40％はゴルフなんですよね。今、韓国、ゴルフ物すごく――今というか、前からはやっていますけれども――ゴルフが高いと。今、熊本とか、今やっている沖縄でもそうですけど、物すごく安いんですよね。四国でもそうですけど。

○天野（進）委員
　幾らぐらい。

○原勝政氏
　4,000円か5,000円ですよ。

○天野（進）委員
　下手すれば３分の１やな。

○原勝政氏
　そうです。本当に5,000円とかそういうレベルですよ。例えば、向こうから39万9000ウォンで２プレイとか、要は、今レートが１万円替えたら14万ウォンか15万ウォンですよね。だから、日本円にしたら２万円そこそこで、こっち来て、２プレイして帰れると。そういうのに比べたら、静岡だと１プレイで１万5000円してしまうと、例えばですね。そうしたら、本当にほとんどがゴルフなんですよね。だから、ホテルとゴルフに関しては、インバウンド専門のホテルは一部ありますけれども、やはりちょっと考えられない。そこに何かこういう補助が出るとか、そういう部分が必要なのではないかなと思います。

○天野（進）委員
　九州安いの。

○原勝政氏
　安いですよ。九州も四国も。先生も今、多分ね、静岡ぐらいではないですか、首都圏は別として、首都圏とか、名古屋近郊とか、例えば、関西近郊とか、ほかもう全部安いです。ゴルフは。

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