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委員会会議録

質問文書

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平成30年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:03/09/2018
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 本年度の最後なので、何点か質問させていただきます。
まず人材育成です。この経営計画の中にも、それぞれの課題のところに職員の減少、中堅・若手職員の不足という文言が出てまいります。本年度組織改編をされて、事業課を経営課、水道企画課、地域整備課と3つに変更いたしました。この組織改編をして本年度どんな成果があったか。

あわせて、人材を育成していく、当面いろんな課題を見るとどこでも一緒なんでしょうけれども、職員の減少とか、今まで蓄積したノウハウを上手に移行できなかったり、ノウハウを持っていた人たちがいなくなって、そういった対応が課題と明示されていますが、企業局として、そこら辺はどう取り組んでいくかお伺いします。

○佐野企業局理事
 本年度の組織改編におきまして、大きく変わったのは地域整備課の発足かと思います。
現在、幾つかの工業団地等をやっておりますけれども、そちらの進捗が図れたこと、また新たな藤枝市の造成事業が締結して事業化が図られたという成果が上がっていると思います。

 人材育成につきましては、我々施設を管理する組織としては永遠の課題だと思っております。先ほど跡見経営課長からナレッジバンクといった工夫もしておりますという話をしておりますけれども、技術職員は平均8年勤務しておりまして、その中で技術の研修等もあわせてやっています。初級、中級、上級といったことで、スキルアップに努めております。またPDCAサイクルで研修の充実を図っていくことが今後の課題であると思っております。

○蓮池委員
 職員の研修は、県の職員の何年度研修みたいなものがあるのか、かなり全県エリアはばらばらですよね。そういう企業局の皆さんが同じ年代で集まって研修を受ける体制があるのでしょうか。

○佐野企業局理事
 まずは、ベテランの職員が集まってワーキンググループをつくり、どんな研修が必要かということで毎年度研修計画を練ります。その中で、初めて来た職員は初級部門に携わっていただいて、ある程度の職員で中級、なれている方にはベテランとしてさらなる技術アップということで、皆さんで集まって新しい技術の習得等に努めています。

○蓮池委員
 引き続きこの人材育成、これはどこの組織でも大きな課題になります。特に技術職、人が持ってるものを伝えていくのはなかなか難しい部分があると思いますので、その点についてはぜひ努力をお願いしたいと思います。

 2点目は、企業局における危機管理について伺いたいと思うんですが、BCPをちょっと見させていただきました。このBCPは企業局としてつくってるんですが、それぞれの現場でもBCPがきちっと作成されているのかどうかと、更新はどんなタイミングで、このBCPの見直しや内容のチェックはどんな単位でされてるでしょうか。

○佐藤水道企画課長
 BCPにつきましては、毎年度職員がかわりますので、4月の段階で組織的にBCPの出動体制等を毎年見直しております。私どもは西部と東部に事務所がございまして、おのおの出張所等もございますので、その事務所ごとにBCPを毎年度見直してどのような体制にするか、あとは今後改善していかなければいけない点につきましては、総合防災訓練等の中でおのおの検証しながら改善に努めているところでございます。

○蓮池委員
 私がいただいたのが平成28年4月ということは、平成29年版もあるということですね。じゃあ、いただいたのがちょっと古かったのかもしれませんが、内容の記載についても、もうちょっと工夫をされたほうがいいかなというところがあるかと思います。それぞれの現場で、例えば職員の交代等も対策業務が長期にわたるため、業務に従事する職員の休息、仮眠、交代制などを検討する必要があるとずっと書いてあるんですが、実際問題、大規模災害になったときにこれではとても対応できませんよね。復旧対応と考えれば、とても企業局の皆さんだけでは、中には被災される方も想定される。そうすると県外からの応援体制も含めて、もう少しこのBCPの書き方も工夫をされたほうがいいのかなという思いがあります。あわせて連絡網も基本的には衛星無線等もあるかと思いますが、今の携帯もしくは電話網での連絡体制がいいのかどうか、これで十分機能するかどうかもぜひ点検をお願いしておきたいと思います。

 最後に、先ほどから工業用水の話がありましたが、企業誘致も含めての議論もこの委員会でずっとしてまいりました。
そこで、全国の工業用水との比較で、静岡県の工業用水の優位性はどんな位置づけでしょうか。もちろん県内でも工水の単価は違いますが、企業誘致をするときに、なるべく工業用水が通っているところの近くで地域整備課が開発をするといったお話もありましたけれども、企業誘致と工業用水とセットになるかと思いますけれども、この企業誘致に当たっての優位性はどういう評価をされますか。

○黒田企業局長
 御案内のとおり、静岡県には大きな河川がたくさんございます。地下水も豊富な地域でございます。そんな中で、製紙業初め用水型産業が多く立地されていたと思います。先ほども申しましたけれども、地下水のくみ上げ過ぎ等によりまして、地下水の塩水化等、あるいは地盤沈下が始まりまして、工業用水道事業の建設に至った形になろうかと思います。料金体系を見ますと、全国的に見て私は安価なほうの部類に属していると思います。全国的に見ますと、確かに海水を直接使っている工業用水もございますし、あるいはほとんど浄水せずにそのままの水を使っている工業用水事業もございますので、そういったところから比べますと、単価的には高い面もございますが、全国的に見まして非常に安価な部類に入ると考えております。
 今後、企業立地とあわせた工業用水道事業の改善につきまして、先ほど三沢地域整備課長からも話がございましたが、やはり工業用水を引いている地域が沿岸端に当然多くございます。こういったところの用地開発、工業用地造成とあわせながら、工業用水道事業の収益にも資するような地域整備開発を行ってまいりたいと考えております。

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