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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年9月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:10/08/2013
会派名:自民改革会議


○鈴木(洋)委員
 それじゃ一括方式でお願いいたします。簡単に2点ほどです。
 先ほど8番委員からも出ていましたが、認知症疾患医療センターの件について、ちょっとお教えいただきたいなと思っています。ぜひ丁寧に教えてください。
 まず、地域型と基幹型と出ておりますが、これは認知症という病気でございますので、この認知症疾患医療センターの基本的な考え方といいますか、どういう整備をして、どういう形でやっていくのか聞かせてください。
 それから、この資料だけじゃちょっとわかりにくいんですけれども、今後の整備の仕方――どのぐらいのスパンで、どういう形でこういう施設が県内に設置されていくのか、この辺の基本的なところをぜひお教えいただきたい。
 また、地域型と基幹型、このことについてもお教えいただきたいと思っています。

 それから、私がこの委員会の中でも一番年齢が上なので、どうも患者の予備軍みたいなもんですから、ちょっと聞きたいんですが、こういった人たちは、介護等の社会福祉関係とも有機的なつながりも出てくるんじゃないかなと思います。
 その辺のところはどんなぐあいに、どういう形で考えておられるのかということを、基本的なことだけで結構ですから、ぜひ教えてください。多分、生意気言ってたってわかってない人も大部分じゃないかと思いますから、私だけじゃなくて、みんなにわかるように教えてください。

 それから、静岡がんセンターのことで教えてください。
 まず、患者数の延べ人員が出ております。静岡がんセンターは、静岡県の多額の予算を使って整備し、運営をしているという部分が大変大きいもんですから、その辺のところで、県民に対してこうですよという説得力がある数値を聞きたいなと思うものですから、あえて聞くわけです。
 延べ患者数43万4066人ということが出てますけども、この中には新規の患者さん、それからリピーターと言っていいかわかりませんが通院されてる方、全部トータルされてると思うんですけれども、この中で静岡県内の人はカウントすると何%ぐらいになってるのかな。あえてお聞かせをいただきたいなと思っています。

○尾上長寿政策課長
 認知症疾患医療センターの関係ですが、まず地域型、基幹型の基本的な考え方ということでございます。
 認知症疾患医療センターは、委員会資料の(3)アからオにもありますように、まず鑑別診断――認知症であるという診断、認知症の中でもいろいろ種類がありますのでどういう種類であるかという診断と、それに基づく初期対応、あと周辺症状への急性期対応ということで、徘回とか暴れたりという場合が出てきますので、そういうときの対応、それと専門医療相談、また地域連携の核になるということで地域の方々への研修会の開催だとか、先ほどありましたように地域の医療、福祉、介護の関係者を集めて、顔の見える関係をつくるというようなものが機能として挙げられます。
 基幹型というのは、それに加えて救命救急センターを有するなど、身体合併症に対する救急医療機関としての機能を持つということになっております。したがいまして、今回、浜松市が指定した聖隷三方原病院につきましては、救命救急センターも持っているということで基幹型となっております。
 次に、整備の仕方ですが、県内は医療圏域が8つございます。現在4つの医療圏域に整備されておりまして、今、静岡市が指定に向けて準備を進めております。そうしますと静岡県内は、東海道沿線についてはおおよそ網羅されていくのかなと考えております。
 今後どういうふうに整備していくかということにつきましては、現在国が今後の認知症疾患医療センターの設置方針を検討しているところでございまして、その動向を見ながら地域の状況も考慮し、今後の認知症疾患医療センターの設置については検討していきたいと考えております。

 最後に、介護のほうと大きな関係があるんじゃないかということですが、認知症というのは病気だということは確かで、早期発見・早期対応というのが大変重要になってきます。薬も4種類出ておりまして、その薬を上手に使って進行を抑えていくということが重要でございますが、医療関係の方もおっしゃいますけれど、どちらかというと介護とか福祉とかいう部分が大きいかと思います。
 もう1つ、初期の方に関しては地域で見守っていくということが大事でありまして、今県ではその認知症に対する理解を深めるためにサポーターの養成を行って、地域で徘回している方への対応の仕方だとか、買い物のときに困ってる方への対応とか認知症に関する正しい知識の普及啓発を図っています。あと認知症の方を介護して一緒に歩いてる方々が、認知症の方を介護していることがわかって温かく見守ってもらえるように介護マークをつくったりとか、そういう対応をしております。
 医療については、かかりつけ医の先生方が多分一番早く気づくんではないかということで、かかりつけ医の対応能力を向上させる研修、またそういった方が相談に乗れるようなサポート医養成の研修もやっております。
 そういった医療関係とか、地域の方、そして地域包括支援センターや居宅サービスの方、あと小規模多機能事業所とか、そういった認知症に関する施設の方々が、顔の見える関係をつくっていけるように、今後も市や町を県として支援していきたいと考えております。以上です。

○滝マネジメントセンター長兼経営努力室長
 それでは、静岡がんセンターの県内の患者さんの割合ということでございます。
 申しわけございません。今、委員からは延べ患者数での割合ということでございましたけれども、私どもの資料で初診患者ということでお示しさせていただきます。
 平成24年度の数字で申しますと、初診の患者さんが合計で1万4250人余でございます。割合で申し上げますと、県東部が75%、中部が11%、西部が約3%で合計89%が県内、残り11%が県外ということでございます。
 それと、がん治療の場合、初診でまいりますと、その後に治療――手術ですとか、抗がん剤治療等やりまして、その後また経過観察という形で、治療期間が長くなってまいりますので、この初診患者数の割合がおおむね延べ患者数の割合と同じということで御理解いただければと思っております。以上でございます。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございました。
 認知症疾患医療センターにつきましては、あんまりまだよくわかりませんけれども、何とかわかるようにこれから努力します。しっかり有効に機能するように、皆さんに督励してやってください。よろしくお願いします。

 そうしますと、静岡がんセンターの利用患者の皆さんというのは89%が静岡県民で、11%が県外の方たちと、こういうことですよね。その中で見ましても東部の人が75%、いいねえ東部の人は。私は西部ですから。でも89%が静岡県内の人ということであるならば、非常に説得力があると思いますし、静岡県内の人ががんセンターにかかったときにはプラスアルファぐらいで診てやっていただければなと、こんな思いであります。以上であります。ありがとうございました。

○櫻町委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開は午後2時50分といたします。

( 休 憩 )

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